2013　鳥取の旅　No2　因幡街道　大原宿　（１日目）

2013/05/25 - 2013/05/26

平福宿の次は、岡山県美作市にある武蔵の里と大原宿を訪れます。

剣豪・宮本武蔵の生誕地として知られる岡山県美作市宮本は、生家跡など武蔵にまつわる旧跡や資料館などが整備され、武蔵の里として親しまれています。

ちなみに、この武蔵の里の最寄り駅は、ずばり宮本武蔵駅といいます。

武蔵の里の北に隣接する、因幡街道（智頭往来）の宿場町として栄えた大原宿は、江戸時代後期以降の町屋が連なる町並みとともに、本陣と脇本陣の両方が現存する珍しい町で、宿場町としての景観を色濃く留めています。

鳥取藩主が参勤交代の際に宿泊した本陣は、約２００年前の数寄屋造りの建物が今なおその姿をとどめる、数少ない本陣のひとつです。

エリア 美作・湯郷温泉(岡山)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

武蔵の里を訪れて最初に出迎えてくれたのが、精悍な顔をしたこいつ。

宮本武蔵の生家跡や生誕地碑などがほぼ一ケ所に集まっています。

生誕地碑。

生家跡。

水車小屋。

水車小屋のある小川には、きれいな水が流れています。

武蔵資料館のある五輪坊。

武蔵の里の民家で見かけた下地窓。

武蔵神社手前の公園では、鯉のぼりが泳いでいます。

その大きさから、水道バルブのものと思われる蓋がありました。

武蔵の姉の嫁ぎ先である平尾家へ向かう途中から見た鯉のぼり。

平尾家は茅葺の立派な住宅です。

では、その名もずばりの宮本武蔵駅へ向かいます。

智頭急行：宮本武蔵駅の駅前には、武蔵やお通さんのブロンズ像が立っています。

交通安全確保のため、線路は盛土の上にあるので、駅舎へは階段を上って行くことになります。

もちろん、プラットホームの駅名表示板にも宮本武蔵の文字があります。

武蔵の里はこれくらいにして、ひと駅北にある大原宿へ向かいます。

大原宿に着きました。
古町集会の駐車場に車を停めさせてもらって町歩きを始めます。

まず、町の北の方に向かって歩きます。

築１００年になる古民家、難波邸が見えてきました。

この建物は、『大原宿に人が集まる場を作りたい』という想いでつながった４人の若者が興した複合施設で、２０１３年３月にオープンしました。

町家の袖壁に抽象画のようなデザインが施されています。
この土地では「火返し」と言って、防火のための「うだつ」のようなもので、抽象画の正体は水をイメージさせる雲形紋様だそうです。

私の眼にはトカゲのように映るんですが・・・。

梅の古木がある町家です。

見事な梅の古木です。

梅の古木を少し過ぎた所にある町屋の生垣には、大輪の牡丹が咲いています。

智頭急行：大原駅が右手に見えてきました。

この辺りで町並みが途切れるので、来た道を引き返します。

先ほどの梅の古木を透かして見た町並み。

難波邸のなまこ壁の土蔵。

どこの古い町並みもそうですが、路地にはついつい目を引かれてしまいます。

表通りにはない、何か惹きつけられるものを感じて仕方ありません。

脇本陣です。
母屋は大規模な建物です。

脇本陣の長屋門。

造り酒屋の田中酒造場さん。

この蔵元の代表銘柄は「武蔵の里」というそうです。

この家の「火返し」は手の込んだ造りで、見事な職人技が活かされています。

車を停めさせていただいている古町集会所。
ここは、観光案内所の機能も担っていて、観光パンフレットや無料レンタサイクルが用意されています。

応対してくださったおじさんはとても気さくな方で、気が付けばおしゃべりの花が咲いていました。

南側の町並みです。

大原宿の本陣が見えてきました。

約２００年前の数寄屋造りの建物が今なおその姿をとどめる本陣です。

当時の建物が残る本陣は、全国的にも数少ないもののひとつだそうです。
また、本陣と脇本陣の両方が現存する宿場町も珍しいそうです。

本陣の全景。

本陣前の側溝の上に置かれた、竹製のプランター。

本陣の向かいにある、美作市消防団の建物。
昔を彷彿とさせる、水を入れる樽が飾られています。

消防団の南隣にある、ふれあい広場。

ふれあい広場の格子越しに見た本陣。

町並みのほぼ南端に立つ、みちしるべ。
「播磨ひらふく道」の文字が見えます。

町並みの南端まで来たので、この辺りで引き返します。

南端からみた北側の町並み。

本陣の前から見た北側の町並み。

またまた、好奇心をくすぐられる路地を発見してしまいました。

では、町並みはこれくらいにして、先ほど見かけた智頭急行：大原駅が面白そうなので見に行くことにします。

智頭急行：大原駅です。

駅構内の運賃表。

駅員さんに撮影許可をお願いすると、快く了解していただいたので、プラットホームへ向かいます。

この辺りの線路も交通安全確保のため盛土の上にあるので、この駅のプラットホームへもトンネルを抜けて階段を上って行きます。

プラットホームへ上ってきました。

反対側のプラットホームの向こうに、整備待ちか何かの車両が停まっているので移動します。

反対側のプラットホームへ来ました。

平福宿で見かけたのと同じカラーリングの電車が停まっています。

北へ向かう線路。

ラッセル車。