梅見ハイキング、月ヶ瀬へ♪♪

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2013/03/15 - 2013/03/15

17位(同エリア66件中)

naniwa ladyさん

奈良には三大梅林と呼ばれる有名な梅林が３つあります。月ヶ瀬、賀名生(あのう)、広橋梅林ですが、その1つ月ヶ瀬梅林へ行ってきました。
家の梅は枯れかけていますが、さてさて月ヶ瀬は。。。

エリア

今回は歴史散歩もかねて歴史の跡も訪ねながら、月ヶ瀬梅林へ向かいます。
近鉄奈良駅からバスで１時間ほど、月ヶ瀬梅林の入り口、”桃香野(ももがの)口”で降りました。バス代は１２２０円、ちょっと高め、ところが奈良市は７０歳以上バス代がどこまで乗っても１００円です。残念というか、幸いというか、まだ１００円ではないんですねぇ。。
ここは昭和４３年重要文化財に指定された”菊家家住宅”です。
奈良から柳生街道の道筋にあたる旅籠で、農業と兼業していたそうです。
１８C初め、江戸時代に建てられたものであったのが、出てきた祈祷札から推定されたそうです。
綺麗に修復保存されています。
これはこの旅籠屋さんの中の見取り図で、部屋数は一つ、雑魚寝だったみたいです。
中に入るには管理人の方に連絡しないといけないみたいですが、その方はここから車で１時間も離れたところにおられるそうで。。。
歩いていくと、たくさんの磨崖仏が彫られている大岩がありました。高さ３０C程の仏様が数１０体彫られています。
それぞれ顔の表情も様々です。

また別の場所にも磨崖仏が彫られた大岩がありました。
詳しいことはわからないそうですが、この月ヶ瀬村に災害があってたくさんの方が亡くなられ、その供養のために仏像が刻まれたそうです。
見晴らしのいいところに来ました。
月ヶ瀬村は奈良市の東の端にあり、三重県の伊賀市、京都府の山城村に隣接しています。
この名張川が東西に流れ渓谷を作っており、この渓谷沿いにたくさんの梅が植えられ、大和茶と梅の産地になっています。
真言宗善法寺です。ご本尊は地蔵菩薩、本堂横にある石造十三重塔は奈良市文化財で、南朝時代(紀元元年１３３６年)の銘があります。
善法寺さんの本堂、屋根の上には・・・獅子が逆立ちしています。面白ーーーい。
八幡神社です。名張川の川岸の高いところに建っています。

川沿いに出て、ちょっと奥に入ったところに、竜王の滝があります。
ここは役の行者修行の地と言われていますが、藤原頼長最終の地とも。。
滝の長さはそれほどでもありませんが、水の勢い、わりと強いですね。
桃香野口から竜王の滝まで歩いてきました。これから八幡橋を渡って、中央の遊歩道を歩いていきます。
八幡橋です。
梅が咲いていますが、まだちょっと早いみたいです。
広い遊歩道ができていますが、あまりこの遊歩道を歩く人は少ないみたいで、誰も出会いません。
白梅が満開です。

月ヶ瀬遊歩道から鶯谷梅林、そしてロマントピア月ヶ瀬でお昼をいただき、天神梅林、帆神梅林とめぐっていきます。
ロマントピア月ヶ瀬、おうどん、炉端焼き、とっても美味しかったです。椎茸がとっても美味しいです。
まだちょっと早めでしょうか。。
それにしても梅は桜ほどの華やかさはありませんが、可憐で上品な花ですね。
名張川の渓谷沿いを梅林を見ながら歩いていきますが、梅と渓谷の景色が美しいです。
紅梅もありますが、白梅の方が咲くのは早いみたいです。
一目八景です。
撮影ポイントですね。

今日は２，３日前の雨のせいか、名張川はちょっとよどんでいます。もうちょっと綺麗な色であってほしいなぁ。。
真福寺へ来ました。
このお寺が月ヶ瀬梅林の発祥の地だそうです。
梅は薬として中国から移入され、その時烏梅(wumei)をウメと呼んだことからウメと名付けられたそうです。
月ヶ瀬村へは、１４C南北朝時代後醍醐天皇が笠置から逃れたとき、女官が月ヶ瀬の集落に逃れ、紅花染めの染料として梅を伝えたのが初めらしいです。
ここは尾山代(おやみて)遺跡です。
茶畑の造成の工事中に多量の土器が発見され、奈良時代の住居跡も発見されました。
桃香野口から名張川沿いを梅林を見ながら歩き、ロマントピア月ヶ瀬で美味しいお昼をいただき、歩き終わったあとは月ヶ瀬温泉でひとっ風呂あびて汗を流し、またバスに乗って帰りました。
今回も石仏、お寺、神社などの歴史散歩、そして梅、滝などの自然満喫、そして温泉と内容・教養豊かな癒しのハイキングとなりました。

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