2001/07/09 - 2001/07/12
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horseriderさん
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円高が進み、オーストラリアドルのレートも80円台、今回はオースへ行こうと思い立ち、シドニー・メルボルンへのセットツアーを選んで出かけた。
朝方深い霧で少々遅れてシドニー国際空港到着、直ぐトランジットで国内航空のアンセット航空の小型機に乗り換える。
お茶1杯も飲まぬ内にメルボルン タラマリン空港に到着、機内のほとんどの客は、未だこの先へ飛んでゆくのだろう。
メルボルンで降りる私ら数人は、年増のスチュアーデスに、お義理の挨拶と共に機外へ、例のごとく混雑化と思ったが、入国審査の窓口も少ない客でスムーズに終わり、スーツケースを引き取って到着ロビーへ、迎えの大型ジープに揺られて、空港からメルボルンの中心地へ、道すがら流石牧畜の国、農場よりは広い牧場が広がり、やっと市街に近づくと、自動車工場やデイーラーの店舗が点々と、車窓から見られるくらいで、大陸なんだと実感する。
市街へ入るすぐ手前で、広大なマーケット、クイーン・ヴィクトリア・マーケットに立ち寄る。日本からの同行者は、私の他に、若いカップルが4組、単独の私は何となく疎外感を覚えるが、別に気にならない。
1時間のフリータイムを貰い、ごく簡単な屋根を持った幾棟か並列して有って、「うわーん」とあちこちからのBGMと人声、器物の触れ合う音、車の音やらの騒音も半端ではない。
東京築地の水産市場なんか子供だまし、その広さと品数と品種、果物屋はあらゆる果物を、大雑把に積み上げ、肉屋は牛豚の肉塊を吊るし、冷蔵ケースにも、普段買い物に行くスーパーの肉売り場のパック詰めなんて見られない。塊、塊、豚足がモモからぶった切られた奴がぶら下がり、無造作にカットされて買われて行く。
雑貨屋にしても、鋤鍬がドラム缶に無造作に差し込まれて並んでいる。その量の多さに度肝を抜かれ、規模の大きさにも耐え息が出る。
市街の中心街に入り、繁華街を案内されたのち、そのままそれぞれのホテルへと言うのではなく、公園の都市と言われるほど、市内のあちこちに広い公園があって、先ず、戦没者慰霊塔のあるヤラ川を渡ったところにある、5つの公園が繋がった広い公園へ向かった。
ロイヤル・ボタニックガーデンの慰霊塔をお参りし、塔の上に登って、遥かにけぶるボブソン湾ノ海の青さを目にする。
次に、航海者キャプテンクックの住いがあるフィッツロイガーデンへ、庭園が幾つも隣合せて、緑の深さに驚く。
宿泊ホテルは、チャイナタウンへの入口に面した十字路の角に位置する、リジスだった。
中心街は碁盤目のようにほぼまっすぐな道が縦横に交差し、碁盤の筋を囲むようにまっすぐな道で囲まれていた。
中心街を巡る道には、市内電車(トラム)が運行され、市民には無論のこと、旅行者にもありがたい、無料の車両があって、街歩きを始めて小豆色の車両は無料なんだということを知った。
昔の都電の停留所のように、線路の脇に10センチくらいの高さのプラットホームがあって、其処から乗り降りする。
到着日の夕食はセットになって、クーポンが渡され、市街の指定のレストランで食事がとれるということだった。
ツアーガイドのサジェッションで、やはり一人旅のj女性をエスコートして、一緒に指定のレストランで食事してくれということで、何となく、互いにぎごちない時間を過ごした。
翌日からは例によってまず街中を歩くことから始めた。単独行動なので、気楽は気楽だった。
歩いても、それほど広い街とは思えない。
縦8ブロック、横4ブロックの四角に区切った各ブロックの間を道路が走り、端から端まで歩いても、そう時間もかからない。ホテルのある側から、向こうの町外れにあるスペンサーストリート駅までは、なだらかな傾斜があって、はるか遠くまで見晴るかせた。
各ブロックは、古都ロンドンの名残を残すレンガ建ての建物の間に、近代的高層ビルは一面ガラス窓で、太陽をぎらぎら反射しまぶしい限りだ。
地球の反対側、赤道の下になるオーストラリアの7月は真冬と言うことだが、日中はシャツ1枚でも街歩きができる。
メルボルン日本総領事館のあるセントラルタワーへ、日本の百貨店大丸が店を出している。
遠目には人が立ち止って空を見上げてるかと思うと、それはオブジェで、道路の真ん中に大きながま口が転がっていたり、あちこちのオブジェが置かれている。
縦横に気が向いた道を歩き、時には無料のトラムに乗って先へ道を勧めたり、自由に動き回った。
メルボルン滞在最後の日、明日はシドニーへ飛ぶので、その日一日、郊外へ出ようと、スペンサー・ストリート駅から、鉱山の街バララットへ行くつもりで列車に乗ったが、間違えて、ベンディゴで降りることになった。
この町は金鉱で成り立った街で、どういうわけか、中国人の労働者が大量に流れ込んだらしい、街の中心地の隣に、彼らのコミュニティーが一廓をなしている。
ベンディゴの帰路、多分フレミントン競馬場だと思うが、レースコースのある駅で途中下車し、ぶらぶらと街中を抜けて、競馬場の厩舎側に出た。
直ぐ近くの馬具屋で、乗馬ズボンなどを購入、最近はエラステイック生地で、既製品でもフィットする。
東京目黒のMテーラーで誂えた乗馬ズボンやジャケットも、体に合わなくなり、タンスの肥やしになってい。
ガイドブックなどの、レストラン等、あまり参考にせず、大体が行き当たりばったりの目についたレストランなどで、適当に食事を済ます方で、特に推薦するようなところも無い。
明日は早朝迎えが来てシドニーへ飛ぶ。、
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ジャルパック
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-
「先ずお断りしておくことは、写真の日付は、カメラの日付を訂正しておかなかったので、実日付とは異なります」
クイーンビクトリアマーケット。
驚嘆の品数と量にため息が出る。 -
店舗全体がピンクの肉塊に見えてくる。
市民の買い物週刊も見えてくるようだ。
肉などはブロックで買って、大型冷蔵庫で保管、そんな生活習慣なっでしょう。
日本では、近所のスーパーで、ちまちましたパックに詰められた肉を買って、その日か翌日には消費、表示された賞味期限に惑わされて、日付が過ぎれば中毒するんじゃないかとおもいこむ、そんな心配などないのに、ともか、この市場はメルボルーン市民の胃袋は勿論日常生活を一手に引き受けている感じだ。 -
旅行者の私が、果物を1個2個買うのも気が引ける。
それでも勇をこして買ってその場で齧る。
輸入果実を食うより、ちっとは新鮮じゃなかろうかと、そんな感覚が働いて美味に感じられた。
市場をあまねく見て回るには時間も足りない。 -
プリンセス劇場の正面。
スプリングストリートからすぐのところ、セント・パトリック聖堂も近くにある。 -
セント・パトリック聖堂。
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フィッツロイ公園の、キャプテン・クックの家。
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セント・パトリック聖堂の礼拝堂。天井の高さは、ヨーロッパの教会建物特徴か?
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街中の建物、ほとんどロンドンの面影を残す。
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メルボルン郊外の、金鉱街ベンディゴのチャイナタウン、
朱塗りの柱等、華やかな寺院で、直ぐに中国人街の者と分かる。 -
同じくチャイナタウンの寺院。
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寺院傍の博物館内。
中国の寺院内の祭壇等展示されている。 -
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京劇に登場するような衣装。
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纏足の布製の靴。
男尊女卑の風習が根深く残った20世紀前半まで、未だ密かに纏足の弊は残っていたようだ。
この展示物は、移民当時の、中国からもたらされたものだろう。
女性は幼児の頃から、足の平が成長しないように、小さな靴を無理やり履かせ、大人になっても幼児の足先のまま、よちよち歩きとさせ、男の快楽を求めた。
日本の川柳にもこんなのがある「好き者は 女房を 墓参に送り出し」墓参りに往復歩いてこさせれば、夜の夫婦の営みも良かろうと、それに通ずる。
確か日清戦争後、纏足は禁じられたと思ったが? -
チャイナタウンの葬儀社と葬儀場。
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ベンディゴの街の古いホテルの建物。
駅前から緩やかに傾斜した中心街を望見する。 -
レースコース(フレミントン競馬場?確かめていない)
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