フィンランド極北イナリ村で先住民サーミの文化に触れる（カルチャー編）

2013/03/04 - 2013/03/13

今年はオーロラの当たり年！　　そこで半年前から入念にオーロラウォッチングツアーを計画しました

場所はラップランドの中でもオーロラ観測率の高いといわれるフィンランド・イナリ湖畔
時期は過去のデータを自分なりに整理して３月上旬に的を絞りました

経験からホテル近くでウォッチングするスタイルが自分には適しているのでイナリ湖畔のホテル・イナリに怒涛の９連泊！

フィンランドの極北イナリ村はラップランドの先住民サーミの中心地でもあり、村にはサーミミュージアムとコンベンションセンターがあります

この2箇所を訪れトナカイとともに暮らしてきた彼らの文化に触れてきました

エリア イナリ(フィンランド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはホテル近くのサーミ教会を訪れた

しかし冬季期間のためか残念ながら閉鎖されていた

スウェーデンのキルナで見たような木造の教会だった

次にサーミの文化を紹介するサーミ・ミュージアムに行った

完全に凍結したイナリ湖畔近くにあった

サーミ・ミュージアム

入場料は取られなかった

エントランス近くにはコートハンガーがある

１階はショップ、インフォメーションセンターとシアターになっている

オーロラファンが多い日本人向けに日本語で書かれたオーロラの本やDVDがあった

２階にはレストランと展示室がある

日本のCMにも出てくるサーミの民族衣装

サーミ・ミュージアムに行く手前に大きな木造の建物があった

林業大国フィンランドにふさわしい堂々たる木造の外装だ

SAJOSと呼ばれるコンベンションセンターで多言語で表示されていた

どこの国もハコモノは立派だ

内部も木材を多用したインテリアを採用

これはロビー

窓枠にもムクの木材（と思われる）を使用している
奥にはカフェテリアがあった

美しい北欧デザイン・インテリアのカフェテリア
窓際の花は残念ながらイミテーション

スチーム暖房が採用されている

ここで休憩しカフェ・ラテを飲んだ

PENTIK というフィンランドでは有名なブランドのテーブル・クロス（グラスも？）

常設かどうかは不明だがサーミのファッションと民芸品を紹介するコーナーがあった

サーミの女性はこんなアクセサリーを競って付けていたのだろうか

銀製のアクセサリー類

これがサーミの伝統衣装

これがサーミ女性の正装
日本のTV-CMにも出てくる

http://www.i-no-science.com/ad/ad_sbl-new_01.html

ただし馬ソリツアーを催行したサーミ女性に聞くと日本の着物と同じく日頃はこのような服は着用しないとのこと

白樺を使ったテーブルセンター　　手が込んでいる

デザイン的にも美しいバッグ

ビーズ刺繍が施された小間物いれ

エントランス右には図書館があり、その境界にも民芸品の展示があった

本棚の上に置かれていたサーミの民族衣装を着たかわいい人形

本棚には日本のキティちゃんもあった

母親の愛情が感じられるような赤ちゃんのゆりかご

サーミの革靴

サーミの帽子

ベルト

白樺を加工して作った小間物いれ

こんな物騒なものも、、、

柄部分には精緻な加工が施されている

図書館の中央にはWi-Fiのマークがあり、確かに使えた

いろいろと利用価値がありそうだ

ここにもオーロラの写真本があり、今夜に備えて勉強した


訪れたあとの感想だがこのSAJOSは有名ではないがサーミ・ミュジアムよりも実物展示が多くて興味深い

また展示品もイエローナイフにくらべて精緻なものが多くてサーミ文化の質の高さが感じられた

ぜひ皆さんも機会があれば一度訪れてください