初秋の多摩動物公園（1）プロローグ：多摩モノレールに乗って動物公園へ行こう！───童心に返って第３弾＆動物公園の夏・秋の花や動物公園いろいろ

2013/09/07 - 2013/09/07

あの夏の猛暑がうそのように、９月第２週末は涼しくなりました───！
嬉しいです。
代わりに雨予報や台風だけでなく、竜巻の心配もしなくてはならなくなったなんて。
平和だと思っていた毎日も、常に思わぬ危険と隣り合わせ。
でも、９月第２週目にかかるこの週末、関東は雨予報であっても、弱雨かにわか雨のようなので、撮影散策に行かないという選択肢は───「キリギリス」の私にはありませんでした。

待ちに待った秋！
花撮影だったら、いつもどこに行こうか悩む、はざまの時期である９月上旬。
今の私には動物園があります@

というわけで、春のレッサーパンダ・コミュ・オフ会以来、約半年ぶりに、多摩動物公園に行くことにしました。
前回同様、立川駅から多摩モノレールを利用します。
立川駅には多摩モノレール駅が北と南にあります。
多摩動物公園駅に近いのは立川南駅です。
でも、ネットの路線検索だと、モノレールにはいつも立川北駅から乗るよう検索結果が出てしまって、なぜなのかしら、と思っていましたが、今回、その謎が、やっと解けました。
なんのことはない、私が立川に行くのに利用するJR青梅線の改札が、立川北駅の方がずっと近かったからでした（苦笑）。

というわけで、多摩動物公園に行くためだけに利用した通算３回目の多摩モノレール。
改めて新鮮な気持ちで乗ることができたので、コンデジで車窓からの写真などを撮りまくってしまいました@

この多摩動物公園のプロローグ旅行記は、多摩モノレール関連の写真の他に、多摩動物公園内で撮った夏から秋の花や、その他いろんな写真もおさめました。
モノレールの舎窓からの景色などを撮った使ったカメラは、基本的には手軽なコンデジですが、花の写真は主に一眼レフで撮りました。

＜３回目となる今回の多摩動物公園の旅行記のシリーズ構成＞
■（1）プロローグ：多摩モノレールに乗って動物公園へ行こう！───童心に返って第３弾＆動物公園の夏・秋の花や動物公園いろいろ
□（2）ライオンバスに乗って、プチプチ・サファリ気分を味わおう！───本番は実質５分で終わったけれど@
□（3）レッサーパンダ特集！───りんごタイムは至福の時間〜アズキちゃんと花花さんはもとより、ブーブーとルンルンとノンの男性陣の可愛らしさにもくらくら@
□（4）アフリカとオーストラリア圏の動物たちや鳥類〜キリンの赤ちゃんのユリネちゃんやアフリカゾウの砥夢くん＆パピーを失ったコアラのミライちゃん
□（5）アジア圏の動物たち〜長寿のユキヒョウのシンギスくんやヒラヤマタールの赤ちゃん

＜タイムメモ＞
07:15　家を出る
08:47　JR立川駅に到着
08:58　立川北駅から多摩モノレールに乗る
09:14　多摩動物公園駅に到着
09:30　多摩動物公園に開園と同時に入園
10:00-10:10　ライオンバス
10:15-10:40　キリン／シロオリックスなど
10:45-10:55　チーター／サーバルキャット
11:00-11:10　外からライオン
11:15-11:30　アフリカゾウ
11:30-12:10　休憩&猛禽類に寄り道しながら移動
12:10-12:25　トナカイ／カンガルー
12:15-12:20　ランチ休憩
12:40-12:55　コアラ
13:10-14:40　レッサーパンダ
14:40-15:30　ユキヒョウを見ながら休憩（居眠り）
15:55-16:15　ゴールデンターキン／オオカミ
16:40-16:50　ヒマラヤタール
17:00　多摩動物公園を出る

多摩動物公園公式サイト─東京ズーネット
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

＜これまでの多摩モノレールの写真がある多摩動物公園のプロローグ旅行記＞
2012年２月11日
「一眼レフを持って多摩動物公園にチャレンジ！───（1）プロローグ：初めて乗った多摩モノレールや動物公園いろいろ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10645250/
2013年３月30日
「レッサーパンダ・オフ会で春の多摩動物公園へ（1）プロローグの多摩モノレール編＆エピローグのしろくまカフェ編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10762509/

多摩動物公園を含め、これまでの動物園の旅行記は目次を作成しました。
「動物／動物園と水族館の旅行記〜レッサーパンダ大好き〜　目次」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10744070/

エリア 日野・昭島(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

JR立川駅前のオブジェ越しに多摩モノレール立川北駅を見上げる

おおっ、ちょうどモノレールがやって来たところでした。
でも、私は反対方向のモノレールに乗るので、大丈夫です。
それに、路線検索では８時58分のモノレールに乗るように出ましたが、実はその約10分後の次のモノレールでも、多摩動物公園に開園前に到着できるのです。

多摩モノレール立川北駅

なぜいつも、多摩動物公園駅に近い立川南駅ではなく、立川北駅から乗るように、ネットの路線検索結果が出るのか、いまさらですが、やっと分かりました。
JR立川駅の構内マップを検索してみたら、JR立川駅に来るまで私が利用する青梅線は、立川北駅がある北口寄りだったんです。

本日もセット券をモノレール駅の窓口で購入！

８時58分発のモノレール

窓口でセット券を買っていたら、８時58分発には間に合わないかと思ったのですが、1000円札をあらかじめ用意していたせいもあり、ゆうゆう間に合いました。

次の立川南駅到着前に、１番前の席を確保できた@

見晴らしいい〜！

モノレールの駅に近付く

だんだんとホームに入る

高架道路の街灯がおもしろいかんじに@

レールをなぞるように進む

気分はプレイランドの乗り物に乗っているよう@

コの字型の駅はやっぱり面白い

モノレールから見たホームドア

町を見下ろしながら進む快感@

街灯のピンクのサルスベリがきれいでした。

ここらは上下線のレールの間はスカスカでちょっとドキドキ

慎重にカーブを進む

また先にカーブが見える

ゆるやかにカーブしながら駅に入る

くねっと曲がったレール

こうしてみると、なかなかカラフルな街並み

乗降客の安全を確認する運転手さんと運転席の様子

ぐいーんとカーブ

もうすぐ多摩動物公園駅です。

斜面に展開する街並み

このあと、モノレールの車窓から多摩動物公園の入口の写真を撮ろうと狙ったのですが、ピントが合いませんでした。残念。

多摩動物公園に到着！

ガラスの映り込みがある上に、ピントが甘い写真ですが、あしからず。

９時14分に到着しました。
多摩動物公園の開園は９時30分で、まだ時間に余裕があるので、写真を撮りながらのんびり出口に向かうことにしました。

乗ってきたモノレールは多摩センター行き

反対方向のモノレールの車体

モノレールの多摩動物公園駅にあった多摩動物公園のポスター

写真に写っているのはチーターです。
左下の小さな写真はキングチーターです。
背中の黒い斑点が流れるようにつながっているのが特徴です。
チーターとヒョウは、見分けがつかないかと思っていましたが、チーターは体がとてもほっそりとしています。

多摩動物公園駅にあったレトロなお休み処

お休み処はこんなかんじ

夏は蒸し暑くなってしまうかもしれませんが、冬、寒いときは、ホームで待つよりずっとあったかいかもしれません。

モノレールの多摩動物公園駅

開園前の多摩動物公園

多摩動物公園は、去年2012年２月と今年2013年３月以来、３回目です。
開園前からゲート前で待つのは初めてなので、開園前から待つ客層はよく知らないですが、待っていたのは、子連れの家族と、動物写真を撮ろうとやってきたらしいカメラマンが半々でした。
しかし、大人が動物園に夢中になる気持ちは、今の私にはよく分かります@
レンズにものすごいコンバーターをつけたカメラマンも、何人かいました。

多摩動物公園前のコンビニ

ランチ用にあそこでおにぎりでも買っておいてもいいかな……と思ったけれど、動物公園内で買って食べることにしました。
本日は曇天で、雨かもしれない、との予報だったし、ランチのピーク時間を外せば、売店で食べ物を買うのにそんなに行列を待つこともないでしょう。

９時半になると、警備員さんが数人がかりで、一瞬にしてゲートを開けました。
家族連れのほとんどは、そのあと入場券売り場に並んだのですが、私や他のカメラを抱えた大人たちは、前売り券を手にしていたおかげで、そのまま中に入れました。

本日、多摩動物公園では、レッサーパンダのほかに、ライオンバスにぜひ乗りたいと思っていたで、入園すると同時に、すぐにライオンバスの切符売り場に向かいました。

正面ゲート近くにあった観察デーの案内

なんと、９月21日の土曜日は、レッサーパンダの観察デー！
でも、残念ながらこの三日連休は別の予定が入っていて、撮影散策には出かけられないです。

ちなみに、９月21日にレッサーパンダの観察デーが行われるのは、この日が、国際レッサーパンダデーだからかもしれません@

※レッサーパンダ・ネットワーク・サイトの国際レッサーパンダデー用のブックレット（英語）
http://redpandanetwork.org/downloads/IRPD-2013-ActivityBooklet_web-1.pdf
国際レッサーパンダ・ネットワーク公式サイト
http://redpandanetwork.org/get-involved/international-red-panda-day/

ちなみに、このお知らせの写真の子は、アズキちゃんだと思います。
本日も、悶絶するくらい、可愛い顔を見せてくれました@

関連の旅行記
「初秋の多摩動物公園（3）レッサーパンダ特集！───りんごタイムは至福の時間〜アズキちゃんと花花さんはもとより、ブーブーとルンルンとノンの男性陣の可愛らしさにもくらくら@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10811209

軽くランチをとった、コアラ下休憩所

無事にライオンバスに乗り、アフリカ圏のキリンやチーターやサーバルキャットやアフリカゾウを見たあと、オーストラリア圏に向かうようにして進みました。
そのルートの方が、かなりの上り坂の上のレッサーパンダ舎に行くのにあまり苦にならないことに、前回のレッサーパンダ・コミュのオフ会のときにjilllucaさんに教えてもらいました。
そしてコアラを見に行く前にちょうど昼時になったので、ここでランチをとって、少し休憩することにしました。

ランチはこれにしよう！

今年2013年３月に、スリランカとの国交樹立60周年を記念して、スリランカゾウ２頭が多摩動物公園に贈られたそうです。
スリランカゾウはアジアゾウ舎で見られたようです。
でも、今回、アフリカゾウは見に行けましたが、アジアゾウ舎までは見に行けませんでした。

きゅーっと辛い、エスニックカレー！

サラダも辛めでしたが、美味しかったです。

アフリカ圏でみつけたシモツケソウ

多摩動物公園は緑にあふれているので、気をつけていると、花がよく目につきます。
シモツケソウはまだ咲き始めでしたが、どことなく控えめでいながら、よく見ると華やかなたたずまいが気に入っています。

ひっそり咲いていたワルナスビ

ナスに似た可愛い花を咲かせるのですが、要注意外来種なので、悪いナスビと名がついてしまった花です。

アフリカゾウ舎のそばに咲いていた、アメリカデイゴ

鮮やかな色形のアメリカデイゴ

アフリカ舎のバオバブの木

まさかほんもの！？
と思ったけれど、レプリカでした。
木肌はどう見ても触っても、石灰質。
それにしては、バオバブの説明書きが貼ってあったりするから、一瞬、本物か！？
と思っちゃうわけです。

バオバブの木を模したウォッチングエリアの内壁には……

アフリカ圏の動物たちの可愛らしい絵が描き混まれていました。

ゾウさん可愛い@

アフリカゾウの屋外展示場を覗ける窓あり

まだ子供の砥夢くんは、このバオバブの木によりかかるようにごそごそしていることが多かったので、小窓からすぐ外にいる砥夢の牙などが間近に見えたりしました。

木漏れ日の中のヤツデ

ショッキングピンクのサルスベリ

サルスベリの木は花期が長くて、まだまだ花があちこちに見られました。
本日は、ほとんど終日曇天でしたが、昼時、少し晴れ間が出て来ました。
でも、今日は一日曇天だと思って、帽子も持参してこなかったし、暑かったので、こうやって花を狙ったとき以外、日射しはあんまりありがたくなかったです。

名残りのキンシバイ

アジサイの時期に最盛期という印象のあるキンシバイですが、オランウータンのスカイウォークの近くにまだ少し咲いていました。

ヤマブキ色が美しいキンシバイ

まるでちっちゃなカーネーションのような大きなナデシコの花

写真では大きさまで分かりませんが、野生のナデシコはもっとちっちゃいので、びっくりしてしまいました。
でも考えてみたら、たぶんこれは園芸種。野生っぽく咲いていたものの。
新しくできた「アジアの平原」エリアで見つけました。

センニンソウも見つけたヨ

多摩動物公園は思ったより緑にあふれていて、このように花の写真も楽しめたのはいいのですが……夕方になったら、けっこう蚊にさされました。
そういうときに限って、虫除けスプレーもかゆみ止めも持参してきませんでした。
今年の夏は猛暑だったせいか、あまり蚊にさされなかったので、ついつい油断してしまいました。

園内のあちこちにあった、シャトルバス休憩所

このバスはライオン号といって、平成４年11月に多摩動物公園で初めて導入された「電気自動車」だそうです。
平成12年５月に引退後、休憩所として再利用されています。

現在の多摩動物公園のシャトルバス

これはヒョウ柄。
他にいろんな動物柄のシャトルバスが走っていました。
はじめて多摩動物公園にやって来たときは、少しでも早くレッサーパンダを見に行くために、シャトルバスを利用しました。

関連の旅行記
2012年２月11日
「一眼レフを持って多摩動物公園にチャレンジ！───（1）プロローグ：初めて乗った多摩モノレールや動物公園いろいろ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10645250/

シャモア舎からオオカミ舎へ向かう途中にあった動物慰霊碑

どうぶつさん、ほんとに思い出をありがとう

最近亡くなった、コアラの子供のパピーちゃんや、オオカミのおばあちゃんのモロさん、やすらかに。

おおっ、遊牧民のテント式の休憩所！

このテントはカザフスタン由来かな……とこのときは思いました。
なにしろ、たくさんのユキヒョウの子供たちの父親となったシンギスくんは、カザフスタンからの贈り物なのです。
でも、やはりモンゴル式かもしれません。
この近くの新しい「アジアの平原」エリアがあり、そこにいるモウコノウマ（蒙古野馬）は、モンゴルからの贈り物なので、その縁もあるでしょう。

遊牧民のテントの説明

私が去年2012年の中央アジア旅行で、ウズベキスタンやキルギスやカザフスタンで見て来た遊牧民のテントは、中は伝統的な模様の絨毯や布で飾られ、外側から想像つかないくらい豪華です。
でもさすがにこの休憩所の中は絨毯で座ったりできず、土の上に直にイスとテーブルがあって休めるようになっていたっきりでした。
そして中は、やっぱり蒸し暑かったです。日本の夏の気候には、こういうテントは向いていないかもしれません（苦笑）。
でも、冬はあったかいのかな。

色付きのマンホール

トレードマークのライオンと、キリン・コアラ・トラがいるこのマンホールはあちこちにありましたが、色付きは１箇所しか見かけませんでした。

プロローグ編おわり。
「初秋の多摩動物公園（2）ライオンバスに乗って、プチプチ・サファリ気分を味わおう！───本番は実質５分で終わったけれど@」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10810990