2013/05/25 - 2013/05/25
445位(同エリア725件中)
コタさん
洞爺湖を望む火山を巡ってきました。
地球の営みが手に取るように分かるところです。
2000年の噴火の際にはテレビで実況中継をしていましたが、市街地からすぐそばで噴煙があがっているのには驚きでした。
その現場に行ってみるとまだ噴煙があがっているところもあり、有珠山の火口は地の果てのような趣もあり、GEOな旅でありました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 ジェットスター バニラエア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羊蹄山(これも立派な火山ですが)を後にして、洞爺湖方面にやってきました。今回の旅の本来の目的は「温泉で癒される!」だったはずですが、いつの間にか車でブッ飛ばすになっていますので、暫し軌道修正を図ります。で、やって来ましたのが洞爺湖畔の高台にあるサイロ展望台。ここは洞爺湖並びにその周辺の山々がきれいに鳥瞰できます。
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ジオパークの説明板もあって過去の噴火の様子も見れます。
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一旦洞爺湖畔の道に降りますが、噴火湾に出る町道沿いにある月浦展望台に登ってちょっと違う角度から洞爺湖方面を眺めます。
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夕日の時間となってきましたが、昭和新山にも足を伸ばして夕日に染まってさらに真っ赤になっている昭和新山を眺めます。
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夕刻の洞爺湖畔です。洞爺湖畔は気持ちのいい公園になっており無料駐車場も完備、ブラブラするにはいいところです。
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旅館に着いて軽く風呂をひと浴びし、湖畔に出て例によってサッポロクラッシックラガーで乾杯です。今回泊まったのは「洞爺湖北海ホテル」さん。一人でも温泉旅館に泊まれます。
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翌朝は曇り。朝一時的に雨が降っていたのか路面は濡れていました。景色もあまり良くありませんがお部屋からの洞爺湖一望の風景です。
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ホテルの前の湖畔の公園から続いていた小島、というか砂州というか、その名も「珍小島」。島名についてはきちんとした説明板もあります。洞爺湖はカルデラ湖なので急に深くなっているはずなので、このような島は珍しいのでこういう名前になっているのかと。
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その珍小島に上陸しました。島には石碑らしきものと水準点らしきものが。この石碑の存在から判断しますと、やはりこの島は只者ではないです。
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車で数分の「西山火口散策路」に向かいます。この散策路の駐車場は無料のものがあるのですが、ややこしいことにこの駐車場から1キロほどのところに毘沙門火口展望台なるものがあり、ここの駐車場は千円という大きい看板が建っています。ややこしいです。
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この西山火口は2000年の噴火時にできた噴火口です。当時は普通の土地でわかさいも本舗の工場や幼稚園もあったようなところにマグマが噴き出すという恐ろしいことになった現場です。当時はニュースでもよく映っていましたので「えらいこっちゃ〜」と思っていましたが、こんなに温泉街から近い所で噴煙が噴き出していたとは。
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当時の様子が表示された説明板も完備。
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噴火口であった穴ぼこがたくさんあいています。
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かつての国道も断層によってボロボロに。時速50キロ制限の国道ですから平坦なところだったはずですが、今では坂道になっています。この上の方に50キロ制限の道路標識が残っていました。
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次に金比羅火口災害遺構散策路に向かいます。この散策路の上部には2つの大きい噴火口(跡)があります。間近に見れる噴火口は迫力があります。
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大きい方の噴火口には青緑色の水が溜まっています。ここから下を見下ろすと温泉街はすぐで、温泉街との間に巨大な砂防ダムが何重にも築かれています。地球の営みに人間が抗っている、の図です。
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散策路の下の方は2000年噴火の被災遺構が残されています。まずは普通の団地ですが崩れております。ここには泥流で流された道路の橋桁が激突したとのことです。生々しい噴火の傷跡がそっくり残っています。
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お天気は午後から快方に向かうとのことで、それまでの間洞爺湖を一周します。新緑の季節で、緑のトンネルを車でブッ飛ばすのは気分がいいものです。車にばかり乗っていてもいけないので、洞爺湖温泉のちょうど対岸にあたる財田キャンプ場で湖畔のお散歩です。
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キャンプ場ということですが、結構大きい湖畔の公園になっております。遊歩道が木のチップを固めた舗装がしてあり、これがうまい具合に苔むして、苔の上を歩く遊歩道になっております。苔の上を歩くとは、これまた贅沢なことです。
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お昼を過ぎ天気も回復してきたことから有珠山を目指します。まずはロープウェイ乗場近くの昭和新山に最接近します。さすがに活火山、山肌が赤く蒸気も出ています。裸の山ですので徐々に侵食されて山の形が変わっているようです。そのうち無くなってしまうんでしょうが、その前にまた噴火するのではないでしょうか。
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ロープウェイで一気に有珠山の中腹まで登ります。割引券呈示で団体料金になります。乗っているのはわずか6分ほどですが、その展望は素晴らしく昭和新山や洞爺湖、オロフレ岳が眼前に広がってゆきます。山頂駅から歩いて数分で有珠山外輪山の上に到着します。ここからの眺めも良く火山らしくゴツゴツした岩肌の有珠山、洞爺湖、噴火湾、室蘭まで見えます。
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普通の観光の方は山上駅近くの展望台で引き返されますが、展望台からはるか下まで延びる階段を下ってゆきます。帰りの登りを想像するとぞっとするような階段です。
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一旦火口まで下り、また登って外輪山の周縁部に出ます。あまりアップダウンのない快適な尾根道が続きます。右側は噴火口、左側は噴火湾が一望です。小有珠山からは噴煙がモクモク、いつ爆発してもおかしくない雰囲気です。
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外輪山内側の登山道のすぐ下からも噴煙が出ています。有珠山の火口が最もよく見えるところにはトイレもある展望台があり、噴煙がモクモクあがるのを結構長い間眺めておりました。こんな大きい火山が噴火爆発するなんぞという恐ろしいことが数十年サイクルで起こっている現場です。
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結構な時間が過ぎ、あの恐怖の階段を登りもとの展望台まで戻ります。
お天気が回復してきており、洞爺湖と昭和新山がきれいに見えています。 -
ロープウェイの下りでも昭和新山がバッチリ見えます。
この後、札幌まで戻り翌日にはJetstarで成田に帰りました。
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