1988/10/15 - 1988/10/15
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SUR SHANGHAIさん
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今は昔。
一時期、滞在していた高雄の街。
台湾は日本の九州とほぼ同じ大きさの島ながら、南にある高雄は、台北とは全然違った雰囲気を持つ、ローカル色が濃い街だった。
日々の生活の中でも、道教の祭りの日には路上に供物がこんもりと飾られた祭壇がずらりと並ぶ風景を、いまも色鮮やかに想い出す。
そして、道教の主だった神たちの誕生日には、次々とバスを連ねてお参りにやって来る進香団の人々の喧騒。
ドンガラドンガラと打ち鳴らされる太鼓や銅鑼、バチバチバチバチバチッと耳を聾さんばかりに響き渡る爆竹、即席の舞台で演じられる京劇風芸能の大音響のセリフ。
道教の廟での祭りは、凄まじい騒音の坩堝だった。
その中でも特に印象的だったのは、進香団と共に廟にやって来る八家将、童?宛(タンキー)、紅姨(アンイー)と呼ばれる台湾のシャーマンたち。
それらの写真も少しずつ発掘できたので、記録しておこうと思います。
ここでは道教自体については取り上げないので、道教の内容などについては下記のウィキペディアのページで見てみるといいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E6%95%99
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
表紙の画像は、道教の廟を訪れた進香団の先陣、八家将の一人。
※備忘録: 写真を撮った時期はバラバラですが、日付が特定できないのでこの日の旅行記としてアップします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前言: この旅行記にアップした写真は、高雄市河北二路134号にある道教寺院、三鳳宮やその周辺で撮ったものです。
バラバラの時期に撮ったものですが、この日の旅行記としてまとめてアップします。
三鳳宮は、1672年創建の道教寺院。一度火災で焼失したため、今見る姿は1971年に再建されたもの。
台湾の聖地の一つになっていて規模も大きく、細部の装飾も立派な造りの寺院で、一見の価値ありです。
三鳳宮の当時の全体像写真は目下行方不明。
そのうちに発掘できたら再編集しようと思います。
道教には神様がたくさんいますが、三鳳宮の主神は中壇元帥(ちゅうだん・げんすい)。『西遊記』では、ナタ太子という少年神として登場します。
三鳳宮では、そのほかにも釈迦如来、孔子、観世音菩薩、福徳生神など多くの神を祀っていることから、神様のデパートとも呼ばれているそうです。
今はどうか分かりませんが、1988年前後の三鳳宮は、普段は地元の人たちが三々五々お参りにやって来る程度で、この画像のように静かな佇まいでした。
それが、お祭りの日になると…、というのを、この旅行記で徐々にご紹介しようと思います。 -
三鳳宮の藻井(そうせい)の一つ。
藻井というのは、簡単に言うと、中国古建築によく見られる非常に装飾的な天井のこと。
この画像のものは、複雑に組み合わせたパーツに緻密な彫刻や彩色が施されていて、ジッと見ていると目が回りそう。(@◇@;) -
祭礼の無い日の三鳳宮は、内部の灯りもしっとりと落ち着いた風情。
宗教心の無いSUR SHANGHAIも、シンと心が静まる雰囲気があった。 -
三鳳宮の境内。
普段の日でも、三々五々お参りにやって来る地元の人が捧げる線香が絶えることは無かった。 -
道教寺院での大きな祭礼が無い日でも、毎月旧暦の15日(商売をしている家なら16日)には、家や店の前に祭壇に見立てたテーブルを出す風景が見られた町角。
日にちが間違っていたら、お許しを。<(_ _)>
テーブルの上には、その時々の果物、菓子、飲み物、線香が山盛り!!
そばに立っている子は、「早く食べたい…。」なんて思っていたのかも。
(o´艸`o)
画像手前で炎を上げているのは、紙銭(しせん)と呼ばれる、死者や鬼神をなだめるためのお金。
煙になって冥界に届くのだそう。
冥銭、冥票などとも呼ばれる紙銭は、祭礼用品店で売られています。
子ども銀行のお札のような紙銭や、金銀の紙を貼った黄色い紙銭が束になって店先に積まれてあるのを見たことがある人は多いのでは? -
毎月特定の日に、屋外に作られる臨時の祭壇。
これは、花や神様の像、それに色鮮やかなクロスまで置かれて立派な方。
でも、繁華街の車道に堂々とはみ出してるんですが…。
(;^ω^)
この頃は、こういうこともお咎め無しだったんでしょうね。 -
さて、台湾の聖地の一つになっている三鳳宮の祭礼の日。
三鳳宮の主神は中壇元帥(ナタ太子)で、その誕生日は旧暦の9月9日。
よって、新暦の10月には一番賑やかな祭礼が見られたんですよ。
進香団というお参りグループが、そのお誕生日の前後に続々と三鳳宮を目指してやって来るんです。
この画像の進香団は徒歩で。
神像を乗せた神輿や、龍踊りの龍を持って、ドンガラドンガラジャンジャンジャン!!と太鼓や銅鑼、シンバルを盛大に打ち鳴らしながらやって来るので、遠くからでも「あ、今日は三鳳宮の祭礼の日!」と分かるんです。
で、SUR SHANGHAIは、カメラを手に外へ!! -
祭礼の日には、普段はヒッソリとしている三鳳宮前の広場も境内周辺も、縁日の屋台がずらり。
これは有料くじ引きで、後ろに飾ってある人形が当たるって言うんだけど、なんだかあんまり欲しいと言う気が起こらない…。
(´-ω-`)
罰当たりなSUR SHANGHAIで失礼します。 -
祭礼の日には、即席の京劇らしいお芝居の舞台も立った三鳳宮前の広場。
京劇らしい、と書いたのは、登場人物が全員女性で、男役も女性が演じていたから。
何か特別な名称がある地方芸能だったのかも。
語尾を独特の節回しで「ああ〜あ〜あ〜〜〜!!」と長く伸ばすセリフ、それに合わせて打ち鳴らされる楽器が大音量だった。
開演前には、舞台の片隅で化粧を始める女性も見られたし、なぜか上演中の舞台の前で料理を始める人も。
え、なんでこんな所で(o'ω'o)?
それぞれに美しく着飾ったこの日のスターたちの登場。
右下の画像の男役の女性は、ポーズを決めて、しっかりカメラ目線になってました。 -
三鳳宮の祭礼の日には、上掲の画像のようなアトラクションを見にやって来る地元の人たちが多数。
ちょっとお年を召した方が多いんですが、中にはおばあちゃんに連れて来てもらったような子も混じってます。
モノクロでもカラーでも撮ってみました。
立ち見のほかには、自前の折りたたみ椅子を持って来たり、自転車やバイクに跨って眺めたりの観客席。
左上の画像の、帽子+スーツ姿のおじさん、なんだか日本で言うとショーワの雰囲気。
下段の画像のおじさんとおばさんは、この時とばかりに屋台を引いてやって来ていたんですが、見応えのある場面になると商売そっちのけ。
二人がかぶっている編み笠が台湾レトロ。 -
みんなからちょっと離れて、三鳳宮の階段からお芝居を眺めていたクールなおじさん。
いなせな中折れ帽に、足元が草履。
ちょっと悪っぽい雰囲気がいいですねえ。
高雄の≪フーテンの寅さん≫と呼ばせていただきます。
(。・w・。) ププッ -
三鳳宮の祭礼の日には、お参りの人以外にも、とにかくいろんな人が集まって来る。
画像左上のおじさんは、胸に大きなリボンを付けて泰然。
三鳳宮の長老スポンサーのお一人だったのかも。
画像右上のおばさんは、上の方でちょっと言った紙銭(しせん)売りの屋台を広げています。
三鳳宮に限らず、道教寺院には紙銭を焚く炉があって、よく紙銭をくべている人も見かけます。
そのほかにも、喜捨を待っている尼さん、祭礼用音楽を練習をしにやって来る人、などなど…。 -
三鳳宮に、獅子舞を奉納(?)しにやって来た進香団の一人。
この写真には、ラミネート加工をしていたので、表面が傷だらけになってました。
せっかく、イケメンの獅子舞おにいちゃんがカメラ目線でこちらを見ているのに、見辛くなってしまって残念。 -
これも、上掲の画像の獅子舞おにいちゃんと同じ進香団。
パックリと口を開けた獅子頭の中に入ってます。
この写真にもラミネート加工をしていたので、スキャンしたら見苦しくなってしまいました。
ネガが行方不明になっているので、お許しを。 -
獅子舞が来るかと思えば、龍の舞を披露する進香団も。
この時には、マイナーな祭礼の日だったようで、三鳳宮前の広場には、このグループだけが来てました。 -
イチオシ
龍の舞が終わって、三鳳宮前に置かれた龍。
付き添いのおじさんが、ちょっと具合の悪そうな部分を直している光景。
大勢の進香団がやって来るメジャーな祭礼の日にはおどろおどろしいほどの雰囲気に包まれる三鳳宮も、マイナーな祭礼の日はこんなにのどか。 -
三鳳宮の境内。
祭礼の日には、供物がびっしりと置かれたテーブルがずらり。
その供物はと言えば、紙銭の束や、丸ごとチキン、果物、菓子類、飲み物…。
どんどんその数が増えて行く様子は一種圧巻。
これだけ大量の飲食物は祭礼の後はどう処分するんだろう…。
それがいつも気になった。 -
三鳳宮の境内の片隅。
棒付き線香の束を両手に持って点火中の男性がポツリ。
どんな願い事をしに来たんだろう。 -
三鳳宮の祭礼の内でも、主神の中壇元帥(ナタ太子)の誕生日(旧暦の9月9日)は特に大きい祭礼の日。
それらの日の前後には、台湾各地の進香団がバスを連ねてやって来ては、三鳳宮前の広場に並んで停めてあった。
フロントガラスには、進香団の名が書いてあるし、小さい神像も置かれていてすぐにお参りツアーのバスだと分かるようになってます。
このバスは、台北から来たのね、お疲れさま。
進香団と言うのは、中国本土から最初に渡って来た神を祀る本家の寺院での祭礼に駆けつける、分家の寺院の信徒集団なんだそうです。
進香団の進香とは、本家の香火を分けてもらう儀礼のことなのだそう。 -
大型進香団がバスから降りると、このとおり三鳳宮前の広場も埋まる。
ユニフォーム的黄色い服に身を包み、手に手に神像を持った人々。
進香団でやって来る人々の内、神像を持って境内に入る人を随香と呼ぶのだそう。
この人たちがこれから向かう先は、もちろん三鳳宮の境内。
熱気と、ドンガラドンガラと打ち鳴らされる楽器の音が一段と高まるひととき。 -
イチオシ
三鳳宮にやって来た進香団の一人のおばさん。
棒付きお線香のほか、神像を胸の前に抱いているので、随香と呼ばれる役目の人。
お参りの隊列は、黒令旗を先頭に、涼傘、頭旗と呼ばれる旗や傘を持った人が続き、そのあとで、この旅行記の後半で紹介する八家将、童?宛(タンキー)、紅姨(アンイー)と呼ばれる台湾のシャーマンたちが登場。
その次に続くのが、神轎と呼ばれるご本尊のお神輿、そして随香の人々が順に境内へと入って行きます。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
進香団と共に、三鳳宮にやって来た神像の一つ。
きらびやかな衣装や飾り物は毎年替えてもらうんだろうか。 -
大きな祭礼の日は、次々に進香団がやって来る三鳳宮前の広場。
広場には、これまでに使われた爆竹の残骸が盛り上がるほどになってます。
祭礼の日にはその爆音も煙も匂いも絶えないほど。
やって来た進香団はそれぞれにお参り体勢に入るので、どこからどこまでが一区切りなのかがよく分からなくなったりします。 -
進香団と共に、トラックに積まれて三鳳宮にやって来た神輿。
神輿と一口に言っても、神轎と呼ばれる種類のものがご本尊を乗せたものなんだそうですが、SUR SHANGHAIにはどれがどれなのやら。 -
神輿を担いで三鳳宮へ入って行くのはお参りの最後なんですが、この旅行記では、このあとでご紹介する八家将、童?宛(タンキー)、紅姨(アンイー)と呼ばれる台湾のシャーマンたちに重きを置きたいので、先にこの画像を載せてしまいます。
神輿を担いで三鳳宮内へと、香火分けの儀礼のために勢いよく突入して行った進香団。
これは、マイナーな祭礼の日のお参りなので、三鳳宮前の階段や広場は空いてました。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
イチオシ
進香団の中には、京劇の隈取のような化粧を施した若者グループが混じっていることも。
これは三鳳宮に限ったことではありません。
彼らは八家将と呼ばれる進香団の先陣で、手に手に五法神器と呼ばれる武器を持って登場します。
この青年が頭に乗せているのは、刺球と呼ばれる五法神器の一つ。
長い釘が多数植えられた玉で、手に持って振り回すための紐が取り付けてあります。
それらの武器で我と我が身を傷つけ、その血で進香団を阻む悪鬼を驚かせ、邪気除けをしているのだそう。
ただ、後述する童?宛(タンキー)とは違って、厳密にはシャーマンとしての格は無いんだそうです。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
上掲の画像の青年と同じグループの八家将の一人。
この青年が手にしている五法神器は、銅釘棍。
この神器は、文字通り、釘や三角の金属片が無数に生えている棍棒。
自分の体を傷つけて流血させるためのもので、他人には攻撃は仕掛けません。 -
上掲の画像の青年たちと同グループの八家将たち。
この画像手前に写っている青年が手にしているのは、月眉斧という五法神器の一つ。
それで自らの舌を傷つけて、胸元に血を滴らせている光景は凄惨ですが、地元の人たちは見慣れているので平然。
SUR SHANGHAIも、これは宗教儀式だと分かって見ているので、落ち着いていられました。 -
進香団には、八家将を伴わず、童?宛(タンキー)が先陣を切ってお参りするグループも。
童?宛(タンキー)は、台湾の道教のシャーマン。
八家将と同じように五法神器で我と我が身を傷つけ、悪鬼を払う役目を持っていますが、八家将と違う点は、派手な化粧はしておらず、神の言葉を伝える媒介者となっていることだそうです。
この群衆に囲まれている童?宛(タンキー)が手にしているのは、短剣風の七星剣。
これで邪気を払いながら、神輿を担いだ進香団を導いていました。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
頬を串のような小貫針で刺し通した童?宛(タンキー)が手にしているのは、鯊魚剣という五法神器の一つ。
これは古風な形ですが、鋸と同じ見かけの物もあります。
腹掛けのように、胸から腹部を覆っているのは、兜仔(トオア)。
ここではその模様がよく見えませんが、邪気避けの八卦図、虎や龍などが刺繍されています。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
威風堂々と、三鳳宮の階段まで歩を進めた童?宛(タンキー)。
このタンキーが持っている刺球は、三つも結ばれています。
背中や肩の辺りがまだらな色になっているのは、これまで進香団に同行した時に刺球で皮膚を破った痕なのかも。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
まだ若い童?宛(タンキー)に神が降りた。
画像に写っているように、タンキーには必ず介添えの人がいて、神がタンキーを通して語る言葉を聴いたり、儀礼の進行を手助けしています。
このタンキーが持っていた五法神器はなんだったのか、三鳳宮境内の祭壇前に来た時には、額から流れ出た血が、顔中に幾筋もの流れを作っていました。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
この若き童?宛(タンキー)にも神が降りた。
その言葉を聞き取る介添え役の人。
後ろに控えるのは、このタンキーと同行している進香団の人々。
このあと、トランス状態になって、半ば恍惚とした表情を浮かべたこのタンキーは、鯊魚剣で自らの背中を叩いて傷つけながら、三鳳宮境内へと入って行きました。
正気に戻った時の背中の痛みはどれほどの物なのか…。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
こちらの童?宛(タンキー)は、失礼ながら少々お年を召していらっしゃいます。
その腹掛けのような兜仔(トオア)には、八卦図がくっきり。
八卦図については、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%8D%A6
爆竹の残骸が辺り一面埋め尽くす三鳳宮の階段前で、いま正に銅釘棍を自分の額に打ち付けている場面。
トランス状態にあると、その痛みも感じないらしく、口元には笑みさえ浮かべています。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
トランス状態が行き過ぎると、意識を失ってしまう童?宛(タンキー)もいます。
介添えの人は、こういう事もあるのを熟知しているようで、すぐに龍の模様がついた兜仔(とうあ)の紐を緩めたりの応急処置。
このあと、何事も無かっただろうか…。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
進香団の先陣を切る人物には、八家将や童?宛(タンキー)のほか、紅姨(アンイー)と呼ばれる女性も。
アンイーもシャーマンですが、タンキーと異なる点は、タンキーが神の言葉を伝える役目を持っているのに対して、アンイーは死者の言葉を伝える巫女的存在なんだそう。
日本で言えば、青森県恐山のイタコさんと同じ感じ?
アンイーは、女性だからなのか、タンキーのように五法神器でその体を傷つけることは無いようでした。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
イチオシ
この女性も紅姨(アンイー)?
やはり進香団と三鳳宮に来ていて、境内に上がって行く階段で不思議な踊りを見せてくれました。
その恍惚とした表情が、一種独特。
日常を越えた何かを見つめて浮かべる表情と言うか何と言うか…。
やはり、シャーマン的役割を果たせる人って、男でも女でも、或る資質が無いと出来ないんでしょうね。 -
上掲の画像の紅姨(アンイー)らしき女性。
三鳳宮前の階段あたりを踊りながら、やっと境内の祭壇へ。
その時、一瞬浮かべた表情がずいぶん違って見えたのは気のせい?
祭壇前にいたのも束の間、また踊りながら外へ出て行ってしまったこの女性。
一緒に来ていた進香団の人々も、ちょっと呆れた感じで「今日は激しいね。」と言っていたのが、なぜかいまも印象に残っている…。 -
進香団を率いて、三鳳宮前で紙銭を焚いていたこの人も童?宛(タンキー)だったのかも?
そうだとしたら、タンキーの外見もさまざま。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
三鳳宮で見た八家将や童?宛(タンキー)、進香団の中でも、一番印象に残っている場面を何枚かアップします。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
ここは祭礼の日の三鳳宮の境内。
いつにない人だかりが見えた。
八家将に扮した少年たちや進香団に取り囲まれているのは、これから祭礼の身支度をするタンキーらしき少年。
画像下方に、その少年が顔をやや仰向けて座っているのが見えています。
これまでは、境内で祭礼の身支度をする様子は見たことが無いSUR SHANGHAI。
しばらくその様子を見てみます。 -
同じく三鳳宮の境内。
この画像ではよく見えないんですが、上掲の画像の童?宛(タンキー)らしき少年が祭礼の身支度中。
もう一人、既に祭礼の身支度を済ませた少年も、画像左手に。
SUR SHANGHAIも、ちょっとあの人ごみの中に入って行ってみます。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
下りて行ってみた三鳳宮の境内。
ん(・・? 周りのみんなも一緒になって何かに注目しているけれど、何だろう。
さっき見えた二人の童?宛(タンキー)らしき少年の身支度がまだ終わっていないの?
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
人混みを掻き分けて、童?宛(タンキー)らしき少年の一人に近づく。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
彼の体を飾っているのは、細い線描きの刺青と、色とりどりの花や羽根がついた長い針金。
耳元の大きな花飾りも印象的。
まるでヒンズー教のタイプーサムのようないでたち。
タイプーサムと同じように、あの針金は皮膚を突き通してあるんだろうか。
う〜ん、ここからだとよく見えない。
これで祭礼準備は終了? と思ったら、まだ支度は済んでいないようで、白シャツの介添え人が近寄って行く。
これから何が? -
白シャツの介添え役が取り出したのは、大貫針という長さ1m以上の針金。
それを見た時に、もうこのシーンが想定されたので、衝撃は少なかったと思う。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
スルスルと針金が、童?宛(タンキー)らしき少年の頬を突き抜けて行く。
介添え役が口に含ませて吹き付けているのはお酒。
邪気避けの意味と消毒も兼ねているのかも?
こういう介添え役には、何か特別な名があるんだろうか、とふと思った。 -
祭礼の支度が済んだ少年童?宛(タンキー)。
頬を刺し通した2本の大貫針も、耳元の花に隠されると、口にくわえているだけのように見える。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
身支度が済んだ童?宛(タンキー)らしき少年を正面から見てみる。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
口元を左右に貫いた2本の大貫針のほか、額や耳、喉元、腕には皮膚を一針刺し通した飾り付き小貫針が数本。
背中の針金は、神銭と一緒に紐で固定されているだけ?
耳元を飾る花は、長い針のピアス風に固定されていた。
ポーズをとった体全体が、緊張でずいぶんこわばっているような…。
トランス状態にあると言っても、やはり無駄な動きをするとあちこち痛むに違いない。
後に見える人物が手に持っているのは黒令旗。
この旗が進香団の先頭を飾ります。 -
もう一人の童?宛(タンキー)らしき少年の支度も済んだ。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
三鳳宮前の階段を下りながら、顔に京劇の隈取のような化粧をした八家将たちは何やら踊るような仕草。
それと一緒に階段を下りて来た少年たちは、五法神器の内、ノコギリ風の鯊魚剣や短剣風の七星剣を持っていた。
あ、やっぱり二人はタンキーだったんだ。
一つ不思議なのは、この進香団は三鳳宮を去る時に祭礼の儀式を行った点。
これまでに見た進香団のお参りの儀式は、境内に入る前に行われていたのに。
特別なお参り方法だったんだろうか。 -
上の方で画像を出した少年童?宛(タンキー)とペアを組んでいたもう一人の少年タンキー。
手に持つノコギリ状のものは五法神器の一つの鯊魚剣。
隠れて見えないもう一方の手には短剣風の七星剣も持ってます。
細い線で描かれた龍らしき刺青も勇ましい。
飾りのついた長い針金を紙銭と共に何本も背負い、口元と喉元には大貫針が突き通されたいでたち。
八卦図を象った玉(ぎょく)のペンダントも付けています。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
こちらの少年の耳元にも花飾りがあるんですが、もう一人の少年と比べるとシンプル。
二人が並んでいる姿を比べると…、 -
…体格も装飾も異なるペアの少年童?宛(タンキー)。
後に続く少年は、前に立つ少年よりも線が細く、花飾りが多い。
ひょっとして、これは男女のペアを暗示しているのかも?
…と思ってしまったSUR SHANGHAI。
間違いでしたら、お許しを。<(_ _)>
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
イチオシ
舞のような型を披露しつつ、SUR SHANGHAIのすぐ目の前にやって来た少年少年童?宛(タンキー)の一人。
恍惚としたその表情。
口元を刺し通した大貫針のほか、額や耳たぶ、咽元、腕の皮膚を一針突き通した飾り付き小貫針が痛々しくも美しい。
盛大に針金を背負った背中もチラリと見えたけれど、皮膚を貫いているのかまでは見届けられず。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
上掲の画像の少年童?宛(タンキー)を別の角度から。
背後には、進香団の先頭を飾る黒令旗も見えています。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
イチオシ
もう一人の少年童?宛(タンキー)が、勇壮に鯊魚剣を振り回す。
その目元がやけに落ち着いて涼しげ。
ただ、口元や咽元を貫いた大貫針が皮膚を破ってしまうんじゃないかと、見ているほうが怖かった。
これがこの進香団のお参りのクライマックスだったのかも。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。 -
爆竹の残骸が盛大に残る三鳳宮前の広場。
奥に見えるのが三鳳宮。
お参りを終えたあとの進香団は、表情も和らいでホッと一息。
その片隅では、介添え役のおにいさんたちが、この日の役目を終えた少年童?宛(タンキー)の心身状態を見極めながら、徐々にこの日のいでたちを解いていた。
●注: 童?宛(タンキー)の≪?宛≫の字が文字化けしていますが、これは≪乱≫の≪舌≫を、≪占≫に置き換えた字です。
最初に顔面周辺の大小の貫針が抜かれて、助手役の少年に手渡されると、緊張が一挙に解かれたのか、放心状態になったタンキー。
さっきまでのシャーマンとしての顔付きが一気に変わったように見えた。
こうしてまた一つの祭礼が過ぎ去った三鳳宮。
もうしばらく道教の祭礼の日を見ていないけれど、台湾のシャーマンたちはいまも変わらず台湾を巡り歩いているだろうか。
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