復興応援バスツアー　遠野・釜石・大槌号⑤復路　釜石～遠野

2013/05/12 - 2013/05/12

花巻観光バス主催の復興応援バスツアー　の最後編です。

大槌町から、釜石、遠野を通り花巻への復路です。

釜石（車窓）
遠野風の丘（約20分）

夕方　花巻温泉着

釜石の海岸付近を車窓から。
遠野風の丘でトイレ休憩兼、お買いもの。

ガイドさんは、地元の言葉を交えながら、軽快なトークで、全く退屈することもなく、有意義なバスツアーとなりました。

被災地は見世物じゃないし、ただ見るだけの行為に何の意味もないと思えばそれまで。
実際にその場に行って、その場で感じること。それだけのことはあると思います。

2013年5月に、私はここへ来ることができて、良かったと思ってます。

エリア 遠野(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 観光バス

山田道路を走るバスからの車窓

津波の被害にあった三陸海岸ですが、
「国定公園を返上したわけではありません。」
とガイドさん。
海は今日も青かった。

再び釜石
釜石-山田間のJR線は、復旧の目途がたっていません。
鉄橋もそのまま

線路があったであろう、堤

あちこちにあるのは、がれきの集積場

ちょっと整形されている感じもありつつ

コンクリートの塊

雑草の生えた線路
レールがあるところもあるけど、突然途切れたりもする

海から離れた位置でも、川沿いに水が遡ってきたとわかります
木が今もなぎ倒されたまま

新日鉄釜石の港

がんばろう！！釜石

水深湾60ｍから積み上げた、ギネスにも登録された湾口防波堤があった釜石港です。
（ガイドさんが、「わんこぼうはてい」とおっしゃっていたので、“わんこそば”的な、愛称かと思ってたら、“わんこ”ではなく“湾口”だったと帰ってきてから知る…）

「何が世界一だ」って、この被害みたら思ったけど、わんこ防波堤がなかったらもっと被害が大きかっただろうっていうのが、専門家の意見なのだそうです。

ガラス張りのビル
海からも近く、普通に建っているのが不思議な建物。
１階部分が吹き抜けの駐車場になっていたのが功を奏して、倒壊を免れたそうです。

すぐ横のパチンコ屋さんの１階部分はすっかり流されています

再び釜石駅前
釜石を後にします

釜石から遠野、花巻方面へ
桜が綺麗に咲いてます

線路沿いに春

遠野町　穀倉283号線沿の道の駅
遠野風の丘

遠野風の丘

遠野にある多田牧場の乳製品がいっぱい

ずもなプリンを購入

「ずもな」ていうのは、遠野の方言で
「むかしむかし、遠野の村に川があったずもな〜」って感じで、「だとさ」というような接続詞

バスガイドさんもお買いものしてるなーって思ってたら、参加者全員に、飲むヨーグルトをプレゼントしてくれました。
おいしかったです！

そして、ここ遠野の地ビールも
ＺＵＭＯＮＡビール
遠野は、ホップの生産日本一です。
日本一の遠野で地ビールを作っています。
無濾過で酵母が生きてるから、お肌にも良いとか。
これは絶対飲みたい！ってお買い上げ。
お部屋に帰って飲みました。
実は地ビールってあんまり得意じゃないんだけど、これは、香りもコクもあって、ほんとおいしかった。
重くなかったら買って帰りたかった・・・

こうして、復興応援バスツアー　遠野・釜石・大槌号　終了です。

バスツアーでなくても、個人で訪れるという選択肢もあるとは思います。
でも何も知らない状態で行くのであれば、やはりこの地のことをよく知る人に案内してもらう方が、良いと思います。
バスガイドさんも、釜石のボランティアガイドさんも、よくご存じで、何もわかっていない私を導いて案内してくださいました。被災地に対するさりげない配慮もたくさん感じました。

震災から２年。
東北のバス会社は一丸となって、被災地バスツアーを積極的に企画しているそうです。
また東北を訪れる機会を作って、こういうバスツアーに参加したいと思ってます。