春のシチリアの旅　タオルミーナの巻

2013/03/13 - 2013/03/27

パレルモから始まった春のシチリアの旅も
３月２１日　タオルミーナまできた。
　
パレルモとモンレアーレでは、中世シチリアに現れた
ノルマン様式といわれるアラブ・イスラムの色濃い
建物や金地背景のビザンチン・モザイク壁画を
見て歩いた。

アグリジェントとシラクーサでは、古代ギリシア
植民都市　マグナ・グラエキアの神殿遺跡を巡り歩いた。

旅の終りはタオルミーナ。
ここは、ヨーロッパでも有数のリゾートだ。
世界各地から観光客がやってくる。
特にシルバーエイジのドイツ人グループが
目についた。　ドイツ人達はゲーテのころから
イタリアその中でもシチリアに憧れるようだ。

エリア シチリア島(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

シラクーサからカターニャを経由してタオルミーナに
向かった。
シラクーサからカターニャ空港までINTERBUS社の
プルマンで約１時間。　

車窓から雪をいただくエトナ山が見えた。
ちょうど東名高速でよくみる富士山のようだった。

カターニャ空港でETNA社のプルマンに乗り換えて
タオルミーナまで１時間だった。

プルマンの料金は、シラクーサからカターニャ空港までが
６ユーロ。
カターニャ空港からタオルミーナまでが
７．９０ユーロだった。

早朝のタオルミーナ

ちょっと早起きしてウンベルト１世大通りの
中ほどにある「４月９日広場」にきてみた。

朝日をあびてエトナ山が淡いピンク色に輝いていた。

広場の右側には時計塔

広場に面する教会

はるか下のほうには青いきれいな海。
タオルミーナの鉄道駅が小さく見える。

エトナ山の眺め
ギリシア劇場のある高台に向かう途中から
エトナ山がよく見えた。
エトナ山は標高３，３２６mの活火山で、
いまでも月に１、２回小さな噴火を起こしている。
今日も噴煙が左のほうに流れて影をつくっていた。

雪をいただくエトナ山と青いイオニア海

ギリシア劇場
この劇場は紀元前３世紀に建造されたと伝えられている。
当時の人々は白い雪をいただくエトナ山と真っ青な
イオニア海を背景として、演劇や詩の朗読を
楽しんだのだろうか。　なんという贅沢か。

観客席の奥から見たギリシア劇場

ギリシア劇場の舞台部分

「４月９日広場」に観光客がだんだんと増えてきた。

時計塔の通路の側面にモザイクの聖母子像があった。

近づいてみるとモザイクが小さな四角い金地片を
貼付けて出来ているのがわかる。

タオルミーナのウンベルト１世大通りにあるリストランテ
'Granduca'での夕食。

カジキまぐろのカルパッチョ　　Carpaccio Spada

カラスミのスパゲティ　Spaghetti Bottarga

バニラのジェラート

夕食代　　４１ユーロ

タオルミーナは海岸からはかなりの高台にある。
それよりももっと高い場所にカステルモーラという小さな街がある。

カステルモーラからはイオニア海に囲まれるような
タオルミーナの街が見えた。

カステルモーラの散策

タオルミーナのバスターミナルからカステルモーラまで
約１５分。　往復で２．８０ユーロだった。

タオルミーナの街を散策。

中世の貴族サントステファノ侯爵の館。
シチリアゴシック建築の最高傑作といわれている。

こった造りの窓

タオルミーナの展望スポット

眼下には映画「グラン・ブルー」で有名になったイソラ・ベッラが見えた。

ちょっと江ノ島に似ているかな。

イソラ・ベッラの浜辺にやってきた。
泳ぐにはちょっと季節がはやいのが残念。

「グロッタ　アズーラ　（青の洞窟）」と叫ぶ船長の
声に誘われてイソラ・ベッラの海岸を遊覧した。

船長は「あれが映画グランブルーに出てきた
ホテルだ」などとイタリア語まじりの英語で
一生懸命説明してくれた。

西伊豆の大瀬崎を思わせる風景

船は青の洞窟に入った。　

ちょっと神秘的

イソラ・ベッラをながめながら昼食。

シチリア風前菜　Antipasto alla Siciliana

スパゲティ　ヴォンゴレ　　Spaghetti alle vongole

チョコレートのジェラート

陶器の置き物

人形芝居の登場人物達

シチリアのシンボル メンドーサの顔と３本の足

シチリアの名物菓子　カンノーリ。

映画「ゴッドファーザーPart3」マッシモ劇場での一こま。
マイケル・コルレオーネの姉が、彼女の名付け親（ゴッド
ファーザー）に手作りのカンノーリを贈る。
その後　さて何が・・・　映画をもう一度見てください。