2013/08/10 - 2013/08/12
46位(同エリア68件中)
ROSARYさん
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ロマネスク美術と美食を求める北スペインの旅。その5はレオン。
サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院と並び今回の旅の目的だったのは、レオンのサン・イシドロ教会。11世紀後半の柱頭と、12世紀前半のフレスコ画です。期待に違わぬ素晴らしさ。残念ながら撮影禁止でしたが。
さらにレオン近郊のサン・ミゲル・デ・エスカラーダ修道院まで足を伸ばしました。10世紀から残る、スペインでも最古のモサラベ様式の教会です。
レオンのカテドラルは13世紀のステンドグラスが見事。37度まで上がった猛暑の中、熱射病と隣合わせでレオンの街を楽しみました。
・パラドール
・ガウディの手になるカサ・ボディガ
・カテドラル
・サン・イシドロ教会、パンテオンと教会
・サン・ミゲル・デ・エスカラーダ修道院
・レオンの街並み
表紙写真は、レオンのパラドール正面。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
- 利用旅行会社
- ユーラシア旅行社
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レオンの宿は、スペインで2軒だけの5つ星パラドール・サンマルコス。
泊まったのは新館で、風情にはやや欠けるけれど、機能的で快適なお部屋でした。 -
イチオシ
サンティアゴ巡礼者の救護院として建てられたパラドールの内部は美術館さながら。
ロビーのタピスリー、奥の階段にかけられた肖像画。まさに非日常の世界。 -
階段部分のアップ。ああ、スペインだなあ、という感じ。
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パラドール併設の教会ではちょうど結婚式が執り行われていました。
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祭壇の上、壁の模様は帆立貝。サンチャゴ・デ・コンポステラ巡礼の象徴ですね。
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朝日を浴びる教会の外観。外壁にも帆立貝の模様がついていますね。
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ホテルの回廊。奥は教会です。
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回廊2階からは、教会の2階部分をじっくり見ることができます。
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回廊2階のライブラリーに飾られていた絵。
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入口右手の部屋。天井の飾りが壮観です。
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こちらはホテルのレストラン。食べたものはまた後ほど。
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コロンブスの肖像もついているホテルのファサード。
さて、レオンの観光に出かけましょう。 -
ガウディが設計した、カサ・ボディガ。今は銀行になっています。
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その前のベンチにはガウディの像。
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レオンはローマ時代の軍団の駐屯地から発展した街。この足あとはローマ時代のもの?
その先にはホタテのマークも見えています。 -
13世紀のカテドラル。
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ファサード中央のタンパンの浮き彫り。
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カテドラルの見ものはなんといってもステンドグラス。
13世紀のステンドグラスは植物模様。 -
内陣後部のトレスコロとよばれるパネルも美しい。
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カテドラルの回廊には、以前ファサードを飾っていた聖人の像(オリジナル)が収められています。
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回廊の壁にはフレスコ画も。
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続いては、楽しみにしていたサン・イシドロ教会。
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まずはパンテオンへ。その名の通り、歴代の王室の霊廟です。入口はこちら。
11世紀後半の柱頭と、12世紀前半のフレスコ画が残っています。力強い枠線と人物表現の豊かさ。類例がないと言われる作風のフレスコ画です。 -
残念ながら中は撮影禁止。パンテオンの出口から一枚。(中は見えませんが)
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売店にあったポスターを撮影。900年も昔のものとは思えない色鮮やかさですね。
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ついでに12ヶ月の労働を表したフレスコを栞に仕立てたものも。
左は10月。豚にどんぐりを食べさせて太らせているところ。
そして11月にはその豚を屠ってしまいます。 -
サン・イシドロ教会の聖堂も12世紀から建て始められたもの。
これは贖罪の門。 -
もう一つの子羊の門をくぐって聖堂内に入ります。
子羊の門に描かれているのはイサクの生涯です。
中央下にイサクを生贄に捧げようとするアブラハム。その左側から代わりに捧げる子羊を差し出す天使の姿が。 -
イチオシ
聖堂の中。高い柱とクリアストーリーから差し込む光のおかげでとても明るい。
祭壇画や天井の装飾も美しいですが、こちらはゴシック様式で建てられたもの。 -
身廊の柱頭彫刻も素晴らしい。ライオン退治の様子はダビデでしょうか。
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翼廊に向かうアーチは多弁型。イスラムの影響を感じさせますね。
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聖水盤と柱の下部。石材の色合いも淡くてあたたかみを感じます。
サン・イシドロ教会はこちらもどうぞ。
http://www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/8/96839 -
レオンから足を伸ばして、サン・ミゲル・デ・エスカラーダ修道院へ。
山間の打ち捨てられていた教会を、当時の王、アルフォンソ三世がコルドバから逃げてきた修道士たちに与えたのだとか。 -
イチオシ
修道士たちはもとからあった教会に、外側のギャラリーと右側の鐘楼を付け加えました。
モサラベ様式の典型的な建物。イスラムの影響が色濃く残る、連続アーチのギャラリー。 -
10世紀から変わらない木の天井。
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祭壇は文字が刻まれた一枚石。
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柱頭は西ゴートの質実剛健な様式です。
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天井のアップ。
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教会の中では若者二人が中世風の音楽を奏でていました。
ギター風の楽器が珍しい。 -
修道院への道標。写本を模したモニュメントが置かれています。
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レオンの街に戻って、遅めのお昼ごはん。
歩いていたら地元のワインを呑ませてくれるワインバーを発見。
ワインを一杯頼むと、おつまみがついてきます。
http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=8&p=204748 -
カテドラルの裏側はローマ時代の城壁。
じつはカテドラルはローマ軍団の浴場跡に建てられているのだそう。 -
ぐるっと回ってサン・イシドロ教会の鐘楼。ここもローマ時代の城壁にめり込んでいます(笑)
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ホタテのマーク。
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この日は37度まで気温が上昇。日陰のない街歩きは堪えます。
なんとかホテルまで辿り着いて、生オレンジジュースを飲んで生き返りました。
http://www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/8/96841 -
ディナー、前菜はホタテ。サンチャゴ・デ・コンポステラへの思いが掻き立てられますね。
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メインは豚の串焼き。さっきの11月の歳時記をちょっと思い出したりして…
この豚もとても美味しかった。 -
さて翌朝。この橋を渡って、巡礼の方々はサンチャゴ・デ・コンポステラを目指します。
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イチオシ
あ、自転車で向かう人も。なるべく気温が上がらないうちに。
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イチオシ
私達もパラドールを後にして、巡礼の道をたどりましょう。
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