2013/04/13 - 2013/04/14
121位(同エリア704件中)
熱帯魚さん
今回の天津滞在、ホテルをどこにしようかと思って
ネットで調べたところ、ある中国人女性のサイトで
「博物館みたいなホテル」と紹介されていたのが気になり、
思わず利順徳大飯店を予約してしまいました。
ここは英国租界時代に建てられた建築で、これまで、
孫文、周恩来、溥儀、袁世凱、張学良、梅蘭芳ら著名人が
訪れたことで有名だそうです。
ホテル内には当時の社交場や電話、エレベーターが残され
独特の雰囲気をかもし出しています。
また、博物館も敷設されていて、ホテルの歴史が
写真や物品を交えて紹介されています。
今回の宿泊プランは、ビクトリア調のお部屋ということで、
とても素敵なお部屋でした。
博物館のチケットつきで、最後の最後に博物館を見学し、
帰路につきました。
本当に本当に素敵なホテルで、今回ホテル代は高かったのですが、
泊まってよかった~と心から思いました。
★★ 利順徳大飯店について ★★
1863年春、天津で2年近く宣教活動を行っていた英国聖道堂の牧師、ジョン・イノセント(約翰・殷森徳)が宣教活動で得たお布施、紋銀600両を投じ。女王の在天津代表であったギブソン(吉布遜)と土地「転貸」の「皇室契約」を結び、天津英租界内に6ムーの土地を購入しました。その数ヵ月後、ジョン・イノセントは、作業員を雇って、購入した土地の南部分に英国式平屋を建て、倉庫、洋行、ホテル、レストランとして使用しました。ジョン・イノセントは、自らの中国語の名前と似た音であること、また、孟子の言葉「利順以徳」という言葉から、ホテルを利順徳飯店と名づけました。1886年、イノセントは天津怡和洋行の買い付け人梁炎卿と、ドイツ人グスタフ・デッドリング(徳璀琳)らと共同出資し、ホテルを3階建てに建て直し、塔を5階立ての住宅に建て替えました。もともとあった面積は6200平方メートルにまで拡大され、当時の天津市で最も高い建物となりました。
1863年から19世紀末にかけて、利順徳大飯店は外交の場として使われました。そして、ホテルは中国で初となる外交マンションとなりました。当時、英国領事館はここで何度も会議を行い、ホテル内に初めて入った領事館は米国領事館だったそうです。
1924年秋、ホテルの滞在客が激増したため、客室が不足し、株主大会で利順徳飯店のもともとの建物の北側に新しく別棟を建てることが決定しました。工事は6ヶ月を費やし、面積約2500平方メートルのヨーロッパ調の4階建て鉄筋コンクリート住宅が建設されました。建設途中、当時のホテルの董事長であった海維林は、エレベーター会社OTISにエレベーターを特注しました。現在もこのエレベーターは使用可能で、中国に現存し、使用可能な、最古のエレベーターです。
これまでこのホテルには孫文、李鴻章、周恩来、宋教仁、黄興、溥儀、袁世凱、張学良と趙四夫妻、梅蘭芳など、多くの著名人が滞在・訪問しました。
★★ 天津旅行記 4/13~4/14 ★★
天津1★2度目の正直、初天津!~古文化街~
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10781536/
天津2★川沿いのオーストリア風町並み~奥式風情街~
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10781616/
天津3★旧イタリア租界のおしゃれスポット~意式風情街~
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10781889/
天津4★念願の狗不理包子と天津版裏外灘夜景散歩
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10782123/
天津5★租界の町並み五大道を歩く~馬場道~赤レンガのキャンパス天津外国語大学
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10783383/
天津6★租界の町並み五大道を歩く~馬場道~睦南道~大理道~常徳道~重慶道
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10783941/
天津7★美しい西開教堂と起士林でフランス料理、そして欧州風情街路地裏散歩!
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10785053/
天津8★孫文、溥儀も訪れた、まるで博物館なホテルに泊まる~利順徳大飯店~
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10785465/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ホテルのロビー
入ったとたん、あまりにも素敵だったので、わくわく…★ -
ロビーから2階へ続く階段
お部屋への階段とは違います。 -
骨董車
ロビーに展示されていました。 -
イチオシ
○ ビクトリア・ガーデン
超素敵なカフェでした。ここのカフェでアフタヌーンティーしたかった!!!時間が無かったので次回ぜひ!!! -
部屋の前の廊下
泊まったのは2階のお部屋。
どんなお部屋かわくわく〜 -
お部屋
すごーい -
お部屋
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イチオシ
お部屋の天井。
夜中ぼーっとしながらソファの上に座って、こんな景色を眺めてました。 -
チェックインのときに、博物館のチケットをもらいました。
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1日目の夜、お散歩に行く前撮った写真。
こちらはロビー。 -
カフェ
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外観
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外観。
解放北路側から。 -
こちらも。
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今はこちらの回転扉は使われていません。
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散歩の帰り、お部屋までの道のり。
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翌朝★
朝食を食べに向かう途中。 -
○ カフェ・マジェスティック
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食べたのはパンとかサラダとか。
素敵な雰囲気だし、食べ物がおいしかったので、長居してしまいました ^^ -
朝、散歩がてらホテル内を散策。
こちらはホテルの古めのエリア。
回転扉があります。
使われていませんが、今でも使用できるそうです。
溥儀たちもここを通ったんだなぁと思うと、不思議な気分です。 -
1863年につくられた回転扉!
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階段も歴史を感じさせます。
ここがテームズ・ホール。
○ テームズ・ホール
最後の皇帝溥儀と皇后婉容が天津に滞在した1925年から1931年の間、秋になるとよく通ったというダンスホールです。二人が好きだったのはタンゴだそうです。 -
これって蓄音機っていう??
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ピアノ
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暖炉
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イチオシ
全体像はこんな感じ。
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古い電話機
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ホテルを出発する前に発見したガイドブック。実はこれ、結構使えるシロモノだったのに、この日の私はこのガイドブックの五大道の地図しか見てませんでした。
もっと早く出会っていれば、もっといろんなところに行ったのにー。って2日間じゃあこれぐらいが限界でしょうか。 -
ホテル外観
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ホテルの隣の建物。
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こちらも。
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ホテルが面している通り、解放北路。
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さて、天津の町歩きを終えて、ホテルに戻ってきました。
最後に博物館を見に行きます。 -
その名も利順徳博物館〜★
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イチオシ
博物館の入り口の左側にあるのは、エレベーター。これ、今でも使用可能な、中国最古のエレベーターです。京劇の梅蘭芳も使用したことがあるとか!!
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早速、博物館へ。
昔の利順徳(Astor Hotel)はこんな感じだったそうです。 -
昔の写真色々。
このあとは写真撮影不可だったため、写真はありません。
ホテルの歴史を紹介していて、歴史建築に興味がある方なら絶対楽しめる博物館です。孫文が使用した食器とか、蘭梅芳のサインとか、そういう展示もあり、楽しめます。
そんなホテルに泊って今回はとても幸せでした。またいつか泊まりたいな。 -
ホテルを7時40分くらいに出発。タクシーで空港に向かいました。45元。
○ 天津空港
帰りのフライトはちょっと遅れましたが、楽しい天津旅でした。本当に時間が足りなかったので、また行きたいなぁと思っています。
帰りのフライト
HU7207 天津21:45→上海23:50
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