コロンビア海軍帆船グローリア号の思い出

2009/07/04 - 2009/07/07

横浜開港１５０周年記念祭の２００９年７月４日〜７日に横浜港に寄港したコロンビア海軍帆船グローリア号に乗船の士官候補生と偶然電車の中で知り合い、焼肉を喰いに行くから一緒に来い！、と、たった２駅で決断させる為に思い切りラテンのノリになったが、結果的に「バモス！」の一声で全員下りた。（笑）

肉を喰ってる時に国賓と知り、ぶったまげたが、南米同士アミーゴになるのは早かった。

日本に居る時は南米やイベリア半島からの旅行者のボランティアをしている事が多く、扱いに慣れている、というか、私も基本ラテンなので調子に乗るまでのスピードがダントツに速い！

その逆の南米では日本人旅行者へのボランティアをしていたが、尊敬も感謝もなく、余りにも失礼な人が多過ぎた為に、２度としないという結論に達した。

懐かしい４日間の思い出の写真を公開致します。
艦長命令で特別に許可された艦内の様子をお楽しみ下さいませ。

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

７月４日
焼肉を喰って、レゲエを踊って、
大満足したのか笑顔でしたね〜

赤レンガ倉庫の前に停泊していました

７月５日
一般公開の準備

エンブレムみたいなもの
デッキ上にある

ここから先は前日の乗組員への配慮に感謝して
艦長命令で船内全体の案内となった
一般公開は甲板上だけなので特別計らいが嬉しかった

真夏の暑さで、暑くて堪らん日でした
１３００トンという小さな帆船の船内なんて灼熱地獄か？
と思ってたら、なんのことはないクーラーガンガンで
それが船内隅々機関室まで冷え倒してました

昼は机を並べて勉強
夜は下っ端はハンモックで寝て
　上官はベッドで寝る

テレビは全世界対応らしいが日本のは見ないそうだ
見ない時でも教習用録画が沢山あるので気は抜けないぞ

航海予定図

階段を登って昇ってしたら操舵室があった

帆船とはいえ海軍の軍艦ですからねー
必要な機器は完備しているようでした

星座も航海には重要

ワンコも立派な乗組員
（麻薬探知任務遂行の為）

荒天での救命ボート訓練は大変らしいよ

パナマ海軍より委託の士官候補生
子供に配る風船の準備中

７月６日
朝から東京見物に連れて行く為に迎えに行ったら
艦長から挨拶したいとの事で、上官専用リビングに通される
（下っ端立ち入り厳禁）

艦長は皇居、国会、首相官邸、神奈川県庁、横浜市役所、
コロンビア大使館、その他諸々関係機関
表敬訪問スケジュールがギッシリなのに
私の為に態々時間を作ってくれ小一時間カフェを楽しんだ
ブラジルとコロンビアと日本の話に華が咲いた

宿泊中のシャングリラホテル東京に連行
コロンビア（左右）、パナマ（中）、ブラジル（私）
３国からの初めての客と言われ光栄に思った

お皿が廻ってる！、なんだコレ？？
面白そうにしてたので回転寿司ランチ
コロンビアでは刺身がＯＫだそうで
ＮＧなパナマはピザを食べに行った

お箸を使うのは生まれて初めて
でも士官候補生、エリートだけあって覚えるのも早い！

ハードロックカフェ
（南米では何故かラジオロックカフェと呼ばれる）
絶対に行きたいというので連れて行った
Ｔシャツやらグッズを買って大満足！

東京から通うのは大変なので
横浜のパンパシフィックホテルに引っ越した
バルコニーから見る帆船の小ささにビックリしてた
左端は私ではなく日本海軍関係者

ここで彼らは２つの大発見！
１、柿ピー（柿の種）の旨さに痺れ
２、ウォシュレットが何か知らなかったので洗顔してしまった
　　　（気持ち良さに痺れて１時間閉じ籠ったヤツも居る）

東京駅から新横浜までトレン・バーラ（新幹線）に乗せたら大喜びだった

中華街で夕食
ムイ・ピカンテ！（めっちゃ辛い）と大騒ぎ

７月７日
毎朝の海軍同士の挨拶である
日本海軍護衛艦が対岸に停泊する

この日は出港の日なので一般人の船内への立ち入り禁止
岸壁で見送る為に早朝から押し掛けた

こんな時に限って雨というのは降るもので
木陰に逃げ込んだが雨足の方が強く木陰でも濡れる

そんな我々の状況を見越して艦長が
アミーゴを応接室に入れなさいと命令
彼らの１つ上官が親指を立ててＯＫ！

下船命令が出て下りたら
アミーゴが上官たちの前でポーズ！

コロンビア大使の表敬を受ける

エスコートする艦長
　南米の男はこうでなくっちゃ！

お別れの挨拶

どんな演奏か楽しみにしてたら
　　やっぱり、軍艦マーチでした

マストに登り始めました

アミーゴ！

怖いハズなのに
　　こんな上からも手を振ってくれていた

未来のパナマの星だ！

おっと、俺を忘れて貰っちゃ困るぜ！

日本海軍護衛艦が先に出港
　横須賀沖で待つ事になっている

離岸

マストの一番上は女性と決まっている
この状態で横須賀沖まで航行し
お別れの儀と相成る訳である

４日間（厳密に言えば２日半みたいなもの）
本当に楽しい思い出を有難う！
横浜を出港して太平洋各地に寄港しながら
パナマ運河を通過し、母港カルタヘナ港まで無事を祈ってるよ

とかいいながら、実は、艦長から
カルタヘナ港への表敬訪問を命令されてるんだけど

私は、、まだ、、、ブラジルだ！（笑）