2011/09/11 - 2011/09/13
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ペコちゃんさん
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旅の二日目・・・秋田から青森に入りました。
青森も温泉だけでなく、楽しみにしている場所があります・・・太宰の本を殆ど読んだ私は、「斜陽館」に行ってみたいと前々から思っていました。
この旅行で夢が叶って、夫に感謝したい気持ちです。
写真は、日本海を臨む不老不死温泉の露天風呂。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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秋田の玉川温泉から五所川原市に入ると、田んぼの向こうに大きなドームが見えて来ました。
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これは、平成14 年3月に完工した、多目的利用のスポーツ施設「つがる克雪ドーム」・・・ドームの愛称は「BIG WING」です。
津軽半島地域は、県内でも有数の豪雪・寒冷地帯で、特に冬期間は「地吹雪」と呼ばれる強い季節風が吹き荒れますが、青森県で初めての開閉式ドームなので、運動不足になりがちな北国の冬でもスポーツが楽しめます。 -
五所川原の「立佞武多の館」・・・この建物は、高さ20mを越す大型の立佞武多を常設展示・保管し、また制作スペースを確保するために建てられ、平成16年にオープンしました。
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展示室は、1階から4階まで吹き抜けになっており、最初にエレベータで4階まで上った後、らせん状のスロープを下りながら、ねぷたが観覧出来るようになっています。
4階でエレベータを降りた途端、目の前に巨大なねぷたが・・・その華麗さと巨大さに圧倒されます。 -
五所川原・立佞武多祭りは、8月4日から8日に開催される祭りです。
「青森のねぶた」「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、高さが20m超、重さが十数トンの巨大な山車や、中型・小型のねぷたと合わせ、15台前後が出陣します。 -
「五所川原・立佞武多」は、明治中期から大正初期にかけて巨大ねぷたを数百人の若者が担いで町内を練り歩いていたのが始まりです。
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しかし、電気の普及で電線が町に張られるようになって小型化され、一旦は姿を消しました。
平成5年に、当時の台座の設計図が発見され、約80年ぶりに地元有志によって復元され、平成10年8月5日に立佞武多は五所川原市内を練り歩き、多くの人がその威容に感嘆の声をあげました。 -
毎年、一体ずつ作られる立佞武多は、どれも圧倒的な大きさと華麗さで迫ってきます。
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スロープを下って行くと、途中にこんな可愛いねぷたも展示しています。
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祭の時には、巨大な立佞武多が「立佞武多の館」から出陣します。
(写真はHPより) -
ところで、青森の各地で開催される夏の風物詩「佞武多」・・・読み方は「ねぶた」と「ねぷた」の2通りがあり、青森市は「ねぶた」弘前と五所川原は「ねぷた」。
かけ声も、ラッセラー:青森、ヤーヤドー:弘前、ヤッテマレ:五所川原・・・そして佞武多のデザインは、青森:伝説・歴史上の人物や歌舞伎を題材とした人形型の大型ねぶた、弘前:水滸伝など中国古典の登場人物を題材とした扇形のねぷた、五所川原:三国志や歌舞伎などを題材とした20m 以上の高さがある立佞武多 と特徴があります。 -
太宰の故郷「金木町」に着き、斜陽館に行く前に、「津軽三味線会館」に入って、本物の津軽三味線を楽しみます。
この会館は、津軽三味線の始祖と呼ばれる仁太坊や、その弟子たち、津軽三味線の神様とされた白川軍八郎らを称え、平成12年に開館しました。
お琴をやっている私は、三味線も少々できます。 -
入館料は斜陽館とセットで900円で、津軽三味線の生演奏を30分間堪能できます。
津軽三味線の名手・三橋美智也の展示コーナーもありました。 -
五所川原市金木地区(旧金木町)は、津軽三味線発祥の地・・・9月には「仁太坊祭り」として、大会上位入賞者によるエキシビションで盛り上がります。
今回の旅行は9月なので、金木の近くに来た時に、この祭りの幟を見かけました。 -
元祖・仁太坊の『叩き三味線』に対し、白川軍八郎は『弾き三味線』が得意だったそうです。
今日の演奏者も、見事な腕前・・・素晴らしい音色が心に沁みわたりました。 -
津軽三味線会館のすぐ近くに「斜陽館」はあります。
数年前、ツアーで東北を旅行した時、斜陽館のある金木町は行かなかったのですが、今回はフリーの個人旅行でしたので、行きたかった斜陽館に行けます・・・念願が叶いました。 -
この建物は、大地主で衆議院議員でもあった津島源右衛門(太宰治の父)が、当時のお金で約4万円かけて明治40年に建てました。
1階は11室・278坪、2階が8室・116坪、付属建物や泉水を配した庭園など合わせて、宅地が約680坪の豪邸です。 -
この豪邸も戦後になって津島家が手放し、昭和25年から旅館「斜陽館」として再出発しましたが、平成8年3月に旧金木町が買い取り、旅館「斜陽館」は46年の歴史に幕を降ろしました。
ここが入口。 -
土間から茶の間に上がると、昔懐かしい囲炉裏があります。
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明治42年に、津島家の六男として生まれた太宰治は、青森の中学に行くまで、この家で育ちました。
弘前の高校に入ってからは、左翼運動に傾倒し、東大に入った後も共産主義活動に没頭していました。
その後、いくつかの小説を発表しましたが、学生時代を含めて何回も自殺を繰り返し、昭和23年に山崎富栄と玉川上水で入水自殺し、最期を迎えました。 -
太宰が愛用していた「二重廻し」(マント)・・・ちょっと雰囲気が違うわね(?)
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1階の座敷と仏間を仕切る、見事な透かし彫りの欄干・・・その先の仏間には、大きな仏壇と床の間。
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綺麗に手入れされた庭園。
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立派な階段はケヤキで造られ、時代を感じさせます。
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2階の洋間・・・太宰治の父の応接室として使われていました。
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見事な欄間と襖絵。
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2階の各和室の襖絵も見応えがありました。
私には、素晴らしい豪邸に見えたこの家ですが、太宰治は『苦悩の年鑑』でこう書いています・・・ ” この父は、ひどく大きい家を建てたものだ。風情も何もない、ただ大きいのである。 ” -
この後は、不老不死温泉を目指して日本海に出ました。
ここから、深浦町にある千畳敷海岸をドライブします。 -
千畳敷海岸にある奇岩の「かぶと岩」・・・形がヨーロッパの兜に似ていることからこの名前がついたと言われています。
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カモメが一羽・・・
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「千畳敷海岸隆起生誕200年記念碑」・・・太宰治の小説『津軽』より碑文が彫られています。
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<・・・右の窓に大戸瀬の奇勝が展開する。この辺の岩石は・・・その海蝕を受けて平坦になつた斑緑色の岩盤が江戸時代の末期にお化けみたいに海上に露出して、数百人の宴会を海浜に於いて催す事が出来るほどのお座敷になつたので、これを千畳敷と名附け、・・・>
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この「千畳敷海岸」は、1792年の大地震で隆起したそうで、約12キロにわたって岩棚が広大に広がっています。
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文字通り、千畳の岩床を敷き詰めたような眺め・・・沢山のカモメがいました。
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夕方、黄金崎の不老不死温泉に到着。
早速、海辺の露天風呂に入りましたが、天気が良くなかったので、残念ながら日本海の夕日は見られませんでした。 -
温泉は昨日の「鶴の湯」に軍配が上がりますが、夕食は海辺のこのホテルの方が美味しい。
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<3日目>
日本海を見ながらの朝食は、贅沢な時間です。 -
バイキングのメニューは、こんな感じです。
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不老不死温泉の海岸にある露天風呂は、海が荒れると海の中に飲み込まれてしまいます。
約40年前に、海岸にわずかに温泉が湧いていた場所を、200mまでボーリングしたら、温泉が噴出したそうです。 -
ホテルの露天風呂用の出入り口を出て・・・
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海岸に出ると、簡単な囲いの露天風呂があります。
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不老不死温泉のお湯は鉄分が多く、お風呂に入っていても鉄の匂いがしますが、入浴後は、さらっとした肌になりました。
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女性専用露天風呂は、楕円形。
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混浴露天風呂は、ひょうたん型。
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お風呂にも入ったし、これから日本海沿岸を南下して、秋田空港を目指します。
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風が強い青森県は、風力発電の導入量が全国一で、下北半島の六ヶ所村には77基の風車が稼働していますが、ここ深浦町にもあります。
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平成7年に開業したリゾート施設「ウェスパ椿山」に立ち寄り・・・ここは、とんがり屋根のコテージや、温泉、スロープカーでの展望等があり、展望台では高台から日本海の夕日が一望できます。
館内には、ガラス作りが体験出来る工房があり、若い職人さん達が制作に励んでいました。
平成13年に、五能線のウェスパ椿山駅も開業しています。 -
丁度、「リゾートしらかみ」が到着しました。
JRでは、平成2年から秋田駅・東能代駅 - 弘前駅間に観光列車を運行し、平成9年の秋田新幹線開業に伴い、眺望気動車による「リゾートしらかみ」に変更して、多くの観光客に親しまれています。 -
「リゾートしらかみ」は、奥羽本線・秋田駅を出発して、東能代駅から五能線に入り、白神山地を車窓から望み、あきた白神駅の付近から左手に日本海を眺めながら青森方面へ・・・素晴らしい眺望が楽しめます。
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五能線に沿って秋田に向かう途中、「陸奥岩崎駅」を見つけました。
昭和7年に開業したこの駅は、深浦町大字岩崎字松原にあり、平成17年から無人駅となっています。
ちなみに、私の旧姓は岩崎ですので、通リ過ぎましたが夫がUターンしてくれ記念撮影が出来ました。 -
十二湖・青池に着きました。
以前、東北ツアーに行った時にも、この神秘的な湖に感動しましたが、再び見ることが出来て幸せです。
青池の案内板によると、《その名のとおり、透きとおった群青色の水面をのぞかせているのが、「青池」と呼ばれる「十二湖」の代名詞ともいえる名湖です。
面積約975平方m、最大深度約9mほどで、十二湖の湖沼群のなかでは特に大きい方ではありませんが、倒れたブナや遊泳する小魚が透けて見え、「青インクを流し込んだような」と形容される、その美しい青さの秘密は、現代科学でも解明することができておらず、訪れる人々を神秘と幻想の世界へと導いています。》とあります。 -
十二湖は、青森県側の白神山地西部に位置するブナ林に囲まれた33の湖沼群です。
1704年の能代地震による崩山(くずれやま、標高939.9m)の崩壊で塞き止められた川から形成されたのではないか、と言われています。
その時に、大小33の湖沼ができましたが、崩山から眺めると12の湖沼が見えたことから十二湖と呼ばれるようになったそうです。 -
心に染み入るような美しさ!
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コバルトブルーの湖面は、いつまで見ていても飽きません。
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再び、美しい海岸を走ります。
海岸線には、「不審な者や船を見たらすぐ連絡を」という看板が沢山ありました。
ここは、朝鮮半島に、より近い日本海・・・太平洋とは違う緊張があるのでしょうね。 -
” 貝を見つけたヨ ” ・・・誰もいない、静かな海です。
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カモメの群れ・・・
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素晴らしい温泉や角館・五所川原・深浦海岸など、秋田・青森の初秋を楽しんだ2泊3日の旅行でした。
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