2013/05/02 - 2013/05/11
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montsaintmichelさん
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この世のものとは思えぬ佳景に魅了されたギリシャ神話の英雄ヘラクレスや海神ポセイドンは、愛する妖精のために街を拓いてその景観を贈りました。そんな伝説が残るイタリアの世界遺産「アマルフィ海岸」は、「世界一美しい海岸線」とも「レモン街道」とも称されます。カプリ島やアマルフィ海岸、ソレント半島など南イタリアの人気都市へのハブとなるナポリをベースに、アマルフィ海岸のスリリングなドライブを堪能してまいりました。そして天空から降臨した女神アマルフィからのご褒美が…。想定外だった「エメラルドの洞窟」も楽しむことができました。
フィレンツェの重みある歴史や伝統ある町並みの鑑賞とは対極にある大自然相手の観光ですので、肩の力を抜いて長旅の緊張感を解すにはうってつけです。今回のイタリア旅行のメイン・テーマである、カプリ島への序章に相応しいドライブになりました。
<日程>
5月2日:出発(関空~ローマ経由ミラノ)アリタリア航空(AZ793便)
アタホテル クァーク宿泊
5月3日:午前 ミラノ観光
午後 ヴェローナ観光
アマデウス(ヴェネツィア本島)宿泊
5月4日:ヴェネツィア観光
午後 フィレンツェへバス移動(245km)
クローチェ・ディ・マルタ宿泊 (2連泊)
5月5日:午前 フィレンツェ観光
午後 ピサ観光
クローチェ・ディ・マルタ宿泊 (2連泊)
5月6日:午前中フリータイム(ドゥオーモまで団体行動)
ランチ(中華料理)後、
イタリア版新幹線「イタロ」でナポリへ
ヌオーヴォ城(車窓)→ポジリポの丘(下車)→卵城(下車)
ホリディイン・ナポリ宿泊
5月7日:アマルフィ海岸ドライブ(3時間半)
ナポリ→ポジターノの丘→コンカ・ディ・マリーニ
(エメラルドの洞窟)→アマルフィ展望台
→ランチ→ポンペイ遺跡(1時間15分)→カメオ工房見学
高速船でカプリ島へ移動(45分)→フリータイム
(アウグスト公園散策)→夕食後フリー散策(夜景)
レジーナ・クリスティーナ宿泊
5月8日:カプリ島観光
午後 ナポリ港着後、ローマへバスで移動
シェラトン・ゴルフ・パルコ・デ・メディチ宿泊(2連泊)
5月9日:ローマ市内観光
シェラトン・ゴルフ・パルコ・デ・メディチ宿泊(2連泊)
5月10日:午前 ローマ市内観光
観光後、ローマ空港へ
アリタリア航空(AZ792便)で一路関空へ
5月11日:関空着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ナポリ ヌオーヴォ城(車窓)
フィレンツェSMN駅からイタリア版新幹線「イタロ」で約2時間半でナポリ駅に到着。駅の先で待機していたバスに慌しく乗り込みます。市内はラッシュアワーなのか、結構渋滞しています。添乗員さん曰く、「ナポリは移動時間が読めない」のだそうです。これから市街中心部を通って「ポジリポの丘」へ向かいます。
13世紀末にアンジュー家シャルル1世によって建造された城を15世紀にアラゴン家アルフォンソ1世が再建した王家の城。卵城と区別する意味で「新しい城」と命名しています。別名アンジュー砦とも呼ばれ、正面に3つの円筒形の塔を持ち、2つの塔の間に凱旋門が建っています(生憎、写真は裏側。)。凱旋門は、アルフォンソ1世の入場を記念して建てられたもので、ゴシック・ルネッサンス期の傑作だそうです。
卵城や王宮、ヌオーヴォ城一帯のナポリ歴史地区は、世界遺産に登録されています。ヌオーヴォ城の内部は市立博物館になっており、パラティーナ礼拝堂にはジョットのフレスコ画の一部が残っています。現在、この城の回りでは地下鉄の工事が進められています。 -
ナポリ(車窓)
ナポリのゴミ事情は、事前情報よりましな方でした。市内のゴミ処理については、マフィア絡みの清掃業者によるストライキが続いていたようですが、我々が通った道路沿いは整然と清掃されていました。
ただ、浮浪者が多く、道行くドライバーにお金を無心する光景をあちこちで目にしました。ナポリの治安の悪さについては、添乗員さんからも厳重に注意がありました。決して気は許せません。 -
ナポリ(車窓)
椰子の木が優雅に風にそよぐ、海辺にある市立公園。さすがナポリ、南国情緒豊な街並みです。
ナポリは、南イタリアの最北に位置するカンパ―ニア州都。カプリ島やアマルフィ海岸、ソレント半島など南イタリアの人気都市へのハブとなる街だけでなく、諺に「ナポリを見てから死ね」とあるように風光明媚な観光地として知られています。美しい海に燦々と輝く太陽、温暖な気候と陽気で情熱的な人々、そして美味しい料理。雄大なヴェスヴィオ火山を遠景に、緩やかな弧を描く海岸線の景観は、まさに絵葉書のような美しさです。世界に知られるイタリアのイメージは、ここナポリが発祥です。しかし、そうしたイメージ゙とは裏腹に、数々の植民地支配の下、波乱万丈の歴史に翻弄され続けた街でもあります。 -
ナポリ 卵城(車窓)
カラッチョーロ通りに入った所でバスの車窓に卵城が見えました。
卵城の裏手の海岸がサンタ・ルチア港になります。 -
ナポリ(車窓)
海の遥か向こうには、明日行く予定のカプリ島が青く霞んで見えています。
古代ギリシア人は海から見た島の形からカプロス(猪の意)と呼んだそうです。また、別の説では、「寝そべったヤギ」のように見える輪郭から、山羊を指すラテン語の「カプレー」が語源とも。添乗員さんは後者で説明されていました。歴史ある島ですので、色々な言い伝えがあって当たり前なのでしょう。
個人的にはスリッパに見えて思わず吹き出しそうになりました。クロコダイルにも見えますね。 -
ナポリ ポジリポの丘
丁度、雲に覆われたヴェスヴィオ山の中央付近から虹が立ちあがっています。
世界三大夜景とは日本の旅行会社が発案した言葉で、一般に、函館、ナポリ、香港を指します。香港はヴィクトリア・ピーク、函館は函館山。ここまではクリアできるでしょう。しかし、ナポリの夜景が何処なのかを言える人は少ないそうです。ナポリの夜景とは、ここ「ポジリポの丘」という広場からの景観です。ナポリを紹介する観光パンフレットには、昼夜問わずここから撮影した風景がよく使われています。
ツアーでここに立ち寄ってくれるのは希少ではないかと思います。 -
ナポリ ポジリポの丘
因みに、「世界新三大夜景」と言うのもあります。一般社団法人・夜景観光コンベンションビューローが日本の夜景鑑定士3500人へのアンケートを元に長崎市で開催した「夜景サミット2012 in 長崎」において、長崎、香港、モナコを「世界新三大夜景」と認定したそうです。どちらにも、日本の観光地が含まれている訳は、日本人の贔屓目なんでしょうね。因みに、日本三大夜景は、函館山、摩耶山掬星台(神戸六甲山)、稲佐山(長崎)です。 -
ナポリ ポジリポの丘
ナポリ湾とは反対方向を撮ったものです。
ナポリの町並みは、ゴシックやバロック、ロマネスク様式といった歴史的な建造物が不規則に乱立し、ここさえ押さえれば全体像がつかめると言うランドマークが存在しません。つまり、万華鏡を覗いた時のように小さな断片がそれぞれ自己主張し、その絶妙なバランス感覚がナポリの魅力かもしれません。
海を見下ろす丘陵に群がる建物は、岩場に密着する色とりどりの珊瑚礁を彷彿とさせます。 -
ナポリ 卵城
サンタ・ルチア港の手前でバスから下車し、5分程の写真タイムです。この埠頭までは結構距離があります。卵城と対峙する形で5星ホテルのグランド・ホテル・ヴェスヴィオが建っており、映画スターや芸術家たちの御用達ホテルだとか。
卵城は、サンタ・ルチア港の小島に突き出た要塞のように建つ、ナポリの街で一番古い城。元々ここにローマ帝国時代にルクルスが建築した豪華な別荘があったそうです。11世紀にノルマン王によって要塞としての機能を拡大し、アンジュー王家の時代には政治犯などを収容する牢獄や納税倉庫として使われました。城を築くに当たり、基礎の中に卵を埋め込み、「卵が割れる時、城はおろかナポリの街にまで危機が迫るだろう」と呪文をかけたことが城の名の由来。これとは別の由来では、上空から眺めた城の形が卵型だからとも。
残念ながら内部は非公開だそうです。 -
ナポリ 卵城
卵城の屋上からは、ナポリの街並み、サンタルチア港、ヴェスヴィオ山までが見渡せるそうです。ゲーテが言った「ナポリを見て死ね」は、この卵城からの景色を見ておけ!と言っているのだそうです。夕暮れ時などシルエットになると、巨艦が浮かんでいる様にも見えるそうです。
こうして見ると海から突き出た要塞と言われる所以が判ります。 -
ホテル ホリデイイン・ナポリ
何処にでもある無難なビジネスホテル・チェーンのホリデイインに宿泊です。到着はまだ日のある19時過ぎでしたが、治安が悪いのでホテルに軟禁状態です。夕食もホテル内のレストランで摂ります。
日本からの他のツアーの方もここを利用されていました。 -
ナポリ(車窓)
無事、ナポリの夜が明けました。午前中は、アマルフィ海岸のドライブです。アマルフィ海岸は道幅が狭いため、ミニバス2台に分かれて出発します。昨日までヴェールに覆われていたヴェスヴィオ山もその雄姿を見せてくれています。
旅程では約1時間と記されていましたが、3時間半程、ドライブ+洞窟体験で「世界一美しい海岸線」の景観を満喫しました。約1時間というのは、正味アマルフィ海岸だけのドライブ時間を言っているのだと思いますが、誤解され易い表現です。因みに、ポジターノの丘まででも片道1時間強かかります。
バスの座席は、後続車両の右側が写真撮影に適していると思います。なぜ後続車両かと言うと、ガイドさんは先頭車両に乗車し、無線を通じて説明します。ですから、先頭車両が説明を受けてからカメラを構える余裕ができます。ただし、予習を怠ると何処にあるのか探すのに時間を要すかも。 -
ソレント半島(車窓)
まず、ナポリ湾に突き出たソレント半島南岸に位置するポジターノを目指します。
海の碧さと空の蒼さがうまいこと馴染んでいます。スフマート技法で描かれた絵画を鑑賞している気分です。 -
谷を渡るベスビオ周遊鉄道(車窓)
ナポリとヴェスヴィオ山周辺地区を結ぶヴェスヴィオ周遊鉄道という小さな私鉄が運行しています。そのナポリ−ソレント線です。左側の車両は落書だらけで、まさにローカル線という雰囲気。すべて各駅停車だそうです。 -
ソレント港(車窓)
ポジターノは「アマルフィ海岸の宝石」と称され、アマルフィと並ぶ観光スポットになっています。道路はヘアピンカーブの連続。まるでジェットコースターに乗っているようにスリリングです。現地ドライバーは結構飛ばすので酔い止薬があると重宝します。 -
アマルフィ海岸(車窓)
アマルフィ海岸とは、1997年に世界文化遺産に登録されたカンパーニア州サレルノ県ソレント半島南岸のソレント〜ポジターノ〜アマルフィ〜サレルノに至るまでの約30kmの海岸線一帯を指し、「世界一美しい海岸線」とも「レモン街道」とも称されます。地中海の中心という恵まれた立地と風光明媚な景観を作り出す背後の断崖絶壁が自然の砦となり、アマルフィには840年には15の町が存在しました。その歴史はヴェネツィアやジェノバよりも古く、地中海を航行する際に羅針盤を最初に使用したのもアマルフィでした。市街にはヨーロッパやビザンチン、イスラムなどの様式が複雑に混ざり合った独特の街並みが遺され、高級リゾートのポジターノやラヴェッロなどはその代名詞です。急勾配な斜面に貼りつくように広がった街には、迷路のように道幅の狭い通りが張り巡らされています。自然の地形を利用し、葡萄やオリーブ、レモンなどを栽培するなど文化的意義もあることから世界遺産に登録されたそうです。 -
アマルフィ海岸(車窓)
ミニバスは、バネを軋ませながら、このような急峻な断崖絶壁に開かれた道路を崖にへばりつきながら進んでいきます。山側にそそりたつ山肌も、荒々しい相貌で迫力満点です。
しかし、日本の山岳地帯に見られるような岩石の崩落防御設備はほとんど整備されていません。崩落の危険がないとは言い切れませんので、まさに命がけのドライブだとも言えます。今まで崩落事故の情報は聞いたことがありませんが…。 -
アマルフィ海岸 ポジターノの丘
アマルフィ海岸の西の玄関口の丘の上からポジターノの街をやさしそうな表情で見守っている聖母マリア像です。
崖崩れが我々の行く手を阻まないように、ささやかながらお祈りさせていただきました。(にわかクリスチャンに変身!) -
アマルフィ海岸 ポジターノの丘
小さな入江の崖に沿って階段状に家々が建ち並び、入り組んだ小径が迷路のように走る様は、まるで絵画を観ているようです。断崖にしがみつくようにピンクやオレンジの色使いの館が密集し、それが荒々しい山肌に不思議とマッチして独特の雰囲気を創り出しています。
地中海沿岸特有の岩でゴツゴツした断崖と地中海性植物特有の深い碧、降り注ぐ太陽の光を映すレモンの鮮やかな黄色、碧い海と蒼い空。まるで宝石箱を覗いたかのような錯覚に陥ります。とても言葉では語り尽くせませんが、誰もが憧れる風光明媚なアマルフィ海岸への思いを馳せてみました。
因みに、真中辺りにある砂浜は、映画『アマルフィ 女神の報酬』のラストシーンが撮影された場所。そういえば、マリサ・トメイ主演映画『オンリー・ユー』はポジターノが舞台でした。ソフィア・ローレンの別荘もあるそうです。でも断崖絶壁に建てられており、毎日が山を登ったり降りたりで日常生活はとても不便でしょうね。メイドさんもいるし、別荘として割り切っているのでしょうね。 -
アマルフィ海岸 ポジターノの丘
ポジターノの街の眼下に広がる海は、ティレニア海。逆光でなければ、目の覚めるほど色鮮やかなコバルトブルー、エメラルドグリーンあるいはメディタレニアンブルー…の写真が撮れていたことでしょう。
ポジターノは、絹や香辛料を輸出する中心地となり、商業が繁栄して裕福な街となったそうです。60年代、絹や手編みのレースを使ったポジターノ独自のスタイルの衣服「モーダ・ポジターノ」がイタリア中で大人気になったそうです。その他、サンダル作りが有名です。サンダル作りはツーリストにも人気だそうです。 -
アマルフィ海岸(車窓)
ポジターノの丘に別れを告げ、続いてコンカ・ディ・マリーニ を目指します。
今まで大した渋滞に巻き込まれていないので、運がよければ「エメラルドの洞窟」に入れる時間があるかもしれません。 -
アマルフィ海岸(車窓)
とてもかわいらしいクーポラを冠したサンタマリア・アッスンタ教会です。煉瓦色の教会とコバルトブルーの海とのコントラストが目に鮮やかです。
教会の下の海岸が、ポジターノ海岸となります。 -
アマルフィ海岸(車窓)
通ってきた海岸線を振り返るとこんな具合になっています。
実際にバスの右側座席に座っていると、絶壁の淵に立たされて海まで落ちてしまいそうな気分になる箇所も少なからずあり、とてもスリリングです。
この辺りの海岸線は、山が海に直接落ち込む典型的なリアス式海岸です。日本ならトンネルを掘って短絡するのでしょうが、しかしここは世界遺産。山の中腹を等高線に沿って1本の狭い国道が走り、魅力的な小さな街々を結びながら東端のサレルノまで延々と続いています。 -
アマルフィ海岸(車窓)
カプリ島に浮かぶ3つの海蝕柱「ファラリョーニ岩礁群」が遥か遠くに蒼く霞んで見えました。こうしたモノトーンの情景は旅情を揺さぶります。 -
アマルフィ海岸(車窓)
山側に町が一望???
そうではなくて、道路の一画にアマルフィの街のミニチュアが飾られています。 -
アマルフィ海岸(車窓)
「マリアさま」というガイドさんの声に前方を見ると、海岸線に切り立った岩が露出しています。よく見ると右端に聖母マリアらしきものが佇んでいます。 -
アマルフィ海岸(車窓)
ここまで接近するとイエスを抱いた聖母マリアそのものです。丁度逆光になり、プロフィールがそっくりです。自然の造形とは言え、神々しい限りです。自然は、芸術家なんだなぁ〜と感慨に浸ります。
日本なら「観音岩」なんでしょうね。日本海の奇岩奇跡を彷彿とさせる所があります。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ
アマルフィの南西約4kmにあるコンカ・ディ・マリーニのドライブイン(土産物屋)でトイレ休憩を取ります。
駐車場にある展望台からのリアス式海岸の眺めも抜群です。切り立った断崖とエメラルド色に煌く海が複雑に入り組む美しさは絶品です。海の色がエメラルドグリーンから徐々にコバルトブルーに変遷していくグラデーションの妙は溜め息ものです。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ
遥か彼方の断崖に立ち並ぶ建物が、まるでミニチュアのようです。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ
ショップの反対側の眺めです。海が穏やかで、丁度、入り江のようになっています。
ここで添乗員さんから提案がありました。時間があるので、ここで「エメラルドの洞窟」に入るか、このままアマルフィ海岸線をドライブするか選択できるというのです。全員一致で「洞窟」に即決。このように機転を利かせるには、KKD(勘と経験と度胸)が必要です。なぜなら、事故が起こった場合、添乗員さんも責任の一端を負うことになるからです。ですから、旅程にないオプションの場合は、ツアーメンバーにも地に足をつけた慎重な行動が求められます。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ
ドライブインから歩いてすぐの所に、道路から海岸へ降りられるエレベーターが設置されています。それに乗ってほどなく、先ほど見下ろしていた入り江に出られます。入り江から洞窟入口までは徒歩で行けます。 -
アマルフィ海岸 エメラルドの洞窟
洞窟の入口に到着。鍾乳洞のような雰囲気に否応なしにテンションが上がります。
実は、事前情報でコンカ・ディ・マリーニで「エメラルドの洞窟」に入ったとのレポを見たことがありました。しかし、ツアーでは非常に稀なケースでしたので、ありえない話としてここはノーチェックでした。 -
アマルフィ海岸 エメラルドの洞窟
船着場には立派な鍾乳石が並んでいます。洞窟内は所々ライトアップがなされ、料金は5ユーロと良心的価格です。その分、チップをはずんであげましょう。 -
アマルフィ海岸 エメラルドの洞窟
入口にある船着場から30名位乗れる手漕ぎボートで洞窟の奥へゆっくりと漕ぎ出します。しかし、見えるのはライトアップされた鍾乳洞だけです。 -
アマルフィ海岸 エメラルドの洞窟
暫くすると、右手の暗闇の中にエメラルドというよりはミルキーブルーに煌く水面が映りました。
1932年に発見された洞窟ですが、洞窟へは歩いて入れるのでカプリ島の「青の洞窟」のように手漕ぎボートで狭い入口を潜るというスリリングなアトラクションはありません。洞窟の一部に穴が開き、そこから差し込んだ光が海底で反射して海面がミルキーブルーに染まります。船頭さんが「チョーキレイ!」と言いながら10分弱で洞内を1周してくれます。恐らく、日本女性が「チョー綺麗」と言ったのを真似しているんだろうと、彼らのサービス精神を微笑ましく思いました。 -
アマルフィ海岸 エメラルドの洞窟
ミルキーブルーに近い発色ですが、最初輝いているのは光が差し込む小さな穴の付近に限られています。しかし、船頭がオールで海面を波立たせると一瞬にして一面ミルキーブルーに変身。これは感動ものでした。
水深10m程だそうですが、透明度が高いので海底に沈められたマリア像が波間に浮かぶという趣向もあります。しかし、角度によって見える見えないがあるようです。 -
アマルフィ海岸 エメラルドの洞窟
カプリ島の「青の洞窟」には知名度・集客力で劣るそうですが、観光地化され有名になりすぎた「青の洞窟」よりは、本質の自然の美しさに浸れるスポットだと思います。「青の洞窟」に入れる確率は、年平均20%程、冬場は10%に満たないそうですが、この洞窟はそれに比べかなりの確率で入れるようですのでお勧めです。エメラルドと命名しているのは、「青の洞窟」への謙譲なのでしょうね。色合いは、見た目ほとんど同じだと思います。厳密には、水深が浅い分、グリーン系が混ざっているように思います。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ
エメラルドの洞窟を満喫できました。これで、もし「青の洞窟」に入れなくても諦めがつくというものです。添乗員さんの機転に感謝です。
明日行く予定のカプリ島の「ファラリョーニ岩礁群」が遙か遠くに霞んで見えます。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ
ドライブインの一画にはフルーツスタンドがあり、妙に大きなレモンやマンダリンオレンジ(ミカンと同類)を販売しています。また、オリーブオイルやドライ・トマトなども販売しています。 -
アマルフィ海岸 コンカ・ディ・マリーニ(車窓)
延々とソレントから辿ってきたアマルフィ海岸線が、長い湾曲した尾を引きながら見送ってくれています。 -
アマルフィ海岸(車窓)
岬の上に遺跡のような建物が見えます。その隣には別荘のようなものも見えます。古いものと新しいものが、わだかまりなく融合しているのがイタリア文化の特徴のひとつでしょう。 -
アマルフィ海岸(車窓)
毎年6月末には、アマルフィの守護聖人 聖アンドレアのお祭りが開催されます。聖アンドレアは、イエスと洗礼者ヨハネの弟子。彼はイエスの死後、小アジア、マケドニア、ロシアなどへのキリスト教伝道を行い、最後はギリシャのパトラスで X字(アンドレア十字)の磔刑で殉教しました。 -
アマルフィ海岸
アマルフィ手前でバスを下車し、暫し写真タイム。これでアマルフィ海岸も見納めです。この海岸の正面の建物が密集している所がアマルフィの街になります。 -
アマルフィの歴史
ヘラクレスがアマルフィ(ニュンペー)と仲睦まじく暮らしていたある日、突然彼女が亡くなります。それを嘆いたヘラクレスは、この世で最も美しい場所に彼女を埋葬しました。その土地を開拓して街を造り、アマルフィ女神と名付けました。これが地名の由来になっています。
アマルフィ公国は、アマルフィを中心に9~12世紀に栄えた海洋都市国家。ピサ、ジェノバ、ヴェネツィアなどの都市国家が台頭するまで商業の中心地として地中海貿易を支配し、イスラム文化との接触が生んだ独特の建築様式が、この地を世界屈指のドラマチックかつロマンチックな景観に変貌させました。しかし、その繁栄は長くはありませんでした。ピサ人の侵略を受けて商業は停滞し、北イタリアの諸都市との戦いに疲弊しました。そして、1343年、地震と嵐という決定的な災害に見舞われて港が壊滅。加えて、1348年にはペストが猛威を振るい、海運大国の地位から滑り落ちました。こうして世界一の海岸線とその伝説だけが今に遺されました。
旅程では約1時間となっていたアマルフィ海岸ドライブ。どうせお茶を濁すようなドライブだろうと侮っていましたが、終わってみると実に3時間半の内容の濃いものでした。シーズン前ということもあり、交通渋滞がなかったことも奏功しました。
バスはいつしか海岸線を離れ、緑の濃淡が美しい山間を走っています。午後の旅程は、ランチ後ポンペイ遺跡見学です。この続きは⑩ポンペイ遺跡編でお楽しみ下さい。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- recogei7さん 2025/02/08 10:28:12
- 大変参考になりました
- 4月下旬から約1か月イタリアを周ります。なさった旅行を追体験できる旅日記で、とても参考になりました。
- montsaintmichelさん からの返信 2025/02/09 06:58:34
- RE: 大変参考になりました
- recogei7 様
当方のイタリア旅行記にアクセスいただきありがとうございました。
情報が古くなっているものもあるかと思いますので、最新情報と照合してご参考になさっていただけると幸甚です。
こうしたコメントを頂けると旅行記の励みになります。recogei7様のイタリア旅行記を楽しみにしております。長旅のようですので、愉しい旅行となるようお祈りします。
montsaintmichel
- recogei7さん からの返信 2025/02/09 09:51:15
- RE: RE: 大変参考になりました
montsaintmichel 様
私は、旅行は行きっぱなしで、 montsaintmichel 様のような、立派な旅行記を残したことがないのですが、今回は、頑張ります。(笑)
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