父の引退旅行クルーズの旅10日目。<br />朝、出発地のヴェネチアに戻ってきて、楽しかったクルーズは無事終了。<br />短期間で4か国をめぐり本当に盛りだくさんでした！<br />この日は下船してから一旦ホテルにチェックインして列車でヴェローナ観光に出かけます。<br />しかし、船から降りてホッとしたのか、嫌になるほど失敗続きのうまく噛み合ない１日に…。<br />とぼけたドジばかりではありますが、この日ばかりは若干家族間に刺々しい空気が。<br />力不足を反省です。なかなか完璧には行きません〜。<br />それでも何とかなったので、今となってはまあよしとしましょう。<br /><br />１日目ー成田から→チューリッヒ経由でヴェネチアへ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10681213/<br />２日目ーヴェネチア一日観光<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10681680/<br />３日目ーヴェネチアの港からMSCディヴィーナに乗船→バーリへ！<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10681864/<br />４日目ーバーリ→アルベロベッロ観光→ギリシャ・カタコロンへ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10684302/<br />５日目ーカタコロン→オリンピア遺跡→トルコ・イズミールへ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10690760/<br />６日目ーイズミール→エフェソス遺跡→トルコ・イスタンブールへ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10743433/<br />７日目ーイスタンブール→市内観光→クロアチアへ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10767645/<br />８日目ー終日航海＆船内生活あれこれ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10769293/<br />９日目ークロアチア・ドブロブニク→旧市街観光→ヴェネチアへ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10788881/<br />１０日目ーヴェネチア到着→下船→ヴェローナ観光<br />１１日目／１２日目ーヴェネチアからチューリッヒ経由で成田へ<br />　　http://4travel.jp/traveler/me-plu/album/10798280/

家族でヴェネチア・MSCディヴィーナクルーズの旅10日目/ヴェローナ

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2012/06/07 - 2012/06/18

409位(同エリア589件中)

#街歩き

エリア

ベローナ(イタリア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.5

交通: 4.0

同行者: 家族旅行

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 鉄道

旅行の手配内容: 個別手配

クルーズ最後の朝は、早めに目が覚めました。キャビンのデッキから外を見ると、丁度朝日が昇るところ…。
海と朝日だけの景色はこれで見納めです。
ヴェネチアの港が見えてきました。
ほんの1週間ではありましたが、ああ、帰ってきたな〜、としみじみ。
最後の朝食は入港シーンを眺めながら。いつものビュッフェレストランで。
10数年前の新婚旅行で鐘楼に登った懐かしいサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会（オススメ！）の横を通り過ぎます。
この目線から眺められるのは、船ならでは。
荷造りは昨夜のうちに終えているし、部屋もあけなければならないので、食後はデッキに出て入港シーンを堪能しました。
出発の時と同じく、今日もまた大型客船が何艘も停泊しています。次のお客さんを乗せて、また旅立つんだな〜。
停泊後は指定された下船の集合場所で呼ばれるまで待機。どういう順番かわからないけど私たちは1時間くらいは待たされました。
やっと番号を呼ばれて下船。船を出て船着き場のエスカレーターを降りていくと下のフロアにズラーっとスーツケースが並んでいます。
ちゃんと下船順に並べられているようで、私たちのもすぐ見つかりました。が、ここからがまた長かった…。

荷物があるのでPeople Moverの駅まで無料のシャトルバスを利用したのですがこれが不定期でいつ来るかわからないというかなりざっくりしたもので、係りに教えられた炎天下の駐車場で並んで待つこと40分。
こればっかりはタイミングかもしれず何とも言えません…。おまけに2番目位に並んでいたにもかかわらず、バスが来たらみんな列なんか無視でガンガン乗り込んでいくので、あやうく座る場所がなくなるところでした。

バスのおなかに荷物を入れる人と座席を確保する人と手分けするのがベスト！そして並んでいても油断しないでさっさと乗らないとはじき出されて乗りそびれますよ〜。
そしてさらにPeople Moverの駅でホームに上がろうとしたら途中からエスカレーターが故障していて階段を使うしかなく、乗船時より重さを増したスーツケースを鼻血が出そうになりながら持ってあがるはめに。
大荷物なので大変でした。もうこの下船時からじわじわ不運の予感…

さて、再びヴェネチアの街、まずはローマ広場からヴァポレットでホテルに向かいます。
今日の宿はこちら！Hotel Canal Grandeホテルカナルグランデ。
いろんなサイトで評判がよかったので最後の一泊はここに決めました。
スタッフがみんな親切で美男美女ばかり、アンティークな内装のきれいなホテルでしたよ。
写真はホテルを出てたところ。運河を挟んだ斜め前方が駅です。荷物がなければたいした距離ではありませんが、スーツケースを持っている場合橋をいくつか超えるので少し大変。ホテルの前に船がつけられるので、水上タクシーだとわかりやすく行きやすいですね。（ただし高い）

さて、荷物を置いて今日の観光地ヴェローナを目指します。その前に駅前のCafeで列車の中で食べるお昼ご飯と飲み物を購入！いざ列車へ…
と思ったところで、なんと時間節約のためにクルーズ前に購入しておいたヴェローナ行きの乗車券が入ったファイルを、ホテルのセキュリティーボックスに入れてきてしまったことに気づきました！ひや〜★
皆に駅で待っていてもらい、大慌てでホテルへ…戻ろうとしたら、セキュリティーボックスをこの日に限って同室の妹に設定してもらったので暗証番号がわからないことに途中で気付きまた駅へ…
結局全然時間節約にならずじまい。
チケットを出してダッシュで駅へ戻り、もうすぐ出発する列車があるというのでそのまま大慌てでホームへ走りこんだら列車はちょうど走り出したところでした。
イタリアの電車はよく遅れるというのに、時間ぴったり…
仕方ないので、車中で食べるはずだったお昼ご飯を駅のベンチで食べ、次の列車を待ちます。
そんなこんなで、やっと列車に乗り（特急は高いので、快速みたいな列車で）一路ヴェローナへ。
ところが何を間違えたか、（駅名が似ていた？？？）一つ手前の駅で降りてしまうという大ポカをやらかし、おまけに私たちにつられて他の旅行者も降りてしまうという惨事に…、隣の駅に行きたいだけなのに次の列車は一時間後。
ああ〜…
駅前にはバスもタクシーもなく、ロータリーのベンチで談笑している若者カップルに尋ねると、バスで行ったらいいよとバス停のある場所を教えてくれた。

間違えて降りてしまった他のグループにも情報提供して、みんなでバス停を目指すも、途中でちびっこがトイレタイム。あたりにこれといった店が見当たらず、丁度昼休みを終えて店のシャッターを開けていたタバッキのお兄さんをつかまえてバルの場所を教えてもらったついでにバスのチケットを購入し何番のバスでどこで降りたらいいかまで教えてもらった。一石二鳥？
写真はバス停前にあったなんだか歴史を感じる素敵な門。ところでここはどこなんだ？
教えられたバスに乗り、どうやらヴェローナの街についたところでハーレー軍団に遭遇。100台くらいでツーリング中の様子。日本でも高速とかでたまに見かけるけど、外国にもいるのね〜。
さあ、やっとヴェローナの写真になりました。いやあ、ここまでですでにかなり精神的にも肉体的にも疲れています。
このまま観光に突入するのはしんどいので、ジュースバーに入り、アイスとジュースで休憩。気を取り直さなくっちゃ…

街の中心部には古代ローマ時代の円形競技場があり、周りにいろんなセットが置いてあります。ここは毎年音楽祭が開かれていたりして、今でも結構使っているんですね。
いろんなお店でにぎわうマッツィーニ通りをひやかしながらエルベ広場へ。広場の中央にはいろんな屋台がでていて見ているだけでも楽しい。
写真には写っていないけど周りをかこむ古い建物の壁には古代の壁画が残っていたりして、タイムスリップしたような雰囲気。
広場から見えるランベルディの塔。せっかくだから登ってみました。ここでも結婚式をやっていて、花婿花嫁に遭遇。
途中まではエレベータで。その先はこんな階段をぐるぐる登っていきます。
レンガ色のきれいな街を一望できておすすめ！
エルベ広場を見下ろして…
降りてきたところで再び休憩。Cafeのテラスでお茶していたらまたしてもウエディングカップルが。この旅は6月という季節がらか結局毎日結婚式に遭遇しました。なんだか幸せを分けてもらってるみたいで、うれしいな。
アイスカプチーノをたのんだら、こんなおしゃれな感じで出てきた〜。店員さんもイケメンぞろいだし、ちびっこが頼んだオレンジジュースもしぼりたてでおいしかった。
再び観光へ。ここへきたらここでしょう！ジュリエットの家。映画『ジュリエットからの手紙』で気分を盛り上げてやってきましたが、なんかものすごくいちゃいちゃした新婚カップルがバルコニーを占領していて…
まあ、新婚なんだから仕方ないか。
そんなジュリエットの家のお向かいにあるお土産屋さんで、なべつかみやエプロンに名前を入れてくれるサービスが！頼んだらその場でささっとミシンがけ。なんか面白かったので友人のお土産に。日本でヴェローナってミシンでぬったら同じことなんだけど…。
その後はイタリア最後の夕食に美味しいものを食べようと、姉が日本で調べてきた人気のレストランを目指しながらぶらぶら街を散歩。途中にあったスカラ家の廟。鉄格子がとっても素敵。
さて、18時頃に楽しくレストランに向かったら、一軒目は19時半からだというし、もう一軒は「本日休業」のふだが…
なんてこった。皆さすがに疲れているのでいくら美味しいとはいえ、ここで1時間半も待ちたくないし、帰るのも遅くなってしまう。
仕方がないので、ヴェネチアに戻って夕食を取ることに。Portoni della Bra （ブラ門）を通って駅に向かいますが…
なんだか地図を見たら駅まで近そうに見えたんです、で、ずっと先に見える道の正面に大きな門みたいなのがあったから、余計に遠近感がね…
そう、ここで、私たちはバスに乗ればよかったのに、歩いて行けそうだねということで、歩いて駅に向かってしまったのです。
よっぽど時間があって、ぶらぶら歩くのが大好きというのでなければ、バスに乗るのがお勧めです。遠かった…
ちびっこと70代の両親が良く歩いたと感心するほどに、長距離でした。全員寡黙になりました。
そもそも最初にきちんとヴェローナ駅で降りていれば、帰りの電車の時間や街までの距離もわかってバスの切符も往復分買えたし、こんなことにはならなかったはず…しかし後の祭りです。はい。
途中のバルでトイレ休憩をはさみ、歩くことおよそ45分。泣きたくなってきました。
遅くなってしまったので特急列車がないか、切符が変えられるか聞こうと思って切符売り場の列に並んだら、姉が時刻表を見て10分後に出る列車があるのを発見。
ところが、私が並んだすきに父がトイレへ。（さっきトイレ休憩した時は行かなかったのに！）なかなか帰ってこないので、みんなにはホームに先に行ってもらい私がトイレ前で待ち構えてダッシュすることに。

…しかし、こんな時に限って出てこない。列車にトイレはついてるから乗ってから行けばいいのに…
とうとう時間切れで皆もホームから戻ってきました。そこへ父も戻ってきて…。
さて、次の列車は40分後。
お腹も空いたし。ヴェネチアに戻っての素敵な夕食はあきらめて、駅のCafeでサンドイッチとピザを買って最後の晩餐。そんなわけでいつも食べ物の写真が多い私の旅行記も、今日ばかりは載せるものがありません。
そしてやっと車中の人となりました。

夕日が目に沁みる…
そんなこんなで、すっかり遅くなってヴェネチアに到着。
でも、最後の夜なので少し街をぶらぶらしてお土産など買い物をしました。まだお店が空いててよかった。
せっかく素敵なホテルにしたのに、まったくゆっくり過ごせなくて残念。
鏡がテレビになった面白いインテリアも、ちらっと見たっきり。
ダブルの部屋はとってもかわいくて、カップルにおすすめ！

私たちのツインの部屋はちょっと狭かったけど水回りはバスタブ付きだしきれいで、不自由はなかったです。
最後に明日の飛行機のチェックインをWebでしてしまおうと思ってホテルのパソコンを借りたけど、全員のパスポートナンバーが必要で、入力することが多く脳みそが停止してくじけてしまった…
もう、明日考えよ。

それにしても、ほんとうにトラブル続きの一日。せっかく美味しいものが沢山あるイタリアなのに、昼も夜もサンドイッチで終わってしまったなんて！
それが一番残念。また来なきゃ…

さあ、いろいろあった旅も終わり。明日は帰国です。再びスイスでの乗換、無事引率できるかな。