2017/06/01 - 2017/06/03
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Dwind_999さん
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芸術の都でもあるサンクトペテルブルク。
美術・芸術には縁遠い私ですが、それでも「アンナ・パブロワ」や「赤い靴」はお気に入りの映画ですし、マイヤ・プリセツカヤの「瀕死の白鳥」には感動すら覚えます。
せっかくだから「Swan Lake」を観賞してみようと思い立ち、マリインスキー劇場のサイトにユーザー登録してチケットを手に入れようとしたら、55日前というのにもう空席はほんのわずかで、小柄な私が見られるような席はなく、あえなく断念しました。
いくつかの主要観光スポットを訪れる以外は、相も変わらずネフスキー大通り周辺を行ったり来たりするばかりのサンクトペテルブルクの6日間。
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いつものように朝7時半にロビーで朝食。
毎回同じようなものばかり食べていますが、7室しかない小ぢんまりしたホテルなので、いつも静かでゆったりと食事ができます。
交替で勤務する中年女性スタッフの対応もいい。 -
ホテルから歩いてきて利用する地下鉄、プローシャチ・ヴァスターニャ駅の入り口前ではいつも花屋さんなどの露店が商いをしています。
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今日はエカテリーナ宮殿見学に向かいます。
蜂起広場を挟んでモスクワ駅の向かいにあるプローシャチ・ヴァスターニャ駅の入り口から入ります。 -
メトロ10回券のカードをタッチして改札を抜け、長いエスカレーターに乗ってホームに下りてきました。
ホームのエスカレーター乗降口には必ず小さなブースがあり、常時職員がいて監視しています。 -
地下鉄1号線から2号線に乗換えてモスコフスカヤ駅(Moskovskaya)で下車。
この駅はホームドアスタイルでした。 -
地下鉄モスコフスカヤ駅を出て、レーニン像の後ろにあるハウス・オブ・ソヴィエト(House of Soviets)前のバス停からマルシルートカのK545番に乗車。
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ロシア語でエカテリーナ宮殿と書いたメモを運転手に見せ確認をとって乗り込んだ小型の路線バスのマルシルートカ、運賃は定額の40P(\80)。
かなりオンボロです。 -
スマホの地図アプリを見ながら乗っていて、ハウス・オブ・ソヴィエト前から30分ほど走った辺りでエカテリーナ宮殿方向とは違う左へ曲がったので、慌ててバスを降りてしまいましたが、どうも早とちりしたようでこの道をエカテリーナ宮殿まで3km弱歩く羽目に。
マルシルートカは左からぐるっと回ってエカテリーナ宮殿近くまで行くルートのようです。 -
40分ほど歩いてようやくエカテリーナ宮殿に到着。
入口横の小さなチケットブースでEチケット(Catherine Palace historic interiorsで1500P=\3,000)を入場券に替えました。 -
サンクトペテルブルクから南に約25kmの所にある、女帝エカテリーナ2世の夏の離宮であるエカテリーナ宮殿。
狭い門を抜けて入ると、青と白のロシア・バロック様式の宮殿建物の前は何もないだだっ広い広場で人も少なく、入り口が今一つわかりませんでした。エカテリーナ宮殿 城・宮殿
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靴にカバーをしてしばらく待ったあと、10数人ずつのグループに分かれ一人の案内係り連れられて見学することになります。
1791年に大黒屋光太夫が帰国を願うため、エカテリーナ2世(在位:1762年-1796年)に謁見した場所として知られる、大広間(鏡の間)。 -
豪華絢爛、まばゆいばかりにきらびやかなエカテリーナ宮殿。
旅行前に池田理代子の「女帝エカテリーナ」を読んだりしましたが、その内容が忘却の彼方に消え去るのは新幹線の如し。 -
1時間15分ほどの係員に連れられての見学が終わり、公園の方から出ると、入場を待つ人たちが列を作っていました。
広大な気持ち良い公園があるけど宮殿見学後、帰路に着きました。 -
エカテリーナ宮殿からの帰りのマルシルートカ乗り場がわからず、グーグルマップ(SIMを入れといて良かった)を頼りにこの乗り場にたどり着きました。
この乗り場からしばらく待ってやってきたK229番のマルシルートカに乗車。
運賃は40P。 -
マルシルートカは30数分でレーニン像のうしろにあるハウス・オブ・ソヴィエト前に到着。
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エカテリーナ宮殿からサンクトペテルブルクに戻って、モスクワ駅前にあるセルフレストラン「Nutcracker」で食事。
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3品とケーキで424P(\848)、別途カウンターで生ビール(145P)を注文。
大衆食堂的なセルフレストラン、グルメ通ではない私むきの、安上がりな食事です。 -
ホテル前の路地。
17時前にホテルに戻って、サービスのコーヒーとアイスクリームをいただきました。 -
19時過ぎにホテルを出て、店の入口がなんとなく気に入ったBarに入りました。
(写真は別の日に撮ったもの) -
半地下のまだ客のいない店で生ビール。
メニューを見てもよくわからないときはだいたいダークビールと言って注文。
黒ビールだと種類が少ないようなのでなんとかなりますが、他のだったら銘柄を聞かれたりしてうろたえることになります。 -
生ビールのあとはネフスキー大通りに出ます。
他に行くところのない私はこの通りを行ったり来たり。
通りにあった、白くまのマークが目印のスイーツカフェ「セーヴェル(Cebep)」に入ってみました。 -
やはり半地下の店で、ケーキと小さ目のタルトとカプチーノを注文。
全部で357P(\714)とあんがいリーズナブル。
美味しくいただきました。 -
21時、西日を受けるネフスキー大通りのレトロな建物群。
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ネフスキー大通りをホテルの方へ戻っていきます。
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サンクトペテルブルク5日目の朝はみぞれが降ったりして寒い天気。
持ってきていたウルトラライトダウンジャケットを着て出かけました。
雨が降ったりやんだり、風もあって傘が裏返しになったりしながらも、ネフスキー大通り北側の道を西に進み、ペトロパヴロフスク要塞を目指します。 -
グリボエードフ運河の所から右に折れると目の前に「血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー教会)」が見えてきました。
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「血の上の救世主教会」の10時半オープンを前にして、お土産屋さんも開店準備に励んでいましたが、この天気では人出もあまり見込めないかも。
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皇帝アレクサンドル2世が1881年に暗殺された場所に建てられたことから、「スパース・ナ・クラヴィー大聖堂」は「血の上の救世主教会」と呼ばれているそうで、外壁から内壁まで聖書を題材にしたモザイク装飾が施されている、人気の観光スポット。
しかし、教会の入口付近に来てみると団体観光客がチケット販売窓口に列をなしていたのに恐れをなし、小雨も降るし寒いしということで入るのをやめました。 -
マルス広場からトロイツキー橋へと歩いて行きます。
橋の上はまた一段と風が強くて寒い。
手袋が欲しい。トロイツキー橋 建造物
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トロイツキー橋を渡り終え、板張りのイオアンノフ橋を渡ってイオアンノフ門からペトロパヴロフスク要塞に入ります。
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チケットオフィスで全施設共通入場券料600Pを払って、まず宇宙とロケットの博物館に入りました。
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ネヴァ川沿いの小さな島「うさぎ島(ザヤーチィ島)」に築かれたペトロパヴロフスク要塞。
サンクトペテルブルクの歴史はこの要塞建設から始まったと言われる、いわばここはサンクトペテルブルク発祥の地。
ペトロフ門を通って、 六角星の形に築かれた要塞に入ります。ペトロパヴロフスク要塞 建造物
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歴史博物館ともなっている司令官の館などを見学したあと、ドストエフスキーやレーニンらも収容されたという、主に政治犯などが投獄されていた監獄を見て回りました。
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18世紀初めに建設された、高さ122mのペトロパヴロフスク聖堂。
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ピュートル大帝以後の歴代の皇帝が埋葬されているペトロパヴロフスク聖堂内部は豪華な装飾が施されています。
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要塞西側のニコリスク門から出て、ペトロパヴロフスク要塞をあとにしました。
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証券取引所橋を渡って宮殿橋の方へ向かいます。
赤いロストラの灯台柱が目を引く。 -
ロストラの灯台柱の左下に下りてネヴァ川のそばを歩く。
打ち寄せるネヴァ川の水が冷たそう。
この川も冬には凍ってしまうんですね。 -
エルミタージュ美術館を左向こうに見ながら宮殿橋の方へ上がっていきます。
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大型船を通すため深夜に跳ね上がるという、跳ね橋の宮殿橋を渡る。
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旧参謀本部の凱旋アーチ前から見る宮殿広場。
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雨が降ったりやんだりの中、ネフスキー大通りを歩いて戻り、お気に入りのセルフレストランで食事してホテルに戻りました。
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6月3日(土)、昼前に宿をチェックアウトして荷物を預け、夜のヴィリニュス行きのバスまで時間つぶし。
昼ごろ、一時みぞれが降ったりして今日も寒い。
相も変わらずネフスキー大通りをてくてく歩いて行きます。 -
定番アングルのネフスキー大通りから見るグリボエードフ運河沿いの「血の上の救世主教会」。
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モイカ運河を西に進んで、イサク聖堂に行きました。
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高さ101.5mの壮大なイサク聖堂。
軟弱な地盤の上に合計で2万本以上の杭を打ち込み、その上に花崗岩や石灰岩を敷き詰めて建てられた巨大建造物は、完成までに40年の歳月を費やしたといいます。 -
250Pの入場料を払って入りましたが、スケールの大きな豪華絢爛な内部装飾に圧倒されます。
聖イサアク大聖堂 寺院・教会
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イサク聖堂を出て南に歩き、センナヤ広場に来ました。
センナヤ広場 広場・公園
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センナヤ広場前のショッピングモール3階の無料トイレで用を足し、さてどこに行こうかと思っていたところにみぞれ交じりの雨が降り出したので、モールにあったベーカリーカフェで休憩。
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フォンタンカ運河沿いからネフスキー大通りに出てモスクワ駅の方へ戻り、最後に駅前のセルフレストランで生ビールを飲みながら食事。
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ホテルで荷物を引き取り、宿のお姉さんに、ダスヴィダーニャ(さようなら)。
バス乗り場の[St.Petersburg Coach Station]に行くため、1号線のプローシャチ・ヴァスターニャ駅から乗ってプーチンスカヤ駅で5号線に乗換え、アブヴォードヌイ・カナル(Obvodnyy kanal)駅で下車。 -
先の見えない強烈に長いエスカレーターに乗って地上に上がります。
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地下鉄アブヴォードヌイ・カナル駅から運河沿いに東へ500mほど行った所にあるバスターミナル(St.Petersburg Coach Station)に着いて2階のカフェでしばらく待った後、Eチケットとパスポートを提示してLux Expressの国際線バスに乗り込みました。
バックパックはバスのトランクルームに預け、引換の番号を書いた紙をもらいました。
さすがLux Express、荷物管理もしっかりしているので安心です。 -
きれいな車内は8割がたの乗車率で案外多いなという印象。
Lux Expressにユーザー登録して得たPINSナンバーを予約購入時に入力すれば料金が15%割引になって、ヴィリニュスまでの運賃は33.15EUR(\4,051)となり、合計で14時間半も乗る国際バスとしてはかなり安い。
サンクトペテルブルクからヴィリニュスのバスチケットを通しで購入しましたが、実際はサンクトペテルブルク→リガ、リガ→ヴィリニュスというふうに別なバスになっていて、リガでの乗り継ぎ時間が15分しかなく心配しましたがあんがい時間に正確で問題なかったです。
サンクトペテルブルク19時45分発→リガ(ラトビア)翌日6時45分着。
リガ7時発→ヴィリニュス(リトアニア)10時55分着。 -
もちろんトイレ付きで、無料で飲めるコーヒーメーカーもあるのでカプチーノを何度かいただきました。
フリーWiFiもなんとかスカイプができるくらいに使えます。
おまけに飛行機並みに座席前面にモニターが付いていて、ゲームやインターネット、映画も観ることができますが、日本語字幕のはないので私にはだめですが。
座席の近くにロシア人の団体観光客らしき一団がいて、その中の一人の酔っ払いオヤジが喋りっぱなしでうるさかったです。
何を言ってるのかわからないけどよくもあんなに長時間喋り続けられるものだなとあきれてしまいます。
ロシア人の中には恐ろしいくらいのお喋り人間がやはりいるんですね。
ドストエフスキーの小説に出てくる登場人物の、異常とも思える饒舌さにも納得がいきます。 -
夕焼けの空を車窓の右に見ながらロシアとエストニアの国境を目指してバスは走る。
太陽が沈んだのは22時過ぎ。
ロシアの大地を駆け巡った20日間、なんとか無事に脱出できそうです。
スパスィーバ(ありがとう)!
ダスビダーニャ(さようなら)!
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この旅行記へのコメント (2)
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- daisuke-iさん 2017/09/17 00:39:48
- 一度は行ってみたくなる、サンクトペテルブルク、寺院、美術館ほか
- サンクトペテルブルクの様子が写真でよくわかります、建物等は、古く高く壮大な印象で
、行ってみたらロシアは偉大な、国だろうな、、。
旅行記を楽しく続きを読み。ながら、写真と地図(グーグルのストリートペグマンを移動させながら)と旅行記を拝見しています。
Dwind-999さんの
こういう、方法、調べ方で旅行をできたら、言葉(スマートホーンで言葉の翻訳含め)ひょとしたら、自分も、行けるのではないかと、、。
Dwind-999三の
地下鉄を乗り換え、国際線のバズをのり、エストニアにゆく所などは、最高ですね。」
追記、
前の、旅行記での、「写真にモザイクの件とMAPの件」詳細な説明していただき、ありがとうございました、「my MAP」は特にgoodです。
- Dwind_999さん からの返信 2017/09/17 10:24:12
- RE: 一度は行ってみたくなる、サンクトペテルブルク、寺院、美術館ほか
- daisuke-iさん、こんにちは。
私も時々、スマートフォンの翻訳アプリの画面を相手に見せたりして意思疎通をはかることがあります。
サンクトペテルブルクのホテルでは、フロントの女性が翻訳アプリにロシア語で音声入力して日本語に変換し、コミュニケーションをとってくれたりしました。
翻訳精度はまだまだとはいえ、ほんとに便利になったものですね。
海外への一人旅にはそれなりのリスクが伴うのは仕方ないところですが(昨今は特に)、見てみたい、歩いてみたい、食べてみたいなどの好奇心さえあれば、もうそれだけで旅の動機としては充分ですね。
最近の私と言えば、思いついた旅先への計画も次第に空気が抜け始めた風船のように少しずつしぼんでいき、出発間際になっても今一つ気合が入らず、トラベルブルー気味の計画倒れのような感じになってしまいます。
まあそれでも一歩踏み出してしまえば何とかなるでしょう、ってなことでやっております。
ありがとうございました。
Dwind_999
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