2011/09/11 - 2011/09/13
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ペコちゃんさん
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これまで、東京近郊を中心に、温泉にはよく行きましたが、東北の温泉地、中でも有名な乳頭温泉と不老不死温泉に行ってみたくなり、秋田空港からレンタカーを借りて初秋の東北路を旅してきました。
写真は、乳頭温泉「鶴の湯」の露天風呂です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<1日目>
秋田から角館に向かう途中の田んぼには、秋田こまちが色付き始めています。 -
角館は、初代秋田藩主・佐竹義宣の実弟にあたる蘆名義勝が1603年に所預(ところあずかり)として角館に入って城下町を整備し、1656年に佐竹義隣へ引き継がれて以降、明治まで11代続いた城下町です。
「みちのくの小京都」と呼ばれる角館は、現在も藩政時代の地割が踏襲され、武家屋敷等が数多く残されており、年間約200万人が訪れる東北でも有数の観光地です。 -
「武家屋敷通り」は、かつての中・下級武士の侍屋敷である旧家が建ち並び、黒板塀と枝垂桜の木立が大きな特徴となっている通りです。
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角館に移り住んでから四百年の「青柳家」・・・入り口は、上級武士にしか許されなかった重厚で格式高い薬医門。
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3,000坪の邸内にある青柳家の母屋は、約200年前の建物。
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青柳家から歩いて1~2分の場所にある「石黒家」に入ってみました。
石黒家の薬医門には、文化6年(1809年)4月27日と書かれた矢板があり、角館に現存する武家屋敷の中で、年代の確認されるものとしては最古の建物。 -
茅葺き屋根の母屋は武家の高い格式を示しながら、簡素な佇まい。
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石黒家は角館の武家屋敷の中では、唯一、直系の子孫である12代当主の家族が生活をしています。
住居として使い続けていますので、公開エリアは屋敷全体の半分程度ですが、石黒家のみ部屋に上がり、武家屋敷の内部を見学することが出来ます。 -
石黒家の敷地内にあるモミの木・・・樹齢は300年だそうです。
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石黒家は、1656年に佐竹義隣(よしちか)に召抱えられて越中・富山から角館に移り住み、佐竹北家に仕えて財政関係の役職を担当・・・現存する6軒の武家屋敷の中で、格式が一番高い家柄の屋敷です。
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石黒家の室内。
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案内の女性が、ポイントを説明してくれます。
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欄間には亀の透かし彫りがあります。
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井が透けていて、縁起の良い亀が月の光や明かりによって、壁に浮き上がるようになっています・・・昔の人は、影を使った遊び心を持っていたのでしょう。
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蔵の中は、武具や古文書などの資料館のようになっています・・・中央上部に石黒家の家紋を配した、立派な蔵です。
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これは下級武士の簡素な屋敷「松本家」・・・藤沢周平の短編小説を映画化した「たそがれ清兵衛」で、清兵衛(真田広之)が余吾善右衛門(田中泯)と決闘するシーンに使われた屋敷です。
この映画は山田洋次監督が初めて手がけた本格時代劇で、2002年度・日本アカデミー賞では、助演女優賞を除く全ての部門で最優秀賞を獲得した名作です。 -
これもロケで使われた「岩橋家」の屋敷・・・決闘に勝った清兵衛は、親友の妹の飯沼朋江(宮沢りえ)と一緒になりますが、この岩橋家は朋江の実家として撮影に使われました。
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角館から乳頭温泉に向かう途中、「田沢湖」に寄りました。
田沢湖は、秋田県仙北市にある湖で、那須火山帯に属する田沢火山の陥没によって生じたカルデラ湖です。
水深が423.4mで、日本一の深さ(世界では17番目)を誇り、湖水の透明度は最大値33mを記録しています。 -
田沢湖のシンボルとして親しまれている、金色に輝く「たつこ像」は、昭和43年に制作され、高さは2.3mあります。
永遠の若さと美貌を願い、龍に姿を変えて湖神となったと伝えられる、伝説の美少女・たつこ姫のブロンズ像です。 -
クニマスを発見した「さかなクン」の幟。
クニマスは、田沢湖で70年前に絶滅したと考えられていたサケ科の淡水魚です。
タレント「さかなクン」が、クニマスの姿を再現するイラストを描くように依頼され、参考のためにヒメマスを各地から取り寄せたところ、富士五湖の西湖から送られた魚が、ヒメマスではなくクニマスでした。
環境省によると、絶滅種の魚の生存が確認されたのは初めて。 -
田沢湖を見ながら、乳頭温泉に向かいます。
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水上スキーを楽しんでいる人がいました。
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山道を走り、冬場は雪でとても運転出来ないような狭い坂道を降りて、やっと「鶴の湯」に着きました。
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「鶴の湯温泉」は、乳頭山(1478m)の麓の乳頭温泉郷の八軒のうちの一軒で、1600年代からある、最も古い温泉宿です。
昔、猟で傷ついた鶴が湯で傷を癒すのを猟師が見つけて、そのまま鶴の湯の名前になったそうです。
チェックインして、早速、温泉へ・・・ -
鶴の湯の半径50m以内に泉質の異なる4つの源泉が湧いています。
それぞれ、白湯・黒湯・中の湯・滝の湯と源泉名がついていますが、同じ敷地から効能、泉質共に異なる4つの温泉が湧く珍しい温泉場です。 -
混浴露天風呂の「白湯」・・・広い露天風呂の下は、玉砂利のようになっており、そこから温泉がプクプクと湧いています。
本当に気持ちの良い温泉で、皆、ニコニコ顔です・・・今まで入った温泉の中で、一番ですね。
でも、混浴ですが、女性は一人もいません。 -
秋田藩主も湯治で度々訪れた「鶴の湯」・・・現在は「日本秘湯を守る会」の会員でもあります。
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これは「中の湯」。
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夜の露天風呂。
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夕食は、部屋食。
時間になると従業員さんが来て、一の膳・二の膳と並べます。 -
左側は味噌仕立ての「山芋鍋」・・・ここの名物だそうで、一口食べてみると、ウマい!
十分、満足した食事でした。 -
<2日目>
朝食は広間で・・・地物が並び、素朴な感じのメニューですが、ちょうど良いボリュームでした。 -
裏から見た本陣の屋根。
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入りたかったけど、入れなかった混浴風呂・・・せめて、写真を。
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入って左が「本陣」・・・茅葺き屋根の本陣は、二代目秋田藩主・佐竹義隆公が湯治に訪れた際に、警護の者が詰めた建物で、今では鶴の湯を代表する建物となっています。
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水車もありました。
今度は、紅葉の時に来たいものです。 -
今日は、青森を目指します。
乳頭温泉から田沢湖に戻って、玉川温泉に立ち寄ってみることにしました。
ここは、たざわ湖スキー場の横にある「黒森展望台」です。 -
周りには、白樺の木が沢山あり、気持ちの良い所です。
天気が良いと、展望台からは田沢湖が一望出来るのですが、曇ってよく見えない。 -
でも、雲海のような眺めも、なかなかのものです。
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次は、玉川ダムに行きました。
田沢地域にある玉川ダムは、大雨などで氾濫した玉川流域の大洪水による被害を抑えるために玉川上流に建設された重力式コンクリートダム・・・生活用水の供給や発電などで活躍している多目的ダムで、ダムの高さは100mもあります。
ここに来る時に、ナビが全然関係のない所に案内したので、苦労しました。 -
「宝仙湖(ほうせんこ)」は玉川ダムのダム湖。
ダム建設に伴う水没世帯数は118戸(129世帯)に及び、補償交渉は難航しましたが、1978年に妥結して工事に着手し、1995年に17年の歳月を費やして完成しました。 -
玉川ダムからしばらく走り、有名な『玉川温泉』に到着・・・着いた途端、草津と同じように、硫黄の臭いが鼻をつきます。
大浴場がある建物を抜けて川沿いに進むと、木の枠の湯畑がありました。
ここへ来る途中、「昨日、ここで熊が出没しました。十分注意して下さい」と書いた看板が出てました・・・夫と二人、ちょっと緊張・・・「出てきたら、死んだふりをしようね(?)」 -
玉川温泉は、極めて酸性が強く、温泉が98℃の熱水で無色透明、硫化水素臭があります。
1ケ所からの温泉湧出量は日本一で、各種細菌類に対し、強力な殺菌力を発揮するそうです。
また、微量の放射線を発する「北投石」があることもでも有名で、この北投石での岩盤浴が癌治療に効果があるとも言われています。 -
玉川温泉は、10年ほど前から「難病が治る」「癌に効果がある」と口コミで広がり、日本中から難病を抱えた人々が訪れています。
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玉川温泉の湯治客の大半は、岩盤の上にゴザを敷いて横になり、温熱浴を行います。
この岩盤の下に、微量の放射線を帯びた「北投石」があり、岩盤から放出される微量のラジウムによって「放射線ホルミシス」(免疫機能を向上させ、身体のあらゆる活動を活性化し、老化を抑制、自然治癒力を高める)が期待できるといわれています。
しかし、平成24年2月1日午後5時頃、玉川温泉の岩盤浴地のテント小屋内で岩盤浴をしていた宿泊客3名が、雪崩に巻き込まれて死亡するという事故もありました。 -
この玉川の水が田んぼに流れると、稲がすべて枯れてしまったことから、古くは「玉川毒水」と呼ばれました。
昭和15年に、川の水を田沢湖に流し込む工事がなされ、そのために田沢湖は魚も住めない死の湖と化し、あの「クニマス」も絶滅しました。
現在では、下流に流れ込む前に、石灰により中和処理(アルカリ化)を行い、玉川の酸性度は緩和され、また玉川ダムの完成で、中和後の沈殿と攪拌も行うようになり、大幅に改善されました。
しかし、田沢湖の水質は目標に未だ届かず、回復の努力が続けられています。
この後は、青森県に向かいます。
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