2013/05/03 - 2013/05/05
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harihariさん
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GW真っ盛り。
大阪から東京を経由して、はるばる山形へ。
一日目は、芭蕉の名句「静けさや 岩にしみいる 蝉の声」で知られる山寺(立石寺)に、50年に一度の秘仏本尊御開帳を拝観しに行きました。
宿泊は、昭和天皇や文人墨客も泊まったニュー村尾浪漫館。
名建築三昧の2泊3日山形の旅、1日目です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
東京発8:00の山形新幹線つばさに乗って、10:30過ぎ山形駅に到着。
車窓からは、ところどころ残雪も見られ、否応なしに気分も高揚します。 -
JR山形駅。
意外といえば失礼かもしれないけど、思っていたより立派な駅前です。
レンタカー屋さんまでは徒歩5分。 -
旅の最初の目的地は、山寺。
カーナビに従って、国道13号線を北へと走ります。 -
…面白山って...。
10人中10人が食いつきそうなネーミング。 -
フルーツ王国、山形県。(福島県もだけど…)
りんごの白い花が咲く季節です。 -
ドライブすることおよそ1時間で、山寺の駐車場に到着。
遅い春を迎えている山形では、所々桜が満開に咲いていました。 -
駐車場からの短い参道で。
「ふもとや」というお食事処で、山菜蕎麦を注文。 -
あと、ゲソ天と。
-
宝珠山立石寺。通称「山寺」。
-
この日の朝は、2時間ぐらいの行列だったらしいのですが、昼過ぎだとずいぶん行列も短くなっていたようです。
それでも写真の有様。待ち時間が寒くって…{{(>_<;)}} -
国指定重要文化財の本堂(根本中堂)が、少しずつ近づいてきます。
創建は平安時代とされ、現在の建物は正平12年(1357)の再建。
ブナ材の建築としては日本最古だとか。 -
今回の特別開帳は、50年に1度の秘仏、本尊薬師如来坐像(重要文化財)。
東北地方屈指の秘仏公開とあって、外陣から内陣までも長蛇の列。
そりゃあ、50年に1度ですから。 -
山形名物の玉こんにゃく。
甘辛い味がこんにゃく全部に染みるまで煮込まれていて、とても美味しい。 -
山寺の全景図。
-
山門。
ここから先は山登り。 -
奥の院まで800段を超える石段を、ひたすら上へ上へ。
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石段の左右には、大小さまざまな岩がごろごろと。
数百年にわたって、仏の姿が刻まれています。 -
仁王門。
ここまでで半分ぐらいかな?
急な石段は、まだまだ先へと続く。 -
「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」
山寺を最も有名にしたのは芭蕉の俳句。
『奥の細道』に書かれたこの句は、元禄2年5月27日(1689年7月13日)に芭蕉が立石寺を参詣した際に詠まれたもの。 -
800段を登りきって、ついに奥の院に到着。
大変だったけど、階段が登りやすく整備されているので、思っていたよりも楽かも? -
奥の院から見下ろした、立石寺の堂宇と山間の集落、そして残雪を被った山々。
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重要文化財、三重の小塔。
岩の中に安置されている、高さ2.5mの小塔。 -
奥の院のさらに奥。
開山堂と納経堂。 -
断崖絶壁の上に立つ納経堂は、1599年に最上義光が立てさせたといわれているもの。
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五大堂からのぞくと、真下に仙山線の山寺駅。
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立石寺を下山。
駅前に古くから建つ旧山寺ホテル。 -
旅籠を前身とする山寺ホテルは、移転や所有者の交替などを経て、大正5年に営業を再開。
現在の姿としては、昭和11年に当時の新館として建てられたもの。 -
昭和8年に仙台−山形間の列車が開通し、同時に山寺駅が開業したことにより、山寺ホテルは山寺観光になくてはならない高級旅館として繁栄したようです。
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開業以来約90年、平成19年に惜しまれながら廃業しました。
現在は、山形レトロ館原画展示館として、内部を無料で公開しています。 -
「6番」の部屋番号。
旅館時代をそのまま残しているのが、余計に切ない。 -
たぶん、ほとんどの人は、今じゃこんな古びた旅館に泊まらないのだろうけど...
それでも、一度泊まってみたかったな。 -
大広間。
連日、ここが一杯になるぐらい繁盛していた時代もあったんだなぁと。 -
ところどころに、高級旅館であった面影を残しています。
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部屋の窓からは、山寺の本堂や先ほどまで登っていた奥の院までを全部見渡すことができます。
もう一度、ホテルとして復活することを願ってやまない。 -
山寺を出たのが16時ごろ。
泊まるホテルの、かみのやま温泉まで国道13号線を南へ。
空が広くて、ドライブが気持ちいい。
まだ日があるうちにチェックインできそう。 -
17時前、かみのやま温泉に到着。
今回の旅のお宿、「ニュー村尾浪漫館」。 -
本館、正面玄関。
僕たちが泊まる宿としては、かなり大型のホテルです。 -
天井の高いロビー。
チェックインのお客さんが増えてきたせいか、スタッフは忙しそうに動き回っていましたが、とても丁寧に対応してくださいます。 -
チェックインを済まして、係りの方に連れられて部屋へ。
ホテルの中にエスカレーターがあるなんて...
しかも、一度では覚えられないぐらい、廊下を右へ左へ、エスカーターを登ったりエレベーターを降りたり。 -
しばらく歩いて、たどり着いたのがここ。
昭和初期に建てられた、木造3階建ての浪漫館。 -
さっきまでの、大型観光ホテルの雰囲気はどこへやら。
とても落ち着いた静かな空間。 -
今日の部屋は、「鶴」の間。
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4畳の踏み込みと12畳の本間。
2人で泊まるには十分な広さ。 -
随所に数寄のあしらいが散りばめられていて、木造フェチには堪らない物件です。
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欄間には、透かし彫りの鶴。
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床の間に切られた花灯窓には、鶴亀のデザイン。
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そして圧巻はこの天井。
斜に格子組された竿の内側を網代で。よく見ると、天井板の組み方も微妙に互い違いにと、趣向を凝らしているのが分かります。 -
お茶菓子は、かみのやま名物「中條饅頭」。
甘さの控えた、大人味の饅頭。 -
温泉で疲れをほぐした後は、夕食のお部屋へ。
夕食は、昭和7年築の木造4階建て「紅花庵」でいただきます。 -
この日、僕たちの夕食のために用意されたのが、「笑いの間」。
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立派な床柱、色彩豊かな天袋地袋の襖絵。
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備え付けの箪笥には、「笑いの間」だけにお多福の浮き彫り。
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笑う門には福来る…打出の小槌のデザインが障子にあしらわれていたり。
施主の洒落っ気か、職人の遊び心か。 -
では、夕食を。
先附 胡麻豆腐 -
酒菜 山菜9種
上段左からワラビ、恵胡(えご)、うこぎ
中段はあまゆり、ひょう干し、うるい
下段は丘ひじき、とっとの芽、あけび -
山菜はすべて地元山形産。
この一品だけでも、この旅館に泊まった甲斐があるというもの。
どの山菜が県内のどこで採れたか、手作りのマップを見ながら楽しく。 -
お造り 伊勢海老、雲丹、烏賊、鮪、はまち、鯛。
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日本酒は山形の地酒、福牡丹酒造の「福牡丹」を熱燗で。
辛口のいいお酒。 -
煮物 鰊の昆布巻き。
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鍋物 米沢牛のしゃぶしゃぶ。
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米沢牛証明書によると、生産者は伊藤善兵衛さん。
固体識別番号は、0840192903番。 -
磯の風味豊かな女川産のわかめ。
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酢の物 蟹奉書巻き
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凌ぎ 菊うどん。
冷たい細麺なので、つるつる頂けます。 -
台物 カクテルサラダ バーニャカウダソース
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油物 季節の野菜天麩羅
揚げたてを供されたので、熱々の状態で美味しくいただけます。 -
強肴 山形名物芋煮。
山形といえば芋煮。
醤油味のあっさりとした味付け。
白いご飯とこの芋煮だけでも、嬉しいかも… -
香物 キャベツの浅漬けなど
汁物 あさり汁 -
御飯 はえぬき
日本屈指の米どころなので、美味しいご飯が何よりの贅沢。 -
本日のデザート さくらんぼ、西瓜、パイナップル、チョコレートケーキ。
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たっぷり2時間かけた晩ご飯。
これでもかというぐらい、地元の美味しいものを出してもらえたので、とても幸せです。
明日の晩ご飯も楽しみo( ̄▽ ̄)o -
翌朝 7:00。
穏やかな朝日と賑やかな鳥の囀りと。 -
浪漫館の部分には、明治から昭和にかけての古い民具と、竹久夢二の版画がたくさん飾られています。
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朝の人目の少な間に、カメラを持って館内を散策。
村尾旅館だった頃の看板。 -
浪漫館の1階から2階への階段。
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浪漫館の1階廊下。
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紅花庵の4階から降りる階段。
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紅花庵3階の廊下。
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浪漫館の3階廊下。
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こっそり撮らせてもらいました。
浪漫館3階 檜の間の書院窓。 -
浪漫館3階 月の間。
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浪漫館3階 蘭の間。
欄間の透かし彫り「松を伐る鉈や誤つて土を蘭を」とは、高濱虚子編纂の句誌「ホトトギス」に掲載され、正岡子規の「病床六尺」で評された俳句。
欄間に句を彫るとは、何ともまあ...凄い。 -
浪漫館3階の丸窓から、木造4階建ての紅花庵を見て。
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浪漫館の浴衣は、どれも夢二コレクション。
夢二がデザインし、実際の恋人や画の中の女性に着せた着物の柄です。 -
僕は緑の浴衣を。
奥さんは茶色の浴衣を。 -
浪漫館の階段。
本館と違って、本当に人っ気がありません。
写真撮り放題です。 -
浪漫館1階の大広間。
ちょっと粋な結婚式会場になったりするんだろうな。 -
館内に飾られた写真。
昭和天皇も何度かこの旅館に滞在しています。 -
館内に飾られた写真。
昔のかみのやま温泉。 -
朝食はバイキング形式。
とりあえず野菜ジュースとサラダ、ソーセージ、目の前で作ってくれるオムレツ。 -
奥さんは、地元の山菜の焚き物とおかゆ。
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僕の2皿目は和食で。
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奥さんはお餅をお替り。
ずんだ、納豆、あんこの3種類から、ずんだをチョイス。 -
この日は朝から一日、山形市内の観光。
夕方には戻ってきますが、2泊目は離れに泊まるので、この部屋はこれでおしまい。
上質な時間と空間を堪能できた一晩でした。
「山形名建築めぐり〜ニュー村尾浪漫館に泊まる 2/3」につづく
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