2012/09/20 - 2012/09/20
175位(同エリア592件中)
くまゆさん
2日目。
高野山の中心を少し見て、いよいよ熊野古道に向かいます。
車で熊野本宮大社に行き、そこに車を置いて、路線バスで発心門王子に行きました。
そこから3時間、熊野古道中辺路を歩いて、本宮大社に戻りました。
この回は、そこまでです。
それほど険しい道はなく、天気が良すぎて暑かったですが、路傍の花にも慰められ、本当に気持ちのいいハイキングでした。
トレックトラベル
http://www.trektravel.co.jp/ttour.htm
旅程(→は、電車や車での移動 ⇒は、徒歩)
1日目:新大阪→日根野駅→慈尊院⇒丹生官省符神社→丹生都比売神社→花坂⇒(町石道1時間)⇒車道出合→高野大門→奥の院口⇒(1.5時間)⇒奥の院前→宿坊
2日目:宿→壇上伽藍⇒金剛峯寺→龍神→本宮→発心門王子⇒(熊野古道3時間)⇒熊野本宮大社⇒大斎原→川湯温泉
3日目:宿→熊野速玉大社→神倉神社→大門坂→那智大社・青岸渡寺→那智の滝→紀伊勝浦駅→新大阪
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
朝の勤行に出て、朝食をいただいて、出発の準備をします。
8:10、中野さんが遍照光院に迎えに来てくれました。
きのうは、ミニバンで運転手さんがいましたが、今日は中野さんの運転で、車も乗用車になりました。 -
まず、壇上伽藍。
2011年の春に行って、旅行記も書いたので、今回はろくに写真も撮りませんでした。
もしよかったら、そちらを覗いて下さい。
http://4travel.jp/traveler/kumayu/album/10563051/
写真は、御影堂(みえどう)と、その前の三鈷の松。 -
三鈷の松は人気で、この日もたくさんの人が拾っていました。
三鈷の松のことは、上の旅行記の次の回に書いたので、そちらを読んでください。
(って、どんだけ手抜き!)
http://4travel.jp/traveler/kumayu/album/10563378/
さらにアメリカでも3本の松葉を見つけた話はヨセミテで書きましたので、よろしく!
(どんだけ図々しい!?)
http://4travel.jp/traveler/kumayu/album/10692935/ -
朱印帖に記帳していただいています。
(私たち以外、ですが…) -
国宝であることをちゃんと自覚していなくて後悔した「不動堂」を、今回はしっかり見ました。
鎌倉後期に建立された、高野山最古の建物です。
仰々しさの全くない、優美で瀟洒な、本当に素敵な建物です。 -
* * * * *
高野山霊宝館のホームページから
不動堂の創建は建久9年(1198年)鳥羽上皇の皇女、八条女院を願主として建立されたと伝え、その落慶導師(らっけいどうし)を一山の興隆に尽力した行勝(ぎょうしょう)上人(1130年〜1217年)が勤めたとされています。
不動堂の外観は、平安貴族の邸宅風で優美な趣を湛え、また四方から見た建物や屋根の形態がそれぞれ異なるなど、早くより注目され、明治32年(1899年)、国宝(旧)に指定されました。 (続く) -
明治41年(1908年)には解体修理が施され、その折り、一心院谷から現在の地に移築されました。
また、平成10年11月、全面解体保存修理が完了し、現在の建物の建立年代が鎌倉後期頃であることが推定されました。
本不動堂内部には、護摩を焚いたことによる煤や薫香等の付着が無く、住坊として使用された形跡も見当たらないことから、その目的等明確にならない部分も多いことがあげられます。ただ古来より、運慶作の八大童子像と本尊不動明王が祀られていたことから、「不動堂」と呼ばれています。
主屋は正面三間、奥行四間で、その両側に脇室を設けています。堂内には木目漆塗に飾金具を打った須弥壇(しゅみだん)を置き、他の部材は素木で、天井は折上小組格天井としています。勾配のゆるい屋根は檜皮葺(ひわだぶき)となっています。 (続く) -
現在の建物は14世紀前半に再建されたものです。お堂の四隅はすべて形が違い、四人の工匠(こうしょう)がそれぞれの随意に造ったためと伝えられています。
* * * * *
手抜きで、そのままコピペしてますけど、読みにくいし、分かりにくいですねぇ。
時間が出来たら、自分の文章に書き直します。
いつか、そのうち… -
ふ〜ん、かなり一生懸命見たけど、四隅の形の違いをしっかり見比べなかったなぁ。
また、行かなくちゃ…
それにしても、国宝! って、もっと宣伝してもいいんじゃないの?
気がつかない人多いと思うよ! -
町石道の始まり 一町石
いつか、全部歩いてみたいなと、また調べていたら、素晴らしいサイトを見つけました。180町石から、全部の写真を撮って、歩き方の注意を書いてくれています。
http://choishimichi.com/choishimichi01.html
* * * * *
高野山町石道
そこに司馬遼太郎が「街道を行く」1976年に、町石道のことを「ほとんど廃道になっている」と書いた記事が載っています。
「もはや人の通えるような道ではなく〜多くの町石が谷底にころがったり、傾いていたり」していたそうです。
現在のような、整備された道にするには大変な苦労があったに違いありません。
有り難うね、文化庁さん!
おかげで世界遺産になれたよ。
(たまにはいいことやるじゃん!) -
壇上伽藍から、金剛峯寺に向かいます。
-
この道、本当にきれいです。
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金剛峯寺から壇上伽藍に向かうと、ここが入口になります。
(今日は、出口) -
金剛峯寺
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三鈷杵(さんこしょう)
すっごく大きかったです!
本物はこんなに大きくないんだろうけど、法具としてどう使うものなんでしょう。 -
秋はお庭もきれいです。
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金剛峯寺も2011年の旅行記で書いたので、省略。
でも、なぜか台所の「ネズミ落とし」は入れたくなって… -
朱印帖って、たくさんの方がやっていらっしゃるんですね。
知らなかった… -
??
象??? -
????
-
天水桶がやはり気になって…
-
この日も、白い服のお遍路さんがたくさんいらっしゃいました。
みなさん、信心深い。。 -
高野山を出て、熊野に向かいます。
途中「ちかつゆ」で昼食。 -
熊野本宮大社に到着しました。 (13:10)
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東京にやたらカラスが多いので、よく外国人の学生に「日本人はカラスが好きなのか」と聞かれます。
「そんなことはない」と答えているのですが、このヤタガラスのことを考えると、好きなんでしょうかねぇ。
少なくとも、外国のように不吉なイメージはないんでしょうか。
でも、特にハスブトガラスの不気味さは… ダメです。
石原慎太郎の政策に、不本意ながら賛成してしまうものがいくつかありますが、カラス対策も、その一つです。
少しは減ったんでしょうか。 -
??
-
ここで路線バスを待ちます。
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バスに乗車します。 (13:30)
かなりの人数が乗車しました。 -
バスは車高が高いので、よく、見えます。
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発心門王子、バス停 (13:45)
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王子というのは、参詣途上で儀礼をおこなう場所、九十九王子あります。
発心門王子は、その中でも特に格式が高い五体王子の一つだそうです。 -
ここから熊野本宮大社までは、ほとんどなだらかな下り坂なので、手軽に熊野古道歩きの気分を味わえる人気の道です。
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車の通る道から、山道に入ります。
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すぐに、きれいな建物があり、それはなんと、トイレでした!
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脅かされますので、しっかり「済ませ」ました。
それにしても、日本の公共トイレは整備されましたね。
駅のトイレにしても、観光地のトイレにしても、昔を思うと感動してしまいます。 -
こんな道を行き、
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こんな道を行きます。
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途中、こんな人もいます!
左の人は、生きています。(念のため) -
こんなものも。
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歯痛の地蔵さん !?
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091165424887.html
から拝借
* * * * *
熊野古道の伝説や、そこに咲く花などを散策しながら解説してくれる、熊野本宮語り部の会の方の解説によると、この地蔵、江戸時代からあるのだという。
「昔の人は、とくにがまん強いでしょ。それで、辛抱して辛抱して、それでもたまらんときにお参りにくる。そんなときは、もう痛みが最高潮なわけですから、お参りにくるころにはもう、痛みは峠を越している。だから、『お参りしたら痛みがひいた』と思ったんでしょう」
お地蔵さんにお願いしようと決意したときが痛みのピークだから、自然、それより痛みもマシになる、つまり「効いた」ということになると。
「考えてみれば、ごく当たり前のことなんですよ」
歯痛地蔵のすぐ近くには、「腰痛に効く」お地蔵さんもある。こちらは真ん中でパックリと割れているもので、その割れ目部分にお賽銭をはさんだりしてお参りをする。語り部さんが笑う。
「さっきが歯科で、こっちは整形外科というところです。『古道は総合病院だ』と、よく言われているんですよ」
* * * * *
うーん、面白そう! 語り部の会!!
次は、それに参加してみようかしら。 -
「水呑(みずのみ)王子」に来ました。
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なんだか開けた場所だと思ったら、廃校の敷地内にあるのだそうです。
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この小学校の分校は、1973年に廃校になったそうです。
え、50年前?
それから、ずーっとこのまま??
危なくない??? -
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「蘇生の森 熊野古道」
この碑があちこちに立っていました。
どういう意味なんでしょうか。 -
森の中を歩いたり、
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里に出たり、
気持ちのいい道が続きます。 -
お花もいろいろ咲いていて、いっぱい撮っているんですが、全然だめです。
せめて、
水引草 -
バス停 「伏拝札場」
-
8:20 発 伏拝
8:32 発着 伏拝 [ この間環状運行 ]
どういう意味?
「伏拝」から「伏拝」まで、たった12分間で、それをぐるぐる回っている、の??? -
遠くの山並みが「果無(はてなし)山脈」だそうです。
なんて素敵な名前! -
-
伏拝茶屋(本宮町無料休憩所)に到着。 (15:10)
伏拝(ふしおがみ)王子 案内板から
* * * * *
「伏拝王子跡」
京都を出発した熊野参詣の人々は、およそ260km、歩行12日前後でこのあたりにたどり着いた。そして、熊野三山巡拝の最初の目的地である本宮が、遥か彼方の熊野川の中州に鎮座する光景を目の当たりにして、感動のあまり「伏して拝んだ」という。
* * * * * -
茶屋の前に右に登る階段があります。
-
階段の脇に「紀伊上臈ホトトギス」の札が。
花は確かにホトトギスのようですが、黄色いんですね。 -
この高台から、熊野本宮大社が見えるので、みなさん「感動のあまり、伏して拝んだ」んですね。
といっても、本宮大社は移転したので、今は大斎原(おおゆのはら)が見えるのだそうです。 -
アップにしますが… 微妙。。。
なんせ、「おおゆのはら」と言われても、「何、それ?」だったものですから。 -
和泉式部の供養塔
伏拝王子案内板から
* * * * *
この王子には、熊野本宮を目前にしてにわかに月の障りとなり、参拝を断念しようとした女流歌人・和泉式部を、熊野権現が快く受け入れたという伝説もある。
* * * * *
歌も書いてあるんですけど、有名だから知っている人は知ってるし、知らない人は知らなくていいと思うのでカットします。 -
これは、笠塔婆。
一定の距離を示すために13世紀に建てられたものだそうです。
賽銭箱の方が目立ちますね。 -
伏拝王子のバス停前には、「ほんまもん」の主人公のオープンセットになったという家があります。
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-
懲りずに挑戦しています。
何の花ですか? -
すぐに、小さな建物が見えます。
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橋を渡ると
-
おばさんがお店を出していました。
「三軒茶屋跡」 昔は三軒の茶屋がありました。
* * * * *
「日本風景街道 熊野」より
http://www.kumano-yorimichi.com/area4/hong-fusi-01.html
果無峠を経て熊野と高野山を結ぶ果無街道と中辺路街道の分岐点でした。
昔は熊野本宮大社の参拝を終えると果無街道を通って高野山に参る人も多かったそうです。
* * * * *
なんと、果無山脈だけでなく、果無峠も果無街道もあるんですね!
なんて、ネバーエンディングな場所でしょう!!
野菜など美味しそうだったけど、旅先での荷物は…
ごめんね、おばさん。。 -
すぐ先には、「九鬼が口関所跡」の木の門があります。
* * * * *
同サイトより
三軒茶屋の隣に木で作られた門があり、これが九鬼ヶ口関所です。
この関所は高野へ向かう果無街道(現在の九鬼の三里中学校の裏山あたり)にありました。
500年ほど前の関銭は7文から10文で、お酒1合程度の200円くらいだったそうです。(2009.12.18)
* * * * *
え? お酒1合って、200円? -
* * * * *
本宮に向かって建っている道標には「右かうや十九り半/左きみい寺三十一半」と刻まれています。
伏拝から本宮までの左右は松並木で、道幅も広く石畳が敷かれていましたが、今は道標と、少し残る石畳がその面影を残しています。(2009.12.14)
* * * * * -
「九鬼が口関所」をくぐります。
なんだか、どきどきします。 -
なるほど…
これが「その面影を残している」「少し残る石畳」ね。
これは、古い石のままですが、新しい石になっているところもあります。 -
ここは、手前が古くて、先の方は新しいですね。
-
古い石は、風情がありますねぇ。
-
石じゃないところもあります。
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それにしても、気持ちのいい道です。
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ここで、中野さんが何か説明してくれました。
が、忘れました。
何でしたっけ? 中野さん。。。 -
-
炭焼きに関係がありましたっけ??
-
-
「祓戸(はらいど)王子」
参詣人は、ここで禊ぎをし、お祓いをして身を清めました。
今は、あまりにもそばに大社があるため、変なことになったようです。
「てくてく歩き 南紀・熊野・伊勢」には、「
いわば王子の隣に大社が引っ越してきたのだ」とあります。
へっ?? -
大社の入口が見えました。
-
ポストにもカラスが!
やっぱり、日本人はカラスが好き?
(16:30) -
ここで、順番を確認してからお参りしましょう。
-
-
これ以上中は、写真が撮れません、ので、
-
こちらで推測してください。
-
熊野本宮大社でした。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ももであさん 2013/04/07 21:30:27
- おカラス様
- 日本サッカー協会のシンボルマークになるくらいだから、
日本人はカラスが、好きと言えば好きなのでしょうね。
神武天皇を熊野国から大和国へ案内したお鳥さま。
太陽に住む、神の使いだったのですね。
今後は、ゴミをあさるカラスさまを見かけたら、拝む
ようにします。
脅すトイレ、歯痛地蔵、果無山脈… おもしろそう。
三軒茶屋は、東京の三軒茶屋とは関係なしですかね。
昭和女子大に可愛いおねいさん達がたくさんいるので
よく遠征してました!?
- くまゆさん からの返信 2013/04/07 22:29:42
- 三軒茶屋
- クロアチアの前に、クマノもやっつけちゃわないと、とやっつけ仕事で作成し、アップしてから見直そうと思って、、八重の桜を見て、、、では一応確認と誤変換を直していたら、「メールが来ましたよ♪」の音が!
「まあ、ちょっと待ってよ、今忙しいのに。一体誰なの?」と見たら、なんとももであさん!!
すみませんね、いろいろ悪口言って。(え、聞こえなかった?)
サッカー日本代表のシンボル、なんでカラスなんでしょうかね?
日本にサッカーを紹介した人が、那智勝浦出身だとか。
え、それが理由??
私はゴミあさりのカラスさまには、見つからないように隠れて石を投げることにしています。
東京の三軒茶屋にも出没していたんですか!
何を隠そう、うちの娘、昭和女子大なんですよ!!
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