インスブルッグ滞在の旅（９）バイオリンの街ミッテンヴァルトとチロル一美しい街アルプバッハを訪ねる

2013/07/22 - 2013/08/02

７月３０日（火曜日）
今日の予定はバイオリンの街、ミッテンヴァルトを訪ねてだまし絵のフレスコ壁画などの家並みを楽しむ予定であった。

昨日のブレッサノーネのこともあり、連れ合いからまた時間を持て余すようなこともあるかもしれないから明後日に予定していた「ヨーロッパ１美しい村」と言われるアルプバッハの見学を同日にしたらどうでしょうか・・・と。昨日早々とホテルに引き揚げてきたときに言われていたので、ミッテンヴァルトはノイシュバンシュタイン城見学に行くとき最初に乗換をした駅なのでいとも簡単であったが、アルプバッハは一旦インスブルッグに引き返して反対方面へ向かうことになるので、列車など乗り継ぎなどの点でどちらを先に行くにしてもかなり調整が難しい。

そして持参した時刻表とにらめっこして以下の予定を立てた。
Innsbruck 8:38発　⇒　9:35 Mittennwald着　ミッテンヴァルト散策
Mittennwald 12:26発　⇒　13:23 Innsburuck着 ホテルに一旦入室
Innsbruck 14:13 発　⇒　14:46 Brixlegg 着 バスに乗換
Brixlegg 14:50 発　⇒　15:16 Alpbach 着 帰りは適宜決める
そして例によって中央駅で全ての切符の購入を済ませていたのである。

さて、予定通りミッテンヴァルトに到着、何か雰囲気がよさそうと話しながら駅前にある案内所で地図をもらって駅の中心街の方向へ歩き出した。
歩いている途中に先方からこちらに向かってくる４人組（３人の女性と１人の男性）の日本人の方に出くわした。連れ合いがちょっとした会話をしていたが、そのうちの一人の女性がドイツ人の男性と結婚してこちらに住んでおりその女性を含む３人の女性は姉妹でお姉さん夫妻と来訪してこちらに住んでいる女性が案内役をしている。そしてその女性から私達は今からロープウエイに乗りに行くところですが一緒にいかがですか？　と誘われているとのことで連れ合いからどうしますか？と言うので多分３時間あるので大丈夫だろうとご一緒することに決めた。

その乗り場はやはり少し外れにあり、少し迷いながらケーブル乗り場に到着した。ところが場所がらかそんなに乗客がいないこともあり３０分間隔でしか運転していないとのことで、切符を購入してしばらく待たされてからの発車となった。その間女性同士、男性同士で今回の旅行の話などを含めていろいろと世間話をした。

そして頂上に上がってミッテンヴァルトの全景が見えたが、これまで多くのケーブルに乗ってきたこともあり特別のものではなかった。ただ時間を見てみると肝心のバイオリンの街の見学時間があまりないことが分かり、我々だけ昇って来たケーブルですぐ折り返して降りることにしたのである。

そして急ぎ街の中央に出てみると、雰囲気も良いし何といってもバイオリン博物館の建物も素晴らしく趣のある博物館と言うよりフレスコ絵が描かれている木造の建物で少し感動ものである。中もたくさんのバイオリンを中心とした展覧がしてありじっくりと鑑賞することが出来たのである。

ところが、いよいよ時間が無くなってしまっている、このまま予定通り１２：２６発の列車で戻るかどうか迷ったが、まだ街をじっくり見ていいないし、ここの場所で昼食もとりたいのでアルプバッハ行きはどうなるかは別として２時間の滞在延長を決め、街をゆっくり散策し街中中心にあるオープンレストランでチロル料理を楽しんだ。

ほぼ食事が終わるころ例の４人連れが我々を見つけて来たので記念の写真を撮らせてもらった。ケーブルに誘ったことを詫びられたが、これも旅の出会いと面白さであるので全く大丈夫と説明し、彼女達はこれから食事とのことであった。
予定より２時間遅れの１４：２６発の列車に乗り込んでインスブルッグ到着１５：２３。
まず急いでインスブルッグの切符売り場に並んでアルプバッハへの往復を明日の切符に変更出来ないか交渉したが出来ないとのこと。又明日の切符を買いなおすことも考えたがとりあえず行くことを決め予定より２時間遅れのインスブルッグ発１６：１３の列車に乗り込んだ。

ブリックスレッグ到着１６：４８　幸いまだまだ日が長いので大丈夫。しかしこの駅は駅員はおろか駅舎もない、丁度同じ車両で下車した老夫人にアルプバッハ行きの乗り場をお聞きした。そんなこともあろうとドイツ語での質問も用意していたので、その老夫人は駅の外に出たバス停までわざわざ案内して下さったのである。

そのバス停は間違いなく時刻表の表示と同じ「Brixlegg Bahnhof」となっているのでまず間違いないと考えたが乗客は誰もいない・・・バス停前にある店にいる人に訪ねたが要領を得ない、バス発車時刻の１６：５６が近づいてきたが不安を覚えた・・・ここで連れ合いがいつもの勘で、この場所は違うのではないか・・・メイン道路に出たところではと言いだし、その可能性が高いと判断、あわてて車が往来するメイン道路まで急ぎ足で出て行った。

でもバス停が見当たらない、そこに丁度団体のバスが停車していたので運転手に聞いても分からない・・・反対側に（結果的に）あるバス停を見つけそこにいる人にも聞いたが要領を得ない、そこにちょうどバスがやってきたので直接バスの運転手さんにアルプバッハ行きのバス停を訪ねると今のところからは反対側の後ろの方を指さしてバス停があるよ・・・と。

あわてて又道路を横断して言われた方向へ急いだ、するとほんのしばらくしてバス停が見え、何人かの乗客も並んでいた。ちょっとほっとしたのだが予定時間が過ぎている・・・しかし乗客がいるのでと思っているとわずかの遅れでアルプバッハ行きのバスが来たので、無事に乗り込むことが出来て一安心した。今回の旅行でこれが一番の冷や汗ものであった。
そして、アルプバッハ到着予定１７：２２が少し遅れではあったが無事にチロル１美しいと言われるアルプバッハに来ることが出来たのである。

まず、帰りの最終バス時間１８：４２発であることを確認し、それまでの貴重な時間を楽しんだ。このバスには数人が乗り込んだが終点駅Brixlegg Bahnhof　まで乗車したのは我々だけであった。バスの運転手さんも我々に手を振ってくれた。やはり下車した終点の場所は最初に待っていたバス停ではなかった。
ただ、帰りの電車に乗るときに気がつたのだが駅からアルプバッハまでの往復切符があったのに、いつものようにバスの運転手さんから購入してしまって少しもったいないことをしたと。それを気付くほどの余裕など全くなかったと言える。

こうしてお陰さまで今回の旅行で予定していた訪問先をほぼ無事に楽しむことが出来たのである

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミッテンヴァルト駅、後ろに山があり駅の屋根の色も映えて美しい駅舎である。

駅を出て正面左手にあるこの建物の中でマップをもらった。

駅から右手の方向へ街の中心街を目指して行く。ほんのしばらくして４人組の日本人と出会う。

中心街にでるのは、駅正面に向かって右手の道路をゆくことが分り、右道を歩きだしたすぐのところにこの看板があった。やはり音楽関係の案内が多い。
ここからすぐ歩いたところで４人組に出会った。

駅まで引き返し、駅前を通って駅裏の方に出てからケーブルカーに向かう。途中橋を渡る。

街と山側との間にきれいな水が流れている。

これがケーブルカーの駅舎。左側に切符売り場と、乗り場がある。

カーブルカーからの眺め。

ケーブルカーから。

Karwendel　２，２４４ｍの頂上駅

左の大きな筒のような建物が展望台になっている。

展望台のガラス越しに見た街の景色。

ガラス越しに見る。

残雪がある。

剥製が飾られている。

ケーブルカーの説明

ケーブルで下るときに撮影、頂上駅を見る。

ケーブルで下る時、街を見る。

街との間に川が流れているのが分る。

展望台から見た景色。

地上の駅舎に到着

ケーブルカー駅から街に出る間で見られた家のフレスコ絵

橋を渡ってすぐのところにあった標識。

それぞれ独特の絵が描かれている

教会が見えてきた

ミッテンヴァルト教会

教会の前にある像、水が流れている

教会の塔

教会天井絵

教会の内部

なかなか素晴らしい教会であることが分る

バイオリン博物館に近づく

この建物がバイオリン博物館、とても趣がある。

博物館入り口に掲げられている看板。

反対側から見た看板、かわいいバイオリンが素敵。

最初の工房の様子など

バイオリン製作者と作品

すばらしい作品が多い

他の楽器も展示されている

種類もたくさん

バイオリンの飾りも独特

人の頭部も飾りにしている

とても雰囲気を感じる

音を聞いて見たい

すばらしい

楽譜だろうか？

ほんとに多くの作品が展示されている

飾りの様子が良くわかる

教会正面のメイン道路にあるオープンレストランでゆっくりと昼食をとる。

昼食場所の椅子から教会を背に反対方向を見る

チロル料理の一種、Knoedelsuppeでパンを湿らせてそこに玉葱、ハム、牛乳、卵などを混ぜて作ったお団子が入ったコンソメスープなるものですが、
我々には少し酸っぱさが気になりますね。
好きな人はきっと大好きになるかも。

どのような意味が込められている絵なのでしょうか。

帰り際に見つけたお菓子。

このようなお菓子もありました。

お店の呼び込み看板人形。

たくさんの建物に描かれた絵があるので、きりいがないほどです。

それぞれどんな意味があるのか尋ねてみたい気がしました。

バイオリン博物館を出てすぐの左角側に建っている建物です。

ほぼ等身大の人形。

アルプバッハのバス終点駅に到着です。

バス停を前に左手側の様子。

アルプバッハの教会。

教会

たくさんの教会を見ましたが、それぞれ独特の雰囲気をありました。

かわいくきれいな正面。

天井絵

天井絵との境の様子

代表的な雰囲気の家

美しい

街の様子

なるほど美しい村に選ばれただけはあると感じられました。

代表的な建物の様子

家のバックが素晴らしい

街の雰囲気が感じられます

背景が一緒になってとても落ち着いた気持ちの良い時間を感じます。

すばらしいですね。

Brixlegg駅のボード、インスブルッグ経由を確認する

列車が入線してきた

列車のドアで、真ん中にあるボタンを押して開ける

インスブルッグ近くのハル・イン・チロル駅
今回はここの訪問も予定していたのですが、時間もあったのですが又の機会に譲りました

列車内で次の停車駅名がはっきりと掲示されるので安心です