2013/09/15 - 2013/09/16
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sallyさん
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ずばり、「楽しくないけど、面白い」というのがわたしのロシア旅の総括です。
"not fun but interesting"って意味合いで。
”わ〜い、楽しぃ〜♪”ってのを求めるなら、ロシアへの個人旅行はしてないんでそれはいいんですが、でも、いろーんな意味でショックが大きかったですね〜。
旅から帰ってしばらく”放心”しておりました。
滞在6日間(観光4日)の、到着初日と2日目の旅行記です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
やってきました、日本から11時間。
途中モスクワ乗り換えで、サンクトペテルブルクのプルコボ空港に到着です! -
ホテルに頼んでおいたお迎えのタクシーのおじさんは楽しいヒトだった。
英語が得意じゃないんだろうけど、一生懸命いろんな話をしようとしてくれる。
「日本の車はいいクルマだよ〜、日産、トヨタ、マツダ、、、。前はランドクルーザー乗ってたんだよ」「・・そりゃ、お金があれば、ドイツ車がいいけど。え、ロシアの車?話にならないよ」
サンクトペテルブルクは想像してたりずっと大きな都市で、道路もいいし、空港付近の道沿いにはピカピカの車のディーラーが、ずっと続いている。 -
「最初はペテログラード、そしてレニングラード、今はサンクトペテルブルクに変わったんだ。ここらへんは全部スターリンになって拡張した道路だよ。」
通りは広いし、通りに沿って建つ建物が、ずずーーーーんとどこまでも横長に長いのには、とにかくすごく驚いた。
”ボリショーイ!!!” 大きいんだね〜、というロシア語ばかりを連発。おじさん、笑う。わたしも笑う。
(写真がボけててスミマセンです) -
翌日。
これが見たかったのだ。
スパースナ・クラビィー。
”血の上の救世主教会”に、まずは表敬訪問。 -
あれれ?
空の色が悪いせいか、そんなに感動しない。
「うん? よく見るとあんまり好きな建物じゃないかも。」
また来よう。 -
スパース・ナ・クラビィーの後ろの建物の門が凄かった。 -
大したボリュームだなぁ。 -
ホテル付近をひと回り。
「あ、お金降ろさなきゃ。」
ルーブルを3000ばかりキャシング。
Кафе (カフェ)とБанк (銀行)のキリル文字はすぐ覚えられたのさ。 -
おぉ、これが、ロシアの、、、
でも、現役で走っている車、、、なんだよね。 -
初日の予定は、特に決めてなかったので、
”セグウェイツアーにでも参加してみるか。”とオフィスを探す。
探す? でも、、住所を知らなかった。
イサク聖堂付近とは聞いていたので、あの乗り物は目立つし、その辺を歩いていればわかるかなと思っていたのだが、甘かった。
TripAdviserで北米人に人気のあるツアー会社の現地ツアーにセグウェイを見つけて、来る前にメールで問い合わせをしていたんだけど、結局「何時にどこで」って情報がなかったんだよな〜。
ツアー会社のウルコさんっていう女性に電話する。で、ショートメールで住所を送ってもらった。
後でわかったのは、ウルコさんの会社はセグウェイツアーを”紹介してるだけ”で全く別会社ってこと。
『最初からそう云ってくれれば、、』
というのも、ロシア旅において、多いタイプの感想だと思う。 -
辿り着いた住所は酒屋だった。
酒屋のお兄さんがその建物の中庭にあるオフィスに案内してくれた。
『こんにちは〜。セグウェイツアーやってるって聞いたんですけど〜』
「ええええええと、自分は英語ぉ、、こんなぁ、、、だけど、英語喋れる奴がガイドだから大丈夫ぅ〜」とオフィスの男性。
「何時間ツアーがいいだろう、でしょうかぁ?」
『何時からですかー?』
「君、、、次第だよぉ、、、。」
うおぉぉ、マンツーマンツアーかよ〜。
とっても零細な感じだ、大丈夫かなぁ。 -
(ヤバい、イケ面だ・・・)
ツアー開始の13:00きっかりに出勤(?)してきたガイドは、顔が小さく背の高いカッコいい男性であった。
ガイドの自己紹介の決まり文句” I'll be your Guide."を文字って
” I'll be your Customer."と、自己紹介しそうになったわたし。
「おかしいでしょ、それ。」とひとり苦笑。 -
ただ、彼の英語は、わたし並みに問題があった。
しかも、観光スポットの説明が
「この像は、、、1860年・・違う、1760・・年? 違う、、ええと、何だ・・あれ・・・?」といった具合で。
これでイケ面でなかったら、”お金返して。”であるが、イケ面というのは、古今東西、得なものだと思ったりする。 -
しかも、この宮殿広場で放し飼いにされてしまった ” I'm Your Customer."なわたし。
『5分くらい廻っておいでよ、や、10分でもいいよ』
どうやら、タバコが1本吸いたかったようだ。 -
このあと、ここを毎日通過することになるとも知らずに、
セグウェイで”うぃ〜〜〜ん”と、ひとまわり。
しかし、天気悪いね。 -
これは何だったかな?
すごくスターリンに似ているなんとかさんで、お母さんがスターリンと同じで? お父さんが違うとかなんとか、、、?って、まことしやかに言われている誰か?の話だっただろうか。
よくわからん。。。
【後日追記】
Segwayツアーにこれが何なのか確認しました。
このひとはニコライ・プルジェワルスキーさんでした
http://en.wikipedia.org/wiki/Nikolay_Przhevalsky
探検家で北チベットや黄河を調査して歩いた方だそうです。だから、この像の足元にラクダがいたのですね?(しかしロシアとラクダのミスマッチ具合が…)
「で」、スターリンと似ているといわれる由来は、その探検家が歩いた滞在先にスターリンの母親がいた街があり、そこで恋愛があって、、、スターリンの父親がこの探検家では? と噂されたそうです。
「が」これはただの噂で、父親はこの方ではないらしい。。。 -
このひと、ガイドのゴーシュ君。
ツアー後半で発覚してしまったのは、彼は学生でプロのガイドではなかった。
(そりゃそーだろーよ。)
あなたはサンクトペテルブルクッ子なのね?って意味で
"You're St.Petersburg Guy."って言ったら、
それを聞き違えた彼は
”No, I'm not a St.Petersburg Guide."とシレっとのたまった。
あっけらか〜んで悪気のないひとには勝てない。
や、プロでなくても全然いいんだけど、説明はもうちょっと覚えてこようか。 -
『どうなるんだろう?』という当初の不安がなかったかのように
や、英語コミュニュケーションにはお互い問題はなくはなかったが
最後のころはちょっと馴染んで来たりして、1時間のツアーは終了。
この写真はイサク寺院の後ろ側。
このツルンとしたなんの意匠もない茶色の石はフィンランドから来たそうで。
このあと、この大根足みたいな柱を、この街で沢山見る事になります。 -
ふたたび、街歩き。 -
地下鉄駅。
柱を白く塗り替えしてる。
柱の白いのが好きなのよね、きっと。
エカテリーナ宮殿もエミルタージュ美術館も白いものね。 -
え?
「たいやき」の文字、発見。
フラフラと入ってしまう。 -
1個100ルーブル。300円。
”まぁ、お高いのねぇ〜”な、(お前は誰だよ?)のコメントをしつつ
ふたつお買い上げ。
すでに秋風の肌寒いサンクトペテルブルクの街を、小脇に温もった「たいやき」の袋を抱え、たまに甘い匂いが漂ってくるのは悪くなかった。 -
ホテルに帰ってきましたよ。
初日にひとつだけ入れておいたイベントはバレエです。
腹ごしらえをして出掛けましょう。
キエフ風カツレツです。
旨〜〜〜〜〜ィ。 -
ホテル付属のレストラン、ボルシチの具は、ビーツの他は牛肉だけだった。
どうしてだろう? 具が少ないからか、フっと気をぬくと
「なんで、わたし、食紅のスープ飲んでる?」と思ってしまう。
でも、これもとても美味しゅうございました。 -
総工費が当初のうん倍にも膨れ上がってしまった、けれども、ここの芸術監督のなんとかさんはそれを補って余りある指導力、折衝力、そしてもちろん想像力と芸術性があって、という話を来る前に読んだ。
そして、ここマリインスキー第二劇場はご覧のとおり、とってもモダンな建物です。 -
マリインスキーのホワイェ。
実は、モスクワの空港で、入国管理監と国内線チェックインの女性が、どちらもめちゃめちゃカンジが悪くて(挨拶はしない、声が小さくて聞こえない、書類はバサっと返す)、こういっては何だけど、、、”マルマルで、ぶーぶぅー(美しくないという意味の形容です)なのに愛想がないって…?”と、ゾっとしたりして、、そこで、ピンと来た!
どうせ感じ悪いなら、美人なひとにツンツンされる方が納得がいくと。
それで、女性はとにかくキレイな人を探してものを聞いてみようと思いまして。
で、この子(右)、ちょっと浅黒い肌に瞳がブルーで、とてもきれいな子でした〜
そして、もちろんカンジもよかった。
この”勘”はアタリだった。 -
お茶などを飲みつつ、 -
幕が開く時間まで待つ。 -
この劇場も社交の場としてきっちり機能しているらしく、すごくキレイな格好をしたひとが、この街ではあまり見かけない”ピカ☆ピカ☆”の車で次々乗り付ける。 -
”シンデレラ”の初日で、満席の会場。
隣のロシア人のおばさま達は、ずぅっっとおしゃべり。
や、幕間なら問題ないけど、幕間だけなら…。 -
シンデレラはめっちゃ小柄なバレリーナだった。
奇抜な演出、好き嫌いはあると思うけれど、わたしは楽しめた。
バレエって詳しくないけど、見に行くと必ず「このひと好き」って踊り子が出てくる。踊りのことはわからなくても感覚的に訴えてくるところが、芸術ってところなのよね。 -
劇場前には、客引きのタクシーがわんさか。
ホテルまでのタクシー代金は400ルーブルだが、当然「800なら乗せるよ」とフっかけてくる運転手。
それも想定内。
ただ料金交渉しようにも、”他にも’カモ’はいるんだせ。”とばかり、他の客にアタックし始めたタクシーの運転手。
フンだ、仕方が無い。バスに乗って帰るか。 -
『そこに座ってな。最寄りに来たら教えてやるよ』
ホテルの場所が☆印で入った地図を見せて、「ここに行きますか?」とバス賃徴収のおばさまに聞いたら、そんな返事を言ってくれたと思っていて、そのまま頼みにしていたら、
おばさまに肩をトントンされて降りたところは
ホテル最寄りの1つ先だった。
「あぁ・・・。」
”人頼みにしない。”を覚えた夜であった。
2日目、終了。
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この旅行記へのコメント (2)
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- アンペルマンさん 2019/11/24 06:23:45
- 御礼
- sally さん おはようございます。
< いいね ! > をいただき、ありがとうございます。
ロシアの件、逡巡しましたが、だいぶ気持ちも整理できてきました。
今は、当初どおりの計画で準備を進めています。
ビザ等の関係もあって、まだ宿も航空券も確保していませんが、11月中には手続きを進められればと思ってます。
結局、行きたいという気持ちが全てを乗り越えるんですね。
わからないことがあったら、また教えていただくこともあると思います。
よろしくお願いします。
アンペルマン
- sallyさん からの返信 2019/11/24 11:57:39
- Re: 御礼
- アンペルマンさん、池袋のコンサート旅行記楽しく読みました。あそこのこけら落としか何かでパイプオルガンコンサートの抽選に漏れたことがあったりして懐かしい場所です。
サンクトペテルブルク、行かれるんですね? どうしたかなあ、と思ってました。
クラクフ行きの航空券を探してると、アエロフロートが安くでていて、、でも、アンペルマンさんの経験談を思い出し、アエロフロートに乗るなら、預け荷物なしにできるかなぁ、、、などとまぁ、無理な計画を描いたり。
ボルシチとビーフストロガノフが美味しいですよ、エルミタージュも良いし、楽しみですね。あ、オペラがメインかもしれませんが。
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