ヴェルサイユ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
6日目のこの日は朝からヴェルサイユ宮殿へ行きます。<br /><br />ヴェルサイユ宮殿は「太陽王」ルイ14世が自らの権力の象徴として造らせたヨーロッパ最大級の宮殿です。宮殿と庭園はブルボン朝の絶対王政時代の栄華を伝える貴重な遺産として世界文化遺産に指定されています。<br /><br />な〜んてことはみなさん、もうよくご存知ですよね。<br /><br />「ベルサイユのばら」の舞台ということで、楽しみにしていたヴェルサイユ宮殿観光。<br /><br />ところが、ツアーバスが朝の渋滞に巻き込まれて予約時刻に間に合わないこと必至。そのうえ警察の検問に引っかかってしまい、足止めを食って、ヴェルサイユ宮殿観光は2時間遅れに。<br /><br />おまけにこの日はルーブルの休館日。メーデー(祝日)の前日という悪条件も重なって激混み。見学した各部屋は人であふれ、2時間遅れのせいで庭園を見る時間もなくなるという大変な観光となりました。<br /><br />激混みの団体見学で注意したこと。<br />1.まずはグループからはぐれないよう付いて行く。<br />2.人の間を縫ったり順番を待ったりしてなんとか前へ出る。<br />3.片手でバッグを押さえながら(スリ対策)人の頭越しに片手で写真を撮る。<br />4.ブレ写真が多くなるので、予備の写真を撮っておく。<br /><br />表紙の写真はあえて鏡の回廊の写真にしました。一つ前の旅行記の表紙、オペラ・ガルニエの大広間の写真と比べたかったからです。<br /><br />オペラ・ガルニエ大広間の写真はこちら↓<br />http://4travel.jp/traveler/amber637/album/10779779/<br /><br />両者雰囲気が似ているような気がしたんですが、2枚の写真を比べてみると、はっきり違っていることがわかります。<br /><br />優雅に観光とはいかず、どちらかと言うと必死の見学になりましたが、まあなんとか宮殿の中の見るべきものは見たでしょう。そんなヴェルサイユ宮殿見学の一部始終、どうぞご覧ください。<br /><br />〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜<br /><br />旅行のスケジュール<br />1日目 4月25日(木) 夜、成田発<br />2日目 4月26日(金) 早朝、パリ着<br />            バスでルーアンへ移動<br />            ルーアン観光<br />            エトルタへ移動<br />            アルセーヌ・ルパンの家見学<br />            ガレットとクレープの昼食<br />            エトルタの海岸観光<br />            バスで移動してモン・サン・ミッシェル対岸のホテルに宿泊<br />            夕食後、夕暮れのモン・サン・ミッシェル<br />3日目 4月27日(土) 朝のモン・サン・ミッシェル<br />            モン・サン・ミッシェル修道院観光<br />            オムレツ他の昼食<br />            午後、バスで移動してトゥールに宿泊<br />4日目 4月28日(日) ロワール地方古城観光<br />            アンボワーズ城外観<br />            シュノンソー城見学<br />            シュノンソー城敷地内のレストラン「オランジュリー」にて昼食<br />            シャンボール城見学<br />            夕方、シャルトル大聖堂見学<br />            バスで移動、パリ泊<br />5日目 4月29日(月) ルーヴル美術館<br />            車窓からパリ市内観光<br />            セーヌ河岸沿いのレストラン「ル・ビストロ・パリジャン」にて昼食  <br />            午後フリータイムを利用して<br />            オペラ・ガルニエ<br />            サント・シャペル<br />            ノートルダム寺院<br />            バトー・パリジャンでセーヌ川クルーズ<br /><br />6日目 4月30日(火)★ヴェルサイユ宮殿観光<br />            午後、フリータイムを利用して<br />            オルセー美術館<br />            凱旋門<br />7日目 5月1日(祝) ジヴェルニーのモネの家と庭園<br />            午後フリータイムを利用して<br />            サクレクール寺院<br />            夜遅くパリ発<br />8日目 5月2日(木) 夕方、成田着 

美しき北フランス8日間<10> 6日目 「憧れのヴェルサイユ宮殿はハプニングで2時間遅れ、おまけに激混み(涙)」

32いいね!

2013/04/30 - 2013/04/30

76位(同エリア756件中)

7

96

ニッキー

ニッキーさん

6日目のこの日は朝からヴェルサイユ宮殿へ行きます。

ヴェルサイユ宮殿は「太陽王」ルイ14世が自らの権力の象徴として造らせたヨーロッパ最大級の宮殿です。宮殿と庭園はブルボン朝の絶対王政時代の栄華を伝える貴重な遺産として世界文化遺産に指定されています。

な〜んてことはみなさん、もうよくご存知ですよね。

「ベルサイユのばら」の舞台ということで、楽しみにしていたヴェルサイユ宮殿観光。

ところが、ツアーバスが朝の渋滞に巻き込まれて予約時刻に間に合わないこと必至。そのうえ警察の検問に引っかかってしまい、足止めを食って、ヴェルサイユ宮殿観光は2時間遅れに。

おまけにこの日はルーブルの休館日。メーデー(祝日)の前日という悪条件も重なって激混み。見学した各部屋は人であふれ、2時間遅れのせいで庭園を見る時間もなくなるという大変な観光となりました。

激混みの団体見学で注意したこと。
1.まずはグループからはぐれないよう付いて行く。
2.人の間を縫ったり順番を待ったりしてなんとか前へ出る。
3.片手でバッグを押さえながら(スリ対策)人の頭越しに片手で写真を撮る。
4.ブレ写真が多くなるので、予備の写真を撮っておく。

表紙の写真はあえて鏡の回廊の写真にしました。一つ前の旅行記の表紙、オペラ・ガルニエの大広間の写真と比べたかったからです。

オペラ・ガルニエ大広間の写真はこちら↓
http://4travel.jp/traveler/amber637/album/10779779/

両者雰囲気が似ているような気がしたんですが、2枚の写真を比べてみると、はっきり違っていることがわかります。

優雅に観光とはいかず、どちらかと言うと必死の見学になりましたが、まあなんとか宮殿の中の見るべきものは見たでしょう。そんなヴェルサイユ宮殿見学の一部始終、どうぞご覧ください。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

旅行のスケジュール
1日目 4月25日(木) 夜、成田発
2日目 4月26日(金) 早朝、パリ着
            バスでルーアンへ移動
            ルーアン観光
            エトルタへ移動
            アルセーヌ・ルパンの家見学
            ガレットとクレープの昼食
            エトルタの海岸観光
            バスで移動してモン・サン・ミッシェル対岸のホテルに宿泊
            夕食後、夕暮れのモン・サン・ミッシェル
3日目 4月27日(土) 朝のモン・サン・ミッシェル
            モン・サン・ミッシェル修道院観光
            オムレツ他の昼食
            午後、バスで移動してトゥールに宿泊
4日目 4月28日(日) ロワール地方古城観光
            アンボワーズ城外観
            シュノンソー城見学
            シュノンソー城敷地内のレストラン「オランジュリー」にて昼食
            シャンボール城見学
            夕方、シャルトル大聖堂見学
            バスで移動、パリ泊
5日目 4月29日(月) ルーヴル美術館
            車窓からパリ市内観光
            セーヌ河岸沿いのレストラン「ル・ビストロ・パリジャン」にて昼食  
            午後フリータイムを利用して
            オペラ・ガルニエ
            サント・シャペル
            ノートルダム寺院
            バトー・パリジャンでセーヌ川クルーズ

6日目 4月30日(火)★ヴェルサイユ宮殿観光
            午後、フリータイムを利用して
            オルセー美術館
            凱旋門
7日目 5月1日(祝) ジヴェルニーのモネの家と庭園
            午後フリータイムを利用して
            サクレクール寺院
            夜遅くパリ発
8日目 5月2日(木) 夕方、成田着 

旅行の満足度
4.0
観光
4.0

PR

  • 朝7時、ホテルで朝食。<br /><br />パンやヨーグルトが美味しいです。<br /><br />今日は長年待ち望んだヴェルサイユ訪問。<br />ヴェルサイユ宮殿は「ベルサイユのばら」ファンにとっては聖地です。<br />私も憧れた一人です。<br />ただ、ブームから時が経ちすぎ、一時の情熱も低下してしまいました。<br />今回はツアーで、ただ連れて行ってもらうのみ。<br />それでもかつて憧れた場所だけに、期待が高まります。<br /><br />8時半にホテルを出発して、バスでヴェルサイユへ向かいます。

    朝7時、ホテルで朝食。

    パンやヨーグルトが美味しいです。

    今日は長年待ち望んだヴェルサイユ訪問。
    ヴェルサイユ宮殿は「ベルサイユのばら」ファンにとっては聖地です。
    私も憧れた一人です。
    ただ、ブームから時が経ちすぎ、一時の情熱も低下してしまいました。
    今回はツアーで、ただ連れて行ってもらうのみ。
    それでもかつて憧れた場所だけに、期待が高まります。

    8時半にホテルを出発して、バスでヴェルサイユへ向かいます。

  • 車窓から見たパリの風景あれこれ。<br /><br /><br />並んでいるのはヴェリブと言って、レンタル用の自転車です。<br /><br />市内あちこちにパーキングがあって、登録さえしておけば、どこでも借りられどこへ返してもいいシステムです。<br /><br />ICチップ入りのクレジットカードがあれば、旅行者でも一日だけの登録なんていうのもできるそうです。<br /><br />自転車は車両扱いなので、交通ルールは基本的には車と同じ。右側通行で車道を走ります。<br /><br />自転車専用レーンが設けられているところもありました。

    車窓から見たパリの風景あれこれ。


    並んでいるのはヴェリブと言って、レンタル用の自転車です。

    市内あちこちにパーキングがあって、登録さえしておけば、どこでも借りられどこへ返してもいいシステムです。

    ICチップ入りのクレジットカードがあれば、旅行者でも一日だけの登録なんていうのもできるそうです。

    自転車は車両扱いなので、交通ルールは基本的には車と同じ。右側通行で車道を走ります。

    自転車専用レーンが設けられているところもありました。

  • バスティーユ近く。<br /><br />これは廃線になった国鉄の高架線路下を利用した店舗です。<br />インテリアショップなど、お洒落な店が入っていました。<br />高架の上は遊歩道になっているんだそうです。<br />有効利用ですね。<br /><br />ところで、パリ南東のホテルからパリ南西のヴェルサイユに行くわけですから、素人考えでは市内の混雑を避けて郊外を行くのが早いんじゃないかと思いますが、ドライバーさんが選んだのは市内を通り抜けるコース。<br /><br />バスはどんどん街の中心へ向かっています。<br /><br />こんなので大丈夫なのかなぁ。<br />昨日もホテルからルーブルへ行くのに、市内の朝の渋滞に引っかかったんです。

    バスティーユ近く。

    これは廃線になった国鉄の高架線路下を利用した店舗です。
    インテリアショップなど、お洒落な店が入っていました。
    高架の上は遊歩道になっているんだそうです。
    有効利用ですね。

    ところで、パリ南東のホテルからパリ南西のヴェルサイユに行くわけですから、素人考えでは市内の混雑を避けて郊外を行くのが早いんじゃないかと思いますが、ドライバーさんが選んだのは市内を通り抜けるコース。

    バスはどんどん街の中心へ向かっています。

    こんなので大丈夫なのかなぁ。
    昨日もホテルからルーブルへ行くのに、市内の朝の渋滞に引っかかったんです。

  • バスはセーヌ川左岸を進みます。<br />案の定、市内は渋滞してます。<br />ヴェルサイユへ行くはずが、ホテルを出て30分以上経つのに、まだシテ島脇を走っています。<br /><br />おかげでノートルダム寺院のこんな素敵なショットが撮れました。<br />この辺ではまだ余裕があります。<br />手前の緑のカバーはブキニスト(古書露天商)の屋台です。

    イチオシ

    バスはセーヌ川左岸を進みます。
    案の定、市内は渋滞してます。
    ヴェルサイユへ行くはずが、ホテルを出て30分以上経つのに、まだシテ島脇を走っています。

    おかげでノートルダム寺院のこんな素敵なショットが撮れました。
    この辺ではまだ余裕があります。
    手前の緑のカバーはブキニスト(古書露天商)の屋台です。

  • 昨日から何度も見ていますけど、パリ警視庁。<br /><br />ルブランの小説の中ではアルセーヌ・ルパンを追いかけていたパリの警察です。<br /><br />

    昨日から何度も見ていますけど、パリ警視庁。

    ルブランの小説の中ではアルセーヌ・ルパンを追いかけていたパリの警察です。

  • ドームの下に両翼を延ばした優雅な建物はフランス学士院。

    ドームの下に両翼を延ばした優雅な建物はフランス学士院。

  • フランス学士院とルーブル美術館を結ぶ歩行者専用橋、ポン・デ・ザール(芸術橋)。<br /><br />橋の手すりが金色に光っています。<br />元は普通の橋。<br />恋人たちが恋の成就を願ってかけて行く大量の南京錠のせいで金色に見えるのだそうです。<br /><br />公共物に南京錠をかけることには反対ですが、ここまでやると、橋がキラキラ光っておもしろい光景です。(@@<br /><br />ガイドさんの話ではここで「のだめカンタービレ」のロケをやったそうです。<br />その頃にはまだ南京錠はついていなかったとか。<br />確か映画「東京タワー」(岡田准一・黒木瞳)のラストシーンもここだったな。

    フランス学士院とルーブル美術館を結ぶ歩行者専用橋、ポン・デ・ザール(芸術橋)。

    橋の手すりが金色に光っています。
    元は普通の橋。
    恋人たちが恋の成就を願ってかけて行く大量の南京錠のせいで金色に見えるのだそうです。

    公共物に南京錠をかけることには反対ですが、ここまでやると、橋がキラキラ光っておもしろい光景です。(@@

    ガイドさんの話ではここで「のだめカンタービレ」のロケをやったそうです。
    その頃にはまだ南京錠はついていなかったとか。
    確か映画「東京タワー」(岡田准一・黒木瞳)のラストシーンもここだったな。

  • アンヴァリッド(国立廃兵院)。<br /><br />金色に輝くドームはドーム教会のもの。<br /><br />あのドームの下にナポレオンが眠っているのです。<br /><br />残念ながら、今回の旅行では行く余裕がありません。<br /><br />それにしてもホテルを出て1時間、まだパリのど真ん中を走っています。<br />予約時刻まであと15分しかないのに、これは間違いなく遅刻です。<br /><br />バスはアレクサンドル3世橋を渡って右岸へ。<br />ええっ!?<br />このまま南下するのかと思ったら、そっちへ行くんですか〜。

    アンヴァリッド(国立廃兵院)。

    金色に輝くドームはドーム教会のもの。

    あのドームの下にナポレオンが眠っているのです。

    残念ながら、今回の旅行では行く余裕がありません。

    それにしてもホテルを出て1時間、まだパリのど真ん中を走っています。
    予約時刻まであと15分しかないのに、これは間違いなく遅刻です。

    バスはアレクサンドル3世橋を渡って右岸へ。
    ええっ!?
    このまま南下するのかと思ったら、そっちへ行くんですか〜。

  • アルマ広場の下をくぐるトンネル。<br /><br />ここは1997年8月31日、ダイアナ妃が36歳の若さで亡くなった自動車事故の現場です。<br /><br />ダイアナ妃が乗ったベンツは猛スピードで中央分離帯の柱にぶつかった後、側壁に激突したと言います。<br /><br />想像しただけでも恐ろしい。

    アルマ広場の下をくぐるトンネル。

    ここは1997年8月31日、ダイアナ妃が36歳の若さで亡くなった自動車事故の現場です。

    ダイアナ妃が乗ったベンツは猛スピードで中央分離帯の柱にぶつかった後、側壁に激突したと言います。

    想像しただけでも恐ろしい。

  • エッフェル塔を見ながら移動して、ここは16区、パッシー駅の近くです。<br /><br />この辺りは高級マンションが多いそうです。<br /><br />「アラン・ドロンも昔はこの地区に住んでいたんですよ」とガイドさん。

    エッフェル塔を見ながら移動して、ここは16区、パッシー駅の近くです。

    この辺りは高級マンションが多いそうです。

    「アラン・ドロンも昔はこの地区に住んでいたんですよ」とガイドさん。

  • 停泊しているのは住居用の船です。<br />ガイドさんによると、外観はシンプルでも内部はとても豪華。そしてとても広いのだとか。場所にもよるけれど、停泊料が月10万円ぐらいなど、ずいぶんかかるのだそうです。<br /><br />ヴェルサイユ宮殿の見学予約は9時45分からでしたが、渋滞のせいか大回りしたせいか、この辺りですでに予約時刻を過ぎてます。<br /><br />完全に遅刻です。どうなるんだろう。<br /><br />遅れを最小限にと、ひたすらヴェルサイユへ向かう私たちを更なるパンチが襲います。<br />昨日の地下鉄の遅れに続いてパリで経験した2つ目のハプニング。今回はちょっと大ごと。バスが警察の検問に引っかかってしまったのです。<br /><br />それはヴェルサイユの街に入る直前でした。<br />手前の道路に警察が張っていて、「そのバス、脇へ入りなさい」との指示。<br /><br />大変大変!先を急いでいるのにこれはまずいです。<br />バスは何も交通違反をしたわけではありません。なのにどうして?<br /><br />ガイドさんは「警察には逆らえません。皆さん、シートベルトを締めたまま座を立たないでください」って。

    停泊しているのは住居用の船です。
    ガイドさんによると、外観はシンプルでも内部はとても豪華。そしてとても広いのだとか。場所にもよるけれど、停泊料が月10万円ぐらいなど、ずいぶんかかるのだそうです。

    ヴェルサイユ宮殿の見学予約は9時45分からでしたが、渋滞のせいか大回りしたせいか、この辺りですでに予約時刻を過ぎてます。

    完全に遅刻です。どうなるんだろう。

    遅れを最小限にと、ひたすらヴェルサイユへ向かう私たちを更なるパンチが襲います。
    昨日の地下鉄の遅れに続いてパリで経験した2つ目のハプニング。今回はちょっと大ごと。バスが警察の検問に引っかかってしまったのです。

    それはヴェルサイユの街に入る直前でした。
    手前の道路に警察が張っていて、「そのバス、脇へ入りなさい」との指示。

    大変大変!先を急いでいるのにこれはまずいです。
    バスは何も交通違反をしたわけではありません。なのにどうして?

    ガイドさんは「警察には逆らえません。皆さん、シートベルトを締めたまま座を立たないでください」って。

  • 警官の誘導で公園のような所に入らされました。<br />するとそこには先客が。<br />私たちと同じように足止めを食っている欧米人ツアーのバスが停まっていました。<br /><br />やがて厳しい顔をした女性の警察官がバスに乗り込んで来て、ドライバーにあれこれ質問。<br />運行記録をメモリーカードとUSBメモリーの両方にコピーして行きました。<br />どうもそれを解析するらしい。<br />ドライバーさんは警官に連れられて行き、私たちはこの先どうなるかもわからないまま、ひたすらバスの中で待つはめに。<br /><br />添乗員さんはすぐに旅行社の現地手配オフィス(?)へ電話してヴェルサイユ見学に遅れる旨を伝えていました。<br />当然、後の昼食レストランの予約にも影響が出て来ます。<br />レストランは2時に閉まるとか。<br />遅れ具合によっては間に合わなくなるかも。<br /><br />それにしても万事休す。<br />いったいどうなるのでしょう、私たち。<br /><br />時間はどんどん過ぎて行きます。<br />一番不安だったのは、どのぐらい足止めされるのかまったくわからなかったこと。<br />もしかしたら、ヴェルサイユ観光は無理かもしれない。<br />弱気な想像が頭をかすめます。

    警官の誘導で公園のような所に入らされました。
    するとそこには先客が。
    私たちと同じように足止めを食っている欧米人ツアーのバスが停まっていました。

    やがて厳しい顔をした女性の警察官がバスに乗り込んで来て、ドライバーにあれこれ質問。
    運行記録をメモリーカードとUSBメモリーの両方にコピーして行きました。
    どうもそれを解析するらしい。
    ドライバーさんは警官に連れられて行き、私たちはこの先どうなるかもわからないまま、ひたすらバスの中で待つはめに。

    添乗員さんはすぐに旅行社の現地手配オフィス(?)へ電話してヴェルサイユ見学に遅れる旨を伝えていました。
    当然、後の昼食レストランの予約にも影響が出て来ます。
    レストランは2時に閉まるとか。
    遅れ具合によっては間に合わなくなるかも。

    それにしても万事休す。
    いったいどうなるのでしょう、私たち。

    時間はどんどん過ぎて行きます。
    一番不安だったのは、どのぐらい足止めされるのかまったくわからなかったこと。
    もしかしたら、ヴェルサイユ観光は無理かもしれない。
    弱気な想像が頭をかすめます。

  • 見ていると、どうもツアーバスばかりがチェックを受けているようです。<br />すべてのツアーバスが引っかかるわけではなくて、1台出て行くとまた1台が引き入れられるという具合。<br />私たちの後には中国(?)や他の欧米ツアーのバスも呼び込まれていました。<br /><br />私たち、よっぽど運が悪かったようです。<br />あと1台後ろを走っていれば、引っかかることもなかったでしょうに。<br /><br />よりによってこれからヴェルサイユ観光に向かうバスを止めなくても。<br />バス会社にガサ入れしてくれればいいのに・・・トホホ、大迷惑です。<br /><br />不安がる私たちに添乗員さんが説明してくれました。<br />私たちのバスが違反をしたわけではないこと。<br />バスが消火器など必要な設備を備えているか、ドライバーがちゃんと定められた休憩を取っているか、乗務規定・運行規定に違反していないかを調べるランダムチェックに引っかかってしまったようだということ。<br />私たちのバスはきちんと規定を守っているので、心配は要らないということ。<br /><br />添乗員さんが一番どうしようと思っていたに違いないのに、メンバーを安心させるために笑顔でこの説明。<br />おかげでどーんと気持ちが落ち着きました。<br />やっぱりすばらしい添乗員さんです。<br /><br />そのうち、メンバーの一人が煙草を吸うためバスを降りて行きました。<br />見ると、警官に何か話しかけています。<br />警官に楯突くと怖いぞ〜。<br />文句でも言って来たのかと思ったら、「ヤマハのバイクだねー」と話していたんだそうです。<br />小さな国際交流。<br />こんなことでお手柔らかに済ませてくれないかなー。<br /><br />結局、ドライバーさんが戻って来てようやく開放されたのは1時間後でした。

    見ていると、どうもツアーバスばかりがチェックを受けているようです。
    すべてのツアーバスが引っかかるわけではなくて、1台出て行くとまた1台が引き入れられるという具合。
    私たちの後には中国(?)や他の欧米ツアーのバスも呼び込まれていました。

    私たち、よっぽど運が悪かったようです。
    あと1台後ろを走っていれば、引っかかることもなかったでしょうに。

    よりによってこれからヴェルサイユ観光に向かうバスを止めなくても。
    バス会社にガサ入れしてくれればいいのに・・・トホホ、大迷惑です。

    不安がる私たちに添乗員さんが説明してくれました。
    私たちのバスが違反をしたわけではないこと。
    バスが消火器など必要な設備を備えているか、ドライバーがちゃんと定められた休憩を取っているか、乗務規定・運行規定に違反していないかを調べるランダムチェックに引っかかってしまったようだということ。
    私たちのバスはきちんと規定を守っているので、心配は要らないということ。

    添乗員さんが一番どうしようと思っていたに違いないのに、メンバーを安心させるために笑顔でこの説明。
    おかげでどーんと気持ちが落ち着きました。
    やっぱりすばらしい添乗員さんです。

    そのうち、メンバーの一人が煙草を吸うためバスを降りて行きました。
    見ると、警官に何か話しかけています。
    警官に楯突くと怖いぞ〜。
    文句でも言って来たのかと思ったら、「ヤマハのバイクだねー」と話していたんだそうです。
    小さな国際交流。
    こんなことでお手柔らかに済ませてくれないかなー。

    結局、ドライバーさんが戻って来てようやく開放されたのは1時間後でした。

  • あーあ、大変な目に遭いました。<br />予約時刻に大幅に遅れてしまって、この先どうなるのでしょう。<br />私が添乗員だったら、きっとパニックに陥ると思います。<br /><br />ヴェルサイユの街に入って来ました。<br /><br />ヴェルサイユは人口約8万8000人。<br />奈良市と姉妹都市なんだそうです。<br />古さがだいぶん違うけれど、雰囲気は合いそう。<br /><br />宮殿へ向かう通りはプラタナスの並木道になっていて、両側に由緒ありそうな建物が並んでいます。

    あーあ、大変な目に遭いました。
    予約時刻に大幅に遅れてしまって、この先どうなるのでしょう。
    私が添乗員だったら、きっとパニックに陥ると思います。

    ヴェルサイユの街に入って来ました。

    ヴェルサイユは人口約8万8000人。
    奈良市と姉妹都市なんだそうです。
    古さがだいぶん違うけれど、雰囲気は合いそう。

    宮殿へ向かう通りはプラタナスの並木道になっていて、両側に由緒ありそうな建物が並んでいます。

  • 駐車場はとても混んでいました。<br />バスを降りて宮殿の門へ向かいます。<br /><br />ヴェルサイユ宮殿の門と言うと金色の門が有名ですが、実際には最初に通るのは青い門でした。<br /><br />門が2つあるってこと、よくわかっていませんでした。

    駐車場はとても混んでいました。
    バスを降りて宮殿の門へ向かいます。

    ヴェルサイユ宮殿の門と言うと金色の門が有名ですが、実際には最初に通るのは青い門でした。

    門が2つあるってこと、よくわかっていませんでした。

  • 一つ目の青い門を入ると石畳の広場があって、みんなここで列を作って並んでいます。<br /><br />うわぁ、すごい人!<br /><br />この日は4月30日(火)。<br />明日はメーデー祝日につき、ヴェルサイユ宮殿は休館となってしまいます。<br />ヴェルサイユへ行くなら今日行っておかねば。<br />みんな考えることは同じ。<br />おまけに火曜日はルーブル美術館の休館日とも重なって、この混みようになったのだと思います。<br /><br />もっと早く着いていれば、人混みもましだっただろうになぁ。<br />市内の渋滞に引っかからなければ・・・。<br />1台違いで検問をすり抜けていれば・・・。<br />「れば」「たら」を言っても仕方ないけど、この人の多さを見ると、つい思わずにはいられません。<br /><br />それにしても植え込みや噴水がある訳でもなく石畳の広場が広がるのみ。<br />宮殿の表門にしてはちょっと殺風景です。

    一つ目の青い門を入ると石畳の広場があって、みんなここで列を作って並んでいます。

    うわぁ、すごい人!

    この日は4月30日(火)。
    明日はメーデー祝日につき、ヴェルサイユ宮殿は休館となってしまいます。
    ヴェルサイユへ行くなら今日行っておかねば。
    みんな考えることは同じ。
    おまけに火曜日はルーブル美術館の休館日とも重なって、この混みようになったのだと思います。

    もっと早く着いていれば、人混みもましだっただろうになぁ。
    市内の渋滞に引っかからなければ・・・。
    1台違いで検問をすり抜けていれば・・・。
    「れば」「たら」を言っても仕方ないけど、この人の多さを見ると、つい思わずにはいられません。

    それにしても植え込みや噴水がある訳でもなく石畳の広場が広がるのみ。
    宮殿の表門にしてはちょっと殺風景です。

  • 金色の門と柵。<br />ああ、これこれ。<br />私が知っていたのはこちらの門です。<br /><br />なんだか金色がやけに新しい。<br /><br />それもそのはず。<br />10万枚の金箔を施して修復を終えたばかりだそうです。<br />アメリカの団体が資金提供をしたとガイドさん言ってました。<br /><br />月日が経てば、金色も落ち着いて目に馴染むようになるのでしょう。

    金色の門と柵。
    ああ、これこれ。
    私が知っていたのはこちらの門です。

    なんだか金色がやけに新しい。

    それもそのはず。
    10万枚の金箔を施して修復を終えたばかりだそうです。
    アメリカの団体が資金提供をしたとガイドさん言ってました。

    月日が経てば、金色も落ち着いて目に馴染むようになるのでしょう。

  • これは金色のゲートの右手にある建物です。<br />団体は写真正面の建物から入場することになります。<br />その右手の建物は礼拝堂です。<br /><br />宮殿本館は東側を開けたコの字形をしていて、それに北翼棟と南翼棟が延びています。<br />ほぼ左右対称ですが、北翼にはこの王室礼拝堂があり、そこだけが左右の均衡を崩しています。

    これは金色のゲートの右手にある建物です。
    団体は写真正面の建物から入場することになります。
    その右手の建物は礼拝堂です。

    宮殿本館は東側を開けたコの字形をしていて、それに北翼棟と南翼棟が延びています。
    ほぼ左右対称ですが、北翼にはこの王室礼拝堂があり、そこだけが左右の均衡を崩しています。

  • 私たちはまずトイレへ。<br />検問で足止めを食っていたため、まずはトイレへ行くことが急務だったんです。<br /><br />その間にガイドさんは団体入口へ確認に行ってくれました。

    私たちはまずトイレへ。
    検問で足止めを食っていたため、まずはトイレへ行くことが急務だったんです。

    その間にガイドさんは団体入口へ確認に行ってくれました。

  • 金色のロイヤルゲートの前では記念写真を撮る人が絶えません。<br /><br />ベルばらに夢中になっていた頃なら「オスカルが通った門」ということで、大興奮だったと思います。<br /><br />あれから40年、私の中のベルばらブームは遠くへ去り、今は冷静に見られる不思議。

    金色のロイヤルゲートの前では記念写真を撮る人が絶えません。

    ベルばらに夢中になっていた頃なら「オスカルが通った門」ということで、大興奮だったと思います。

    あれから40年、私の中のベルばらブームは遠くへ去り、今は冷静に見られる不思議。

  • 実に美しい門です。<br /><br />門番小屋などが無いのが意外ですが、昔は衛兵が警備していたのでしょうね。

    実に美しい門です。

    門番小屋などが無いのが意外ですが、昔は衛兵が警備していたのでしょうね。

  • 金の柵の間から中庭をのぞいてみました。<br /><br />入れてくれ〜。<br />民衆の視点のつもり(笑)。

    金の柵の間から中庭をのぞいてみました。

    入れてくれ〜。
    民衆の視点のつもり(笑)。

  • ガイドさんが戻って来ました。11時45分の予約が取れたそうです。<br /><br />もともと私たちの予約は9時45分だったんですが、遅れたため一旦キャンセルされました。<br />それでも、完全キャンセルとせず枠だけ残しておいてくれたおかげで、改めて予約を取り直し、11時45分の予約が取れたのだそうです。<br /><br />うー、2時間遅れか〜!(-_-;)<br />どんな見学になるのかその後の予定が後へ後へと押して行くのかわかりませんが、こうなったら仕方がありません。<br />見られるだけでも良しとせねば。

    ガイドさんが戻って来ました。11時45分の予約が取れたそうです。

    もともと私たちの予約は9時45分だったんですが、遅れたため一旦キャンセルされました。
    それでも、完全キャンセルとせず枠だけ残しておいてくれたおかげで、改めて予約を取り直し、11時45分の予約が取れたのだそうです。

    うー、2時間遅れか〜!(-_-;)
    どんな見学になるのかその後の予定が後へ後へと押して行くのかわかりませんが、こうなったら仕方がありません。
    見られるだけでも良しとせねば。

  • 広場を見ると、この行列。<br />これはチケットを持っている人の列ですが、列は好き勝手にくねっています。<br />どういう風に並んでいるのかさっぱりわかりません。<br /><br />ここから東側を見ると緩やかに傾斜していて、ヴェルサイユ宮殿が少し高い所に建っていることがわかります。<br /><br />正面奥に見える建物は大厩舎です。<br />当時は王所有の馬600頭がいたのだとか。<br /><br /><br />私たちは予約時間までまだ時間があるので、少しだけ庭をのぞいてみることになりました。

    広場を見ると、この行列。
    これはチケットを持っている人の列ですが、列は好き勝手にくねっています。
    どういう風に並んでいるのかさっぱりわかりません。

    ここから東側を見ると緩やかに傾斜していて、ヴェルサイユ宮殿が少し高い所に建っていることがわかります。

    正面奥に見える建物は大厩舎です。
    当時は王所有の馬600頭がいたのだとか。


    私たちは予約時間までまだ時間があるので、少しだけ庭をのぞいてみることになりました。

  • 礼拝堂と団体入場口の間を通って庭園へ向かいます。<br /><br /><br />これは礼拝堂の屋根。<br /><br />彫刻がたくさん建っています。

    礼拝堂と団体入場口の間を通って庭園へ向かいます。


    これは礼拝堂の屋根。

    彫刻がたくさん建っています。

  • 北側の翼棟を庭園側から見たところ。<br /><br />ここは庭園内を周遊するプチ・トランの乗り場にもなっています。<br />右にちょっぴり写っているのがプチ・トランです。

    北側の翼棟を庭園側から見たところ。

    ここは庭園内を周遊するプチ・トランの乗り場にもなっています。
    右にちょっぴり写っているのがプチ・トランです。

  • 北側の庭園。<br />広大な庭園のほんの一部分です。<br /><br />ルイ14世がヴェルサイユ宮殿を造ったきっかけについては、添乗員さんから面白い話を聞いていました。<br /><br />ルイ14世の大蔵卿にニコラ・フーケという人物がいました。地位を利用して財力を蓄え、ヴォー・ル・ヴィコント城(現在も実在しています)という大変美しい城を造り、お披露目に若きルイ14世や王侯貴族を城に招きます。ところがそれが逆効果。ルイ14世は城と庭園のあまりの見事さに妬ましさを感じてしまいます。<br /><br />極めつけはフーケがルイ14世をもてなした食器が金食器だったこと。ルイ14世が金の砂糖壺を見て「みごとな金だな。これは鍍金か?」と尋ねたところ、フーケが「陛下、それは無垢の金でございます」と答えたことがさらに王の自尊心を傷つけます。実はフーケがルイ14世を喜ばせようと準備した借り物の金食器だったのです。<br /><br />ニコラ・フーケは公金横領の罪に問われて逮捕され、終身刑を言い渡されて19年の獄中生活の後亡くなってしまいます。

    北側の庭園。
    広大な庭園のほんの一部分です。

    ルイ14世がヴェルサイユ宮殿を造ったきっかけについては、添乗員さんから面白い話を聞いていました。

    ルイ14世の大蔵卿にニコラ・フーケという人物がいました。地位を利用して財力を蓄え、ヴォー・ル・ヴィコント城(現在も実在しています)という大変美しい城を造り、お披露目に若きルイ14世や王侯貴族を城に招きます。ところがそれが逆効果。ルイ14世は城と庭園のあまりの見事さに妬ましさを感じてしまいます。

    極めつけはフーケがルイ14世をもてなした食器が金食器だったこと。ルイ14世が金の砂糖壺を見て「みごとな金だな。これは鍍金か?」と尋ねたところ、フーケが「陛下、それは無垢の金でございます」と答えたことがさらに王の自尊心を傷つけます。実はフーケがルイ14世を喜ばせようと準備した借り物の金食器だったのです。

    ニコラ・フーケは公金横領の罪に問われて逮捕され、終身刑を言い渡されて19年の獄中生活の後亡くなってしまいます。

  • <br />ルイ14世はヴォー・ル・ヴィコント城を造った建築家ル・ヴォー、室内装飾家ル・ブラン、造園家ル・ノートルを雇い、ヴォー・ル・ヴィコント城を超える贅を尽くしたヴェルサイユ宮殿建築に乗り出します。<br /><br />森を切り開き、水なき土地に水を引き、バロック様式の壮大な宮殿を造り、貴族も宮殿や周辺に住まわせます。<br />それは、「朕は国家なり」と言ったルイ14世の絶対王政の象徴でもありました。


    ルイ14世はヴォー・ル・ヴィコント城を造った建築家ル・ヴォー、室内装飾家ル・ブラン、造園家ル・ノートルを雇い、ヴォー・ル・ヴィコント城を超える贅を尽くしたヴェルサイユ宮殿建築に乗り出します。

    森を切り開き、水なき土地に水を引き、バロック様式の壮大な宮殿を造り、貴族も宮殿や周辺に住まわせます。
    それは、「朕は国家なり」と言ったルイ14世の絶対王政の象徴でもありました。

  • 宮殿は1661年に建設を開始、約50年の工期の末完成しました。<br /><br />写真はパンフレット。<br />クリックして拡大写真をご覧ください。<br /><br />部屋数は700室と言われます。<br />私たちが見るのは2階のほんの一部です。<br /><br />右端の「王室礼拝堂(身廊へは入ることができません)」から見学をスタートしてコの字形に並ぶ1〜17までの部屋と「戴冠の間」を回ります。<br /><br />平面図の右が北。<br />有名な鏡の回廊はNo.9、西側の長い部屋になります。<br />鏡の回廊の裏、No.11が王の寝室。<br />そこから見下ろす中庭が大理石の中庭です。

    宮殿は1661年に建設を開始、約50年の工期の末完成しました。

    写真はパンフレット。
    クリックして拡大写真をご覧ください。

    部屋数は700室と言われます。
    私たちが見るのは2階のほんの一部です。

    右端の「王室礼拝堂(身廊へは入ることができません)」から見学をスタートしてコの字形に並ぶ1〜17までの部屋と「戴冠の間」を回ります。

    平面図の右が北。
    有名な鏡の回廊はNo.9、西側の長い部屋になります。
    鏡の回廊の裏、No.11が王の寝室。
    そこから見下ろす中庭が大理石の中庭です。

  • いよいよ時間になって宮殿に入ります。<br /><br />まずは2階へ。<br /><br />真っ白の階段。

    いよいよ時間になって宮殿に入ります。

    まずは2階へ。

    真っ白の階段。

  • 王室礼拝堂。<br />ここからは2階しか見えません。<br />白いコリント式の柱に天井画が美しい。<br />正面にはパイプオルガンがあります。<br /><br />ベルばらに憧れていた頃は何度この礼拝堂の写真を見たことでしょう。<br /><br /><br />ルイ16世とマリー・アントワネットの婚礼の式はここで行われました。<br /><br />毎朝ここでミサが行われ、王族が参列したと言います。

    王室礼拝堂。
    ここからは2階しか見えません。
    白いコリント式の柱に天井画が美しい。
    正面にはパイプオルガンがあります。

    ベルばらに憧れていた頃は何度この礼拝堂の写真を見たことでしょう。


    ルイ16世とマリー・アントワネットの婚礼の式はここで行われました。

    毎朝ここでミサが行われ、王族が参列したと言います。

  • 1.ヘラクレスの間。<br />大きな部屋です。<br /><br />ヴェネツィア共和国からルイ14世に贈られた「シモン家の宴」を飾るために作られた広間です。<br /><br />部屋の中は見学者でいっぱいです。<br />写真はできるだけ人が写り込まないように撮りますが、時には人が写っている写真もいいですよね。どれだけ混んでいたのかが後でよくわかりますから。

    1.ヘラクレスの間。
    大きな部屋です。

    ヴェネツィア共和国からルイ14世に贈られた「シモン家の宴」を飾るために作られた広間です。

    部屋の中は見学者でいっぱいです。
    写真はできるだけ人が写り込まないように撮りますが、時には人が写っている写真もいいですよね。どれだけ混んでいたのかが後でよくわかりますから。

  • フランソワ・ルモワーヌによるヘラクレスの間の天井画。<br /><br />美しい空の色と絵の大きさに圧倒されます。<br /><br />

    フランソワ・ルモワーヌによるヘラクレスの間の天井画。

    美しい空の色と絵の大きさに圧倒されます。

  • これがヴェロネーゼ作「パリサイ人シモン家の宴」です。<br />ヴェロネーゼって、ルーブル美術館で見た「カナの祝宴」を描いた人ですよね。<br /><br />部屋を飾るために絵をかけるのではなく、絵を飾るために部屋を作ってしまうなんて、逆の発想です。

    これがヴェロネーゼ作「パリサイ人シモン家の宴」です。
    ヴェロネーゼって、ルーブル美術館で見た「カナの祝宴」を描いた人ですよね。

    部屋を飾るために絵をかけるのではなく、絵を飾るために部屋を作ってしまうなんて、逆の発想です。

  • この後、2.豊穣の間を通ったはずなんですが、写真が残っていません。(T_T)<br /><br />写真は3.ヴィーナスの間。<br />バロック様式の装飾が印象的な部屋です。<br /><br />この辺り、神さまの名前をつけた部屋が続きます。<br />天井画には名前の由来になった神様が描かれています。

    この後、2.豊穣の間を通ったはずなんですが、写真が残っていません。(T_T)

    写真は3.ヴィーナスの間。
    バロック様式の装飾が印象的な部屋です。

    この辺り、神さまの名前をつけた部屋が続きます。
    天井画には名前の由来になった神様が描かれています。

  • 天井画はルネ・アントワーヌ・ウアスによる天井画。<br /><br />愛と美の女神ヴィーナスが描かれています。

    天井画はルネ・アントワーヌ・ウアスによる天井画。

    愛と美の女神ヴィーナスが描かれています。

  • ヴィーナスの間にはルイ14世の像がありました。<br /><br />ヴァラン作「ローマ皇帝姿のルイ14世像」。<br />「朕は国家なり」という言葉を残した太陽王ルイ14世(在位1643〜1715年)。<br /><br />お父さんのルイ13世が亡くなって、わずか4歳で即位。<br />72年もの在位期間はフランス史上最長だと言います。<br /><br />実際には背が低くて踵の高い靴を履いていたというようなことも聞くけれど、さすがはフランス絶対王政の頂点に立つ君主、彫像や肖像画に残された姿はとても立派です。<br /><br />右のお方は?<br />もしかしてナポレオン?<br />違うかー。

    ヴィーナスの間にはルイ14世の像がありました。

    ヴァラン作「ローマ皇帝姿のルイ14世像」。
    「朕は国家なり」という言葉を残した太陽王ルイ14世(在位1643〜1715年)。

    お父さんのルイ13世が亡くなって、わずか4歳で即位。
    72年もの在位期間はフランス史上最長だと言います。

    実際には背が低くて踵の高い靴を履いていたというようなことも聞くけれど、さすがはフランス絶対王政の頂点に立つ君主、彫像や肖像画に残された姿はとても立派です。

    右のお方は?
    もしかしてナポレオン?
    違うかー。

  • デコラティブなドアには太陽神アポロンの顔がルイ14世になっている彫り物がついています。<br /><br />紫の大理石の柱が印象的。

    デコラティブなドアには太陽神アポロンの顔がルイ14世になっている彫り物がついています。

    紫の大理石の柱が印象的。

  • 4.ディアーヌの間。<br /><br />ここにもルイ14世の胸像。

    4.ディアーヌの間。

    ここにもルイ14世の胸像。

  • この部屋はルイ14世時代には夜会の際、ビリヤード室として使用されていました。<br /><br />ルイ14世はビリヤードが得意だったそうです。

    この部屋はルイ14世時代には夜会の際、ビリヤード室として使用されていました。

    ルイ14世はビリヤードが得意だったそうです。

  • 狩りの女神ディアーヌ(ディアナ)の絵。<br /><br />今度の旅ではあちこちで女神ディアーヌを見かけ、すっかりお馴染みになりました。

    狩りの女神ディアーヌ(ディアナ)の絵。

    今度の旅ではあちこちで女神ディアーヌを見かけ、すっかりお馴染みになりました。

  • 天井にも女神ディアーヌの絵が描かれています。

    天井にも女神ディアーヌの絵が描かれています。

  • 天井の隅にはフランス王家のユリの紋章が。

    天井の隅にはフランス王家のユリの紋章が。

  • 窓から北の庭園とプチ・トランを待つ人々が見えました。

    窓から北の庭園とプチ・トランを待つ人々が見えました。

  • 5.マルスの間。<br /><br />衛兵の控えの間として使用された部屋。<br />後には音楽・ダンス・賭け事などの夜会が開かれるようになりました。<br />モーツァルトが演奏会をしたこともあるそうです。

    5.マルスの間。

    衛兵の控えの間として使用された部屋。
    後には音楽・ダンス・賭け事などの夜会が開かれるようになりました。
    モーツァルトが演奏会をしたこともあるそうです。

  • 天井には軍神マルスの勇壮な姿が描かれています。

    天井には軍神マルスの勇壮な姿が描かれています。

  • ルイ15世の王妃、マリー・レクザンスカの肖像。

    ルイ15世の王妃、マリー・レクザンスカの肖像。

  • 暖炉。

    暖炉。

  • 6.マーキュリーの間。<br /><br />かつてルイ14世が寝室として使用していたこともある部屋。<br />王の寝室はその後、朝日が正面に見えるNo.11に移されましたが、1715年にルイ14世が逝去した際は遺体がここに一週間安置されミサが行われたそうです。<br /><br />この部屋はそんなに大きな部屋ではありません。<br />一つ前の広いマルスの間から狭いマーキュリーの間へ入ったため、人がぎゅうぎゅう詰めで大変でした。<br /><br />私たちはイヤホン・ガイドをつけているので、ガイドさんの指示で移動するんですが、「はい、次の部屋へ行きまーす。次の部屋へ入ったらロープに沿って左へ回り込みます。人が多いのでくれぐれもスリに気をつけてください。間にメンバー以外の人を入れないようにぴったりくっついてくださーい」ってこんな感じ。

    6.マーキュリーの間。

    かつてルイ14世が寝室として使用していたこともある部屋。
    王の寝室はその後、朝日が正面に見えるNo.11に移されましたが、1715年にルイ14世が逝去した際は遺体がここに一週間安置されミサが行われたそうです。

    この部屋はそんなに大きな部屋ではありません。
    一つ前の広いマルスの間から狭いマーキュリーの間へ入ったため、人がぎゅうぎゅう詰めで大変でした。

    私たちはイヤホン・ガイドをつけているので、ガイドさんの指示で移動するんですが、「はい、次の部屋へ行きまーす。次の部屋へ入ったらロープに沿って左へ回り込みます。人が多いのでくれぐれもスリに気をつけてください。間にメンバー以外の人を入れないようにぴったりくっついてくださーい」ってこんな感じ。

  • イケメンでモテモテだったとガイドさんが強調するルイ15世。<br />ルイ14世の息子たちは若くして亡くなってしまい、ルイ15世はルイ14世のひ孫にあたります。<br /><br />ぎゅうぎゅう詰めの部屋。<br />暗くて写真もブレブレです。<br /><br />片手でバッグのファスナー部分を押さえ、片手でカメラのシャッターを切るので、大変なんです。

    イケメンでモテモテだったとガイドさんが強調するルイ15世。
    ルイ14世の息子たちは若くして亡くなってしまい、ルイ15世はルイ14世のひ孫にあたります。

    ぎゅうぎゅう詰めの部屋。
    暗くて写真もブレブレです。

    片手でバッグのファスナー部分を押さえ、片手でカメラのシャッターを切るので、大変なんです。

  • とにかく、1にグループからはぐれないこと。2にできるだけ前へ出て自分の目で見ること。3できれば写真を撮りたい。<br />1、2はなんとか。<br />3は大変でした。<br />ブレ写真が多くなるので、念のため予備の写真も撮っておきました。<br /><br />7.アポロンの間。<br />玉座の間とも言われ、王が謁見した部屋。<br />人がぎっしり入っているので、部屋全体を撮るのは無理でした。<br />部分部分の写真のみ。<br /><br />これはリゴー作「ルイ14世の肖像画」。

    とにかく、1にグループからはぐれないこと。2にできるだけ前へ出て自分の目で見ること。3できれば写真を撮りたい。
    1、2はなんとか。
    3は大変でした。
    ブレ写真が多くなるので、念のため予備の写真も撮っておきました。

    7.アポロンの間。
    玉座の間とも言われ、王が謁見した部屋。
    人がぎっしり入っているので、部屋全体を撮るのは無理でした。
    部分部分の写真のみ。

    これはリゴー作「ルイ14世の肖像画」。

  • かつてはタピストリーの前に玉座が置かれていたそうです。<br /><br />今はストゥールが並べられているだけでした。

    かつてはタピストリーの前に玉座が置かれていたそうです。

    今はストゥールが並べられているだけでした。

  • 天井画はルイ14世が自らを投影した太陽の神アポロン。

    天井画はルイ14世が自らを投影した太陽の神アポロン。

  • ルイ14世の肖像画と対になるように、カレー作「ルイ16世の肖像画」がかけられていました。<br /><br />ルイ16世はルイ15世の孫にあたります。

    ルイ14世の肖像画と対になるように、カレー作「ルイ16世の肖像画」がかけられていました。

    ルイ16世はルイ15世の孫にあたります。

  • 暗くて混み合った部屋から西の広い庭園に面したパーッと明るい部屋へ出て来ました。<br /><br />ここからがハイライト。<br />建築家マンサールと室内装飾家ル・ブランが手がけた華やかな部屋が続きます。<br /><br />8.戦争の間。<br /><br />ガイドさんが「皆さーん、オスカルですよ〜」<br /><br />このレリーフはコワズボックス作「敵を踏みしだく馬上のルイ14世」<br />池田理代子さんがベルサイユのばらのオスカルの肖像画の参考にしたと言われています。<br /><br />覚えていますよ〜。

    暗くて混み合った部屋から西の広い庭園に面したパーッと明るい部屋へ出て来ました。

    ここからがハイライト。
    建築家マンサールと室内装飾家ル・ブランが手がけた華やかな部屋が続きます。

    8.戦争の間。

    ガイドさんが「皆さーん、オスカルですよ〜」

    このレリーフはコワズボックス作「敵を踏みしだく馬上のルイ14世」
    池田理代子さんがベルサイユのばらのオスカルの肖像画の参考にしたと言われています。

    覚えていますよ〜。

  • 戦争の間の壁。<br /><br />この豪華さ。<br /><br />大理石と鏡、ブロンズで華やかに彩られています。

    イチオシ

    戦争の間の壁。

    この豪華さ。

    大理石と鏡、ブロンズで華やかに彩られています。

  • そしていよいよ見学のクライマックス。<br />9.鏡の回廊です。<br /><br />ギャアァァーーーーーーーー。<br /><br />何でしょう、この混みようは!

    そしていよいよ見学のクライマックス。
    9.鏡の回廊です。

    ギャアァァーーーーーーーー。

    何でしょう、この混みようは!

  • 少し進んだ場所から振り返って見たところ。<br /><br />ガイドさんが、「もっと進んだところで写真が撮れる所をお教えしますから、そのまま進んでください」って言ってます。

    少し進んだ場所から振り返って見たところ。

    ガイドさんが、「もっと進んだところで写真が撮れる所をお教えしますから、そのまま進んでください」って言ってます。

  • 鏡の回廊の窓からは私たちが行くことのできなかった西側の広い庭園が見えました。<br /><br />ここから見えるのはその一部です。<br /><br />庭園は広大で、奥には大運河があり、右手奥にはグラン・トリアノン、プチ・トリアノン、マリー・アントワネットが田園生活を楽しんだと言うノルマンディー風の田舎屋などもあるんです。<br /><br />私たちも2時間遅れにならなければ、奥へ行く時間はないまでも少しは庭園も見られたでしょうに、残念です。

    鏡の回廊の窓からは私たちが行くことのできなかった西側の広い庭園が見えました。

    ここから見えるのはその一部です。

    庭園は広大で、奥には大運河があり、右手奥にはグラン・トリアノン、プチ・トリアノン、マリー・アントワネットが田園生活を楽しんだと言うノルマンディー風の田舎屋などもあるんです。

    私たちも2時間遅れにならなければ、奥へ行く時間はないまでも少しは庭園も見られたでしょうに、残念です。

  • 気を取り直して鏡の回廊を味わいます。<br /><br />鏡の回廊は2007年に改装工事が終わったばかり。<br /><br />おかげで美しい内装が見られます。<br /><br />豪華なシャンデリア。<br />往時はもっとたくさんあったと言います。<br /><br />ガイドさんが、ヴェルサイユ宮殿で一日に消費されたロウソクの数は何千本とか何万本とか言ってましたが、聞いたのに忘れてしまいました(汗)。<br />とにかくすごい数だった。

    気を取り直して鏡の回廊を味わいます。

    鏡の回廊は2007年に改装工事が終わったばかり。

    おかげで美しい内装が見られます。

    豪華なシャンデリア。
    往時はもっとたくさんあったと言います。

    ガイドさんが、ヴェルサイユ宮殿で一日に消費されたロウソクの数は何千本とか何万本とか言ってましたが、聞いたのに忘れてしまいました(汗)。
    とにかくすごい数だった。

  • 天井画はル・ブランによるもの。<br /><br />ルイ14世の栄光を描いているそうです。<br />

    天井画はル・ブランによるもの。

    ルイ14世の栄光を描いているそうです。

  • 燭台もとても優雅です。<br /><br /><br />鏡の回廊の特徴は壁面にはめ込まれたこの鏡です。<br />この時代、鏡は大変高価なものだったそうです。<br />ふんだんに鏡を使うことで王の力を示したのだとか。<br /><br />鏡に映る見学者の姿がなんだか笑えます。<br />皆同じ方向にカメラや携帯を構えて歩いているので。

    燭台もとても優雅です。


    鏡の回廊の特徴は壁面にはめ込まれたこの鏡です。
    この時代、鏡は大変高価なものだったそうです。
    ふんだんに鏡を使うことで王の力を示したのだとか。

    鏡に映る見学者の姿がなんだか笑えます。
    皆同じ方向にカメラや携帯を構えて歩いているので。

  • ガイドさんお勧めの場所から振り返ってみました。<br /><br />鏡の回廊は全長73メートル。幅10.5メートル。高さ12.3メートル。<br />窓と向き合う17のアーチ部に357枚の鏡がはめ込まれています。<br /><br />窓が多く、鏡の反射もあって明るい部屋になっています。<br /><br />第一次世界大戦の終了を告げるヴェルサイユ条約が調印されたのはこの部屋だったそうです。

    イチオシ

    ガイドさんお勧めの場所から振り返ってみました。

    鏡の回廊は全長73メートル。幅10.5メートル。高さ12.3メートル。
    窓と向き合う17のアーチ部に357枚の鏡がはめ込まれています。

    窓が多く、鏡の反射もあって明るい部屋になっています。

    第一次世界大戦の終了を告げるヴェルサイユ条約が調印されたのはこの部屋だったそうです。

  • 10、11、12の3室は鏡の回廊に並行して配置されています。<br />ここに王の寝室があります。<br /><br />ガイドさんによると、この3室は鏡の回廊に気を取られて見逃す人も多いそうです。<br />行かれる方は要注意。<br /><br />これは10.牛眼の間<br /><br />1701年に作られた控えの間です。<br /><br />宮廷人たちは隣りの王の寝室へ入る許可をこの部屋で待っていたそうです。

    10、11、12の3室は鏡の回廊に並行して配置されています。
    ここに王の寝室があります。

    ガイドさんによると、この3室は鏡の回廊に気を取られて見逃す人も多いそうです。
    行かれる方は要注意。

    これは10.牛眼の間

    1701年に作られた控えの間です。

    宮廷人たちは隣りの王の寝室へ入る許可をこの部屋で待っていたそうです。

  • そしてここが、11.王の寝室<br /><br />1701年、ルイ14世はコの字形の本館の中心にあり、朝日が見えるこの部屋に寝室を移しました。<br /><br />ベッドの天蓋や壁の一面は金銀の刺繍が施された布で覆われています。<br />もっとも当時のままではなく、復元されたもののようです。

    そしてここが、11.王の寝室

    1701年、ルイ14世はコの字形の本館の中心にあり、朝日が見えるこの部屋に寝室を移しました。

    ベッドの天蓋や壁の一面は金銀の刺繍が施された布で覆われています。
    もっとも当時のままではなく、復元されたもののようです。

  • ここでは王の着替えや起床・就寝の儀式が行われ、儀式に立ち会えることは名誉だったそうです。

    ここでは王の着替えや起床・就寝の儀式が行われ、儀式に立ち会えることは名誉だったそうです。

  • 「この天井は数少ない手を加えてない天井ですから、よく見ておいてください」とガイドさん。<br /><br />絵が描かれてない天井が、ここでは逆に新鮮です。<br /><br />壁にはルイ14世が選んだ絵画が飾られています。<br /><br />後から考えると、この部屋には大理石の中庭を見渡すバルコニーがついているはずなんですが、見学した時にはそれに気づきませんでした。<br />1789年10月5日、詰めかけた群集に追われたマリー・アントワネットが王の部屋へ逃げて来て、バルコニーから群集にお辞儀をしてみせたという、あのバルコニーです。<br />何をぼうっとしてたのか。ガイドさんも何も言いませんでしたし、もしかしたらカーテンが閉まっていたのかもしれません。

    「この天井は数少ない手を加えてない天井ですから、よく見ておいてください」とガイドさん。

    絵が描かれてない天井が、ここでは逆に新鮮です。

    壁にはルイ14世が選んだ絵画が飾られています。

    後から考えると、この部屋には大理石の中庭を見渡すバルコニーがついているはずなんですが、見学した時にはそれに気づきませんでした。
    1789年10月5日、詰めかけた群集に追われたマリー・アントワネットが王の部屋へ逃げて来て、バルコニーから群集にお辞儀をしてみせたという、あのバルコニーです。
    何をぼうっとしてたのか。ガイドさんも何も言いませんでしたし、もしかしたらカーテンが閉まっていたのかもしれません。

  • 王の寝室に飾られていたコワズヴォクス作「ルイ14世の胸像」。

    王の寝室に飾られていたコワズヴォクス作「ルイ14世の胸像」。

  • 12.閣議の間<br /><br />王の寝室の隣にあります。<br /><br />豪華な壁の装飾、暖炉の上の置き時計(1754年)やトロフィーみたいな壺が目を引きます。<br />

    12.閣議の間

    王の寝室の隣にあります。

    豪華な壁の装飾、暖炉の上の置き時計(1754年)やトロフィーみたいな壺が目を引きます。

  • 見学者は入れなかったんですけど、横にはこんな部屋があるのが見えました。<br /><br />あちらは内殿なんでしょうか?<br />そういう部屋も見たかったな。

    見学者は入れなかったんですけど、横にはこんな部屋があるのが見えました。

    あちらは内殿なんでしょうか?
    そういう部屋も見たかったな。

  • 鏡の回廊から続く<br />13.平和の間。<br /><br />鏡の回廊の反対側にある8.戦争の間と対を成しています。

    鏡の回廊から続く
    13.平和の間。

    鏡の回廊の反対側にある8.戦争の間と対を成しています。

  • 丸い絵はルイ15世がヨーロッパにもたらした平和を表現した絵だそうです。<br /><br />この部屋は主に王妃の音楽室、遊戯室として使用されていました。<br />

    丸い絵はルイ15世がヨーロッパにもたらした平和を表現した絵だそうです。

    この部屋は主に王妃の音楽室、遊戯室として使用されていました。

  • 平和の間の天井画。<br /><br />戦争の間に比べ、全体的に和やかな雰囲気になっています。

    平和の間の天井画。

    戦争の間に比べ、全体的に和やかな雰囲気になっています。

  • 窓からは南の翼棟と庭が見えました。<br /><br />中央に丸い池があり、フランスの庭らしい幾何学模様の花壇になっています。

    窓からは南の翼棟と庭が見えました。

    中央に丸い池があり、フランスの庭らしい幾何学模様の花壇になっています。

  • ここからの4室は王妃のための部屋になります。<br /><br />14.王妃の寝室。<br /><br />王妃たちはここで出産。<br />19人の王の子がここで誕生しました。<br /><br />ベビーの差し替えを防ぐために出産の様子は公開されたそうです。<br />わぁ、ツラ〜。<br /><br />歴代の王妃と王太子妃が使用したため、何度も改装が行われたそうですが、最後に使用したのはマリー・アントワネット。<br /><br />ガイドさんが、シーツだったかは実際にマリーアントワネットが使用したものだと言ってました。

    ここからの4室は王妃のための部屋になります。

    14.王妃の寝室。

    王妃たちはここで出産。
    19人の王の子がここで誕生しました。

    ベビーの差し替えを防ぐために出産の様子は公開されたそうです。
    わぁ、ツラ〜。

    歴代の王妃と王太子妃が使用したため、何度も改装が行われたそうですが、最後に使用したのはマリー・アントワネット。

    ガイドさんが、シーツだったかは実際にマリーアントワネットが使用したものだと言ってました。

  • 現在の装飾や家具はマリー・アントワネットの時のものを復元したもの。<br /><br />全体に花のブーケを散らした女性らしいインテリアになっています。

    現在の装飾や家具はマリー・アントワネットの時のものを復元したもの。

    全体に花のブーケを散らした女性らしいインテリアになっています。

  • 部屋の左右には内殿に通じる扉があります。<br />王はあのドアから渡って来たということです。<br /><br />凝った作りの宝石箪笥は国民からのプレゼントなんだそう。<br />マリー・アントワネットは大喜びしたそうです。<br />今あるものはレプリカです。

    部屋の左右には内殿に通じる扉があります。
    王はあのドアから渡って来たということです。

    凝った作りの宝石箪笥は国民からのプレゼントなんだそう。
    マリー・アントワネットは大喜びしたそうです。
    今あるものはレプリカです。

  • 天蓋もシャンデリアも天井の装飾も豪華絢爛です。<br /><br />現代の感覚からすると少女趣味というか、めっちゃかわいい。<br /><br />夜、寝る時も一人じゃなかったそうですよ。<br />周りにお付きの女性が控えていて、王妃のプライバシーは辛うじてベッドの分厚いカーテンで守られていたとか。

    天蓋もシャンデリアも天井の装飾も豪華絢爛です。

    現代の感覚からすると少女趣味というか、めっちゃかわいい。

    夜、寝る時も一人じゃなかったそうですよ。
    周りにお付きの女性が控えていて、王妃のプライバシーは辛うじてベッドの分厚いカーテンで守られていたとか。

  • 15.貴族の間。<br /><br />このシャンデリアの玉に注目してください、とガイドさん。<br />この美しい玉、見る者が動くと中に映るものが後を追って来るんですよと。<br /><br />後ろの絵はイケメン国王、ルイ15世です。

    15.貴族の間。

    このシャンデリアの玉に注目してください、とガイドさん。
    この美しい玉、見る者が動くと中に映るものが後を追って来るんですよと。

    後ろの絵はイケメン国王、ルイ15世です。

  • この部屋は王妃の謁見の間として使用されました。<br /><br />家具は当時流行していた英国式を取り入れ、マホガニー材で揃えられています。<br /><br />絨緞もすばらしいですね。

    この部屋は王妃の謁見の間として使用されました。

    家具は当時流行していた英国式を取り入れ、マホガニー材で揃えられています。

    絨緞もすばらしいですね。

  • 貴族の間の天井画。

    貴族の間の天井画。

  • 16.会食の間。<br /><br />王と王妃が公式の食事をした部屋。<br /><br />公式の食事には人々の参列が許されていましたが、テーブルに着くことができたのは王族のみだったそうです。

    16.会食の間。

    王と王妃が公式の食事をした部屋。

    公式の食事には人々の参列が許されていましたが、テーブルに着くことができたのは王族のみだったそうです。

  • ここに、私も知っている絵がありました。<br /><br />ヴィジェ・ルブラン夫人作「マリー・アントワネットと子どもたち」(1787年)<br /><br />長女マリー・テレーズ、7歳で病死した長男ルイ・ジョゼフ、兄の死により王太子に擁立されフランス革命期に亡くなったとされる次男ルイ・シャルル(ルイ17世)。<br /><br />無人のベビーベッドに黒い布がかけられているのは1歳にも満たず亡くなったソフィー王女のためだと言われています。

    ここに、私も知っている絵がありました。

    ヴィジェ・ルブラン夫人作「マリー・アントワネットと子どもたち」(1787年)

    長女マリー・テレーズ、7歳で病死した長男ルイ・ジョゼフ、兄の死により王太子に擁立されフランス革命期に亡くなったとされる次男ルイ・シャルル(ルイ17世)。

    無人のベビーベッドに黒い布がかけられているのは1歳にも満たず亡くなったソフィー王女のためだと言われています。

  • 銀の食器も展示されていました。

    銀の食器も展示されていました。

  • 17.王妃付き衛兵の間。<br /><br />オスカルが詰めていたとしたら、この部屋でしょうか?

    17.王妃付き衛兵の間。

    オスカルが詰めていたとしたら、この部屋でしょうか?

  • 天井画は修復中でした。<br /><br />こんな風にして修復するんですね。

    天井画は修復中でした。

    こんな風にして修復するんですね。

  • 最後に戴冠の間。<br /><br />ダヴィッド作「ナポレオン1世の戴冠式」が飾られた部屋。<br /><br />オリジナルは昨日ルーブル美術館で見ました。<br />こちらはダヴィット本人が書いたレプリカだということです。

    最後に戴冠の間。

    ダヴィッド作「ナポレオン1世の戴冠式」が飾られた部屋。

    オリジナルは昨日ルーブル美術館で見ました。
    こちらはダヴィット本人が書いたレプリカだということです。

  • グロ作「アブキールの戦い」(1806年)<br /><br />ナポレオン率いるフランス軍がオスマン帝国軍に勝利した戦いを描いたもので、白い馬に乗っているのがナポレオンでしょう。

    グロ作「アブキールの戦い」(1806年)

    ナポレオン率いるフランス軍がオスマン帝国軍に勝利した戦いを描いたもので、白い馬に乗っているのがナポレオンでしょう。

  • 王妃の階段を降りて、これでヴェルサイユ宮殿の見学は終わりです。<br /><br />たいへんな人混みの中、はぐれないように、バッグに気をつけて、写真も撮らねばと必死の見学でした。<br /><br />写真はブレ写真の大量生産になってしまいました。<br />ともあれ、ヴェルサイユ宮殿、見ました〜。<br />ふう〜。

    王妃の階段を降りて、これでヴェルサイユ宮殿の見学は終わりです。

    たいへんな人混みの中、はぐれないように、バッグに気をつけて、写真も撮らねばと必死の見学でした。

    写真はブレ写真の大量生産になってしまいました。
    ともあれ、ヴェルサイユ宮殿、見ました〜。
    ふう〜。

  • 王の中庭へ出て来ました。

    王の中庭へ出て来ました。

  • 本館2階中央の部屋が王の寝室だと思います。<br /><br />マリー・アントワネットが群集にお辞儀をしてみせたというのはあのバルコニーなんでしょうか?<br /><br />思ったより狭そうなバルコニーです。

    本館2階中央の部屋が王の寝室だと思います。

    マリー・アントワネットが群集にお辞儀をしてみせたというのはあのバルコニーなんでしょうか?

    思ったより狭そうなバルコニーです。

  • 3階の上には太陽神アポロンを描いた青い時計がついていました。<br /><br />やっぱり金の装飾が新し過ぎて、なんだか違和感がありますね。<br />

    3階の上には太陽神アポロンを描いた青い時計がついていました。

    やっぱり金の装飾が新し過ぎて、なんだか違和感がありますね。

  • 2時間遅れにならなければ、ここで庭園を少し見る時間があったんじゃないかと思うと、これで終わりなのは残念です。<br /><br />Hさん夫妻は昼食を放棄してここで離団されます。<br />ヴェルサイユ宮殿の庭やグラン・トリアノン、プチ・トリアノンを見に行くそうです。<br /><br />私もマリー・アントワネットが田舎暮らしを楽しんだという王妃の村里(アモー)は見てみたい気もしたけれど、午後はオルセー美術館へ行ってみようと思っていたので、このままみんなと一緒にパリへ戻ります。<br /><br />ヴェルサイユ宮殿へはまた来たいな。

    2時間遅れにならなければ、ここで庭園を少し見る時間があったんじゃないかと思うと、これで終わりなのは残念です。

    Hさん夫妻は昼食を放棄してここで離団されます。
    ヴェルサイユ宮殿の庭やグラン・トリアノン、プチ・トリアノンを見に行くそうです。

    私もマリー・アントワネットが田舎暮らしを楽しんだという王妃の村里(アモー)は見てみたい気もしたけれど、午後はオルセー美術館へ行ってみようと思っていたので、このままみんなと一緒にパリへ戻ります。

    ヴェルサイユ宮殿へはまた来たいな。

  • 出て来たら入場を待つ人はさらにすごいことになっていました。<br /><br />ガイドさんがこんなに混んでるヴェルサイユ宮殿は初めて見たと言ってました。<br /><br />「この後悲劇がいくつか起こるんですよ」とも。<br />どんな悲劇かと言うと、ここに並んでいるのはすでにチケットを持っている人の列。チケットは向かって左の建物で買ってから並ばなければなりません。それを知らないでチケット無しで延々並んだ後、入口ではじかれる悲劇が毎度起こるというのです。<br /><br />そんなぁ。可哀想すぎます。<br />こんな激混みの日にそんな悲劇に見舞われたら、もう入る元気を失くしてしまうでしょうね。何も知らず並んでしまう、人の良い気の毒な夫婦(自分たちに重ね合わせています)が出ないことを祈ります。

    出て来たら入場を待つ人はさらにすごいことになっていました。

    ガイドさんがこんなに混んでるヴェルサイユ宮殿は初めて見たと言ってました。

    「この後悲劇がいくつか起こるんですよ」とも。
    どんな悲劇かと言うと、ここに並んでいるのはすでにチケットを持っている人の列。チケットは向かって左の建物で買ってから並ばなければなりません。それを知らないでチケット無しで延々並んだ後、入口ではじかれる悲劇が毎度起こるというのです。

    そんなぁ。可哀想すぎます。
    こんな激混みの日にそんな悲劇に見舞われたら、もう入る元気を失くしてしまうでしょうね。何も知らず並んでしまう、人の良い気の毒な夫婦(自分たちに重ね合わせています)が出ないことを祈ります。

  • ヴェルサイユの街を通ってパリへ戻ります。<br /><br />途中、ヴェルサイユ宮殿の造園を担当したアンドレ・ル・ノートルの石像を見ました。<br />ハンサムな人だなー。<br /><br />ちなみに反対側には鏡の回廊などの増築を行った建築家、ジュール・アルドゥアン・マンサールの像が建っていました。

    ヴェルサイユの街を通ってパリへ戻ります。

    途中、ヴェルサイユ宮殿の造園を担当したアンドレ・ル・ノートルの石像を見ました。
    ハンサムな人だなー。

    ちなみに反対側には鏡の回廊などの増築を行った建築家、ジュール・アルドゥアン・マンサールの像が建っていました。

  • 大変なヴェルサイユ宮殿観光になってしまいましたが、旅行中はハプニングもつきもの。<br />宮殿内部だけでも見られたから良しとせねば。<br /><br />帰り道ではもう検問はやっていませんでした。(^_^;<br /><br />ツアーはパリへ戻って昼食を取った後、解散になります。<br />オプショナル・ツアー「レストランにてエスカルゴの夕食と世界遺産セーヌ河畔の景観を眺めるセーヌ河クルーズ」に参加する人はまた夕方集合ですが、私たちは参加しないので、夜まで完全フリータイムです。<br /><br />私たち、午後はオルセー美術館へ行き、その後、凱旋門へ行ってみたいと思っています。その様子はまた次の旅行記で。<br /><br />(美しき北フランス8日間<11>6日目「オルセー美術館と凱旋門」編へ続く)<br />http://4travel.jp/traveler/amber637/album/10784236/

    大変なヴェルサイユ宮殿観光になってしまいましたが、旅行中はハプニングもつきもの。
    宮殿内部だけでも見られたから良しとせねば。

    帰り道ではもう検問はやっていませんでした。(^_^;

    ツアーはパリへ戻って昼食を取った後、解散になります。
    オプショナル・ツアー「レストランにてエスカルゴの夕食と世界遺産セーヌ河畔の景観を眺めるセーヌ河クルーズ」に参加する人はまた夕方集合ですが、私たちは参加しないので、夜まで完全フリータイムです。

    私たち、午後はオルセー美術館へ行き、その後、凱旋門へ行ってみたいと思っています。その様子はまた次の旅行記で。

    (美しき北フランス8日間<11>6日目「オルセー美術館と凱旋門」編へ続く)
    http://4travel.jp/traveler/amber637/album/10784236/

この旅行記のタグ

32いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (7)

開く

閉じる

  • がりさん 2013/08/20 19:08:08
    憧れのヴェルサイユ♪
    ニッキーさん、こんばんは!

    しばらくフォートラを離れ気味だった間に、気付けばニッキーさんのフランス旅行記も完結されていますね。
    3ヶ月あまりで13編の旅行記を作るって、けっこう大変だったんじゃないですか?
    ともあれ、旅行記の作成、お疲れさまでした♪

    で、僕はまだヴェルサイユのところです(笑)。
    いや〜、やっぱりパリは見所が豊富で、どこも素晴らしい所ばかりですね。

    僕がとくに気になったのは、サント・シャペル。
    ここってパリの他の名所に比べると、少し地味なイメージがあったのですが、このステンドグラスの海は本当に見事ですね〜!
    僕も教会のステンドグラスって好きなんです♪
    この前のスペインでも、サグラダ・ファミリアのステンドグラスには感動しました。
    でもこのサント・シャペルは光り輝くステンドグラスが全体を包み込んでいるような感じで、すごいですね。
    僕もパリへ行ったときは、ここには立ち寄りたいです♪

    ヴェルサイユでの足止めは思わぬハプニングでしたね。
    これは一種の抜き打ち検査みたいなものなんでしょうか?
    でも無事に宮殿の中へ入れてよかったですね〜。
    その宮殿へ入る行列は、僕もチケットを持たないまま並んじゃいそう(笑)。

    パリがいいな〜と思ったのは、ルーブル美術館もヴェルサイユ宮殿も写真撮影OKなところ。
    マドリードのプラド美術館や王宮は撮影NGで、せっかく入館したのにちょっと残念でした。
    やっぱり人間の記憶って薄れちゃうから、記念の写真くらいは撮らせてほしいですよね(笑)。

    でもヴェルサイユは撮影OKなら、写真を撮れるだけ撮りまくることになりそうで、それはそれで大変そうだけど。。

    ニッキー

    ニッキーさん からの返信 2013/08/21 12:47:03
    RE: ヴェルサイユ宮殿は要リベンジです。
    がりさん、ここのところちょっと間隔があいてるなと思っていたら、しばらく4トラから離れ気味だったんですね。それもいいと思います。好きでやってることなんで、日々の生活もあり、自分のペースでいい訳で。

    書き込みもどうぞお気楽に。読んでくださるだけで十分です。まあ、そう言いながら、時にはメッセージいただけると嬉しいです。

    さて、フランス旅行記はようやく終わりました。8日間の旅を3か月もかけて振り返っていくのは最初の頃は気の遠くなる作業でした。じれったくて、飛ばして先へ行きたい気がすることもあったけど、基本書くのは好きな方、根気よく一つ一つ書いて気づいたら最後へたどり着いていたという感じです。

    さっきがりさんのスペイン旅行記を見て来たら、選んだシーンだけを厳選した内容で、やったね、がりさんって思いました。簡潔な旅行記、私もいつかやりたいなぁ。でも性分が・・・ブツブツ・・・(笑)

    警察の検問は抜き打ち検査だったのだと思います。ヴェルサイユの街に入る直前で張ってました。でも、これから宮殿へ向かう外国人のツアーバスをターゲットにするなんてあんまりです。予約入れてることわかってるはずなのにね〜。<`ヘ´>。

    パリも私が行った中ではオルセー美術館とサクレクール寺院が写真だめでした。サントシャペルが撮影OKで良かった!バルセロナではサグラダ・ファミリアがOKで良かった!マドリードの王宮は豪華らしいですね。でもトラベラーさん達の旅行記でも写真がないから、行ってない私にはわからないんですよね。ほんと残念です。

    ヴェルサイユ宮殿はただ回って見て撮っただけみたいな観光になってしまいました。写真も全滅かなと思ってたんですけど、何とか様子がわかるぐらいのは撮れてました。ここは要リベンジ。次は庭園も含めてもっとゆっくり見たいです。

    がりさんのスペイン<1>、アルハンブラ宮殿など懐かしく拝見しました。がっくりうなだれたミッキーの写真が印象に残りました。あんな悲しそうなミッキー初めて見ました。本家本元のディズニーランドではゲストに決して見せてはいけない姿。顔を上げて口元が見えたら笑顔のミッキー。でもかぶり物の下はたぶん笑っていないのでしょうね。

    姪夫婦がこの週末からマドリード、グラナダ、バルセロナへ行くんですよ。バルへ行くのも楽しみにしているようです。

    ニッキー
  • サウスピーチさん 2013/07/23 00:54:20
    遅れた上に激混みのヴェルサイユ宮殿。 お疲れさまでした〜
    ニッキーさん、こんにちは! ベルサイユ宮殿にお邪魔しています。

    表紙の写真、前回のオペラ・ガルニエのと比べられるようにと、鏡の回廊にしたのは流石です!
    ブログページの「旅行記」のアイコンをクリックすると、写真は小さいですが、両方が上下に一度に比べられますね!
    勿論、それぞれのサイトに行って、大きな写真でも見比べてきました。 今まで、両方は似てるなぁ〜、なんて思いながら
    実際に比べてみることがなかった私。 これは凄くいいアイディアでした!!!

    ベルサイユ宮殿に行く途中、市内をあんなにぐるぐる回るのは、一応、旅行会社の“計らい”なんでしょうね。
    結構な観光場所、見所を走っていますね。 車内からでもたくさんの写真、綺麗に撮っていますね。
    でも、そういう気遣いもあるでしょうが、ベルサイユ宮殿は大きな観光の1つ。 私だったら
    まず、そちらを優先して、帰りに時間があったら市内をぐるっと回って欲しいですね。

    そして、時間に遅れているのに更に警察の検問に引っかかるとは〜。(><) 
    ハラハラしながら読みました。 ほんと、遅れた2時間は大きかったですね。
    それに、この混みよう! 荷物は持ってるし、スリにも気をつけなくっちゃいけないし、写真も撮りたいし・・・。
    さぞ大変だったでしょう。 私達が行った日は、庭園の噴水ショーがある日だったので、大変混んでいましたが、
    ここまででは・・・。 それに、入り口で長蛇で並んでいる最後には、プラカード(「チケットを持っている人はこちら!」)
    などを持った人が何人かいましたよ。 それでも一応、私は並んでいる人に確認しましたけどね。

    『鏡の回廊』のガイドさんお勧めの場所、さすがいい写真スポットですね。 興味深い説明もいっぱいあって、
    こういうところはツアーのいいところですよね。 私が見逃した『王の寝室』の写真、しかと見ましたw  
    ただ、これを見た今でも、いったいどこに入り口があるのか分からないんですけどぉ〜。(笑)

    前から疑問に思っていたことですが、宮殿内の各部屋の装飾(絵とか置いてあるもの)って
    定期的に変えてるんじゃないかと・・・。 ベルサイユ宮殿内の写真は色々な方のを見ていますが、
    その時によって、部屋と写真が少しずつ違うようなんです。 今回のニッキーさんの、16番の『会食の間』にあった
    ヴィジェ・ルブラン夫人作「マリー・アントワネットと子どもたち」を見た時にすぐに思いました。
    私はこの絵を正面から見上げて見たんです。 ニッキーさんの写真だと不可能ですよね? 
    で、自分の写真を確認したのですが、私の時は、『マルスの間』に飾ってありました。
    さっき、部屋の中を端から端まで撮ったビデオも見て確認したので、間違いないです。
    これで疑問が解決しました。 やっぱり定期的に内装を変えているんですね。 (少し不思議でな気はしますが・・・。)
    あ〜、スッキリした!(笑) (←ってこれ知らなかったの、私だけ?)

    サウスピーチ :)

    ニッキー

    ニッキーさん からの返信 2013/07/25 08:34:56
    RE: 王の寝室への入口、矢印入れときました。
    サウスピーチさん、この間はメールもありがとうございました。
    ロンドンのクチコミは役立ち情報ばかり。一つ見始めたら次々に見たくなり、結局全部読んでしまったんです。8個で終わって良かった。30個だったら全部読んじゃったかも。

    >これは凄くいいアイディアでした!!!

    おぉ、わかってくださいましたか!私がやりたかったこと。
    オペラガルニエと鏡の回廊って似てるイメージがあったけど、よく見たら全然違ってたのが面白くて、それぞれ表紙写真にしたらいつでも比べられると思ったんです。

    ヴェルサイユへどの道を通って行くかは完全に当日のドライバーさん任せなんです。あの道が速いとドライバーさんが判断したのかわかりませんが、とにかく市内の観光名所を次々に通って行くので、ついでに車窓観光を楽しませてもらいました。市内を走っている頃はまだその余裕があったんです。

    だけど警察の検問に引っかかった時は、ヴェルサイユ観光は無理かもしれないと一時は観念しました。なんとか到着したけど、結果2時間遅れであの混みようでしょ?今回の旅行では一番ダメダメ観光になっちゃいました。よりによって楽しみにしていたヴェルサイユ宮殿が(泣)。

    はぐれないようにするのも大変、見るのも大変な中で、とりあえず人の頭越しに写真を撮っておきました。もちろん画面で確認する余裕もないので、とりあえず撮っただけ。写真全滅かと思ったら、ボケ写真ながら一応何とか各部屋の様子が撮れてました。ただ混んでたので、部屋の全貌がわかる写真はほとんど撮れませんでした。

    > ただ、これを見た今でも、いったいどこに入り口があるのか分からないんですけどぉ〜。(笑)

    しょうがないなぁ〜(笑)。わかるようにと思って、平面図を載せといたんですけど、やっぱりあれだけではわかりませんでしたね。矢印を書き込んでおいたので、拡大画像でもう一度見てください。
    http://4travel.jp/traveler/amber637/pict/29760043/src.html

    王の寝室は鏡の回廊から直接は入れないんです。ルイ14世が直接入れないように壁を塞いだのだとか。鏡の回廊を3分の2ぐらい進んだ所、窓とは反対側に牛眼の間(No.10)の入口があります。牛眼の間から鏡の回廊に沿って戻る形で王の寝室(No.11)へ入ります。さらに隣りの閣議の間(No.12)へ。閣議の間から鏡の回廊3分の1ぐらいの所へ出ることができます。つまり、順路通り進むと、鏡の回廊の真ん中あたりは2度通ることになります。旅行記では2度書くのもしつこいと思ってそこは省略したんですけどね。

    >宮殿内の各部屋の装飾(絵とか置いてあるもの)って定期的に変えてるんじゃないかと・・・。

    あ、やっぱりそうでしたか。そう言えば、私も変だなと思ったことがありました。以前行かれた方の写真では会食の間の壁面に肖像画が掛けてあったのに、今回は一面にタピストリーが掛かっていました。それからアポロンの間(玉座の間)に玉座が置かれていた写真を見たことがあったのに、今回無かったり。

    > 私はこの絵を正面から見上げて見たんです。 ニッキーさんの写真だと不可能ですよね? 

    そうなんです。ロープが張ってあったので、絵は斜めからしか見られませんでした。サウスピーチさん観察が鋭い。私も動画や前後写真を見直して位置関係を把握したい方なので、同じです。

    どこでも、もう一度行けたら次はうまく回れると思いますねー。サウスピーチさんのサン・トゥシュタッシュ教会もそうですよね。私はシャンボール城の失敗した王の居室。ヴェルサイユ宮殿では次は王妃の村里を見に行きたいです。

    ニッキー

    サウスピーチ

    サウスピーチさん からの返信 2013/07/25 09:49:55
    RE: RE: やっと分かりました〜!
    ニッキーさぁ〜ん、ありがとうございま〜す♪ お手間かけました。 <(_ _*)>

    平面図にわざわざ矢印を書き込んで頂いて・・・。 じーっくりと見させてもらいました。
    なるほど〜、ルートがめっちゃ分かりやすかったです。 こんな風になっていたんですね。
    旅行記に、「この部屋には中庭を見渡すバルコニーがついているはず」と仰っていた意味も
    これで分かりました。 そうか、そうか・・・。

    現地ではパンフとか地図とか見ずに適当に歩いてしまうので(気持ちの方が先に逸ってしまうんですよねぇ・・・苦笑)、
    やっぱり説明をちゃんと見てからの方が、何かを見逃す確立は減りますよね。

    > どこでも、もう一度行けたら次はうまく回れると思いますねー。

    そうですね。 サン・トゥシュタッシュ教会もそうだし、奇跡のメダイユ教会もそう。 ここは
    こじんまりしていましたけど、中は清楚な美しさがありました。 もっと祭壇付近をきちんと見たかったです。
    私もヴェルサイユ宮殿では王妃の村里を見ていないんですよ。 入り口が予定よりも早く閉まっちゃって、
    皆が門兵のような人に追い返されている中、お涙頂戴張りに頼み込んで、私だけ何とか中に入れてもらえましたが、
    やっぱり悪い気がしたのと遠慮の気持ちがあって、奥の方まで行けなかった・・・。

    話がそれましたが、本当にありがとうございました♪ これで王の寝室は絶対に見逃さないゾ!(笑)

    サウスピーチ :)
  • ねいちゃさん 2013/07/14 17:28:26
    うわぁー大変な人混み・・・。
    ボンジュー、マダム。

    フランス人ってよくわからないんだよねー。
    うちらの時も道路調べない運転手だったから、道間違えるのしょっちゅう。
    時間を守ろうともしないし、遅れても謝罪もしないし、そのくせ権利は主張する・・・日本人からすればありえない対応ですよね。
    でもこれが外国というもののスタンダードなんだし、日本を求めてはいけないんでしょう。

    海外旅行にハプニングはつきもの、それを含めて「楽しんでやる!」ですよね。
    アレが出来なかった、アレが見られなかった、というのも「もういっかい、行くぞ」って原動力になるのだから、ヨシとしましょう。

    それでもヴェルサイユは素晴らしい美の宝庫、色々調べるにつれ、やっぱスゴイものが一杯ある。また行ってみたくなる所ですね。

    ニッキーさんの旅行記みてて、あぁそうだったなーとか懐かしく想い出しましたよ。ゲートが金ぴかすぎるのはびっくりしたけども。

    次はオルセーと凱旋門ですか・・・これは私が行ってない所だし、きっと羨ましく思うんだろうなぁー、楽しみに待ってマース。

    ねいちゃ

    ニッキー

    ニッキーさん からの返信 2013/07/15 11:10:03
    RE: でしょう?ガイドさんもびっくりの混み様でした。
    ボンジュー、ムッシュー。

    よりによって私たちのバスが検問に引っかかり、ヴェルサイユ宮殿観光はかなり悲惨なことになってしまいました。

    本来ならヴェルサイユ宮殿の庭園の方も少しは見る時間があったはずなんですが、庭巡りはナシになってしまいました。奥へ行くのは無理としてもアポロンの泉とか見てみたかったです。せっかく前にねいちゃさんから写真を褒めていただいたのに、ヴェルサイユではひどい写真ばかりになってしまいました。次に行く時は、ぜひすいてるヴェルサイユ宮殿を見てみたいです。

    おっしゃるとおり、旅行にはハプニングはつきもの。外国の考え方の違い、習慣の違い、失敗、それも含めて思い出ですね。もう旅行から3カ月近くが経ってしまいました。あと3編書く予定ですが、大作はもう書き終えたので、後は気楽です。

    オルセーは撮影禁止だったので、残念ながら作品の写真は一枚も無いんです。凱旋門は雨だったので、景色もイマイチ。ですからあんまり羨ましくないと思いますよー。今製作中。またお気軽にお越しください。

    ニッキー

ニッキーさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 307円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP