中国 北戴河/山海関 北京からの1泊旅行

2013/08/31 - 2013/09/01

万里の長城が海に落ち込む場所として有名な老龍頭がある山海関に行ってきました。かつて皇帝の避暑地であり、今は共産党幹部の保養地でもある北戴河経由となります。

山海関から長城が延びて海に突き出す場所を老龍頭といい、
長くここが万里の長城の東端ということで名が知られていましたが、近年の調査でさらに東北部、遼寧省丹東近辺の虎山に長城跡が発見されたため実際に東端ではなくなりましたが、海にまで突き出る長城と風光明媚な場所柄が相まって多くの旅行者を集めていて中国では人気の場所です。

明代にはここから東の女真族の満州を関外、関東とよんでいました。
軍事的な要衝であるため、歴史上の舞台にもよくなっています。
中国の武侠、歴史小説でもよく出てくるところです。浅田次郎の「蒼穹の昴」でもでてきますね。そのため、いやが上にも期待が高まります。一度は行って見たかった場所です。

一日目
午前
　北京駅　0750発
　北戴河　1030着
　ホテルチェックイン昼食
午後
　始皇帝、蓬莱伝説の浜辺
　山海関　バスにて移動
宿泊　　北戴河

二日目
午前
　ホテル　 0715出発
　遊覧船　 0800出船約40分
　土産物屋 1000-1130
　昼食
午後
　北戴河駅 1350発
　北京着　　1700

ツアー金額：約600元 (含ホテル、昼食x2、電車代、バス、入場券、遊覧船）

エリア 秦皇島(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス

集合は北京駅国旗のポール前０６５０。

秦皇島行きの列車で北戴河まで行く。島ではないのですが、中国では海辺のこともひっくるめて島と名ずけます。

硬座（二等車）の社内

北戴河到着

空が限りなく青い

共産党の幹部の避暑地であるために、とにかく立派だ。

駅前の広場もやたらと広い

洋風な建物ばかり

先ず宿に向かう

「秦皇求仙入海処」　秦皇島市海港区の東山の海濱に位置する。敷地面積は19万平方メートルで、親封?門、求仙殿、秦皇帝東巡群彫、仙人祠、戦国風情など30所がある。

中には正直くだらないものも多いが、中国らしいと思ってみればそれもまた少しは楽しい。

いきなり、長さ４０メートルという巨大なモニュメントがあった。特に古いものでもありません。

始皇帝、隣は宰相李斯

このイルカはどういう意味？

売店のおじさん、気持ちよさそう

本当に由緒があるのか疑問。お札をくれてお布施を求められる。お金儲けの道具にされている。外国人だと言うとそれならいいと言われた。
一緒にいた中国人夫婦がこれが今の中国の国情だと嘆いていた。

海を見る始皇帝。不老長寿の薬を求めて蓬莱へ使わす。

紀元前215年、秦始皇帝はここで視察したことによって、有名になった。毎年の端午節の「望海大会」では、秦始皇求仙式の踊りを行っている。

ここはビーチになっています

マイクロバスで1時間弱。山海関は整備された山海関風景区となっている

この場所を「老龍頭」という

ホラ貝を吹く売り子

ここが万里の長城の本当の東端だったところ。窓から下を見る。

東端だったところから渤海をみる

遠くから見ると龍の頭のように見えるので老龍頭という。

山海関東門、鎮東門。天下第一関の扁額がある。
他には何もないので入場料を払ってまで入る必要ないというガイドのすすめあり。

夕食はタクシーの運ちゃんに聞いて人気ある海鮮レストランへ

大ぶりのこのアサリが美味しい

これはサザエ。つぼ焼きにしてもらう

ホタテはガーリックで

カニのピリ辛、うまかった。
全部で一人200元弱。

翌日は、朝八時の一番船にのる。かなりの人だ。

ただ、直線で沖に行って帰ってくるだけだったが天気も良く気持ちがいい。たったこれだけで、こんなに人気なのだからいい商売だと思う。

飴をつくっているところ。原価ほとんどゼロだな。

遊覧船乗り場からは20分足らずで別の海浜公園へ。
干潟で鳥が多く有名だとか。

高台から見るあのホテルはいいなあ。

禁止という看板はあるが、ここに登る奴は必ずいる。

場違いなオランダ風車だが中国人には人気です。

最近珍しい毛沢東。多くの人が写真をとっていた。この公園に毛沢東が来たことがあると書いてある。

地元の漁船は青いらしい。

公園前は車で混雑

戻ってきた北京駅。この時間に戻ると体力的にも楽だな〜。