フィリピン（４）パラワンまさかの大逆転

2013/03/18 - 2013/03/24

エルニド村を発ちパラワン島をひたすら南下、州都プエルトプリンセサを目指します。

実は村の海辺の１コマに恋焦がれるよりも遥か昔に「フィリピンには世界遺産にもなってる地下河川がある」と耳にした事が。「地下河川」。幼い頃から洞窟系に激しく胸高鳴る性分でした。アングラリバー！！

しかしここ最近地下河川の保護に熱心すぎるフィリピン政府に行く手を阻まれ、事前に日本から河川ツアーに申し込むもどこもかしこも定員オーバー、絶体絶命。

諦め半分、いや諦め９割でトボトボ赴いたプエルトプリンセサで完全なる想定外の奇跡が。

エリア パラワン島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

名残り惜しいエルニド最後の朝

夜更かし旅行者に対して働き者の村人チームは超早起き

僕の部屋前に常駐してた専属ガードマン

トライシクルで10分ほどのバスターミナルへ

ちなみにカラフルなトライシクルのフロントガラス周辺にはドライバーの家族の名前とか愛称が大書されています

村と州都プエルトプリンセサを結ぶ路線にはジプニーや大型バスも

エアコン無しの車内より風を切る天井裏の方が楽しげだけど未舗装の凹凸道を含む９時間の道のり…ファイト

多くの旅行者はエアコン完備のミニバスで

上に積んだ荷物は見事に包まれ汚れることもなく

決して広くはないものの全員ちゃんと座れます

朝９時の便に乗ったので途中２か所の停車の間にトイレ休憩と昼食を

牛肉を甘辛く煮込んだカレカレ

修行僧の如く穏やかな眼差し…過酷な山道でも微動だにせず

車の天井裏に固定されたヤギ（alive）を追い抜く

ビュンビュン飛ばすミニバスはほんの３時間弱でプエルトプリンセサ郊外のサンホセターミナルに到着！

市街地まではトライシクルで10分強

空港と市街地を結ぶ大通りを中心に広がるコンパクトな町です

大通りの西端にそびえるイマキュレートコンセプシオン教会

日本から地下河川ツアーを取り扱う現地代理店に片っ端から直接問い合わせてもマニラの知人を介して直接頼んでもらっても「すでに数か月前から定員オーバー」とにべもなく

以前は際限なく見学者を募って何時間も現地で待たせたそうですが昨今は環境保護の観点から地下河川に入れる人数を制限しています

飛び込みで何とかなるかも？キャンセル出てるかも？一縷の望みを胸に教会でお祈り

宿のフロントを始めいくつかのツアー会社を訪ねるも「無理です」…やっぱり

また次回！と気を取り直し街歩き

大通りの一本北側マルバー通りから市場に連なる露店は大盛況

賑わう夕どきの市場

南の国でよく見かけるアーティスティックな魚のディスプレイ

通り雨…少しの距離でもトライシクル利用は当たり前

ドライバーに「地下河川が見たくて日本から来たのに残念」と話したら「何とかしてやるよ」「？！」

半信半疑（否９９％疑いつつ）で宿と名前を告げてドライバーRamieに全てを託す事に

雨があがり目抜き通りの交差点近くで見つけた屋台群に

屋台の定番イニハウマノック（焼き鳥）は注文をとってから焼く仕組み

20本！30本！地元の人たちが大量注文した後に「ごめんなさい…2本」隣のおじさん爆笑して「先に日本人のために2本焼いてやれ」

ありがとう！柔らかくて懐かしくて美味でした

こじんまりとした屋台村ながらバリエーション豊か

スーパーで買ったビールでおいしくいただき大満足で宿で寝転がった直後に「明日の地下河川ツアー行けるって！」驚いた顔でフロントの男子が部屋まで告げに来ました

一体どんな手を使って？よく分からないけど明朝8時に迎えの車が来るそうな…まだ信じられない？イエス様ありがとう！期待と不安半々でおやすみなさい