2013/06/30 - 2013/06/30
9位(同エリア48件中)
クッキーさん
アヴィニョンに2泊して現地ツアーに参加し、効率よく南仏プロヴァンスを観光します。ツアーは<往復送迎付/英語ガイド/昼食なし/アヴィニョン発>というもの。
海外現地オプショナルツアー予約専門サイト、Alan1.netで 日本から予約を入れておきました。
史跡の町オランジュ、ワインの産地シャトーヌフ・デュ・パプ、世界遺産ポン・デュ・ガール、そして美しい村々レ・ボー・ド・プロヴァンス、ゴルド、ルシヨンと、南仏プロヴァンスの見所をすべて体験できるというものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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6時半に起き、7時頃から一時間ほど、街の散策マップの赤と緑のコースを散策。
相変わらず、ドアの装飾が気になる。 -
街はまだ眠りこけている。
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一枚板のドアみたい。
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この日は、朝から強い風が吹いている。
木々のざわめきが、まるで生きているかのよう。 -
博物館だったかな。
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ドアの色だけでなく、その模様も素敵。
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いたって普通の建物だけど、テラスのフェンスの模様が素敵。
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建物の角にあった聖母像。
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教会。
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ここのテラスの模様も凝っている。
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窓の鎧戸の色、フェンス、街燈・・・すべてがマッチしている。
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カフェの赤が紅一点。
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そろそろホテルに戻らなくてはと思っていたのに、私はどこ?状態。
人をほとんど見かけない通りで、ようやく見つけた人に尋ねる。
帰り道で見かけた、こんな素敵な広場のカフェ。 -
ようやく見覚えのある法王庁の裏の坂道が見えてきた。
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昨夜のライトアップで、宝石のように輝いていたのがこれ。
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オペラ劇場前の像。
ホテルに戻り、遅めの朝食を部屋で。ケバフを食べたが、冷めているせいか重くて、半分以上残してしまい、後は処分。 -
9時にツアーのピックアップ。
大型のバンが迎えに来てくれた。
自己紹介で、ツアーの参加者はメキシコ人の女性が一人、インドネシア人のカップル、オーストラリア人のカップルの、計6名。
オーストラリア人と聞いたのに、アジア系の顔立ちだったので、尋ねてみると中国、香港出身のカップルなのだとか。
9:44
ツアーは、まずオランジュへ。
世界遺産としても登録されている凱旋門とローマ劇場など世界でも類を見ない保存状態のよいローマ帝国の遺産を見学。 -
ライムストーンでできた凱旋門。
紀元前20年頃(紀元前25年など諸説あり)、カエサルのガリア戦での勝利とアウグストゥスによるパクスロマーナ(ローマの平和)の実現の記念碑として造られたもの。
高さ19.21m横19.57m奥行き8.4mの凱旋門には、闘士の描かれた小壁のレリーフ、2つの戦いのシーンのレリーフなど、カエサルの功績を讃える場面が描かれている。
3アーチ式で正面に4本のコリント式の柱が配された典型的なローマ凱旋門。 -
凱旋門は、かつてのアグリッパ街道(リヨンとアルルを結んでいた)の途上(オランジュの北の入り口)に造られた。現在は町の中心から少し離れたラウンドアバウトの中央部分にある。
プラタナスの木に囲まれて立つ凱旋門。
早朝のせいか、私たちのツアーの人以外に誰もいない。
英語ツアーにしたのは料金が安かったため。ガイド付きと云っても自由に見学ができるツアーなので、聴き取りに苦労することはない。
ツアーの他のメンバーたちはすっかりなじんでおしゃべりに興じているが、その話の輪の中には入れないという自分の英語力にはがっかり。 -
刻まれたレリーフの中では、特にガリア人とローマ人の戦闘や戦利品などが描かれた北面の保存状態が良好である。
これらのレリーフがが、これほどまでに当時のまま残されていることに驚かされる。 -
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最上部のレリーフ。
馬上の戦士、傷つき倒れた人、激しい戦いの様子が描かれている。 -
朝日の影の中、見えにくいが、
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一部をズーム。
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これがコリント式の柱なのかな。
柱の上部の模様も見事に残っている。
古代ローマ帝国崩壊後、放置されたままだったが、1824年に建築家のオーギュスト・キャリスティーにより、初めての修復行なわれた。 -
中央アーチの天井部分の模様。
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9:54
わずか10分ほどの、フォトストップレベルの見学だが、ツアーだからしょうがないのかな。
頭が人の姿で、胴体は蛇、脚の代わりに魚の尾という不思議な姿のレリーフ。
ガイドが、これには何か意味があるような事を言っていた(と思う)ので、とりあえずカメラに収めてみた。 -
10:04
南仏のプロヴァンスはカエサルの時代、プロウィンキア ガリア・トランサルピナという名で呼ばれ、その名からも明らかなように属州という名が今も残る地域である。
そうしたこともあってローマ遺跡が数多く残り、遺跡の状態も非常に良いままで残っているのだとか。
そのうちの一つが、ここ古代劇場。 -
日本語のオーディオガイドを借りたのに、聞き取れたのは最初だけで、すぐに不調になったが、取り替えてもらいに行くのも面倒なので、自分の五感だけを頼りに見学。
劇場内の見学は舞台傍からスタートとなり、座席部分へと続く(舞台へは上がれない)。 -
2000年前と同じように残っているという、舞台背後の石壁って、このことだろうか。
7月初旬から行われる野外音楽祭に備えて準備中の様子。 -
この壁面の一部が窪んでいて、そこの時の皇帝アウグストゥスの巨大銅像が殆ど傷つかず残っている。
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ズームで。
傷つかず、とは言ってもそれは手や身にまとった衣装のことで、顔の表情がほとんどわからないのは経年劣化のせいだろうか。 -
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座席部分へ移動し、高い位置から舞台を見る。
「舞台の両脇は3階建ての大きな空間になっています。
当時は大小の部屋に区切られ、楽屋や衣装部屋として使われました。
地下には何本もの溝があり、舞台の幕を下ろした場所だと考えられています。
さらに、舞台の上には木製の屋根が作られ、劇場全体も日除けの天幕で覆われていたこともわかっています。」らしい。 -
円形劇場というだけあって、座席のカーブが絶妙。
座席はブロック毎に分かれており、当時は身分によって、座ることのできる席が決められていたそうで、低い位置には身分の高い方が座ったのだとか。
舞台に近いほうが演劇がよく見えるからだろうな。
収容人数は8000人から10000人。
背後に見えるのがサン・トゥーロップの丘だろう。劇場の観覧席はこの丘を利用して造られている。 -
座席の一番高い所辺りをうろうろしていて見つけた、観客席上部の通路。
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石壁の崩れ具合が何とも言えない。
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きれいにまとまった観客席もいいけれど、ポツンと一つ残されたような柱のたたずまいも捨てがたい魅力。
見学中、ずっと風が強くてカメラを構える間も、しっかり足に力を入れなければ飛ばされそうなくらい。
この風が今朝木々をざわめかせていたんだ。
風は一日吹いていた。
ガイドの話では、この風がミストラルと呼ばれるものらしい。
風のいたずらで、ガイドがマリリン・モンローになるハプニングがあった。 -
客席上部の半円形に続く通路からオランジュの街並みを眺める。薄い赤茶けた色の屋根瓦。
これがプロヴァンスの色なのか。
屋根の色だけを見ていると少し地味な感じだが、南仏の抜けるような青空の下ではこのくらいの色合いがぴったりなのかも。 -
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最上階から舞台を見下ろしてみる。
風に吹かれて物思いにふけりたいところだが、集合の時間が決められているので落ち着いて座り込むわけにはいかない。 -
客席の上にある通路。
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こちらは、舞台左手側に見える街並み。
いたって普通の街。 -
左端に立つ人達と比べると、壁の高さがよくわかる。
2000年の間のメンテナンスはいかほどのものだったのか。 -
最上階の席(当時の身分の低い方の席)の方は、外の階段を使うよう設計されていたとかで、この階段がそうなのかな。
石壁の手すりが、崩れそうで崩れない味わい深さ。 -
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ここは神殿などの建て物があった場所らしい。
整然とした形で残された遺跡よりも、こんな廃墟のような残され方をした部分のほうに、より心惹かれる。 -
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自然の岩山なのか、人工の石垣なのか、判然としないところがいい。
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たぶん神殿側の建物。
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置かれているのか、放置されているだけなのか・・・
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古代劇場の向かいの像。
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約1時間の訪問だったが、思った以上に堪能できたみたい。
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