2013 サンモリッツ・ルガーノ　旅行記　⑧ファールホルンヒュッテへ

2013/08/09 - 2013/08/19

8月17日（土）9日目
　今年のスイス旅行も、今日・明日と残り2日になりました。
今日はグリンデルワルトのフィルスト～ファウルホルンヒュッテ～ブスアルプのハイキングです。
5年前の旅行では天気が悪く私一人で歩いたのですが、家内がどうしても歩きたいと言うので、今回の旅行で行く事になりました。今年は天候も良く、お花畑の写真を撮りながら最後のハイキングを楽しめました。
　
　ただ、インターラーケンに帰ってトラブルが発生しました。
昨日、ルガーノから送ったスーツケースの受取りをしようと、駅のお姉さんに引換書を渡しましたが、スーツケースが見当たりません。お姉さんが引換書を確認し、受取りは18日の9時以降と言われました。二人で初めて確かめると明日の18日となっており、唖然となりました。
ルガーノで送った時に引換書を良く見ないでしまい、明日着くものと思い込んでいました。あーあー、着替えは1日分（家内は下着2日分）しか持っていませんし・・・。ハイキングで汗をかいたのに着替えもありません＾×＾。ファーストバゲージの一覧表を見た時に、ルガーノ～インターラーケンは翌日の受取はリクエストとなっていたのを思い出しました。（遅すぎます）

　夜はウィリアム・テル劇を見に行きました。日本語観光案内所からのメールで、劇をインターラーケンでやっているのを知り、チケットを購入した次第です。以前どこかのTV番組で劇の紹介をしており、一度見たいなと思っていました。
ドイツ語は全く解りませんが、野外劇場の舞台セットは初めてでもあり、
興味深く楽しみました。

8月18日（日）10日目
　今日でスイスともお別れです。
早速、9時に荷物の受け取りに行くと無事届いており、受取ることが出来ました。予定を変更し、AM中はインターラーケンの観光＆お土産を買い、午後チューリヒへ行く事にしました。
チューリヒへは余裕をもって15時頃着きました。

チューリヒ発18時15分～フランクフルト着19時20分
フランクフルト発20時45分～成田着　翌15時05分

どちらもANAとルフトハンザの共同運航便です。
自動チェックインは係員に手伝ってもらい行いました。一度エラーが発生し隣のチェックイン機に移り無事完了し、搭乗券は受取ったのですが、荷物のタグ・引換券が有りません。
係員が荷物を預ける場所へ行くように言いました。係員に行先を告げると、荷物は計量後中に入って行きタグは無い状態でした。二人でおかしいなと気になっていましたが、そのまま出航手続きへ。

　トランジェットのフランクフルトで幸い日本人の係員がいたので、家内がこの件で荷物の問合せをしました。すると搭乗直前になって荷物が飛行機に乗っていないと言われました。もう慌てても仕方ないので・・・
成田に着陸すると、地上係員の所に行くよう機内アナウンスがありました。係員と確認し、最後まで荷物が出てくるのを待っていましたが、出て来ません。ロストバゲージになってしまいました。
窓口で書類等の手続きに１時間近くかかり、自宅に向かいました。
家の鍵をスーツケースに入れていたので、２軒鍵屋さんに電話をしたのですがつかまりません。仕方なく窓ガラスを割って家に入るはめになってしまいました。
　最後の最後にトラブルが発生し疲れました。
幸いフランクフルトで早めに確認したのが良かったのか、２日後に無事届きました。ヤレヤレです。

今回の旅行はゆっくりのつもりでしたが、移動とハイキングで疲れたのかも？　個人旅行の場合２連泊でもゆっくり出来ない感じでした。

来年はドイツ・オーストリア（チロル）の予定ですが・・・？

エリア グリンデルワルト(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　今朝も朝の散歩へ
川沿いにインターラケンヴェストの方に行きました。
最初の水門が有りました。　6時50分

軒先に。

2個目の水門です。

教会の前の素敵な花壇？です。　6時57分

　スイスを代表する観光地ですね、街灯も花で飾っています。
ホテルの帰りはメインストリートを歩くと、りっぱな☆☆☆☆☆ホテルが有ります。一度は泊まってみたいものです。

メインストリート　7時9分

　グリンデルワルトに到着です。5年ぶり　8時42分

駅前の通りが工事中でした。あまり大きな建物で無いと良いのですが。
フィルストのゴンドラ乗場に行く前に、coopに寄り昼食のサンドイッチ、果物、ビール等を買いました。

　ゴンドラより
やはりいつ見ても良い景色です。

フィルストからのハイキング開始です。　9時40分

　このコースは今年もたくさんのお花が咲いています。
バッハアルプゼーまでは3回目ですが、今年が一番多い気がします。
ニグリテラ・ニグラ（ラン科）　

　5年前と違いアイガーが良くみえます。。
看板の木の記憶が無いのですが？。

エンチアンが咲くのを待っています。

　群生です。
リナリア・ブルガリス（ゴマノハグサ科）

ティムス・ポリトリクス（シソ科）
＊イブキジャコウソウの仲間

こちらも
カンパヌラ・スケウクゼリ（ききょう科）

ここにもおなじみの
シレネ・ブルガリス（なでしこ科）

アリウム・スコエノプラスム（ユリ科）
＊アサツキの仲間

バッハアルプゼー近くのワタスゲ

バッハアルプゼーに到着　10時50分

　親子で釣りをしています。
子供がワカサギのような魚を釣りました。

ゲンティアナ・プルプレア（リンドウ科）

ドロニクム・グランディフロルム（キク科）

パルトシア・アルピナ（ゴマノハグサ科）

　満開のエンチアン
これまででエンチアンも一番多く咲いていました。

ポリゴヌム・ビビパルム（タデ科）
＊ムカゴトラノオ

ホモジネ・アルピナ（キク科）

エンチアンが並んで

ソルダネラ・ﾌﾟｼﾗ（サクラソウ科）　11時35分
今年も出会いたかった花の一つです。

シレネ・アカウリス（ナデシコ科）

ミオソテティス・シルバティカ（ムラサキ科）

シレネ・アカウリス（ナデシコ科）

群生
ドロニクム・グランディフロルム（キク科）

ペデイクラリス・ベルティキルタ（ゴマノハグサ科）
＊タカネシオガマの仲間

　手前の避難小屋でcoopで買ったサンドイッチで昼食＆ビール
成田で買った鮭とばを今日までつまみに残していました。

やっと小屋が近づきました。12時48分
こんな所まで自転車がきました。大変そうです。思わずファイトと。

ペデイクラリス・オエデリ（ゴマノハグサ科）

最後の登りです。　12時56分

　5年前は天気が悪く、アイガーは全然見えませんでした。
また、違ったアイガーに出会えました。

　頂上に着きました。　13時05分

　中央に昨日通ったブリエンツの町が見えます。
ブリエンツ湖の独特の水色（エメラルドグリーン？）が。

名前？

ブスアルプへの途中、牛が絶景ポイントで草を食べていました。　14時10分

　アイガーと牛さん
この牛さんにはモデル料をあげたいです。

初対面のフィンスターアールホルン（4,274ｍ）
この山はベルナーアルプスでは一番高い

ゲンティアナ・プルプレア（リンドウ科）
牛が食べないので残っているのでしようか？

アイガーを見ながらブスアルプへ。

　一軒の農家の前で急に犬が家内に飛びついてきました。　14時45分
農家の人も最初慌てていましたが、そのうちに犬が家内の顔をペロペロと・・・
農家の人も安心した様子に。
我家もつい最近まで犬を飼っていました。

スカビオサ・ルキダ（マツムシソウ科）と蝶

ブスアルプに到着です。　15時7分

　やはり疲れたのでビールで乾杯です。　15時12分
家内がWCに行き、待ってる間に泡が減ってきました。

ブスアルプ　15時35分発　〜　ブリンデルワルト着　16時05分
グリンデルワルト発　16時49分　〜　ｲﾝﾀｰﾗｰｹﾝｵｽﾄ着　17時24分

ウィリアム・テル劇を見に行きます。開演は20時です。
劇場が近くなって、通りを飾りを付けた牛が歩いて来ました。　19時45分

劇場の入口前

　野外の舞台は自然の木・家並みです。
座席は前から3列目で良く見えます。

　舞台の左側で一番端がウィリアム・テルの家（一部しか写っていません）

劇が始まりました。　

先ほど通りで出会った牛達です。

　幕間の休憩時間です。21時22分
ピンボケですみません。客席の様子が解るかと。

　有名なテルが左端にいる子供のリンゴを射る場面です。21時49分
舞台の中央で戦いが始まり、そちらに気をとられていると、リンゴに矢が刺さった後でした。
　劇の最後はウィリアムテル序曲のスイス行進曲で終わりました。
ドイツ語は全く解りませんが飽きることも無く最後まで楽しめました。
ホテルには歩いて23時15分頃帰り着きました。

　8月18日（日）10日目
スイス旅行も最後の日となりました。
駅にスーツケースを受取りに9時に行くと無事ピックアップが出来ホットしました。ホテルに帰り、やっと着替えが出来ました。
　予定では、午前中トゥリュンメル・バッハの滝に行く予定でしたが、変更しインターラーケンで観光・お土産を買うことにしました。
　今日は日曜日で多くの店が閉まっています。(駅前のcoopも）ヴェストに行くと土産屋と、小さなcoopが開いていました。
ホテルで昼食を食べ、チューリヒから帰路に着きました。
　

この旅行記へのコメント （4）

• 旅するうさぎさん 2013/10/21 23:09:55

  高山植物の可憐な表情

  nasunoさん、こんにちは。
  
  ファールホルンヒュッテへの旅行記を拝見しています。
  
  お花の群生が美しいですね！また、とても可憐に咲いているお花もあります。
  私は外のお花の写真がうまく撮れないので、こんなふうに繊細なお花の
  表情が撮れている写真の数々を拝見して、素晴らしいなと思いました。
  
  それに、表紙にもなっているアイガーをバックに牛さんがいる写真、
  素晴らしいです。思わず、拡大して見ました（^^)
  
  まさに、絶好のシャッターチャンス！　だったのですね♪
  
  
  旅するうさぎ

  nasunoさん からの返信 2013/10/24 22:41:36

  RE: 高山植物の可憐な表情

  > nasunoさん、こんにちは。
  
  　旅するうさぎさん　こんばんは。
  いつも訪問・投票ありがとうございます。
  >
  > ファールホルンヒュッテへの旅行記を拝見しています。
  
  　このコースは、私は一度歩いたのであまり乗り気ではなかったのですが、家内がどうしてもと言うので行きました。5年前と違い天候にも恵まれ、またお花も多く咲いており、来て良かったなと思いました。いつかシーニゲプラッテまで歩きたいと思っています。
  >
  > お花の群生が美しいですね！また、とても可憐に咲いているお花もあります。
  > 私は外のお花の写真がうまく撮れないので、こんなふうに繊細なお花の
  > 表情が撮れている写真の数々を拝見して、素晴らしいなと思いました。
  >
  　拙い写真をお褒めいただきありがとうございます。なかなか自分の納得のいくような写真は少ないのですが。
  これからも可憐な花を求めてハイキングを楽しみたいと思っています。
  
  > それに、表紙にもなっているアイガーをバックに牛さんがいる写真、
  > 素晴らしいです。思わず、拡大して見ました（^^)
  >
  > まさに、絶好のシャッターチャンス！　だったのですね♪
  
  > 旅するうさぎ
  
  　本当にラッキーでした。こんな絶景ポイントで私達が通り過ぎるまでのんびり食事をしていました。
  　旅するうさぎさんは毎年チロルに行かれているのでしようか？。
  今年の旅行記は途中まで拝見しており、これから続きを拝見します。
  また、来年チロルを予定しており、参考にさせていただきます。
  
  nasuno
  

  旅するうさぎさん からの返信 2013/10/27 20:12:54

  RE: RE: 高山植物の可憐な表情

  nasunoさん
  
  
  > 　旅するうさぎさんは毎年チロルに行かれているのでしようか？。
  > 今年の旅行記は途中まで拝見しており、これから続きを拝見します。
  > また、来年チロルを予定しており、参考にさせていただきます。
  
  nasunoさんは来年、チロルへの旅を予定しているのですか。
  私はチロルに毎年行っているわけではなく、まだ3回目です（^^)
  
  チロルに初めて行くにあたり、いろいろ情報収集してみると、
  スイスほど情報が沢山取れなくて、ちょっとビックリするかもしれませんが、
  それだけチロルを旅行する日本人が少ないということだと思います。
  それはチロルに魅力がないということではなくて、単に日本の人に
  知られていないだけのことだと思います。
  チロルってなかなか良いところだと私は思います。
  
  インスブルックのような都会は別として、田舎だとホテル代も安いし、
  なんといってもお宿の人が親切で、滞在中は面倒を見てもらっている、
  心からもてなされている、という感じがひしひしとこちらに伝わって
  くるんです。おもてなしの国の日本ならいざ知らず、
  なかなか外国で、こういう場所は少ないと思います。
  風景の美しさもさることながら、私はチロルのお宿での滞在自体を
  とても楽しんでいます（その為に、お宿は慎重に選んでいます）。
  
  スイスもそうかもしれませんが、チロルの田舎に行ってみると
  あちらでは1週間単位で泊まっているゲストが非常に多いです。
  じっくりその土地を楽しもうとする方が多いです。
  この同じお宿に1週間というスタイルは、なかなか日本人には
  馴染みがないかもしれませんが、やってみると良い事が沢山あります。
  １つは、お宿の人に私という人間をよく知ってもらうことができるので
  より良いおもてなしを受けることができるんです。
  あとは、より深くその土地を知ることができることとか、
  時間に余裕があるのでのんびりできること、
  荷物の移動がないので楽なことなどです。
  私も、できれば来年もチロルに行きたいです。
  
  私の旅行記をフォローして下さり、ありがとうございます。
  私もnasunoさんの旅行記を以前から楽しく拝見させていただいて
  おりますので、フォローさせていただきたいと思いました。
  
  どうぞよろしくお願いいたします。
  
  
  旅するうさぎ

  nasunoさん からの返信 2013/10/28 21:28:23

  RE: RE: RE: 高山植物の可憐な表情

  旅するうさぎさん
  
  　フォローありがとうございます。
  チロルの紹介・感想を読み、本当にゆっくり滞在してその土地を楽しむ事が出来ればと思っています。
  　今年のスイス旅行でもハイキング・観光とつい欲張ってしまい、個人旅行なのにあまりゆっくり出来ず、家内は少し不満だった見たいです。
  完全リタイア後は、アパート（シャレー）での長期滞在等を考えているのですが・・・。
  　今日ガイドブックを購入したのですが、来年はゆっくりチロルを楽しむよう計画したいと思います。
  
  nasuno