2012/09/17 - 2012/09/17
64位(同エリア111件中)
まみさん
2012/09/17月 チャリン・キャニオンへのエクスカーション
<チャーターした車のドライバーがガイドを兼任>
・チャリン・キャニオンへ往復約6時間のドライブ
・谷底ウォーキング往復約3時間
・河畔でミニ・キャンプ
・ドゥンガン(回族)料理のシー・ボン・ハーで夕食
【アルマティ泊:ホテル・オトラル(Otrar)】
本日のツアーを昨日手配してくれた現地旅行代理店STANTOURのデービッドは、朝9時に出発して、だいたい夕方5時か6時に戻って来るコースになる、と言っていましたが、結局、ホテルに戻って来たのは夜の9時近かったです。
それは、片道約3時間のロングドライブで何度もフォトストップしたせいではなく(これでも自粛したので、そんなに何度もしてないです(苦笑))、チャリン・キャニオンの谷底ウォーキングのときの私のペースが遅かったからでしょう。デービッドは、歩くとして1時間くらい、と言ってましたもの。
だけど、実際は、デービッドの予測の3倍!!
というのも、私の歩くペースがもともとのろいのに、写真を撮るため、何度も何度も足を止めたせい───撮った枚数からすると、2~3分ごとに撮っていた計算になります(苦笑)。
それから……なんと1本道のはずなのに、帰り道で迷ったからです(実際は行きすぎたのです)。
どんだけ私は方向音痴なんだ、って、あのときは、自分でも信じられませんでした(笑)。
本日のチャリン・キャニオンは、ガイド付きのエクスカーションなので、谷底ウォーキングのときも厳密には1人で歩いていたわけではありません。
ただ、ドライバー兼ガイドのコスチャは、一本道で迷うことはないと思ったせいでしょう、どんどん先に行ってしまったので、私は奇岩に見下ろされた谷底で、他にだぁれも人がいない中、1人歩き気分を満喫していたのです。
というわけで、谷底ウォーキングの往路は、コスチャの姿が見えなかったので待たせているプレッシャーが減ってしまい、逆に写真を撮るのに遠慮がなくなってしまいました(笑)。
ちなみに、今回の中央アジア旅行中も例にもれず、途中からずっとおなかをこわしていたのですが、前の晩に急に悪化してしまい、谷底ウォーキングも最初の30分くらいは腹痛を我慢しながら歩いていました。
でも、我慢できるくらいだったわけですし、ニョキニョキの奇岩を見上げて夢中でカメラのシャッターを切りながら歩いていたら、いつのまにかおさまりました。
コスチャは、かなり厳しいネイチャー・アクティビティに慣れているせいか、川辺で合流した後、コスチャお薦めのピクニック場所まで、「ええっ」と絶句するようなところも通りました。
もちろん、コスチャはあらかじめ、少しチャレンジなコースになるけれど、トライするか、と私に確認していて、私はイエスと答えたのです。
それが、ものすごい岩ごろごろのの斜面で、道ですらなく、私の予想をはるかに越えていました(苦笑)。
獣道どころか、山岳地帯に生息する野生のヤギならぴょんぴょん跳ねていそうな道……。
実際、「ええっ!」とか言いながら、ほとんど四つん這いで越えました。
そのあとの川辺のピクニック・ランチは、カザフスタンの揚げパンとチーズとポークハムと卵とコーヒーという、素朴なものでしたが、とても美味しくいただけました。
おなかの調子が悪いときは、いくら食いしん坊の私でもさすがに食欲が落ちますが、1時間以上歩いた後でしたし、周囲の自然、それからコスチャと、互いにつたない英語でも楽しく会話しようと努力した雰囲気が、食事をさらに美味しくしてくれたんだと思います。
今回の中央アジア旅行で、2番目に美味しかった食事と断言できます。
(ちなみに1番目は、キルギスのイシククル湖のグリゴリエフ渓谷のミニ・トレッキング途中の揚げたてのニジマス・ランチです@)
困難なルートをヒーヒー言いながらやってきた甲斐はありました。
※ピクニックランチの写真は、こちらのハイライト旅行記に収めました。
「2012年中央アジア旅行~ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン~ハイライトその7:朝食以外の食べ物とレストラン編<カザフスタン編~チャリン・キャニオンのピクニックもあり>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10721319
帰りは、さすがにコスチャも、往路の岩ごろごろのルートは私にはきつそうだと判断してくれて、もう少し通りやすいルートを探してくれました。
そして問題の谷底ウォーキングの帰路。
軽く上り坂だったので、コスチャと同じペースで歩こうとすると息が切れてしてしまいました。
なので、やっぱり自分のペースで歩きました。
帰路はさすがに奇岩撮影は減ったのですが、今度は植物や砂漠のネズミがターゲットとなりました。
というわけで、先に行っていたコスチャの姿はあっという間に見えなくなってしまいました。
でも、写真を撮ることで、こまめに一息つくことができました。
で、ふと気づいたら、往路には通った覚えのない道を歩いていて、愕然としました。
一本道なのに、どうして私は道に迷ったのでしょう。
それは、崖の途中で谷底に降りたはずなのに、その降り口の看板を見損ねて、どんどん先に行ってしまったせいでした。
坂を登り切って崖上まで来てしまったことに気付き、車でコスチャに迎えにきてもらおうと携帯に電話したのですが、つながりませんでした。
前日に、STANTOURのデーヴィドにもらった電話番号なのに。
でも、コスチャが私をおいて1人でアルマティに帰ってしまうはずはないので、コスチャとはぐれたと分かっても、パニクったりせずにすみました。
それに、もう一度戻りさえすれば、正しい道に戻れる確信はありました。
ほんとは疲れ切っていて余分に歩く気にならなかったんですけど。
そして今度こそ看板を見過ごすことなく、無事にコスチャと合流できました。
帰りの車の中でコスチャにこのことを話したら、上からでも合流できたのに、と言われました。
確かにそうでした。
でも方向音痴の私は、同じ道を戻らないと、またさらに迷うと思ったんです(苦笑)。
<2012年中央アジア3カ国旅行:簡易旅程>
9/09日 成田発~アシアナ航空でソウル仁川経由~タシケント到着
9/10月 ウズベキスタン航空でウルゲンチへ飛び、ヒヴァへ&ヒヴァ観光
9/11火 キジムクル沙漠のカラ回り★
9/12水 ウズベキスタン航空でキルギスの首都ビシュケクへ&ビシュケク市内観光
9/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ★
9/14金 岩絵野外博物館&チョン・アクスー渓谷トレッキング★
9/15土 イシククル湖からビシュケクへ戻る&ショッピング★
9/16日 ビシュケクからカザフスタンのアルマティへ陸路国境越え★&アルマティ市内観光
9/17月 チャリン・キャニオンへのエクスカーション★
9/18火 アルマティ市内観光~夜23時10分アシアナ航空で出国
9/19水 ソウル仁川経由 朝11時10分成田着
★印は車とドライバーとガイドあるいは車とドライバーを旅行代理店経由でチャーターした日
「チャリン・キャニオン
アルマティ東約200km、平らで不毛であったはずのステップ地帯は、チャリン(シャリン)川の急流によって150mから300mの深さの渓谷が形成されました。時と共に風化が進み、さまざまな形の奇妙でカラフルな岩が出現しました。とりわけ、宮殿の谷(Valley of CastlesあるいはDolina Zamkov)として知られる支脈の渓谷でそれは顕著です。決してグランドなキャニオンではありませんが、小旅行する価値はあります。代理店を通じてなら、乗用車またはバン1台当たり25,000/35,000テンゲ、あるいはERIC(Ecotourism Resource Information Centre エコツーリズム資源情報センター)主催の週末バスツアーなら1人当たり2,200テンゲで、アルマティからの1日エクスカーションで行くことができます。キャンプ宿泊(無料)をすれば、もっとリラックスしたペースで回れます。キャニオン・エリアに入るには1人当たり300テンゲの国立公園管理料がかかりますが、これは徴収されないときもあります。
チャリン・キャニオンへ公共交通機関で行くことは可能ですが、その場合は日帰りはできません。アルマティのサヤハット・バス・ステーションから午前7時でKegenかNarynkol行きのバスかミニバスに乗り、アルマティから約190km、渓谷への標識があるところで下ります。そこからチャリン渓谷に下りる道が始まります。ほとんど平らな土ぼこりの道が駐車場まで約10km東、そこから「宮殿の谷」から川までさらに3km(約1時間)です。運が良ければ、駐車場からタクシーかヒッチハイクができるかもしれませんが、でなければひたすら歩くだけです。
川では泳ごうとしてはなりません。川の流れは見かけより速いです。」
(Lonely Planet「Central Asia」2010年10月刊第5版より私訳)
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
寝っ転がった巨大なクマ!?
往路の奇岩撮影の続きです。 -
岩が織りなすかっこいい景色は見飽きない@
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あれ、落ちてきやしないかしら
地震があったら、ひとたまりもなさそうでした。
そして中央アジアは、日本ほどではないにしても、決して地震が少ないエリアではありません。
往路のドライブ中で、やっぱり東日本大震災の話題が出ました。
それから、アルマティもキルギスのビシュケクと同じく、独立後、耐震構造がされいてない高層ビルがどんどん建つようになって、リスクは日本の比ではない、という話も出ました。 -
まさに宮殿の谷
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岩のアーチをくぐる
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アーチの向こうにそびえる崖
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岩のアーチを振り返って
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真っ黒な岩がデーン!
黒曜石でしょうか。
赤いところは酸化したせいだと思います。 -
鋭く割れた黒い岩
たぶん黒曜石。
原始時代の人がこの石をナイフ代わりにしたわけがよく分かります。 -
再び、岩のゲートが現れて
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見張りの塔のごとく
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緑の岩と黒い岩に挟まれた道
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緑と黒い岩の向こうに、ほっそりとした岩人たちが見える@
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見送ってくれた岩たち@
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ニワトリの形の岩!?
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緑に染まった赤い岩
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大砲の形の岩と鳥に見える岩がそびえている
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彫刻のようにぽこんと立つ岩のある谷底風景
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彫刻のような奇岩と、半沙漠の豊かな植物
この谷底ウォーキングの帰路に撮った植物の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその9:植物編<ウズベキスタンの綿花畑や沙漠の秋の小さな花など>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10722454/ -
チャリン川沿いに到着
なかなかの流れでした。
コスチャいわく、9月にしては水量が多いそうです。 -
バッファー・ゾーン(緩衝地帯)の看板の先へ進む
通せんぼうのロープが張ってあったのですが、コスチャお薦めのピクニック地点はこの先にあるというのです。
そう言われたら、チャレンジしないわけにはいきません!
と、張り切ったのはいいけれど───。 -
こんな道とはいえない瓦礫の山を越えるだなんて思いもせず(苦笑)
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手足を使ってひーひーと、へっぴり腰で越えた後に撮った、証拠写真@
-
難所を越えてほっとしたところで、また振り返って撮影
しかし、帰りもここを通るのかと思うと、恐ろしくなったのですが、ここまで来た以上、いま帰りのことを心配しても仕方がありません。
と密かに覚悟を決めましたが、コスチャは帰りは違う道を探してくれました。
もっと川沿いぎりぎりでしたが、そちらの方がまだ歩きやすかったです。 -
かなりの流れのチャリン川
もう少し流れが穏やかなときは、カヌー遊びが楽しめるそうです。 -
チャリン川を眺めながら、ぼーっと待っていた私
-
水の音をすませながら
外でピクニックの経験はほとんどない私は、コスチャが準備する間、すっかりお客さま状態で、ぼーっとしていました。
まあ、お客さまなんですけどネ@
川辺のピクニックの食べ物の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその7:朝食以外の食べ物とレストラン編<カザフスタン編〜チャリン・キャニオンのピクニックもあり>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10721319 -
そして帰り道───あの難所が近付いて来て覚悟を決めたところ
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もっと川沿いの歩きやすい路を探してくれたコスチャの後ろ姿
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川沿いの道を行きながら、崖を見上げて
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さっきの難所を横目に、ほっ
-
さっき通った難所
そして谷底ウォーキングの帰り道、歩いてみるとなんとなく感じられる程度のゆるい上り坂だったのですが、コスチャとペースをあわせると息が切れたので、コスチャに置いて行かれても、マイペースで歩くことにしました。
どうせ一本道です。 -
ああ、さっきの岩たち@
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奇跡のように立つ奇岩
非常にあやういバランスで立っていました。
なにかの拍子にごろごろと落ちてしまうでしょう。 -
帰路は奇岩撮影を控えたくても、奇岩たちがそれを許してくれない@
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再び射してきた太陽の光を背に、ぽこんとたたずむ岩
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ラスボス登場!?───いや、まだ道は続く
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西へ進む太陽と奇岩群のシルエット
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そびえる迷宮
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まさしく宮殿の谷と呼べる見事なエリア
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ひびわれ〜!
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あやういバランス
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背後から光が射す
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キャンプしにきた団体とすれ違う
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10台くらい次々と走り去った
せっかくのこのコースは歩いた方が楽しめると思いますが、彼らの一番の目的はキャンプの方なのでしょう。
それに川沿いキャンプ場からも、この奇岩の谷の散策は楽しめると思います。 -
西側の奇岩のシルエット
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半沙漠の豊かな植物と
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よく見ると可愛い花なので、じっくり撮影を
そして沙漠のネズミの写真にもチャレンジしました。
その写真はこちらのハイライト旅行記に収めました。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその10:動物編<遊牧民の動物と沙漠の動物>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10724473/ -
気付くと、往路には見た覚えのない景色が広がって
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とにかく進んでみる
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見覚えのない景色に心細くなりつつ
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やっぱり道を間違えた(苦笑)
こうなったら上へ上がってしまって、コスチャに車で迎えにきてもらおうと思ったのですが、何度かけてもコスチャの携帯につながりませんでした。
前日、ツアーをアレンジしてくれたSTANTOURのデービッドに教えてもらった番号なのに。
かけ方が悪かったのかな。 -
開けたところに再び下りてきた
仕方がないので、もう一度来た道を戻り、冷静になって、行路で崖を下りた下り口を探すことにしました。 -
あそこを上るんだった!!
沙漠の植物と動物撮影に夢中になってしまったせいで、見逃してしまったようです。 -
上りの方が下りよりまだラク
-
明るくなってきたのも、道を間違えて心細くならなかった理由の1つ
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手すりを頼りに上る途中
-
上り切ったところで
すぐそばに車があって、コスチャがのんびりと私を待っていました。
いやー、無事に合流できて良かったです。 -
帰りのドライブ中の景色と青い山並み
これは走っている最中に撮りました。
平らな大地にまん丸な夕陽が少しずつ沈む光景は、壮大で感動的でした。
ただし、写真は撮りにくかったです。
それにこれから3時間かけてアルマティに戻らなければならず、予定よりかなり遅くなるのは確実でしたので、気軽にフォトストップは言い出せませんでした。
頼めたのは、往路でも写真を撮ったカザフ墓地の彼方に夕陽が沈むシーンだけです。
あとはコスチャが教えてくれた野生のワシが飛んでいたシーン。
あと、まんまるな夕陽の写真が上手く撮れそうになかったのと、夕陽の色や、グレーと黄金色の空の色だけなら家の近所でも撮れると思ってしまったため、それはフォトストップしませんでした。
木立ちの向こうに夕日がかかる様子などはとても感動的で、撮っておけばよかった、とあとになって後悔。
ただ、ぴったりのタイミングで車をとけめるのは難しかったのと、帰りは長いのでさすがの私も自粛したわけです。
最終日のアルマティ市内観光編へとつづく。
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