猫探し2013【バングラデシュ・Bangladesh（ダッカ6回目・Dhaka-#6 「ダッカの物価」）編】

2013/08/10 - 2013/08/17

　久し振りにダッカに行くことになりました．いつの間にか前回訪問してから4年も経っていました．久し振りにダッカを訪れて驚いたのは，リクシャの数と物乞いの人の数が確実に減っていること．ダッカ滞在期間中に大きなデモがあったり，独立記念日だったりして，いつもよりダッカ市内に人がいなかったという理由はあったにせよ，それで，バザールやオールドダッカに行っても他の東南アジア諸国と比べ余り違和感を覚えないのは，やっぱり根底にバングラデシュ経済の発展があるせいだと思いました．
　もう一つ驚いたのは，「電動リクシャ」の出現です．残念ながら乗るチャンスはありませんでしたが，電動リクシャが普及し始め，「普通のリクシャ」のおじさんが「電動リクシャ」を羨ましそうに見ているのは，気持ちが本当に良く伝わってきました．
　そういう訳で，今回の猫探しは，「ダッカの物価」を中心に見ていきたいと思います．

【両替は空港で】 今回分かったのですが，ダッカの両替レートは市内の銀行より空港の方が良いのが一般的なようです．理由を尋ねたのですが，「空港だとbank to bankなんだよ」という回答でした．市内の銀行でも，bank to bankだと思うのですが，「国営銀行から直」というような意味なんでしょうね．旅行者は空港での両替がお得です．

【帰国の際は両替を】　バングラデシュを訪れる人の殆どは，「二度と来ない」方だと思いますので，バングラデシュの通貨を持ち出す人は少ないと思いますが，バングラデシュは基本的に「通貨の持ち出し」を禁止しています（たぶん，空港のどこにもそんなこと書いてありませんが）．時々，旅行客が調べられています．今回も出国の際韓国人が執拗に調べられていました．ですから，Tkは最初から両替を極力少なくするか，余ったら使う，あるいは寄付してくるかです．US$は大抵どこでも使えます．大きな買い物はUS$で払うかカード決済が便利です．

エリア ダッカ(バングラデシュ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

　久し振りに宿泊したBest Western La Vinci Hotelの「ミニバー」．1TK=約1.2円．La Vinciの宿泊代は朝食付きで8,000円/日，Imported Beerはハイネケンで約700円，エビアン1.5Lが400円，缶コーラ175円など，ホテルということを割り引いても，結構なお値段です．
　なお，ダッカ空港到着時に免税店で買えるビールは，一人3本まで無税で，1本1ドル（ハイネケン）ですので，ビールの好きな方は，是非空港でお買い求め下さい．
　現在バングラデシュは繊維産業を中心とする輸出による経済成長を目指しているため，基本的にTk安に誘導されています．そのため国内物価は上がっても旅行者にとってはドルとの相対比で考えると，庶民ほど物価上昇の痛手を被らずに済みます．

庶民の台所カウラン・バザール：勿論全部という訳ではありませんが，このようにデジタル秤を使って計り売りをするお店が結構沢山登場するようになりました．これも今回の発見です．

カウラン・バザールで客待ちするリクシャ：リクシャの最低運賃は，Tk10〜15．バングラデシュの人達はリクシャの運賃が上がったと言って嘆いていました．リクシャ・プーラーにしてみれば，ダッカ全体の物価が上がっているので，生活のためにはやむを得ないんでしょう．下手に誰かがディスカウントを始めると，過当な料金の値下げ競争が始まるので，ある程度カルテルを維持する必要はあると思います．リクシャについてはオーナーが○暴関係者だったり，背後に政治家の陰がちらついたりと，結構問題があるようです．プーラーにして見れば，レンタル料を払った残りが収入ですから，物価高のダッカで生きて行くにはある程度の収入がないと難しいですよね．

La Vinciの窓から撮影したKazi Nazrul Islam Avenue：たまたまかも知れませんが，以前に比べるとリクシャの数がずっと少なく，その分交通渋滞もありません．

庶民の憬れボシュンドラ・シティ：かつての「三越デパート」のような存在でしょうか？ダッカでは数少ない大型ショッピングモールで，映画館やレストランも併設されています．

スカイウォッチ・レストラン：最上階にあります．レストランの中はエアコンがガンガン効いていますが，皆さん結構テラスに座りたがります．若者で混雑しています．

メニュー：スカイウォッチ・レストランのメニューです．ホットコーヒーTK95（120円），アイスコーヒー（チョコフラッペ）TK185（230円），アイスティーTK95（120円），比較的安いソフトドリンクでもTk35（45円）．

そんなダッカですが，チョット郊外に行けば，ナント田んぼで魚が捕れる．

これだけあれば，今日のおかずには十分です．

こちらは最近ダッカにやたらとオープンしているファスト・フード店．家族連れや若いカップルで大盛況です．

こちらがそのメニュー．チキンバーガーTk190（240円）．ポテトTk130（160円）など，ある意味日本と大して変わらないような値段です．庶民の所得水準を考えると，まだまだかなり高価なはずですが，それでもこれだけの盛況ぶりです．

こちらはダッカ市内のやや高級レストランChilis：1品はTk300〜1,000，勿論Tk1,000を超えるメニューも珍しくはありません．ダッカの最高紙幣が未だにTk500なので，それを考えると，びっくりするような金額ですが，お客さんの多くは現地の人です．
　今回，逆に「安いな」と思ったのは，うがい薬（100 ml）Tk35，マニキュア Tk45などです．バングラデシュに工場を持っていて，現地生産できる物に関しては，まだかなり安価で入手できるようです．
　そんなことで，今回はダッカの物価に気を取られていて，肝心の猫ちゃん探しが殆ど出来ませんでした．ダッカは近いうちにまた来る予定なので，その時は是非精力的に猫ちゃん探しをしたいと思います．