2012/06/21 - 2012/06/23
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tsukikoさん
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5年くらい前からずっと行きたかったスウェーデンの小さな町、ビンメルビィ Vimmerby。
日本では知られていないと思いますが、この町はおそらくスウェーデンでは有名な町なのではないでしょうか。
それはスウェーデンを代表する児童文学作家のひとり、アストリッド・リンドグレン Astrid Lindgren が生まれ育った街だから。
リンドグレンは代表作『長くつしたのピッピ』で日本でも知られていると思いますが、 北欧好きや映画好きの人には『ロッタちゃん』シリーズや『やかまし村の子どもたち』シリーズでも知られているかもしれません。
そのリンドグレンにまつわるものや生家を移築した場所がビンメルビィにあります。
さらに映画『ロッタちゃん』の撮影された場所『アストリッド・リンドグレン・ワールド Astrid Lindgren Värld』もあるんです。
映画『ロッタちゃん』『やかまし村の子どもたち』が大好きで数えきれないほど観たので、ずっと舞台の場所に行ってみたいなと思い続けて約5年。
ようやく行くことができました!
詳しくは旅日記をどうぞ!
http://www.geocities.jp/tsukikoworld/contents.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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-
2日目はアストリッド・リンドグレン・ワールド Astrid Lindgrens Värld を訪れます。
ここはアストリッドの作品の世界が再現されているテーマパーク!
ホテルの裏道を下ると、スウェーデン国旗からはじまって世界各国の国旗が立ち並ぶのが見える。
それがワールドへ続く道の始まり。
そして国旗をたどる道が、ワールドへの道。
広場からだと歩いて20分くらいです。 -
ワールドの黄色い旗が並んでるのが見えると一気に気分が盛り上がります。
旗に沿って歩く道の右側はワールド(の裏側)、左側は駐車場。
その奥にチケット売り場があります。
まだ10時半近くなのであまり混んでません。
私はあらかじめインターネットでチケットを予約(355SEK、約4,220円)していたのですが、チケット売り場で発券や交換などがあるのかと思って窓口で聞いてみたら、「プリントアウトした用紙自体がチケットなので、入り口の機械にバーコードをかざしてもらえばいいですよ〜」と言われた。
おぉ〜これは便利。 -
これはなんだろう?と近づいてみたら、子供に付ける迷子札でした。
名前を書いて、子供の腕に巻いてシールで留める。
なるほど、これはいいアイディア。
ワールドのパンフレット(地図付き)とショーのプログラムを取ったら、いざ中へ! -
ワールドに入って右手の道を進むと、早速ここでの第一目的、ロッタちゃん家(Lottas hus)がありました!!
本物だ〜!
さっそく中に入るとまずキッチン!
わ〜とテンションが上がるものの、近づくとドアのかわりに透明な板がはられていた…。
ちょっとがっかり。
でも透明な板は大人の顔あたりまでしかないので、大人は覗き込んだり写真を撮ったり。
キッチンはテーブルがちょっと小さい気がする。
でもその他は映画まんまだ〜。 -
ロッタちゃんが怒ってぷりぷりしながら登ったり、ロッタちゃんの誕生日の朝、ケーキにろうそくをつけて家族みんながそーっとあがったりする階段。
その階段を自分が上ることができるなんて…感激。
2階に上がると、子供部屋があります。
右はロッタちゃんのベッド左がヨナスとミアのベッド。
そしてお医者さんごっこをした机もそのまま。
-
庭にはロッタちゃんの赤い自転車が置かれてました!
赤い自転車を見つけた子供達が早速遊んでました。
そうだよねー、子供は手を出さずにいられないよねー。
庭には他にもクリケットやおもちゃがあるのですが、子供は躊躇なく気分のままに遊んでました。
いまはもう映画のセットではなく子供たちのものだから、それでいいのだ。 -
さて、ロッタちゃん家の隣にはベリィさんの家(Tant Bergs hus ベリィおばさんの家)があります。
ベリィさんの家も、ロッタちゃん達がよく遊びに行ったりして印象的です。
ベリィさんのシーンを見ていると、自分のおばぁちゃんを思い出してほっこりする。 -
ベリィさん家といえば、ぐらぐらする板塀。
ロッタちゃんや子供達がここを通り抜けて両方の庭を行き来してました。
写真を撮っていたら、子供が次々やってきて板塀をくぐってました。
かわいいなぁ。
ちなみに、ベリィさん家の隣、ワールドの入り口目の前にあるのは「ロッタちゃんと初めてのおつかい」(Lotta flyttar hemifrån)でロッタちゃんがもみの木を拾ったガソリンスタンドがあります。
今はインフォメーションセンター。
たぶん、迷子たちがここに来るんじゃないでしょうか。 -
家の前の通りも映画そのまんま!
この道を、ロッタちゃんが自転車で走り抜けたんだよね。
さらに道の右側にはパン屋さん(Bageri)もある!
「ロッタちゃんと赤い自転車」(Lotta på Bråkmakargatan)の冒頭で雨の中、ベリィさんが犬を散歩させながらパン屋に向かうシーンを思い出す。
もう、この光景を見ただけでしばらく感動に浸ってました。 -
パン屋さんの中はカフェになっています。
床が映画と同じく赤と白のタイル!でも映画で見るよりずっと広い店内。
暑くて喉が渇いたのでカウンターでメニューを見たら"Pippi's Soda"がある。ピッピソーダ?
せっかくアストリッド・リンドグレン・ワールドにいるんだからピッピソーダでしょう!
子供向けに甘いソーダかと思ったら、ほんのり甘い程度で炭酸も強く、暑い夏の日にぴったり。美味しかった。もう一回飲みたいなぁ。
それとカウンターにあったアップルパイも。
アップルパイも甘過ぎず、りんごが果汁でしっとりしておいしかった〜。 -
パン屋さんを過ぎると、坂の上に警察署があります。
一回りしてまた戻って来ようと思って通り過ぎたのですが、結局疲れて帰ったので入りそびれてしまいました。
手前にはレトロな車。
家に帰ってロッタちゃんのDVDを見返したら、なんと、同じ車が同じ場所に停まってました。
ほんと、映画そのまんまで感動します。
ちなみに、ロッタちゃん家とベリィさん家以外はそれぞれお菓子屋さん、おもちゃ屋さん、お土産物屋さんなどとして営業しています。
映画を見ていない人でも結構楽しめるんじゃないかな? -
パン屋さんカフェを出て道なりに進むと、芝生の上でなにやら劇をやっている。
看板には”ピクニック・シアター”と書いてある。
ちょっと見ていたら、コメディだということはわかるものの、残念ながら全てスウェーデン語なのでさっぱりわからない。
スウェーデン語がわかればなぁ。
観客はどこかの家族がピクニックシートを敷いて見ている。
へぇ〜のほほんとしていいね。
-
”屋根の上のカールソン”(Karlsson på taket)の家もありました。
ストックホルムのアパートに住んでいる少年、リッレブルール。
リッレブルールの屋根の上にカールソンという小さくて太ったおじさんが住んでいます。
カールソンは背中にプロペラがついていて、子供ばりに自己中心的。
ちょっとイラっとするキャラですが、リッレブルールはカールソンが大好き。
そのリッレブルールの住むアパートと、カールソンの家が再現されています。
子供サイズでかわいい。
さすがに私は登らなかったけど、子供達は大はしゃぎ。
時々親も子供と一緒に登ってました。 -
道沿いに歩いて行くと、エーミル(Emil)のカットフルト農場があり、本当に羊や馬が飼育されていた。
そして次第に木々が多くなり、森のような場所に入った。
建物が見えたので「ここはなんの作品だろう?」と近づいてみると…もしかして…ここは…。
「はるかな国の兄弟」(Bröderna Lejonhjärta)!!
中へ入ってみると、人だかりが…。
よく見たら、衣装を着けた人がちらほらまぎれている。
すぐに、青い衣装の男性がヨナタンだとわかりました。
わぁ、ヨナタンだ!
本の表紙とは違うけど、確かに王子様的でなかなかかっこいい。
ヨナタンは子供達に、ナンギヤラの話をしているんだろうな。子供達はみんな真剣に聞いている。
大人達はちょっと離れたところでそれを見守っています。
私もしばらく眺めていたのですが、あれ?ちょっと待って。
後ろの方に座って話を聞いている子の中に、衣装を着た男の子がいる。
もしかして、弟のクッキー?
近くにいた人(たぶん話の輪にいる子の両親)に、あそこに衣装を来て座っている男の子はヨナタンの弟ですか?と聞いてみたら、やっぱりそうだった。
キャラになりきっているのか素なのか、控えめ過ぎてわからなかったよ!
(この写真には写ってません) -
しばらくすると、ヨナタンが子供達に何か言い残し、どこかへ走り去って行った。
他のキャスト達も動き出したので、どうやらこれからショーが始まるらしい。
ソフィア役の女性がマイクで話し始めた。
この物語は壮大なお話なので、ストーリーを語りつつ途中途中のシーンを上演するみたい。
観客は芝生の上や石垣に好きなように座って劇を見るのですが、ステージで上演するのではなく、観客がいる場所のすぐそばでいきなりはじまりました。
(後半はステージでした)
シーンによっては観客のなかにキャストが入り、物語が進む。
だから自分も物語に入ってしまったような感じになります。
テンギルの手先の悪者達がアドリブで観客に絡んだりして、子供向けとはいえなかなか楽しい。
しかもこのショー、全てスウェーデン語で行われます。
当然なんですけどね。
ストーリーを知っているので見ていればどのシーンなのかわかるけど、アドリブなどはなんとなく予想するしかない。
それでも、スウェーデンの物語をスウェーデンで見れたことに感無量。 -
劇の途中で、マティアス(役の人)が観客を引き連れて森の中へ行くのでとりあえず私もついて行く。
どうやら、ヨナタンを手助けする為に、様子を見に行くという設定らしい。
マティアスが鳥の鳴き声をすると、遠くのほうから鳴き声が返ってくる。
危険を知らせる鳴き声ならしゃがむ。安全なら進む。
というゲームのようなもの。子供達が真剣でかわいかった。
驚いたのは本物の森だったこと。
特別歩きやすい道でもなく、大人でも歩きにくい森の中に子供達を連れて行く。
物語に近い状況を作って子供達を引き込む、というところが素晴らしい。
とてもスウェーデンらしいエンターテイメントだと思いました。
そしてまた戻ってくると、ソフィアの説明があって再び劇が続きます。
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