2013/05/03 - 2013/05/05
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harihariさん
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GW真っ盛り。
大阪から東京を経由して、はるばる山形へ。
三日目は、かみのやま温泉周辺の古い町並みを探訪してみました。
宿泊したニュー村尾浪漫館では、昭和天皇や文人墨客も泊まった離れを堪能。
名建築三昧の2泊3日山形の旅、3日目です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3日目の朝。
少し朝寝坊したので、鳥の囀りは聞こえません。 -
温泉というキーワードで思いつく音の一つが、下駄のカランコロン。
離れに泊まると、下駄で庭を歩くことができます。 -
朝食の時間まではまだ時間があるので、のんびりと池の周りを散歩。
手を叩いて鯉を集めてみたり。 -
それともう一つ、朝食までの時間でしておきたかったことが。
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それは、他の離れの部屋を少しだけ見させていただくこと。
まずは「末広」。 -
天井。
扇の中に富士山 -
扇の欄間に竹林の障子。
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飾り窓には一富士、二鷹、三茄子のデザイン。
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次は「新春」。
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色とりどりの春の花。
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梅の花の上には、空を飛ぶ燕の姿。
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うららかな春の日差しまでも、描かれているような。
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「一楽」。
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部屋の中は瓢箪のモチーフ。
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この部屋は扇ではなく、団扇というところも洒落が効いてる。
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この部屋の寝室は洋室です。
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「千鳥」。
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飾り欄間はもちろん千鳥。
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障子の細工も、波しぶきと風に舞う千鳥。
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千鳥のモチーフに溢れた部屋です。
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朝食。
芋煮とか玉こんにゃくとか、地元の山菜いろいろ。 -
奥さんの朝食。
地元の山菜とスクランブルエッグ、おかゆ。
僕的には、ない。 -
山形名物ずんだ餅は外せない。
お腹一杯いただきました。 -
朝食を済ませて、部屋に戻って。
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昨日、あれだけ写真を撮ったのに、まだまだ撮り足りない。
場所を変えて、角度を変えて。 -
それでも、チェックアウトの時間は近づいてくるので、この部屋ともお別れ。
一晩、楽しませてもらいました。 -
ぽかぽかとした陽射しと、木ならではの温かみを感じます。
僕たち以外には客がいなかったので、静かで満たされた一晩でした。 -
部屋のつくりを眺めているだけで満たされる、そんな最高の贅沢を味わえた旅館でした。
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へのへのもへじ。
かみのやまのマンホール。 -
かみのやま温泉には、4軒の江戸時代からの武家屋敷が残っています。
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森本家。
現在も住まれているので、外観のみの見学。 -
三輪家。
4軒のうち、こちらのみ内部の見学が可能。 -
信じられないことに、庭に自生の水芭蕉がありました。
いつの頃からか、毎年この時期に咲くそうです。 -
三輪家は、19世紀初頭頃の建築とされています。
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100石10人扶持、中級程度の武家屋敷だということ。
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山田家。
三輪家同様、19世紀の初め頃の建築。 -
旧曽我部家。
山田家も旧曽我部家も、外観のみの見学。 -
かみのやま温泉から車で少し走らせて。
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旧尾形家住宅。
国の重要文化財。
17世紀に建てられた茅葺き屋根の立派な曲り家。 -
よく喋る尾形家72代目当主のおじいさんに説明をしてもらいながら、屋敷の中を見学。
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尾形家は中世豪族の家系で、江戸時代には代々庄屋をつとめてきた上層農家。
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囲炉裏の周りには昔さながらに、畳の替わりの藁と筵が敷かれています。
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比較的最近、時代劇映画の撮影に使用されたこともあるとか。
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漆や栗の材木で支えられた土間。
釘の類を一切使用しない木組み。
高い屋根と広い土間からも、家の格式の高さを感じます。 -
畑の中の一本道を、のんびりと走らせて。
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遠くに雪山、近くに林檎園。
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ため息の出るような気持ちのいい景色。
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やがて車は、羽州街道の中を縫うように走って。
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楢下宿。
一日数本のバス停留所。 -
旧丹野家住宅。
丹野家は、江戸時代に庄屋を勤めた由緒ある家柄。 -
おそよ250年程前、18世紀中頃に建てられた建物。
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東北13藩が参勤交代の際に必ず通るのが、この楢下宿。
その中でも丹野家は、大名や上級武士に利用された脇本陣でした。 -
かつての町並み。
多くの旅籠があったのですが、今では4軒ほど現存しています。 -
そのうちの一軒、大黒屋。
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江戸時代には、主に身分の低い武士や町人などが泊まっていたようです。
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明治13年(1880年)に造られた石造の新橋。
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満開の桜越しに見る新橋。
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新橋から望む静かな町並み。
ここまで来る観光客は、あまりいないようで... -
こちらは現在も住まれているお宅でした。
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明治15年(1882年)に造られた覗橋。
今でも地元の片の生活には、なくてはならない近代遺産です。 -
比較的時間に余裕があって、次に行かなきゃならない予定なんかも特になかったら、こんな場所をただ歩くだけの旅がいいと思う。
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しばらく楢下宿でのんびり時間を過ごした後、帰りの空港までドライブ。
途中のりんご畑で、満開の花を堪能。 -
17時頃、山形空港に到着。
ここでレンタカーを返します。
日の傾きとともに、山形ともお別れ。 -
自分達が乗って帰る飛行機です。
空港で最後のお土産も買って、もう後は乗り込むだけ。 -
19時過ぎ、伊丹空港に到着。
直接空港に降り立つのは、何故か得した気分がします。
今回の旅行は、山寺の秘仏拝観に始まり、山形市内の名建築めぐり、そして東北の名旅館を心行くまで堪能した3日間でした。
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