悠々上海(6)　東洋のヴェニス蘇州山塘街　水郷蘇州市運河を遊覧　水郷の風情を味わう

2009/01/17 - 2009/01/17

「悠々上海」　その6・・・蘇州市山塘街
　水郷蘇州市は古来、北京と杭州を結ぶ隋代（581- 618年）に造られた大運河　京杭大運河が通るなど、水運もよく利用されています。　河北から浙江へとつながる大運河完成は610年のことで、その総延長は2500キロメートルを越えるスケールの大きさです。

　通済渠の工事には100万人の民衆が動員され、女性までも徴発されて突貫工事で完成しました。北部の太倉、常熟、張家港の長江沿いの地域には、水運を生かせる大規模工場が作られています。
　運河による水運が生活に溶け込んでいることから、旧市街地及び周辺の水郷地帯を含めて、蘇州市は「東洋のヴェニス」と呼ばれています。　留園・寒山寺を訪れたあと、10人乗りくらいの船でその運河をおよそ20分くらい遊覧して昔ながらの水郷の風情と庶民の日常を垣間見ました。

詳しくは　次のURLでもご紹介
http://kj2k3.at.webry.info/200901/article_21.html

エリア 蘇州(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

水郷蘇州市は古来、北京と杭州を結ぶ隋代（581- 618年）に造られた大運河　京杭大運河が通るなど、水運もよく利用されています。　

河北から浙江へとつながる大運河完成は610年のことで、その総延長は2500キロメートルを越えるスケールの大きさです。

通済渠の工事には100万人の民衆が動員され、女性までも徴発されて突貫工事で完成しました。北部の太倉、常熟、張家港の長江沿いの地域には、水運を生かせる大規模工場が作られています。

運河による水運が生活に溶け込んでいることから、旧市街地及び周辺の水郷地帯を含めて、蘇州市は「東洋のヴェニス」と呼ばれています。　でもヴェニスに例えるには　この崩れんばかりの土壁は・・・ねえ？

　留園・寒山寺を訪れたあと、10人乗りくらいの船でその運河をおよそ20分くらい遊覧して昔ながらの水郷の風情と庶民の日常を垣間見ました。

船を降りるとそこには蘇州旧市街のひとつである山塘街があります。　

白壁に黒屋根、疎水に架かる苔むした石橋。　山塘街は、蘇州旧市街でも昔ながらの水郷の風情が残る地区のひとつです。

山塘街の歴史は唐の宝暦年間（西暦885年）に遡ります。　

日本では詩人として名高い白居易が蘇州の知事として赴任まもなく、虎丘に出かけた際、周囲の水路が埋まってしまい一帯の水利が不便になっている様を眼にしました。

蘇州市山塘街にて　路端に　こんなに商品が展示されていて・・。

日本からの観光客が町を歩く

どこにでもある　お惣菜　店頭にカバーもなく・・・

餅を揚げた大きな菓子かなあ？

蘇州市山塘街にて

酒屋の店頭にて

これが　あの淡水魚「松鼠桂魚」みたいですが・・・。

これが　ほんとに「松鼠桂魚」なのかなあ？

　白壁に黒屋根、疎水に架かる苔むした石橋。昔ながらの水郷の風情が・・・

　山塘街は、蘇州旧市街でも昔ながらの水郷の風情が残る地区のひとつです。

白居易はすぐさま、商業街だったチャン門から虎丘にかけて山塘河を開鑿、灌漑と交通の便が大幅に改善され、一大遊行商業街として発展していきます。後に蘇州の人々は白居易に感謝の意を表し、山塘街を白公堤と呼んだほどです。

蘇州市山塘街

蘇州市山塘街

蘇州市山塘街

唐（618年- 907年）以降、山塘街は物資の集積する街となり、清（1636-1912年）の乾隆年間に描かれた「姑蘇繁華図巻」には「中華第一街」と称された繁栄の様が見てとれます。

　多くの文人墨客にも愛され、曹雪斤は「紅楼夢」の中で山塘街を「俗世間で一、二を競う風流にして富貴な土地」と紹介しています。

蘇州市山塘街にて　1元は13−15円くらいですから・・・。団子は一個50−60円くらいで
　日本の半値くらい？

乾隆皇帝は、1792年太后の70歳の祝いに北京の皇家庭園「?和園」の北に山塘街を模して、蘇州街を建造しているほどです。

蘇州市山塘街にて

蘇州市山塘街にて

蘇州市山塘街にて

蘇州市山塘街　商店街を出てみると昔ながらの風情がよみがえります。