栄華を極めた奈良の都に、往時を偲びました

2013/08/07 - 2013/08/10

パワーがありそう、春日大社の御神木！

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かつてこの国の首都として栄華を極めた奈良･･･、
政教分離で遷都されるまでを思い描きながら、
往時をしのんでみました。
今では世界遺産となった華麗な街並みですが、
当時の覇権のエネルギーを、それぞれの社寺･仏閣に感じました。

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8/7(水)出発＝＝＝JR名古屋＝＝新大阪＝＝和歌山着
　　　｢和歌の浦｣散策、　居酒屋：海鮮炭焼き漁場　
　　　『グランヴィア和歌山』泊

8/8(木)『和歌山城』 『紅葉渓庭園』 『茶庵 紅松庵』　　
　　　JR和歌山発＝＝天王寺＝＝奈良着
　　　『奈良ホテル』泊、夕食『ﾒｲﾝﾀﾞｲﾆﾝｸﾞ 三笠』
　　　『奈良公園』で『燈花会』(ﾄｳｶｴ)に参加

8/9(金)世界遺産の三寺社詣で
　　　『東大寺』⇒⇒『春日大社』⇒⇒『興福寺』⇒⇒
　　　《若草山奥山ドライブウエィ》⇒⇒『平城宮跡･朱雀門』
　　　 JR奈良発＝＝京都着
　　　『リーガロイヤル京都』泊、　夕食:中国料理『皇家龍鳳』

8/10(土)朝食:京料理『たん熊北店』
　　　ﾛﾏﾝﾁｯｸﾄﾚｲﾝ『トロッコ列車』　ﾄﾛｯｺ嵯峨駅発⇒ﾄﾛｯｺ亀岡駅着　
　　　『保津川舟下り』　亀岡乗船〜｢保津峡｣〜嵐山船溜り着
　　　昼食:嵐山『らんざん』
　　　嵐山『天龍寺』散策
　　　JR京都＝＝名古屋＝＝＝帰着

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名だたる名城や社寺が見聞でき、
旧跡や復興中ということで目にはできなくとも、
『史実』という大事な被写体を心のネガに焼き付けることが出来たのは
この旅の大きな収穫でした。　ワ〜ィ\(^o^)／

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

奈良ホテルの朝、

メインダイニングが朝食レストランになります。

お味噌汁がいい香り･･･、

ほっくり鮭に、ふっかふか卵焼き、
いつもはこんなに頂かないんですが、

紀州の梅も添えられて、

今朝もごはんが、お･い･し･い〜！

さて今日は奈良時代にタイムスリップ。

★世界遺産の三社寺（東大寺、春日大社、興福寺）巡って、
★若草山、春日山原始林のドライブウェイを走り抜け
　そして
★平城宮跡、朱雀門までお勉強します。

まずは『東大寺』

「南大門」から入ります。

仏教が伝来したのは538年、まだ古墳時代、
間もなく聖徳太子の摂政が始まり、飛鳥時代を迎えます。

この後奈良時代に入り、聖武天皇の発願により
天下泰平・万民豊楽を祈願する道場として創建され、
大仏開眼供養は、752年になされていますね。

金剛力士像

「中門」
ここはお釈迦様が通られる門ということで、

僕ら俗人は脇門から入ります。

門をくぐると、オォ〜ありましたぁ、
久しぶりに見る金堂。

『大仏殿』（金堂）

東大寺は国分寺として建立され、
国家の安寧と国民の幸福を祈る道場であり、
各宗派の学問寺であるとして、学問の神様ともされてますね。

世界最大級の木造建築物。
天平時代の優雅さを感じます。

中門から金堂に伸びる石畳。

仏教の伝来順序を意味しています。
中央の黒い石が仏教発祥の地、インドの石。
その両脇が伝来した中国の石、
その両脇が次に伝来した朝鮮の石、
そこから端が我が国の石ということです。

高さ４８ｍ。
これより高い建物は
奈良市内には建てられないという。

「八角灯篭」

正殿の前に大香炉

大仏様、おっきいですね〜！

聖武天皇により創建された本尊の大仏様は、
宇宙の真理を体得された釈迦如来さま。

左手で宇宙の智慧を、右手で慈悲を表して、
人々が思いやりの心でつながることを願っておられるといいます。

天井の格子一つが四畳半ということ。

この急勾配の階段！
建物の高さを伺わせます。

かつての金堂（50分の1模型）

大仏様のお背中。

仲良し！

二番目は『春日大社』

1300年ほど前、奈良に都が出来たころ、
国の安泰を願って神々をお迎えし、
天平の文化華やかなりし時代にこの社殿が造られた。

二の鳥居から入って、

石灯籠が並ぶ参道を登ります。

平成27年に、20年に一度の「正遷座祭」が予定され、
これに向けて屋根の葺き替えが行われているようです。

桧皮葺(ﾋﾜﾀﾞﾌﾞｷ)のため、屋根材の桧皮(ﾋﾜﾀﾞ)の奉納が
呼びかけられていました。

竹柏（ﾅｷﾞ）　天然記念樹
マキ科の常緑高木で綺麗な樹肌をしています。

「春日神社境内竹柏（ﾅｷﾞ）樹林」

『御本殿』の中門

御本殿前に奉納神楽の舞台

「南門」をくぐり、本宮に入ります。

正面に参拝所。
この奥に御本殿があります。

奥に見える大木は御神木の真柏(ｼﾝﾊﾟｸ)。

「釣り燈籠」が下がる朱塗りの回廊を通って、

御本殿に参拝。

これが桧皮(ﾋﾜﾀﾞ)葺き屋根の断面

砂ずりの藤。
あまりの暑さにミストを出しています。

もう一つのキャラクター『しかまろくん』
奈良市観光協会が使ってました。

三番目に『興福寺』

694年、日本の初めての首都「藤原京」が確立。
710年、この飛鳥藤原京からの平城遷都により、
　　　 現在の場所に造営されたという。

当時大陸から伝えられた建築様式で築造されたもの。
高度な木造建築技術が使われてます。

国宝「五重塔」も、｢廃仏毀釈｣の法難で、
一時は焚き木にされるところであったという。
仏教は外来宗教であり、神道による国家統一という観点から
木製の仏像は焚き木にされたり、
伽藍をつくる塀も取り払われてしまった過去がありますね。

中心となる『中金堂』は1717年の大火で焼失、現在再建中。
平成30年には「天平の文化の再現」がかなうという。
楽しみです。

『興福寺　国宝館』
写真は撮れませんんが、
館内には時代を生きた国宝がずっしり。
かなり見ごたえがあって展示もよく、ここはお勧めです！

｢復興計画の全体模型」
興福寺草創期の、天平伽藍(ｶﾞﾗﾝ)全体を復興させたいという。
赤マル内が中金堂。

五年後の完成が楽しみですね。

主要な３寺社巡りを終え、
｢大仏池」越しに東大寺の大仏殿を見ながら、
｢若草山と春日山」のドライブウェイに向かいます。

奈良奥山ドライブウェイゲート

当時は各寺社間に覇権争いがあり、土地争いも激しかったようで、
この原始林の奥山にも境界標識がいくつも見られました。

政教分離による平安京遷都、分かるような気もします。

ここから見る『大仏殿』、風景に溶け込んでます。

奈良市内が、霞んでますが一望！

未舗装の山道、すれ違う車は一台もなし。
かなり天平の奥山を満喫できました。

『平城宮跡』にやって来ました。

平城宮の全体像

『朱雀門』(ｽｻﾞｸﾓﾝ)

毎日規則正しくこの門が開閉されているという。

正面から、

『朱雀門』越しに遠くを見やると、

広大に広がる平城宮跡が見渡せます。

目いっぱいズームして、
すでに再興されている『大極殿』(ﾀﾞｲｺﾞｸﾃﾞﾝ)

早く平城宮の全体像が見えてくるといいですね。

飛鳥の時代に、遣隋使や遣唐使を運んだ実物大の木造船。
こんな命がけの航海で、奈良時代の日本の国づくりや
文化の発展を支えたんですね。

いい奈良時代の探訪が出来ました。

せんとくんに?さよ奈良"して、
では京都に向かいます。

この旅行記へのコメント （2）

• zunzunさん 2013/09/01 17:30:41

  奈良♪

  ペンギンパパさん、こんにちは〜！
  
  いつも訪問いただきありがとうございます^^
  
  奈良ホテルの朝はとっても優雅でいいですね〜〜。
  いつかはこんなクラシカルなホテルに滞在してみたいです^^
  
  ペンギンパパさんと同じ頃に奈良へ行きました。
  8/14に滞在していた京都から日帰りで奈良へ。
  興福寺と東大寺へ行きましたが、暑くてそこでギブアップ><
  近鉄奈良駅前でお茶しましたが、奈良ホテルでお茶すればよかったと
  今頃後悔しています。
  奈良ホテルは次回奈良へ行くお楽しみにします^^
  
  ペンギンパパさんの旅行記、日本史のお勉強になりました。
  とっても詳しくってもうすごいです。
  
  奈良の旅行記はこれから作成しますが、
  少しでもペンギンパパさんに近づきたい！！
  頑張りまーす^^
  
  
  zunzun
  
  
  
  

  ペンギンパパさん からの返信 2013/09/02 12:07:46

  古都にはクラシックが･･･！

  zunzunさん　こんにちわぁ
  
  京都･奈良、同じころだったんですねぇ。
  お暑ぅございました。
  
  今回｢お気楽旅｣だったのでホテルでゆっくりしましたが、
  クラシックホテルは気持ちが落ち着けていいですね。
  特に古都･奈良にはこんなクラシックスタイルが似合ってましたぁ！
  お薦めです･･･！
  
  zunzunさんは素敵なホテルに滞在されたんですね。
  いつもおしゃれなホテルで、美味しそうなお食事を楽しんでおられて、
  ブログ拝見するのが楽しみです。
  
  写真も綺麗ですね！
  真似をしてみたいんですが、簡単コンデジなものですからぁ･･･　(~_~;
  zunzunさんのカメラワーク、勉強させて頂きます。
  
  ブログ続編、楽しみにしてます。
  
  ペンギンパパ　(^<^)