2013/05/03 - 2013/05/07
267位(同エリア601件中)
mickさん
ルクセンブルクでは地方の町を中心に旅をしてきましたが、もちろんルクセンブルク市内も歩いてきました。というわけで、今回の旅の最後の旅行記では、ルクセンブルク市を紹介します。スケジュールに追われながらの、慌しい旅になってしまいましたが・・・。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブリュッセルから約3時間でルクセンブルク駅に到着です。駅舎は、大きくはないものの、歴史を感じさせる建物です。この期間のルクセンブルクの天気は他の2国と比べてあまり良くなさそうだったので心配していたんですが、見事なまでの快晴です。
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予約していた駅前のホテルに、10時前にもかかわらずチェックインさせてもらうことができ、部屋に荷物を置いて早速旧市街へと向かいます。駅前から旧市街へは意外と遠く、しかも上り坂だったので、最小限の荷物で歩けたのは幸いでした。街路樹(八重桜?)の花が満開で、通りに彩りを添えています。
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旧市街の入口、アドルフ橋に差しかかりました。橋の下はとても深い谷になっています。
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旧市街の方向を見ると、ノートルダム寺院の美しい尖塔が見えています。
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橋を渡り、旧市街に入りました。渡っている時には気付かない、大小のアーチが組み合わされたアドルフ橋の美しい姿が見えます。
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谷は何層かに分かれた複雑な構造になっていて、きれいな庭園風の広場などもあり、時間があれば散歩してみるのも楽しそうです。
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橋を渡ってすぐの所にある「憲法広場」付近からはとても良い眺めが楽しめます。こんな大都市で、これだけ高低差のある立体的な景色が見られるのは珍しいんじゃないかと思います。緑の豊かさも、大都市の真ん中とは思えない感じです。
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憲法広場のすぐ隣にあるノートルダム寺院です。橋の上からも見えていた、空に向かって鋭く伸びる尖塔が印象的です。辺りの人通りは意外と少なく、静かな雰囲気です。
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こちらは大公宮です。ルクセンブルクは「大公国」なので、他の国でいえば王宮にあたる建物ということになりますが、普通に町並みに溶け込んで建っている感じです。
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遠目にはそんな感じですが、近付いて見てみると、壁などにはさりげなく細かい装飾が施されていて、さすがに威厳が感じられます。
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旧市街の中心付近、ギョーム広場には、いつもこんな感じなのか、それとも何かのイベントなのかは分かりませんが、沢山の露店や、仮設のレストランなどが並び、賑わっていました。
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こちらはまた別の広場、ダルム広場です。レストランのテラス席などが並んでいますが、ギョーム広場よりは落ち着いた雰囲気です。
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表通りを少し外れると、まるで別の町のような、下町の風情が漂う風景に出合うことができます。
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さらに町の中心から離れ、「ボックの砲台」が見えてきました。断崖の上に築かれた城壁の姿は迫力があります。
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断崖の上からは、もちろん良い眺めが楽しめます。豊かな緑の中を流れる水の輝きが印象的です。
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城壁の上から景色を眺めるだけなら無料ですが、せっかくなので入場料を払って内部に入ってみます。崖の内部にトンネルが掘られ、要塞が築かれています。
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砲台の大砲も再現されています。メインの通路以外にも、細い通路がいくつか伸びていますが、暗い通路や階段を苦労して進んでいった先が行き止まりだったりして、まさに迷宮という感じで、本気で迷子になりそうでした。
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あとは「グルント」と呼ばれる川沿いの地域を通って駅の方へ戻る予定でしたが、グルントへ下りる道が見つからず、結局、車道沿いに遠回りして、ようやく川沿いにまで下りてきました。地方巡りに向かうための列車に乗り遅れないように、急ぎ足で道を探します。
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谷を跨いでいくつかの美しい橋が架かっている中で、鉄道の橋はあまりガイドブックなどでも触れられていませんが、近くで見ると、いくつもの巨大なアーチが連なっている姿は、とても迫力があります。
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とにかく川の向こう岸に渡らなければならないのは間違いなさそうなので、とりあえず川沿いの小道に下りてみました。まるで山奥の村にでもやって来たかのような風景です。
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しばらく歩き、木々の間を抜けると、城壁が見え、橋も架かっています。が、この道はここで行き止まりです。手持ちの地図だと抜け道があるように見えるんですが・・・。結局、元の道に戻って、道を探し直しです。
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その後も、抜け道だと思って進んだ先が単なる展望台だったりして、何度も道を間違えた末に、なんとか川を渡る橋にたどり着きました。
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ようやく求めていたグルントの風景が見えてきました。とても静かで落ち着いた雰囲気です。焦る気持ちはひとまず抑えて、とりあえずこの雰囲気を楽しみながら歩くことにします。
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道のすぐ横は高い崖と城壁で、迫力が・・・などと悠長なことを言っていられないほど時間がヤバくなってきました。道の途中にあるエレベーターで崖の上の旧市街までショートカットし、一気に坂を下って駅へと急ぎ、ギリギリで列車の時間に間に合いました。
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地方巡りを終え、市内に戻ってきました。しばらくホテルで休んだ後、夕食を食べるレストランを探すために再び旧市街の方へ向かいます。こちらはアドルフ橋の手前の、旧市街からもよく見えている建物です。時計は7時半を指していますが、まだ明るいです。
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あわよくば昼間に途中で終わったグルント散策の続きを、とも思っていましたが、さすがに疲れたのと、谷の方はもう暗くなっていそうだったので、やめておくことにしました。
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夕食を終えて帰る頃にはだいぶ暗くなってきて、ルクセンブルクでの1日が終わろうとしています。今回の市内観光は、元々時間が少ないうえに道に迷ったりしてタイムロスも多く、この街の魅力を充分には味わい尽くせなかったかもしれません。やっぱりこの街は、時間をかけて、気の向くままにのんびりと歩くというのが向いているように思います。
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連なる青信号がイルミネーションみたいだな、などとぼんやり考えながら町並みを写真に収め、ホテルへと向かいます。これで、今回の旅行も終わりです。
信号の色はともかくとして、今回のベネルクス旅行では、旅行記タイトルにも付けているように、様々な「色」との出逢いが印象的でした。自然の色も、人工の色も、それぞれに良さがあって、心に刺激を与えてくれました。慌しい旅行ではありましたが、訪れたそれぞれの場所の思い出は、心の中にいつまでも鮮明な映像として残るような気がします。
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