2015/05/15 - 2015/05/17
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dapuqiaoさん
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秦皇島は「秦の始皇帝」が仙人を求めてこの地に来た事から、秦皇島と呼ばれるようになったそうです。
秦皇島にはその時代から明、清に至る歴史の足跡が残っています。
出張のついでに土曜日にそれらの遺跡を訪ねてみました。
今回も昨年8月の広州に続いてローカルスタッフの陳君との二人旅です。
行程
5/15(金)
上海浦東空港 → 秦皇島(山海関)空港
秦皇島(山海関)空港 → 市内、工作。
5/16(土) 秦皇島遊覧 by Charter Taxi
市内(ホテル) → 求仙入海処
求仙入海処 → 老竜頭景区
老竜頭景区 → 山海関古城
山海関古城 → 孟姜女廟景区
孟姜女廟景区 → 角山長城
角山長城 → 北戴河(老虎石公園)
北戴河 → 市内(ホテル)
5/17(日)
秦皇島(山海関)空港 → 上海浦東空港
写真
老竜頭景区の凱莱度假村の海岸から眺める老竜頭(万里の長城の東の果て)。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5/15 11:32 秦皇島(山海関)空港
秦皇島市は、三区(海港区、山海関区、北戴河区)、三県、一自治県から成っているそうで空港は山海関区にあります。
なので、山海関机場(=空港)とも言うんでしょうね。
上海・秦皇島間は1日に一便です。山海関空港 (SHF) 空港
-
ターミナル
歩いてターミナルに向かいます。
今日は空軍の演習があったとかで出発の段階で1時間遅れでした。 -
5/15 11:38 秦皇島空港前広場
あまり人がいません、ローカルですな。
バスや通常のTaxiも見当たらない。
なのでたむろしている包車(Charter)で市内へと向かいます。
市内で昼食後は、仕事(=工作)です。 -
5/15 18:51 星程天水草堂酒店。
半日の仕事を終えて今夜の宿泊場所へと移動。
市の中心、新世紀公園の傍です。 -
8/15 19:45 夕食。
ホテルのレストランで。
折角の海のそばなので渤海湾で獲れた(?)ヒラメを食してみました。美味。 -
5/16 07:18
今日は一日秦皇島近辺の観光です。
8時に包車を頼んでいるのでその前にホテル裏の路地に入り込みこの「杜家湯館」
で朝食です。 -
メニューはこんな感じ。
超ローカルなお値段。 -
こちらは、調理中のおばさんと出来上がった饅頭ゆおかゆなど。
-
頼んだのは玉米粥(とうもろこしのおかゆ)、ゆで卵と漬物です。
10元でおつりがあります。 -
5/16 08:06 秦皇求仙入海處
1日300元なりの包車(昨日陳君が交渉)で、まずは「秦皇求仙入海処」へと向かいます。
ホテルから車で15分くらい南下した場所にあります。 -
こちら入場券。一般50元。
秦の始皇帝が秦皇島を訪れ、仙人探しに出発した場所だそうな。 -
秦皇求仙入海處の案内図
南行けば直ぐに渤海湾のようですが、西側になにやら展示施設があるようです。 -
千古一帝の彫像群。
明代の官吏で思想家でもあった李贄が始皇帝の事を千古一帝と評価、称したことか
ら始皇帝の事を指すようになったとの由。
「永い歴史の中で真の皇帝と言えるのは始皇帝ただ一人」と言った感じでしょうか。 -
5/15 08:09
千古一帝を過ぎて入り口の方を振り返ります。 -
真っ直ぐ行くと渤海湾に出ますが、右手に行くと戦国を統一した始皇帝に因んだテーマパーク「戦国風情」となっています。
戦国の七雄(斉、燕、楚、趙、魏、韓、秦)に因んだがテーマが展示されています。 -
5/16 8:13
こちらは斉の国の禝下の学子が学んだ学舎。
紀元前4世紀、斉の威王や宣王は、各地から多くの学者を集め、斉の盛時をもたらした。 -
斉国の都の街並みでしょうか。
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というよりか、お土産屋さん通りですね。
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扁鵲行医。
扁鵲というのは戦国時代の伝説の医者で中国医学の祖と言われているそうです。
紀元前501年、晋の六卿の一人である趙鞅が病で昏睡状態に陥り、扁鵲が診察に当たり、3日以内に回復するとの診断を下し、趙鞅は倒れてからまさに3日後に回復したとの由。
関羽を治療した華佗より有名だそうな。 -
「孔子聞韶處」
孔子さんはあちこちに足跡を残しているので孔子聞韶處もあちこちにあるのかも??
孔子さんは、春秋時代の人でこの(=戦国)時代には生国の魯は既に楚の国に併合されています。 -
5/16 08:17 八卦迷宮
入場料2元なのでトライしてみる。
が、うまく出口まで辿り着けませんでした。 -
入場券。
良く見かける赤い紙のしょぼいチケットです。 -
こちらの小屋の説明板には「胡服騎射」とありますが、鍵がかかっていて中には入れません。
戦国の七雄の中でも北に位置する趙は,常に胡(北方民族)と戦っていた。
武霊王は彼らと対等に戦うため胡服騎射(胡の衣服をまとい騎馬で戦う)を取り入れた。
その結果、国勢はたいそう拡大した。
武霊王は不幸な亡くなり方をしなかったら始皇帝の前に中国を統一したかもしれないとも思います。 -
こちらは魏の国の最後の王「假」。
前225年、秦の将軍王賁が魏の都大梁を陥落させ王仮は投降、ここに魏は滅亡した。 -
こちらは楚の重臣屈原の「屈原問天」の場面。
他国と合従して秦に対抗すべきとの屈原の主張が聞き入れられず、嘆き悲しんだ屈原は汨羅の湖に身を投げ入れて死んでしまう。
秦と連衡した楚はやがて屈原の予想した通り秦に裏切られ滅亡する事になる。
屈原は「楚辞」の作者としても有名。
その楚辞の中の「問天」は議論の多い作品だとか。
百数十個の天、地、歴史に関する疑問が積み重なって書き連ねられているが答えは書かれてないそうな。 -
5/16 08:26
戦国の世を統一した秦の館(求仙殿)でこのテーマパークはおしまいです。 -
そして海に向かっているのが「求仙路」
-
振り返ると石牌とその向こうに求仙殿が見えます。
-
5/16 08:30
突き当りに海をにらむように建っているのが始皇帝さん。
階段の両脇に赤いものが沢山ぶらさがっています。 -
願い事が書かれた日本の絵馬のようなものです。
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にらんでいる先は渤海ですが、前には駐車場が広がっていてなんだか興ざめ。
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入り口へと戻る途中、大きな石碑がありました。
-
史記封石。
史記(司馬遷)の秦始皇本紀が刻まれているようです。 -
5/16 08:45
「秦皇求仙入海處」の見学を終えて次は万里の長城の東の果て「老竜頭」に向かいます。 -
5/16 09:08
まず向かったのは老竜頭景区の凱莱度假村。
ここから老竜頭の眺めが良いそうだ。
砂丘状の海岸の向こうに老竜頭の城壁が続いている。
そして、・・・・ -
その先端が、渤海に突き出した万里の長城の東の果て老竜頭の入海石城です。
もっとも、こちらは明代の長城の東の果てで、更に古い時代の長城の遺跡は遼寧省や吉林省にも残っています。 -
反対側は、・・・、工場地帯です。
-
5/16 09:26
山海関風景区の中の老竜頭です。 -
こちらが入場券売り場。
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老竜頭、山海関、孟姜女廟のセットで購入した方が割安となっている。
セット料金150元。 -
老竜頭の案内図。
右手の方が先ほどの凱莱度假村。
ここに書かれているル−トに従って観覧します。 -
寧海城という北門を抜けると、・・・
-
竜武営という広場。
向こうに八卦陣があります。
これあちこちの観光地にあって中国の人、好きですね。 -
広場の脇を抜けるともう渤海です。
そして先端に老竜頭の「入海石城」が見えてきます。
この階段を上がると後ろに建っているのは、・・・ -
澄海楼です。
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こちらの石碑に老竜頭についての故事・由来やら修復に至った経緯やらが書かれています。
1984年、トウ小平の「わが中国を愛せ、長城を修復しよう」という号令によりここも1992年に修復が行われたそうな。 -
東側の城壁からは先ほど訪れた凱莱度假村の浜辺が眺望できます。
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5/16 09:36
そして前方には、入海石城がみえます。
行ってみましょう。 -
澄海楼を背に突端へと向かいます。
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途中、砲台跡や、・・・
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右手に「海神廟」を見ながら進みます。
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目の前の城壁をくぐれば長城の最東端です。
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城壁をくぐるとそこには、・・・
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「入海石城」の石碑があります。
明代の1579年に造られたとの事。 -
5/16 09:44
入海石城で記念撮影、お腹の出具合が気になります。 -
そして壁窓から入海石城と渤海を振り返って見ます。
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澄海楼の西側の階段を降りて、海岸道を海神廟へ向かいます。
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海っ端には記念撮影用(?)の大きな石碑があってみなさん例によってポーズを
とられています。 -
海岸端の通路には土産物屋さんが並んでいます。
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向こうに見えるのが海神廟です。
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5/16 09:56 海神廟へ到着。
こちらで祀られているのは海神さんと天后さん。
海神さんて言うのは、???です。
天后さんは、福建省や台湾で崇められている海の神様(道教の神様)です。 -
入海石城は海神廟からはるか遠くになりました。
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海神廟の石碑。
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こちらが海神様。
一体どういうお方なんでしょうか??? -
こちら天后様らしい、・・・・、天后宮の中にはもっと立派な天后さまがおられましたが撮影をスルーしたのでこちらを張り付けておきます。
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入り口へと戻ります。
前方に見えているのが寧海城です。 -
寧海城をくぐると竜武営広場に戻ってきます。
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5/16 10:11
竜武営広場の八卦陣を横目に外に出て次は山海関古城へと向かいます。
その二は、山海関故城、孟姜女廟、亀山長城、北戴河へと回ります。
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