ドブロブニク旅行記(ブログ) 一覧に戻る
アドリア海に面した小さな都市国家は、なかなかユニーク。<br />作られたのは600年代だけど、<br />オスマントルコの攻勢に侵入を阻止しようと作られた厚い城壁に囲まれた。<br />もちろんソフト面でも防備。<br />献納金を納めて配下に入り、自治を守り、東西の中継貿易で栄えた。<br /><br />ラグーサ共和国と呼ばれ、<br />1400年代には奴隷貿易を禁止し、<br />世界一早くアメリカを国家として認めた。<br /><br />周囲2キロの城壁の中はOld Townと呼ばれ、今は屈指の観光地。<br /><br />歴史的建造物もいいけれど、小さなな路地が面白い。<br />迷う方が楽しい街歩き。噴水や水道があって、水も飲める。<br />普通に暮らしている人たちの家は、観光客に見物される。<br />猫はカメラ目線を取ってくれるほど人なれしている。<br /><br />ケーブルカーで山に登った。<br />フォト<br /><br />旧ユーゴの内戦(92~95年)のときは<br />この山から狙い撃ちされた。<br />地下室に逃げて難を逃れたが、食料調達に出て行った人たちが狙い撃ちされ、<br />200人くらいの市民が亡くなったという。この明るさからは想像できないが、ところどころに残る砲弾の跡が物語る。<br /><br />独立後は、観光こそ自立への道と、<br />修復を急ぎ、世界遺産の危険リストからはいち早く除外された。<br />正解。ハード面とソフト面を整えてこそ、観光地の王道に君臨する。<br /><br />一人旅の日本の女性は東北大震災を経験した。<br />バーンアウトする前に、休みを取って好きだった旅行がもう一度できたことを感謝していた。<br />夕陽をみながら、<br />止まらない話を<br />久しぶりに相談員になった気持ちで聴いていた。<br />私を一目見て、自分と同じ雰囲気の人だと直感したという。<br />話してみれば、同じフィールドにいる人だった。<br />遭ったのは偶然じゃなく必然だなあ。<br />深夜まで話し込むことになった。<br /><br />フォト<br /><br />地元で観光客に売れる絵を描いているトムおじさん。<br />手のひらサイズでかわいい。<br />下手な写真よりずっといい。<br />話しているうちに時間が足りなくなり、ご飯を一緒に食べることになった。<br />物価の最高級に高いドブロでも<br />リーズナブルでおいしい店に案内してくれた。<br />ラグーサの歴史を誇り高くはなし、<br />聞きたかった戦時中の生活を話してくれた。<br /><br />観光目的なのだけれど、自分の関心は<br />やはり人と話すこと。面白い人たちと出逢えると来てよかったと思う。<br />もう一度会いたいと思う人たちに会えると、<br />その場所でさえ忘れられない思い出の地となる。<br /><br />実は初めての一人暮らしが、ヨルダン。<br />ちょっとだけキキになった気分になる、城壁からの眺め。<br /><br />●明日はモスタルへ<br />http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10765415/<br /><br />●あしあと<br /><br />2012年7月3日 ヨルダン→2時間半→イスタンブール→1時間半→ザグレブ→1時間10分→ドブロブニク(飛行機)<br />7月5日 ドブロブニク→バス3時間→モスタル(ボスニアヘルチェゴビナ)<br />7月6日 モスタル→バス5時間→スプリト(クロアチア)<br />7月7日 スプリト→バス4時間→プリトビチェ<br />7月8日 プリトビチェ→バス2時間半→ザグレブ<br />7月10日 ザグレブ→イスタンブール→ヨルダン(飛行機)<br />

ちょっとだけキキになった気分★クロアチア①

12いいね!

2012/07/03 - 2012/07/05

892位(同エリア2024件中)

0

18

scomitcheese

scomitcheeseさん

アドリア海に面した小さな都市国家は、なかなかユニーク。
作られたのは600年代だけど、
オスマントルコの攻勢に侵入を阻止しようと作られた厚い城壁に囲まれた。
もちろんソフト面でも防備。
献納金を納めて配下に入り、自治を守り、東西の中継貿易で栄えた。

ラグーサ共和国と呼ばれ、
1400年代には奴隷貿易を禁止し、
世界一早くアメリカを国家として認めた。

周囲2キロの城壁の中はOld Townと呼ばれ、今は屈指の観光地。

歴史的建造物もいいけれど、小さなな路地が面白い。
迷う方が楽しい街歩き。噴水や水道があって、水も飲める。
普通に暮らしている人たちの家は、観光客に見物される。
猫はカメラ目線を取ってくれるほど人なれしている。

ケーブルカーで山に登った。
フォト

旧ユーゴの内戦(92~95年)のときは
この山から狙い撃ちされた。
地下室に逃げて難を逃れたが、食料調達に出て行った人たちが狙い撃ちされ、
200人くらいの市民が亡くなったという。この明るさからは想像できないが、ところどころに残る砲弾の跡が物語る。

独立後は、観光こそ自立への道と、
修復を急ぎ、世界遺産の危険リストからはいち早く除外された。
正解。ハード面とソフト面を整えてこそ、観光地の王道に君臨する。

一人旅の日本の女性は東北大震災を経験した。
バーンアウトする前に、休みを取って好きだった旅行がもう一度できたことを感謝していた。
夕陽をみながら、
止まらない話を
久しぶりに相談員になった気持ちで聴いていた。
私を一目見て、自分と同じ雰囲気の人だと直感したという。
話してみれば、同じフィールドにいる人だった。
遭ったのは偶然じゃなく必然だなあ。
深夜まで話し込むことになった。

フォト

地元で観光客に売れる絵を描いているトムおじさん。
手のひらサイズでかわいい。
下手な写真よりずっといい。
話しているうちに時間が足りなくなり、ご飯を一緒に食べることになった。
物価の最高級に高いドブロでも
リーズナブルでおいしい店に案内してくれた。
ラグーサの歴史を誇り高くはなし、
聞きたかった戦時中の生活を話してくれた。

観光目的なのだけれど、自分の関心は
やはり人と話すこと。面白い人たちと出逢えると来てよかったと思う。
もう一度会いたいと思う人たちに会えると、
その場所でさえ忘れられない思い出の地となる。

実は初めての一人暮らしが、ヨルダン。
ちょっとだけキキになった気分になる、城壁からの眺め。

●明日はモスタルへ
http://4travel.jp/traveler/scomitcheese/album/10765415/

●あしあと

2012年7月3日 ヨルダン→2時間半→イスタンブール→1時間半→ザグレブ→1時間10分→ドブロブニク(飛行機)
7月5日 ドブロブニク→バス3時間→モスタル(ボスニアヘルチェゴビナ)
7月6日 モスタル→バス5時間→スプリト(クロアチア)
7月7日 スプリト→バス4時間→プリトビチェ
7月8日 プリトビチェ→バス2時間半→ザグレブ
7月10日 ザグレブ→イスタンブール→ヨルダン(飛行機)

旅行の満足度
4.0
観光
5.0
ホテル
2.5
グルメ
3.5
ショッピング
3.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 洗濯物の干し方が豪快

    洗濯物の干し方が豪快

  • スルジ山頂からのながめ

    スルジ山頂からのながめ

  • 夕陽をみていたら、いつのまにかとっぷりと暮れて、夜景が待っていました。

    夕陽をみていたら、いつのまにかとっぷりと暮れて、夜景が待っていました。

  • 街をあるく

    街をあるく

  • イカのから揚げとビール。バゲットがうまい。

    イカのから揚げとビール。バゲットがうまい。

  • 大広場も歩く

    大広場も歩く

  • 猫にはパラダイス

    猫にはパラダイス

  • 城壁から眺める

    城壁から眺める

  • 見張り用の穴の形がおしゃれ

    見張り用の穴の形がおしゃれ

  • 夜更けにも歩く

    夜更けにも歩く

  • またネコ

    またネコ

  • あけっぴろげな噴水

    あけっぴろげな噴水

  • あちこちに噴水

    あちこちに噴水

この旅行記のタグ

関連タグ

12いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

クロアチアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
クロアチア最安 567円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

クロアチアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP