＜1＞春なのに～流氷を求めて北の大地へ（然別湖コタン＆阿寒湖ボッケ）

2013/03/17 - 2013/03/19

3月に休暇が取れるので何処に行こうか迷いましたが、流氷も一度は見てみたかったし、何より花粉の飛んでないという事で、行き先は北海道に決定。

雪道を車で走るのも怖いので、温泉にも入れてお値段も手頃な旅物語の「感動の白い北海道3日間」（31,800円）というツアーを利用する事にしました。

初日は、羽田を9時半の飛行機に乗り、北海道内はバスでの移動になります。
然別湖のコタンで氷の世界を楽しみ、宿泊は阿寒湖温泉で、ゆったり温泉に浸かりました。
翌朝は、早起きをして現地のガイドさんの案内でボッケを散策し、冬の北海道の自然を感じる事が出来ました。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

羽田空港には8時前に到着。出発まで時間があるので、カードラウンジに入ります。

国内で飛行機を乗る旅行は3年ぶりなので、国内線のラウンジ使用は初めてです。

ここのラウンジはパンも置いてありました。

9時30分発のJAL509便に乗ります。

定刻通り飛び立ち、天気が良いので富士山も見えました。

機内で出るのは飲み物だけです。以前はお菓子も出ていたような？

コンソメスープをいただきます。

新千歳空港には11時頃到着し、ここで添乗員の方と合流。

バスには札幌観光のバスガイドさんも同乗して、案内をしてくれます。

3日間案内をしてくれたガイドさん、知識も多く色々な話をしてくれて、とても良かったです。

東京は3月に入り、かなり春めいた陽気が続いていますが、北海道はまだ春は遠いなと感じます。

主要な道路は綺麗に除雪されているんですね〜。

こんなにしっかりと除雪されてるなんてビックリしました。

広大な大地・牧場・防風林、北海道に来たな〜と感じます。

北海道に来たのは大学生の頃で、それ以来なので何十年ぶりです。

お店に寄って昼食を摂る時間はなく、この日の昼食は羽田空港で買った弁当を車内で食べました。

14時半頃、然別湖に到着。

ここには名探偵がいるんですよね？って、それは「コナン！」。

これは「コタン」、アイヌ語で村という意味で、湖が氷る冬の間イベントが楽しめます。

気温は−1℃。

もっと寒いかと思ってましたが、それほどではありません。

でも風が吹くと湖上に積もった雪が舞いあがり、さすがにヒヤ〜ッとし、思わず「体が冷エールカルダン」なんて言ってしまいます。

雪道を歩く時に滑ると嫌だなと思い、事前にネットで購入していた滑り止めを靴に装着します。

これを着けると全く滑らず安心して歩けました。

口に着けたらギャグも滑らなくて済むかなぁ〜？

氷上露天風呂も作られています。

無料で利用出来ます。

水着を着て入るようで、ツアー参加の方で数名が入っていました。

氷の建物イグルーがいくつか作られています。

寝袋にくるまって中で宿泊することも出来るそうです。

建物は氷を積み上げていき、雪で結合部を固めて作られていくようです。

こちらの建物にも入ってみましょう。

アイスチャペルになっています。

「私はあなたの事をアイス（愛す）」なんて誓いの言葉を言うんでしょうか？

アイスバーもあるので入ってみます。

中ではイベントも行われるようです。

アイスバーで一杯やっている人も既にいます。

瓶を置く棚も氷で出来ていてお洒落な雰囲気です。

せっかくなのでカクテルを注文。

カクテルは10数種類ありますが、綺麗な色のチャイナブルーを選びました。

飲み物代500円に、氷の器代がプラス500円。

ちょっと持つのが冷たかったですが、口当たりが良く美味しかったです。

氷の器は「持って帰りますか？」と聞かれましたが…。

さすが北海道、見事なツララです。

車のこんなところにもツララが出来るんですね。

1時間弱の然別湖コタン、なかなか面白かったです。

本日の宿泊地の阿寒湖温泉に向かいますが、安いツアーなので途中で土産物店には何店か立ち寄ります。

こちらは柳月スイートピアガーデン。

数種類のお菓子の試食が出来ますが、もう一つかな？という感じだったので購入はせず。

ケーキなども売っていて中で食べられ、無料のコーヒーも置いています。

これも無料で飲める「あずき茶」。
汁粉を10倍ぐらいのお湯で割ったような味で、まずかった〜。

トイレ休憩も兼ね、足寄でも土産物店に立ち寄ります。

昔、北海道に来た時（この時もツアーでした）も足寄に立ち寄り、松山千春の実家にも行きました。

その時、家族の人が松山千春の生写真を売っていて、買ってた人がいたな〜なんて事を思い出しました。

まだ髪の毛がふさふさだった時のポスターが貼ってあったり、意味が良く分からないサインもありました。

19時前に阿寒湖温泉のホテル阿寒湖荘に到着。

部屋は8畳の和室です。

トイレ・風呂はユニット式です。

高級まごの手「かく恋棒」が置いてあります。

売店で売ってるようですが、買う人いるのかなあ？

ツアーにしては珍しく部屋食でした。

お品書きまで付いてますが、ワカサギの稚魚の天ぷらは美味しかったですが、特に珍しい料理もなく平凡な夕食でした。

夕食前に5階の大浴場に入り、食後は2階にある露天風呂に入りました。

北海道限定という言葉に惹かれ買った飲み物。

翌朝は5時40分頃に起床し、6時半から大広間で朝食。

朝食も変わった食材もなく平凡な内容でした。

今朝早起きしたのは、オプショナルのボッケ散策（500円）に参加するためです。

7時10分にロビーに集合し散策がスタートします。

地元のガイドさんが歩きながら色々と説明をしてくれます。

1ｍ以上積雪のある原生林の中を歩いていきます。

こんなに雪が積もったところを歩くのは初めてです。

雪はサラッとしてるので、滑り止めを着けなくても大丈夫でした。

頭上にリスを発見。

10分ほど歩くと凍結した阿寒湖が見えてきました。

この辺りの雪が積もっていない所がボッケです。

ボッケは、火山活動により発生した硫気ガスや水蒸気が、熱い泥とともに噴き出している泥火山で、アイヌ語で煮え立つという意味だそうです。

近くに寄ってみると、ブクブクといってるのが分かり、硫黄の匂いもします。

湖畔にも凍結していない所があり、少し湯気も出ています。

水も少し温かくなっています。

蝦夷ジカのウ○チを発見。

時々その姿を見ることが出来るそうですが、この日は姿を見せませんでした。

何の足跡でしょうか？

ここには、エゾマツとトドマツがあり、葉を触ると違いが分かります。

雪が1ｍ以上積もっているので、葉にも容易に触ることが出来ます。

茶褐色でゴツゴツした幹がエゾマツです。

立派なマツ、マツコデラックスって感じでしょうか？

一方、灰白色でスベスベした幹がトドマツです。

トドマツは気温が急激に下がると、内部の水分が凍結・膨張し割れ目が入る「凍列」という状態になりますが、自分で樹液を出し再生していくそうです。

コンコンとする音の方向を見るとキツツキの仲間のアカゲラの姿が。

他の場所でもアカゲラの姿が。

アカゲラに、こんな攻撃を受けても成長していくトドマツの生命力の強さを感じました。

1時間近く散策し、旅館に戻ってきました。

冬の森の中を歩くという貴重な体験が出来て、とても楽しかったです。

ロビーの近くには無料のコーヒーが置いてあるので、いただき冷えた体を暖めます。

旅館からも阿寒湖が眺められます。

ワカサギ釣りのテントも多く見えます。

出発まで売店をちょっと覗きます。

昔は、北海道に行くとお土産で誰かが買ってきて、どの家庭でも一つはあった木彫りの熊。

なぜか鮭をくわえているんですよね〜。

ご訪問ありがとうございました。

⇒　＜2＞流氷編に続く

この旅行記へのコメント （4）

• 唐辛子婆さん 2013/04/06 23:21:22

  アカゲラ

  のりアロハさん、こんばんは♪
  
  アカゲラ、遠いのによくこんなにきれいに撮れましたね！
  
  凍裂するほどの寒さで硬くなっている樹木に立ち向かうって
  すんごいことですよね。
  脳震盪おこさないのが不思議です。
  
  それにしても寒さの一番過酷な時期に北海道にいらっしゃるなんて
  のりアロハさんはお若い！！
  
  唐辛子婆
  

  のりアロハさん からの返信 2013/04/07 15:28:13

  RE: アカゲラ

  唐辛子さん、こんにちは。
  
  ご訪問ありがとうございます。
  
  > アカゲラ、遠いのによくこんなにきれいに撮れましたね！
  
  アカゲラはアカペラで歌っていた？ので、気が付きました。
  望遠レンズは、やっぱり役に立ちますね。
  
  > 凍裂するほどの寒さで硬くなっている樹木に立ち向かうって
  > すんごいことですよね。
  > 脳震盪おこさないのが不思議です。
  
  過酷な環境で生活してると、力強くなるんでしょうね。
  
  > それにしても寒さの一番過酷な時期に北海道にいらっしゃるなんて
  > のりアロハさんはお若い！！
  
  この時期だと流氷見るのもギリギリで、特に行った時は平年より暖かく、思ったより寒くなかったです。
  カイロも、たっぷり用意していきましたが、全然使わず「持ってカイロ」と言って持ち帰ってきました。

• CANさん 2013/03/24 09:04:48

  冬の北海道

  のりアロハさん
  
  おはようございます。CANです。
  流氷を求めての北海道旅行ですね！
  このあたりは夏には何度か行ったことあるけど、
  冬はスキーばかり、、今年は異常だけど、3月なら大雪は降る
  可能性が少ないからいいかもしれませんね。
  
  柳月スイートピアガーデンにも行ったんだ。
  柳月って帯広じゃなかったかな？イマイチでしたか？
  私はここの、切り株のバームクーヘンが大好き！！
  昔は小さなのこぎりがついていて、これで好きな大きさに切るのが
  良かったな。。今は一つ一つになちゃったけどね。
  
  流氷記も楽しみにしておきます！
  

  のりアロハさん からの返信 2013/03/24 17:48:52

  RE: 冬の北海道

  CANさん、こんばんは
  
  ご訪問ありがとうございます。
  
  > このあたりは夏には何度か行ったことあるけど、
  > 冬はスキーばかり、、今年は異常だけど、3月なら大雪は降る
  > 可能性が少ないからいいかもしれませんね。
  
  北海道には行きたいなと思ってましたが、最低3日はないと行けないので、なかなか行く機会がありませんでしたが、CANさんはスキーもやってたから結構行ってるんですね。
  
  今年は3月に入り吹雪の日もあったようですが、旅行中は天候が安定していて良かったです。
  
  > 柳月スイートピアガーデンにも行ったんだ。
  > 柳月って帯広じゃなかったかな？イマイチでしたか？
  > 私はここの、切り株のバームクーヘンが大好き！！
  
  柳月は帯広です。今回初めてこのメーカー知りました。
  三方六というチョコがかかったバームクーヘンが有名なようですが、ねんりん屋のバームクーヘンのようにオーソドックスな方が好きなもので。
  
  > 流氷記も楽しみにしておきます！
  
  多少ですが何とか見れて良かったですよ。