2013/04/29 - 2013/04/29
2105位(同エリア16632件中)
ニッキーさん
いよいよ今日から3日間のパリ観光の始まりです。
初日の午前中はツアーお決まりの半日市内観光です。ルーブル美術館へ行き、バスでコンコルド広場と凱旋門をかすめエッフェル塔の外観を見に行きます。
ルーブル美術館は約30万点の所蔵品のうち随時2万6000点を展示している世界屈指の美術館です。ガラスのピラミッドを中心に、南棟のドゥノン翼、東棟のシュリー翼、北棟のリシュリュー翼の3棟がコの字形に並んでいて、その長さは行けども行けども建物が続く巨大さ。展示スペースは地下1階地上3階の4フロア。すべてのフロアをくまなく観るには何日もかかると言われる世界最大級の美術館です。
そのルーブル美術館をツアーではわずか1時間半で回ります。当然見るのはほんの一部に限られてしまいますが、超有名作品だけ見られたら良しとし、ここはツアーの宿命と諦めることにします。
ところで、私もガイドさんから聞くまで知らなかったのですが、ルーブルの展示品は19世紀中頃までのものに限られます。それ以降のものはオルセー美術館に展示されているそうです。
古い作品が見たければルーブル。印象派など新しい作品が見たければオルセー。もっと新しいマティス、シャガールなどはポンピドゥー・センター内の国立近代美術館にあります。
昔の作品には興味がないと言う人も、ルーブルはパスしていいかと言うと、それはもったいないと思います。1時間半しか見なかった私が言うのも何ですが、ルーブル美術館の魅力は展示作品だけではありません。かつての王宮を改装したという建物はゴージャスそのもの。豪華な空間で美術品を鑑賞する贅沢。私たち、短時間でもルーブルへ行けて良かったと思いました。
ルーブル美術館の後はバスで市内観光です。
バスはコンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門をかすめて進みます。車窓から眺めるだけではただ通ったという事実だけ。これは何とも物足りない。私はバスの中からあっちきょろきょろ、こっちきょろきょろ。なんとか意味のあるものを自分の目で捉えようとがんばりましたが、なにしろ動くバスの中から撮った写真です、多少無理のある写真もありますが、ご容赦を。
行きついた先はエッフェル塔が見えるシャイヨー宮のテラスです。エッフェル塔には上りませんでしたが、シャイヨー宮からはエッフェル塔のエレガントな姿が望めました。
昼食はエッフェル塔が見えるセーヌ河沿いのレストラン「ル・ビストロ・パリジャン」にて。近くで見るエッフェル塔は「鉄の刺繍」の異名にたがわず、まるで鉄の繊維で編んだ巨大なオブジェでした。
慌ただしい半日観光でしたが、この日は天気にも恵まれ、まずは上々の滑り出しとなりました。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
旅行のスケジュール
1日目 4月25日(木) 夜、成田発
2日目 4月26日(金) 早朝、パリ着
バスでルーアンへ移動
ルーアン観光
エトルタへ移動
アルセーヌ・ルパンの家見学
ガレットとクレープの昼食
エトルタの海岸観光
バスで移動してモン・サン・ミッシェル対岸のホテルに宿泊
夕食後、夕暮れのモン・サン・ミッシェル
3日目 4月27日(土) 朝のモン・サン・ミッシェル
モン・サン・ミッシェル修道院観光
オムレツ他の昼食
午後、バスで移動してトゥールに宿泊
4日目 4月28日(日) ロワール地方古城観光
アンボワーズ城外観
シュノンソー城見学
シュノンソー城敷地内のレストラン「オランジュリー」にて昼食
シャンボール城見学
夕方、シャルトル大聖堂見学
バスで移動、パリ泊
5日目 4月29日(月)★ルーヴル美術館
★エッフェル塔下車観光
★セーヌ河岸沿いのレストラン「ル・ビストロ・パリジャン」にて昼食
午後フリータイムを利用して
パレ・ガルニエ
サント・シャペル
ノートルダム寺院
バトー・パリジャンでセーヌ川クルーズ
6日目 4月30日(火) ヴェルサイユ宮殿観光
午後、フリータイムを利用して
オルセー美術館
凱旋門
7日目 5月1日(祝) ジヴェルニーのモネの家と庭園
午後フリータイムを利用して
サクレクール寺院
夜遅くパリ発
8日目 5月2日(木) 夕方、成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 5.0
-
今回の旅行では朝ごはんの写真を撮るのを忘れることが多くて・・・。
朝食の写真を載せるのはこれが初めてなんじゃないでしょうか。
ホテルの朝食は種類もまあまあ。
味も悪くないと思います。
焼きそばがあったので取ってみたけど、これだけは麺が粉っぽくて美味しくありませんでした。
他にコーンフレークやゆで卵、ヨーグルトなどがありました。
それから数種類のパン。
フランスではパンはどれも美味しかったです。 -
部屋の窓から見えた眺め。
ホテルの向かいにはベランダ付きのマンション群。
それに保育園のようなものがありました。
パリの普通の暮らしです。
特に観光地らしい眺めじゃありません。
パリで3連泊したベスト・ウェスタン・ル・サン・モリスについては一つ前の旅行記に詳しく載せています。関心のある方はそちらをご覧ください。
↓
美しき北フランス8日間<7> 4日目 「魅惑のシャルトルブルー シャルトル大聖堂」
http://4travel.jp/traveler/amber637/album/10774545/ -
午前8時、ホテルをバスで出発。
まずルーブル美術館へ向かいます。
初めて見るパリの街にワクワク。
車窓の眺めも気になります。
地上を走っているけど、あれはメトロでしょうか?
出勤途中の男性と電車。
月曜朝の風景。 -
お洒落な建物はパリ市庁舎です。
高層建築の東京都庁とも、未来建築のようなロンドン市庁舎とも違って、パリ市庁舎は依然クラシックなスタイルを堅持してるんですね。 -
広場にあった二階建てのメリーゴーラウンド。
フランスではカルーセルと言うそうです。
他の場所でも同じようなのを時々見かけました。 -
朝のラッシュに引っかかってしまい、ホテルからルーブル美術館まで45分ぐらいかかりました。
今まで田舎ばかり走って来たので渋滞知らずだったけれど、やっぱりパリには渋滞があるんですね。 -
着きました〜。
広場を囲むコの字形の建物。
すべてルーブル美術館です。
大きい。
ここで日本人のガイドさんと待ち合わせ。
地下駐車場からルーブルへ入ります。 -
ガイドさん、「皆さん、明日はどこへ行くんですか?え?ヴェルサイユ?」
ワンテンポ置いて、「あ、明日も僕がガイドかぁ」って。
このガイドさん、こんなんで大丈夫かな〜って思ったけれど、この日と翌日のヴェルサイユ宮殿で真価を発揮。知識が豊富で頼もしいガイドさんでした。
これ知ってます〜。
逆さピラミッド!
よく見ると、ボルトみたいな形の物がブラブラいっぱいぶら下がっています。
これ自体が芸術作品なんですね。
ずいぶん思い切ったデザインを取り入れたものですが、とても美しいものです。
逆さピラミッドの真下に、少し間を置いて小さな正常形のピラミッドがあります。
ダ・ヴィンチ・コードでは重要な場所なんですよね。
以前映画を見たはずですが、思い出せません。 -
少し歩いて、ナポレオン・ホールへやって来ました。
ここにルーブルの団体入口があるんです。 -
イチオシ
ここは中庭のガラスのピラミッドの下。
地上と地下、そして新旧の建物の対比が見られるおもしろいポイントです。 -
ガラスのピラミッドを通して朝の明るい日の光が入って来ます。
眩しいくらい。
このような巨大な美術館では、端から順に見るのではなく、ある程度見たいものを絞り込んでおくのがいいと言われます。
ツアーの場合、まさにその鑑賞法を極端な形で実践することになります。
点から点へ、有名作品から有名作品へ。
見るものの選択から案内まですべてガイドさんにお任せです。
どうしても見たいものがあれば、ガイドさんにお願いしてみる手もありますね。
メンバーの中にルーブルが2回目だという人がいました。
同じものを2度見るのもどうかということで、予め添乗員さんに断わって皆とは別れ、自分で回っていらっしゃいました。 -
最初に通った部屋。
あっ、この像はきっと狩の女神ディアナでしょう。
シュノンソー城で見た絵の中で、アンリ2世の愛妾、美しいディアーヌ・ド・ポワティエさんが扮していた女神です。
ディアーヌさんの絵を見ていたおかげですぐにわかりました。
2013年7月から東京都美術館で始まるルーブル美術館展の目玉作品として「アルテミス(通称ギャビーのディアナ)」という彫刻がやって来ますが、それとは別のものです。 -
よく見るとこの部屋、右には三美神。
左には円盤投げみたいなのやケンタウロスも。
何本ものギリシャ風の柱。
後方のバルコニーは女像柱が支えています。
この空間そのものがまるで神殿のようで、のっけから圧倒されます。 -
そしてやって来たのが、こちら。
ミロのヴィーナス。
シュリー翼1階 展示室7 パルテノンの間
ガイドさん、「すごいすごい」って大喜び。
朝一番だから他の人がいません。
ミロのヴィーナスを独占で見られるなんて、すんごいラッキーですよって。
好きな角度から存分に写真を撮ってくださいって。
ガイドさんはパリの美大出身だそうで、パリに住んで二十数年。
芸術に詳しくて、中でもこのミロのヴィーナスはお気に入りの様子。
この時代の彫刻は他にも見つかっているけれど、この像の何がすばらしいかって顔が完璧に残っていることなのだと。
「腕がどうだったかなんて問題無い。顔がとにかく美しいでしょ?」
熱く熱く語ってくれました。 -
私は何故ミロのヴィーナスというのか不思議でした。
ひょっとしてミロという人が作ったのかと思ってました(恥)。
製作は紀元前130年頃で、作者不詳なんだそうです。
エーゲ海のミロス島で発見されたことでミロのヴィーナスと呼ばれているのだそうです。
ちなみにミロのヴィーナスというのは通称です。
正式名称はアフロディーテ。 -
ガイドさんが後ろ姿も見といてくださいよって。
は〜い。
ではちょっと失礼します。
後ろへ回ると、正面から写真を撮ってる人の邪魔になること必至なので、手早く写真を撮ります。
後ろ姿も完璧ですね。
後ろでキュッとまとめてカールを3本襟足に垂らした髪型が新鮮です。 -
隣りの古代ギリシャ美術の展示室を見やると、まだ誰もいません。
みんなミロのヴィーナスの方に引きつけられてますからねー。 -
ガイドさんの誘導の下、別の部屋へ移動します。
途中見た天井がすごいです。
ルーブルは、ルネサンス建築大好きのフランソワ1世がそれまであった城砦を取り壊して作った宮殿が基。
もともと王宮だった訳で、建て物自体が豪華絢爛。芸術品です。 -
1階から2階へ上がる大階段の先に見覚えのある彫刻が見えました。
サモトラケのニケです。
これ、大階段の上に設置されているために、階段を上がりながらあの羽を広げた姿を見上げることになります。
この配置そのものが最高の演出です。
私はこの階段にも驚嘆。
大きな階段です。 -
はい、階段を上から見るとこんな感じ。
すごい階段でしょ?
ところで、今私が立っているこの位置の右斜め後方にニケ像があります。
私が立っているこの位置は、ガイドさんお勧めのビューポイントなんです。
ニケはこの位置から見るのがベストなんです、とガイドさん。 -
で、その位置から見たサモトラケのニケ。
サモトラケのニケは紀元前190年頃の制作。
エーゲ海サモトラケ島で発見されたため、この名前がつきました。
ニケは勝利の女神。
この像は船のへさきに置かれていたものなのだそうです。
そこで船の形の台座の上に乗せてありました。
何故この角度から見るべきなのか?
ニケの像は右脚を前に出して左足を引いているので、この角度から見た方が両脚とその間になびく衣が見えるというのが理由の一つ。
もう一つの理由はニケの右の翼は後で復元されたもの、この角度から見える左の翼がオリジナルだということ。 -
私は翼の角度や衣のなびき具合がこちら側から見た方が好きですけどね。
正面から見るのが好きという人もいるでしょうし。
ま、人それぞれの好みがあるでしょう。
スポーツ用品メーカー、ナイキの社名は勝利の女神ニケ(Nike)から取ったもので、ナイキのロゴマークは女神ニケの翼をイメージしたのだそうです。 -
建物の窓からは中庭が見えました。
対面に見えているのはリシュリュー翼。
ピラミッドの周りは池になっているんですね。
知りませんでした。
左手奥にはカルーゼル凱旋門が見えています。
私たちは地下駐車場から入ってしまったので、この辺りは歩いてないんです。
窓からしっかり見ておこう。 -
サモトラケのニケからすぐの場所、ドゥノン翼2階
展示室66、アポロン・ギャラリーへやって来ました。
細長い部屋。
これはまたものすごい豪華さです。 -
細長いアポロンの間を彩る天井画。
ヴァチカン美術館かヴェルサイユ宮殿かというぐらいの豪華さです。
それもそのはず、この天井はヴェルサイユ宮殿の内装を手がけたシャルル・ル・ブランが作ったそうです。 -
すごいなぁ。
絵と絵のすきまを埋め尽くす金の模様、立体的な彫刻。 -
壁には歴代の王様の肖像画。
ルイ14世の肖像。 -
おお、フランソワ1世!
ルーブルを宮殿として作り変えた王様です。
今までルイ14世、ルイ15世、ルイ16世ぐらいしか知らなかった私。
今度の旅行でフランソワ1世、アンリ2世、アンリ3世、アンリ4世の名前を覚えました -
これはガラス製ではなくて、なんと水晶でできているんだそうです。
どうすればあの水晶がこんなに薄くなるのでしょう。 -
これはルーブル宮殿の装飾を行った彫刻家ジャン・グージョンの肖像。
豪華な金の縁取りに囲まれています。 -
アポロン・ギャラリーの窓から外を見ると、なんと、すぐそこにシテ島が見えるではありませんか。
シテ島は案外近いんですね。
よくルーブルからシテ島へは歩けるって言うけれど、こういうことなんですね。
もっともルーブル自体が大きいから、ルーブルのどの辺りから歩くかによって距離がずいぶん違います。 -
アポロン・ギャラリー、ルイ15世の戴冠式用王冠。
宝石の一つ一つが飴玉ぐらいの大きさがあります。
この冠、なんだか見た目落ち着かないと思ったら、宝石の色配置が左右対称じゃないんです。
どうして左右対称にしなかったのか、不思議です。 -
ラピスラズリの舟形杯
回り回ってマリー・アントワネットに贈られた品だそうです。
ラピスラズリは石の粉を固めて成形することが多いのだそうですが、この杯は本物のラピスラズリの石で作られた非常に貴重で高価なものだそうです。
この置き物、七宝や金の装飾もされていて、わぁ綺麗、と近づいて別の角度から見てみたら、ギョギョッ。↓ -
側面から見ると、こんなの。
貴重なラピスラズリの置物なのに、どうしてこんなデザインにしたのでしょう。
これは半人半ヤギのサテュロスらしいのですが、口からキバのようなものが出ていてあまりにも怖い顔。
船には怖いものをつけるものなのでしょうか?
反対側も怪鳥がカッと口を開いたようなデザイン。
しかも鳥の口に歯があるし。
サメという説もあります。
そっちの正面写真は撮ってないので、一つ前の写真に戻ってご確認ください。
マリー・アントワネットにこの置き物。
なんだかイメージが合いません。 -
次は絵を見に行きます。
見た絵のうち、主だったものをご紹介しましょう。
ドゥノン翼2階 展示室1 イタリア絵画部門。
これはイタリアの画家、ボッティチェリのフレスコ画。
「若い女性に贈り物を捧げるヴィーナスと三美神」を描いた壁画です。
ボッティチェリの作品は「ヴィーナスの誕生」と「春」が有名ですね。私もフィレンツェのウフィッツィ美術館で見ました。
ほんわりとした柔らかいボッティチェリの絵は現代人の好みに通ずるところもあって、好きな人多いでしょうね。
私も好きです。 -
ドゥノン翼2階展示室3 サロン・カレ 13〜15世紀のフィレンツェ絵画
イタリア、ゴシック期の画家、チマブーエ作
「聖母子と6人の天使」(1270年頃)
金の背景に金の天使の光輪。
キンキラキン、まるでビザンチン絵画のようです。 -
ガイドさんが「同じ金を使っていてもこっちはまた違うでしょ?金の使い方も洗練されて・・・」みたいなことを言って案内してくれた同じ部屋の絵。
イタリアの画家フラ・アンジェリコ作
「聖母戴冠」(1430〜1432年頃)
ブルーと金が美しい絵です。
昔は青の顔料はラピスラズリから取り出したため、非常に貴重で高価だったそうです。
この絵はこんなにたくさんの青を使っている。
大変なことですよって。 -
一部をアップで。
王冠を授けられる聖母マリア。
デフォルメされていますが、非常に美しく品のある絵です。 -
この部屋、サロン・カレはルイ14世が作らせた部屋らしいです。
この部屋の天井もまたこのとおりの豪華さ。
神さまや天使の彫刻が下を見下ろしています。
天井は太陽光を取り入れているようです。 -
ここからは長いギャラリーを進みます。
両側に並ぶのはイタリア絵画です。 -
展示室5 グランド・ギャラリー
レオナルド・ダ・ヴィンチ作
「聖母子と聖アンナ」(1508年頃)
フランソワ1世コレクション
聖アンナというのは聖母マリアのお母さんです。
犠牲の象徴であるヒツジに手を伸ばす幼いイエス。
愛おしそうにイエスに手を伸ばすマリア。
そんな母子の運命を見守っているかのようなお母さんのアンナの表情がいいです。
聖アンナの表情にモナリザの面影を見るのは私だけでしょうか?
よく見ると、マリアはアンナの膝の上に乗ってます。
どうして???
不思議な構図です。 -
レオナルド・ダ・ヴィンチ作
「岩窟の聖母」
(1483年〜1486年)
フランソワ1世コレクション
聖母子と幼い聖ヨハネと天使が描かれています。
聖ヨハネっていったい誰なんでしょう?
調べると、30歳になったイエスの洗礼を行った人物で、「洗礼者ヨハネ」、「バプテスマのヨハネ」などとも呼ばれます。
キリストの弟子の使徒ヨハネとは別人です。 -
このギャラリーにはラファエロの絵もありますよ。
ラファエロ・サンティ作
「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ(美しき女庭師)」
(1507〜1508年)
とても美しい絵です。
ラファエロのこの作品にも幼い頃の洗礼者ヨハネが描かれています。
左の幼な子がキリスト、右が聖ヨハネです。
もしダ・ヴィンチやラファエロの絵が日本にやって来たとしても、写真は撮らせてもらえないでしょう。
ルーブルでは写真OKというのが嬉しいですね。 -
そしてやって来ました。
展示室6 国家の間
ルーブル美術館の一番人気、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」
(1503年〜1506年頃)
モナリザだけは別格。
防弾ガラスで覆ってあるので、光が反射して見えにくいです。 -
そのうえ、この絵だけは手すりとテープで囲ってあるので遠いんです。
まあ、そのおかげで一度に大勢の人が見ることができるんですけどね。
写真を撮らせてもらえるだけでもありがたいですかね。
でも、その写真を撮るのがまた大変なんです。
周りの様子をお見せすると・・・ -
こんなんです〜。
突き当りがモナリザ。
すごいでしょ?
ルーブルにモナリザがあることは今まで当然のように思っていましたが、考えてみるとイタリア絵画なんですよね。
ダ・ヴィンチをフランスへ招いて重用したフランソワ1世のコレクションに入って以来、モナリザはずっとフランスにあるんですね。 -
こちらはモナリザの向かいに展示されているルーブルで最も大きな作品。
ヴェロネーゼ作
「カナの婚礼」
(1562−1563年)
縦6.77メートル、横9.94メートル
カナの街で婚礼の宴に出たキリストが、水をワインに変えるという最初の奇跡を起こしてみせたシーンを描いたもの。
ここでは舞台は16世紀のヴェネツィアに置き換えられています。
テーブルの中央に座っているのがイエス・キリストです。
向かってその左が聖母マリアでしょうか?
絵の右手前ではワインに変わった水を慌てて壺から移し替えています。
楽師が演奏して犬もいるわ、大騒ぎが伝わって来ます。
その中でイエスとマリアだけが冷静、そんな絵ですね。 -
別の部屋の壮麗な天井。
正方形の4つの角に金色のワシが羽を広げています。 -
ここからは19世紀フランス絵画の展示室です。
展示室75 ダリュの間
壁の色が赤。
思い切った色です。
この絵、知ってる〜。
ジャック・ルイ・ダヴィッド作
「レカミエ夫人」
(1800年)
19世紀初頭、当時のフランス社交界随一の美女と言われたジュリエット・レカミエ夫人。
夫人が開いたサロンには彼女目当てに文化人や政治家が集まり、かのナポレオンを始め多くの男性が彼女の虜になったと言います。
誰をも引きつける魅力的な女性の絵です。 -
ダヴィッド作
「ナポレオン1世の戴冠式」
(1807年)
1804年にパリのノートルダム寺院で行われた戴冠式の絵です。
この絵に関してはちょっと思い入れがあります。
自宅にこの絵のジグソーパズルを持っているんです。
だから私、誰がどんな帽子をかぶっているとか、こんな所にも人がいるとか、絵の細部まで知っているんですよ。
ルーブルでぜひ実物を見たかった。、
実物はとてつもなく大きな絵でした。
左端に立つ人と比べるとわかりますね。 -
ジョゼフィーヌってこんなにきれいな人だったのでしょうか?
ダヴィッドが描くとみな美男美女になるような気がします。 -
ドミニク・アングル作
「オダリスク(グラン・オダリスク)」
(1814年)
この絵は日本でも有名ですよね。
美術の教科書に載っていたような記憶があります。 -
次の部屋へ。
展示室77 -
ジェリコ作
「メデューズ号のいかだ」
(1919年)
この絵の大きさがわかるように、人を入れた写真にしてみました。
大きさは約5メートル×7メートル。
実物大の絵なんだそうです。
メデューズ号が難破し、150人の乗組員が13日間いかだで漂流。
飢餓・食人・狂気の末、生き残ったのは15人のみという事件を題材にした絵。ショッキングな実際の事件を題材にリアルに表現したため、当時は物議を醸したそうです。 -
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」は、新しくランスにオープンしたルーブル美術館の分館、ルーブル・ランスのオープン記念に貸出し中でした。
2013年12月2日までルーブル・ランスに展示しますと日本語でも書いてありました。
ルーブル・ランスの建物の設計をしたのがSANAAという日本の設計事務所なので日本でもニュースで報じられ、この絵が貸し出し中であることは知っていました。 -
絵画鑑賞はこれで終わり。
最後に大きな階段を降りて・・・ -
ドゥノン翼1階、彫刻の展示室へやって来ました。
展示室4 ギャラリー・ミケランジェロ
ミケランジェロの奴隷2作品。
左は「抵抗する奴隷」、右は「瀕死の奴隷」。
(1513〜1515年)
体つきには生気がみなぎっていて、瀕死の奴隷にはとても見えません。
タイトルのつけ方にはちょっと疑問を感じますが、筋肉のリアルさがミケランジェロらしいです。 -
「アモルの接吻で蘇るプシュケ」
アントニオ・カノーヴァ作。
(1793年)
この彫刻もファンが多いでしょう。
見る角度によって印象が変わる作品。
どの角度から見ても新たな魅力が発見できます。
この角度から見ると翼を持つ青年アモル(ヴィーナスの息子)が幼く見えますが、もう少し左の角度から見ると、片膝をついたアモルの青年らしさが際立ちます。 -
ガイドさんはポイントをミロのヴィーナスとドゥノン翼だけに絞って、ギリシャ彫刻・イタリア絵画・フランス絵画、・イタリア彫刻の超有名作品を案内してくれました。
結局シュリー翼とリシュリュー翼は見られませんでしたが、短時間で効率よく回れた方だと思います。
もう少し時間があれば、リシュリュー翼3階へも行きたかったなと思いました。レンブラント、ルーベンス、フェルメール、ブリューゲルなど世界の名画が展示されているようです。
ツアー半日市内観光で行くルーブル訪問は短すぎですが、それでも見ないよりは見た方がいいです。
私はすごく良かったと思いました。
いろいろな時代の美術品を芸術的な空間の中で鑑賞する贅沢を味わいました。
この後ミュージアムパスを買いたい人は、みんながトイレに行ってる間に大急ぎで買いに行っていました。ルーブルの地下で買うことができるのです。
私たちはミュージアムパスを日本で用意して来たので問題ありません。 -
これからバスで凱旋門とエッフェル塔を見に行きます。
途中通ったコンコルド広場。
正面に見えるギリシャ神殿風の建物は国会議事堂(ブルボン宮)です。
ここからではわかりませんが、実際にはコンコルド広場からセーヌ川を隔てた向こう岸に建っています。
コンコルド広場と言えば、ルイ16世やマリーアントワネットが処刑された場所として知られていますね。
フランス革命時にはここにギロチンが設置され、
なんと1243名が処刑されたそうです。
ここでそんなことがあったのだと、感慨を持って眺めます。
今はそんな歴史の跡形もありません。
今この広場で目につくのはオベリスクです。 -
このオベリスクはエジプトからもらったものだそうです。
元はルクソール神殿に建っていたもの。 -
コンコルド広場の噴水。
-
バスがぐるっとコンコルド広場を回ったため、奥の方に一瞬ギリシャ神殿風のマドレーヌ寺院が見えました。
コンコルド広場は、東へ行けばチュイルリー公園からルーブル美術館、西へ行けばシャンゼリゼ通りから凱旋門へ至る、ある意味パリ観光の中心になる広場です。 -
イチオシ
コンコルド広場からシャンゼリゼ大通りに入ると、いきなり正面に凱旋門が見えました。
お〜!
私がイメージしていたパリの風景そのものです。
シャンゼリゼ大通りは幅約100メートル長さ2キロメートル、並木が続く、最も有名なパリの目抜き通りです。
「オー・シャンゼリゼ」の歌が有名で、日本でも知らない人はいませんね。パリへ来たら一度は歩いてみたい所です。
凱旋門へ向かって緩やかな上り坂になっているらしく、車の流れがよく見えてシャンゼリゼ大通りの眺めをいっそう劇的にしています。
こういうことは実際に来てみないとわかりませんね。
凱旋門をズームで狙ったら、アーチの中にさらに先にある新凱旋門まで見えました。 -
この建物はグラン・パレ。
1900年のパリ万国博覧会のメイン会場となった建物です。
現在は展示会や催し物の会場となっています。 -
凱旋門の上に人が上がっているのが見えます。
そうなんです。
凱旋門の上にはなんと登れるんです。
今日は車窓から見るだけですが、明日のフリータイムでチャンスがあれば登ってみようと思います。 -
赤い屋根がトレードマークの老舗カフェ、フーケッツ。
常連にはジャン・ギャバン、フランソワ・トリュフォー監督、リュック・ベッソン監督など、過去・現在も含めて映画の有名人が名を連ねるとか。 -
ルイ・ヴィトン本店。
後日実際に行ったメンバーから聞きました。
本店はとても混んでると。
支店へ行った方が混んでないそうです。
こういうお店へ行く時は服装もきちんとして行った方がいいとも聞きました。
そう言えば、今日は昨日までの服装と明らかに違った格好をしているメンバーが何人かいました。ドレスアップしてたんです。
パリへ来たらお洒落するんですねーなんて朝は笑っていたけど、そういうことだったんですね。 -
この凱旋門はエトワール凱旋門と呼ばれています。
凱旋門がある場所は、今はシャルル・ド・ゴール広場と呼ばれていますが、以前はエトワール広場の名前がついていました。
エトワールとは星のこと。
凱旋門から12本の道路が星の光のように放射状に延びているのです。
今日のところは私たち、バスに乗ったまま凱旋門の周りのラウンドアバウトを回り、眺めるだけです。 -
凱旋門の周りのラウンドアバウトをぐるりと回ります。
シャンゼリゼ大通りとは反対側のラ・デファンス方面を見ると、日本では新凱旋門などと呼ばれる、門のようなビル、グランダルシュが見えました。
パリの街中は厳しい建築基準があるようですが、あのデ・ファンス地区には超高層ビルが立ち並んでいます。
そう言えば、次男は一人でパリへ来た際、ルーブルから新凱旋門まで歩いたって言ってたなぁ。
それって相当の距離です。
私は絶対にやりません(笑)。 -
イチオシ
結局ラウンドアバウトを4分の3ぐらい回りました。
凱旋門、カッコいいです。
ナポレオンがアウステルリッツの戦勝記念に造らせたものですが、本人はその後失脚、完成を見ないまま亡くなってしまったということです。
高さは50メートル。
この凱旋門のアーチの下を軽飛行機でくぐった映像を見た記憶があるような。 -
知ってましたか?
凱旋門は正面から見ると2本脚に見えますが、実は4本脚だってこと。
これは真横から見たところです。
私にはちょっと衝撃的な眺めでした。
凱旋門の車窓観光はこれで終わりです。
パリのシンボル、凱旋門。
これだけでは物足りません。
私と夫は翌日のフリータイムを利用して凱旋門を見学することにしました。 -
そして市内観光の最後はこれ、エッフェル塔の眺めです。
私たちがやって来たのはシャイヨー宮という所。
1937年のパリ万博の際に建てられた宮殿です。
ここのテラスからエッフェル塔が真正面に見えるんです。 -
パリ観光はやっぱりこれを見なきゃ始まりませんよね。
ヒューヒュー♪
エッフェル塔、最高です〜。
エッフェル塔は高さ324メートル。
東京タワー333メートルより少し低いですが、周りに高い建物がないため、目立ちます。
来年の年賀状の写真はエッフェル塔バックかモンサンミッシェルバックの記念写真にしたいと思ってます。どっちにしようかなぁ。 -
イチオシ
パリでは空は灰色のことが多く、このように青空が広がることは少ないのだそうです。
この翌日からは曇りと雨だったので、この日のお天気はありがたかったです。 -
再びバスに乗り、セーヌ河畔のレストラン「ル・ビストロ・パリジャン」へ向かいます。
本当は歩いても大した距離じゃないんですが、何故かバスで移動です。
バスの中からさっきまでいたシャイヨー宮が見えました。
さっきは建物の間のテラスからエッフェル塔を眺めていたのです。 -
イチオシ
イエナ橋を渡り、エッフェル塔の足元へ。
ここは塔に上ろうという観光客でいっぱいです。
「鉄の刺繍」の異名を取るエッフェル塔。
離れて見た姿は優美でしたが、下から見上げるエッフェル塔は鉄の繊維で編んだ巨大なオブジェのようでした。 -
駐車場にはツアーバスがいっぱい。
-
レストラン「ル・ビストロ・パリジャン」
このレストラン、セーヌ川沿いと聞いていたけど、
いざ来てみると、セーヌ川沿いどころかセーヌ川に浮いてます。(@@
はしけのようなものに建っているレストランなので、時々床がふわりと揺れます。
立地は最高ですね。 -
陽の光が燦々と降り注ぐ席が予約席として確保してありました。
窓際の特等席だけど、日本人は日差しが気になります。
直射日光が〜、紫外線が〜、と気にしながら女性陣はできるだけ内側の席に座るようにしました。 -
私たちの席から見えたエッフェル塔。
鉄の刺繍がめちゃきれいです。
時折エッフェル塔の広がった脚の部分を斜めに上がって行くエレベーターが見えます。
斜めに上がるエレベーターって面白いです。 -
お料理は最初にサービスでポテトチップスとオレンジジュースが出て来ました。
これはホウレンソウ(?)のスープ。
スープの塩味は薄いのですが、浮いてるカッテージチーズみたいなのがしょっぱいので、ちょうどいい塩加減になります。 -
メインディッシュはサーモン。
つけ合わせはリーク?
ポロネギというんでしょうか?
太いネギのような野菜です。 -
最後に出て来たのはチョコレートとモカのケーキ。
テーブルで一緒になったHさんがおっしゃってました。
これは「オペラ」というケーキなんだそうです。
甘いものに疎い私は知りませんでした。
一個一個に「ル・ノートル」と書かれたチョコプレートが乗っていました。
これ、最高に美味しい!
「オペラ」、覚えておきます。
またどこかで食べることもあるでしょう。 -
このレストラン、セーヌ川に浮かんでるけど、ちゃんと地下にトイレもありますよ。
トイレを借りがてらエッフェル塔と反対側の座席を通ったら、そこからはセーヌ川の景色が眺められました。
私たちはコース料理だったけれど、お客さんの中にはブッフェ料理を食べている人もいました。
ブッフェもいいなぁ。
そうそう、ここで私がフランスへ来て初めて知った食事の際の知識を少し。
フランスではコース料理のことをムニュと言います。字で書くとmenuとなるので、日本人にはちょっと紛らわしいですね。ちなみに日本語で言うメニューのことはcarte(カルトゥ)と言います。
お水はデカンタに入れて無料で出て来ることもあった(このお店のことではありません)けど、添乗員さんが「これは水道水なので慣れてない日本人は念のため飲まないでください」って。
水が欲しい場合はミネラルウォーターやガス入りウォーターを有料で注文していました。
なお、パンは頼まなくても最初に出てきます。お代わりも可。 -
食後、バスに乗ってオペラ・ガルニエ近くの土産物店へ向かいます。
車窓からの眺め。
フランスはどこの街にも公園がたくさんありました。
(日本も多いですけどね)
きれいに手入れされているので、芝生の上では寝ころんでくつろぐ人も。 -
ガイドさんの話では、パリの街路樹は40パーセント以上がプラタナスなんだそうです。
理由はプラタナスが排気ガスに強いから。
ところで、プラタナスは日本語で別名すずかけの木と呼びます。
名前のとおり、この時期、鈴のようなボンボン状の実がなっていました。
他に多い街路樹はマロニエ(西洋トチノキ)です。
写真はクリーム色の花をつけているマロニエの並木です。
この頃はピンクの花のマロニエも増えて来ています、とガイドさん。 -
アレクサンドル3世橋のたもとでモデル撮影をやっていました。
ファッションの撮影ですね。 -
セーヌ川の南側にギリシャ神殿みたいなブルボン宮が見えました。
フランスの下院にあたる国民議会がおかれています。
つまりあの建物はフランスの国会議事堂という訳ですね。
ちなみに上院に当たる元老院はリュクサンブール宮殿にあるのだそうです。
この写真の右上に見えているボンボンがすずかけの木、つまりプラタナスの実です。 -
駅舎を改装して造ったというオルセー美術館。
建物両端に付いてる2つの大きな時計が目印です。
ここはフリータイムにぜひ行ってみたいです。 -
ピラミッド広場。
金色に輝くジャンヌ・ダルクの像。
1889年エマニュエル・フレミエ作。
フレミエと言えば、モンサンミッシェルの金のミカエル像を作った人ですよね。
ピラミッド通りには観光案内所、マイバスのパリ支店、日本語書籍を置いているジュンク堂などがありました。
ジュンク堂はパリ在住の日本人が愛用しているそうです。
ガイドさんもよく来るとか。 -
ピラミッド通りからオペラ大通りに入ると正面にオペラ・ガルニエが見えました。
-
オペラ大通りのスーパー、モノプリ。
-
オペラ・ガルニエは正面からみた姿がとても優雅なんですが、この日は建物の前に足場のようなものが作られていました。
明後日はメーデー。
何かイベントでもあるのでしょうか? -
オペラ・ガルニエの周りをぐるっと回ります。
-
土産物店立ち寄りはツアーの定番ですが、このツアー、意外に土産物店立ち寄りが少なかったです。
ツアーとして行ったのはここぐらいでした。
香水の老舗フラゴナール。
日本人の店員さんがいて、短時間で買い物ができるよう、てきぱきと説明してくれます。
こんなきれいなお店で働けるなんて素敵だなー。
香水、アルガンオイル、石けん、小物雑貨など、お土産にちょうどいいものが買えます。
私たちはいい香りのする石けんを、香りと色、各種取り混ぜて買いました。
半日市内観光は見足りないところもあったけど、ルーブル美術館、コンコルド広場、凱旋門、エッフェル塔、セーヌ川のレストランで昼食、土産物店でショッピングと、短時間でいろいろ見られて楽しかったです。
午後2時、ここでツアーは一旦解散します。
一部の人はオプショナルツアー「ケーブルカーで行くモンマルトルの丘とサクレクール寺院観光」に参加。
それ以外の人は夕方6時半の再集合までフリータイムです。
私たちはオプショナルツアーには参加せず、自分たちでオペラ・ガルニエ、サント・シャペル、時間があればノートルダム寺院へ行くつもりです。
再集合してみんなで夕食を取った後は、バスでホテルへ帰らず離団して、夕暮れのセーヌ川クルーズをします。
次の旅行記では、そんな盛りだくさんのフリータイムの様子をお伝えします。
(美しき北フランス<9>オペラ・ガルニエ、サント・シャペル、ノートルダム寺院、夕暮れのセーヌ川クルーズ編に続く)
http://4travel.jp/traveler/amber637/album/10779779/
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この旅行記へのコメント (5)
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- サウスピーチさん 2013/07/14 10:31:53
- やっぱりルーブルは別格!
- ニッキーさん、こんにちは! ルーブル美術館とパリ観光にお邪魔しています。
嗚呼、トップの写真。 見た瞬間に、ふぅ〜と鼻から息が漏れて苦笑してしまいました。
こんな晴天のエッフェル塔が見たかった・・・と。 でも、これを書いていて今思い出したのですが、
私、3年前に初めてエッフェル塔を見た時に、結構がっかりしてるんですよねぇ。 色も錆びた鉄のようだし、
夫と共に、「東京タワーの方がいいね。」なんて。 2人してけなした後、上にも上がらずに・・・。
その私が、「こんな晴天の美しいエッフェル塔が見たかった〜。」なんて、それは虫が良すぎたのかもしれません。(苦笑)
パリはいつでも交通渋滞ですよね。 それに運転も結構乱暴で、前回パリ市内を車で走った時には
助手席でハラハラしました。
> 以前映画を見たはずですが、思い出せません。
え〜っ!? ダ・ヴィンチ・コードの中で、この逆さピラミッドのシーンを覚えていない!?
ニッキーさん、何ということでしょう! ここは「なるほど〜」とかなりインパクトのあったシーンですよ。
ミロのヴィーナスは、私も後ろ姿も素敵だなぁ〜と思ってしばらく眺めていましたが、
ニッキーさんのような鋭い観察力(髪形のこと)はなく、とっても美しいお尻ばっかり見とれていました。 (^^;
ですよねー!!! サモトラケのニケの配置場所。
これが全くニクい演出で、ニケの魅力をフルに出せる魅せ方をしているなぁ〜と、めっちゃ感心しました。
アポロン・ギャラリーは私はまだ見てなかったです。 ここも凄いし、見所ありますねぇ。
次に行く機会があれば、是非見てみたい部屋になりました。
ニッキーさんの説明って、人が(いや、私だけかな? 笑)間違えそうな場所を的確に指摘してくれていますね。
ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」ですが、聖ヨハネって、キリストの弟子の使徒ヨハネのことかなー、と思っていました。
全く何も深く考えずに名前だけでそう思い込んでいたところが恥ずかし〜。(><)
> ジョゼフィーヌってこんなにきれいな人だったのでしょうか?
これは私も同じことを思いながら絵を見ましたよ。(笑)
この絵のジョゼフィーヌって、横顔ですけど本当に美しく描かれていますもんね。
バスの中からもよく写真が撮れているじゃないですか〜。 バスの中で、ニッキーさんの
左右キョロキョロしながらの奮闘振りが伺えます。 (想像すると笑っちゃいますけど。 ふふっ)
私は今回結構市バスにも乗ったのですが、写真撮ろうにもガラス窓に雨が・・・。 (´_`。)
やっぱり自分の行った場所・知ってる場所を一緒にまた回らせて頂けるのも楽しいもんです♪
次も楽しみに来ま〜す!
サウスピーチ :)
- ニッキーさん からの返信 2013/07/15 00:01:59
- RE: 同感!
- サウスピーチさん、こんばんは。
> バスの中で、ニッキーさんの左右キョロキョロしながらの奮闘振りが伺えます。(想像すると笑っちゃいますけど。 ふふっ)
そのとおり〜(笑)。
ツアー旅行って自分の脚でじっくり回らないから、こうでもしないと見損ねるんです。パリって右に左に名所が車窓に現れるので、自分が座っている反対側でも、ちょっと無理かなぁって思いながらも写真撮ってますからね、私。
たぶん私はぼんやり乗ってる人の2倍ぐらいは見て、車窓観光のもと取ってると思います。(^_^;。
そうそう。サウスピーチさん、エッフェル塔にはちょっとがっかりしてましたよね。その反面、地下鉄6号線から見えたーって大喜びしてらっしゃったのも覚えてますよ。
前にも書きましたっけ?添乗員さんが言ってたんですが、パリは灰色の空の日が多いって。私たちが行った時も、一日は晴れたけど後の2日は曇りと雨。凱旋門からの眺め&サクレクール寺院からの眺めが灰色でした。
でも、添乗員さんが今年2月にお客さんを案内した時は、吹雪でエッフェル塔がまったく見えなかったんですって。「あの辺りにエッフェル塔がある、は・ず・で・す・」って案内したって。それに比べれば雨でも見えただけマシ。私はめげませんヨ〜。まぁ、まだ今回のサウスピーチさんのパリ編を見てませんから、何とも言えませんけど。
ルーブル美術館はやっぱりすごい。私はナポレオン3世の居室とかリシュリュー翼の3階の名画とかが見られませんでした。あと「何とかの中庭」とか、昔のルーブルの遺跡とかも。また行きたいです。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」。
私、「天使と悪魔」の方はよく覚えているんですけど、ルーブル美術館やテンプル寺院の方は何故かあまり覚えていないんですよね。あれ?もしかしたら見てないかも〜!あわわ、なんかそんな気がして来ました。(◎_◎;
> ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」ですが、聖ヨハネって、キリストの弟子の使徒ヨハネのことかなー、と思っていました。
私もそう思っていたんです。調べてみたら、別人でした。これに限らずミロのヴィーナス(ミロさん作?)とか、私と同じ勘違いをしている人もいるだろうと思うので、自分が学んだことは悪びれず書くようにしています。
パリの渋滞に引っかかり、この翌日にはもっと困ったことになっちゃいます。また続きも追々ご覧ください。
ニッキー
-
- ねいちゃさん 2013/07/01 17:12:17
- 遅くなってすいません。
- ちょっと仕事がバタバタしてて
なかなかメッセージ書けなくって・・・すいません。
いよいよパリーーーっ、ルーブルですねぇ。
1時間半ですかぁ、私らの時もそうだったけど
あそこはじっくり時間かけたい所ですよね。
まぁ超ダイジェストでも、お腹一杯にはなりますが・・・。
そうですかー、ミロのヴィーナスは、ミロさんが作ったんですか。(笑)
じゃあ、サモトラケのニケは、やっぱりサモトラケさんが作ったことになるわけですね。(爆)
う〜ん、サモトラケさんってナンカお会いしたいっすよね。
それにしても、ヴィーナスにしろニケ像にしろ、写真ばっちりですね。
写真集に載ってるようなお決まりのポージングで決まってます。
ニッキーさん、どんどん腕あげておられるような・・・。
ルーブルにフラ・アンジェリコもあったんですね。見てなかったなぁ。
この方の絵はどことなく優しくて暖かくて好きなんです。
フィレンツェのサンマルコ教会には行きたいなぁと思ってます。
図らずもスルーした「岩窟の聖母」も撮ってるし・・・いいなぁ。
あぁ「プシュケ」も!!私もファンです。
凛とした羽根がねー、いいなぁ。見る角度も大事なんですねー。
パリではいっぱいやり残したものがあるので
人様の旅行記見ると、ついつい行きたいなぁと思ってしまいますね。
いい天気のパリで、よかったですねー。 ねいちゃ
- ニッキーさん からの返信 2013/07/02 01:31:01
- RE: サモトラ家のニケさん?
- ねいちゃさん、いつも書き込みをありがとうございます。
お忙しいみたいですね。読んでくださるだけでも嬉しいので、お忙しい時は負担にならない程度にどうぞ。そうは言いながら、いつもねいちゃさんのコメントを楽しみにしてるんですヨ〜。
ルーブルは良かったですよね。展示作品もバラエティに富んでるし、建物も元宮殿で豪華だし。パリから帰ってから「ルーブルはお勧め」ってみんなに言ってます。
皆がよく題材にする作品って、「ミケランジェロのピエタ」とか「エルグレコの受胎告知」と呼んで区別するじゃないですか。さすがに有名なジョアン・ミロとは別だとはわかってましたが、ミロという人が作ったヴィーナスだと思っていたんです。まぁ、普通それを作品の題名にはしませんよねー。^_^;
> 写真集に載ってるようなお決まりのポージングで決まってます。
それは私の腕じゃなくて、彫刻さんの方でポージングばっちり決めてくれてるからですよ(笑)。私はできるだけ傾かないようには気をつけたつもりです。それにしても彫刻は見る角度によって全然別物になりますね。ニケもプシュケも。おもしろいですねー。
フラ・アンジェリコ、ご存じなんですね。柔らかくてかわいい絵。私も好きになりました。
岩窟の聖母はねいちゃさんが「見逃したー」って書いてらっしゃったのを覚えてました。ちょうどガイドさんが「この辺り、他にもダ・ヴィンチの作品があるんで各自ちょっと見て回ってくださーい」と言ったので、探して見つけ出したんです。ねいちゃさんの旅行記を読んでなければ私もスルーしちゃってたと思います。(おかげさまで、ありがとうございました<(_ _)>)
ところで、マダム・エリザベートに関してねいちゃさんにご報告です。
民衆がチュイルリー宮殿に「王妃を出せ」と押しかけて来た時にマリー・アントワネットをかばって「王妃は私です」と言ったという話を見つけたので、昨日さらに追記として載せておきました。
おそらくその日が1792年6月20日だったんですね。で、あの石像はその時のエリザベートさんを彫ったものなのでしょう。姪のマリー・テレーズからも慕われマリー・アントワネットからも頼りにされて、優しいよくできた人だったようですね。なんだかあのピンクの石像のマダム・エリザベートがますます好きになりました。
そう言えば私もどこかで聞いた話だと思ったので、ベルばらだったかとわざわざTSUTAYAでベルばら最終巻を借りて来て確認しましたが、ベルばらには載っていませんでした。
久々にベルばら最終巻を読んで、また感動の涙しました。「しっかりと見るがいい!これがフランス王妃の死にかたです」って、マリー・アントワネット、すご過ぎ。
ニッキー
- ねいちゃさん からの返信 2013/07/02 16:44:40
- RE: RE: サモトラ家のニケさん?
- こんにちは。
> いつもねいちゃさんのコメントを楽しみにしてるんですヨ〜。
こういう言葉にホント弱くて・・・、私の弱点を見事に!(笑)
> それは私の腕じゃなくて、彫刻さんの方でポージングばっちり決めてくれてるからですよ(笑)。
いえいえ、写真集に載ってる形そのままの構図なので
構図の妙というより、しっかりと切り取られているなぁと・・・。
基本形というのは、実はなかなか難しい・・・痛感しています。
> フラ・アンジェリコ、ご存じなんですね。柔らかくてかわいい絵。私も好きになりました。
いいでしょー、中世っぽい絵が多いので、ルネサンス以前という構図なんだけど、色がねー柔らかい・・・。とっても優しいです。
アンジェリコは通称ですが「天使のような人」の意味だそうで、名は作品を表す、いい名前です。
> ところで、マダム・エリザベートに関してねいちゃさんにご報告です。
王妃をかばったというお話はなんかで聞いたような気がするのですが、それが6月20日だとすると謎が解けますよね・・・
そういう想いで見ると「凛」とした表情の彫刻の意味がよくわかります。勉強になりました。
私はいつもそうなのですが、旅の前の予習はそこそこやりますが
本番は旅から戻った後で、
「あそこのアレはなんだったんだろー」から始まることが多いのです。
ポワティエさんの美しさの秘密とか、今回のエリザベートさんのお姿とか
そういうのを勉強するの好きなんですね−。
だからニッキーさんのその探求心、ベルばらまで再読する姿勢・・・なんか嬉しいです。
で、調子に乗ってレスレスまで書かせていただいちゃいました。 ねいちゃ
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