八甲田・酸ヶ湯温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
旅行先やテーマを絞るのに困った。何しろ今回は3度目の団体ツアーで、なんと東北5県にまたがっていたからだ。めったに団体ツアーは参加しないのだが、今年の東北はことのほか積雪量が多い。寒さも厳しい。追突などの事故も多発している。それで慣れない雪道のレンタカーにとまどって、団体のバスツアーを選んだ。<br />といっても大阪から仙台までは飛行機でなんなく着く。<br />ん? 仙台空港は雪がないではないか。これだったらレンタカーで行けたかも・・と一瞬思ったのは大間違い。バスに乗り換えて、平泉・中尊寺へと向かうまもなく、あたりは雪景色にたちどころに変身。もう十和田や八甲田に入るころは、雪の中を走っているかのよう。まだ降りしきっていないだけましか。というのは旅行者の論理。<br />人々は黙々と雪かきや雪おろしに励んでおられる。冬の東北のきびしさを垣間みる。冬の北海道も団体ツアーで経験した。しかし北海道は広い。そんなに雪かきを見なかった。震災に加えて、この豪雪。それでも東北の人は負けていない。<br />そういえば震災後、東北に入ったのもはじめてだ。遅きに失した思いにかられる。<br /><br />仙台から中尊寺、十和田湖。青森のストーブ列車・八甲田山。そして山形の蔵王というコースだ。秋田も通ったことになるから、5つもの県を行くのだから、バスの移動時間が半端じゃない。観光よりバスの時間が長いような感じ。<br />ただ団体で3日を過ごすと、しぜんにお友達ができてくるのが、またいいところか。<br /><br />今回は前書き(あらまし)がたいへん長くなったので、それぞれの場面については写真の中で説明をしていきたい。<br />とりあえず表紙の写真は八甲田の樹氷。

雪と生きる・東北

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2013/02/21 - 2013/02/23

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ごん太2

ごん太2さん

旅行先やテーマを絞るのに困った。何しろ今回は3度目の団体ツアーで、なんと東北5県にまたがっていたからだ。めったに団体ツアーは参加しないのだが、今年の東北はことのほか積雪量が多い。寒さも厳しい。追突などの事故も多発している。それで慣れない雪道のレンタカーにとまどって、団体のバスツアーを選んだ。
といっても大阪から仙台までは飛行機でなんなく着く。
ん? 仙台空港は雪がないではないか。これだったらレンタカーで行けたかも・・と一瞬思ったのは大間違い。バスに乗り換えて、平泉・中尊寺へと向かうまもなく、あたりは雪景色にたちどころに変身。もう十和田や八甲田に入るころは、雪の中を走っているかのよう。まだ降りしきっていないだけましか。というのは旅行者の論理。
人々は黙々と雪かきや雪おろしに励んでおられる。冬の東北のきびしさを垣間みる。冬の北海道も団体ツアーで経験した。しかし北海道は広い。そんなに雪かきを見なかった。震災に加えて、この豪雪。それでも東北の人は負けていない。
そういえば震災後、東北に入ったのもはじめてだ。遅きに失した思いにかられる。

仙台から中尊寺、十和田湖。青森のストーブ列車・八甲田山。そして山形の蔵王というコースだ。秋田も通ったことになるから、5つもの県を行くのだから、バスの移動時間が半端じゃない。観光よりバスの時間が長いような感じ。
ただ団体で3日を過ごすと、しぜんにお友達ができてくるのが、またいいところか。

今回は前書き(あらまし)がたいへん長くなったので、それぞれの場面については写真の中で説明をしていきたい。
とりあえず表紙の写真は八甲田の樹氷。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス ANAグループ 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
JTB

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  • 世界遺産に登録されてから大勢の人が訪れる中尊寺。しかしこの時期では人影もまばら。見事に復元された金色堂が収まっている金堂。まばゆいばかりのオーラを放つ。<br />さらに大きな釈迦如来像など、国宝がずらりと並ぶ。世界遺産に指定されたゆえんか。

    世界遺産に登録されてから大勢の人が訪れる中尊寺。しかしこの時期では人影もまばら。見事に復元された金色堂が収まっている金堂。まばゆいばかりのオーラを放つ。
    さらに大きな釈迦如来像など、国宝がずらりと並ぶ。世界遺産に指定されたゆえんか。

  • 元の金色堂が安置されていたお堂の近くに芭蕉の銅像が。中尊寺は藤原氏が何代か住まわれていただけでなく、義経や弁慶とも縁が深い。<br />一見おだやかな道に見えるが、雲見坂のあたりに来るとトレッキングシューズでもすべること。やむなく手すりにつかまってそろりそろり。

    元の金色堂が安置されていたお堂の近くに芭蕉の銅像が。中尊寺は藤原氏が何代か住まわれていただけでなく、義経や弁慶とも縁が深い。
    一見おだやかな道に見えるが、雲見坂のあたりに来るとトレッキングシューズでもすべること。やむなく手すりにつかまってそろりそろり。

  • 十和田湖畔では「十和田冬物語」と銘打って、冬のイベントがもう20年ほども続いている。イルミネーションだけでなく、屋台あり、かまくらの酒ぐらあり、花火ありと、サービスも至れりつくせり。<br />ただやはり北海道のトマムや層雲峡、阿寒などのほうがスケールとしては大きいか。

    十和田湖畔では「十和田冬物語」と銘打って、冬のイベントがもう20年ほども続いている。イルミネーションだけでなく、屋台あり、かまくらの酒ぐらあり、花火ありと、サービスも至れりつくせり。
    ただやはり北海道のトマムや層雲峡、阿寒などのほうがスケールとしては大きいか。

  • これがその酒ぐら。オール500円のドリンクで満員だった。こたつ席がたくさんあるのに驚き。かまくらの中のこたつ。不思議だ。<br />夕食のあとだったのと、満員だったので、何も飲まず見学のみ。<br />

    これがその酒ぐら。オール500円のドリンクで満員だった。こたつ席がたくさんあるのに驚き。かまくらの中のこたつ。不思議だ。
    夕食のあとだったのと、満員だったので、何も飲まず見学のみ。

  • 今回のめだま。ストーブ列車だ。JRにあらず津軽鉄道。車体には「走れメロス」と書いてある。そう、このあたりは太宰治のふるさとなのだ。<br />ストーブは1両に2台。暖かい。

    今回のめだま。ストーブ列車だ。JRにあらず津軽鉄道。車体には「走れメロス」と書いてある。そう、このあたりは太宰治のふるさとなのだ。
    ストーブは1両に2台。暖かい。

  • 発車するやいなや、地元の観光協会の方が酒やスルメを売りに来る。ふだん飲まないような人も買ってしまうほどの人気。もちろん私たち夫婦も。<br />地酒のうまさもさることながら、スルメのおいしいこと。ストーブでさっとあぶると、すぐにやわらかくなり、味もいちだんと増す。<br />

    発車するやいなや、地元の観光協会の方が酒やスルメを売りに来る。ふだん飲まないような人も買ってしまうほどの人気。もちろん私たち夫婦も。
    地酒のうまさもさることながら、スルメのおいしいこと。ストーブでさっとあぶると、すぐにやわらかくなり、味もいちだんと増す。

  • 八甲田のロープウエイ。ここはさして寒くないが、それでもマイナス6度の世界。10分ほど乗って山頂へ。<br />まさにこの10分で気温や気象ががらっと変わってしまう。<br />山頂はふぶき模様。マイナス12度。強風でじっと立っているのもしんどいくらい。そこを滑るスキーヤーもちらほら。根性に負ける。

    八甲田のロープウエイ。ここはさして寒くないが、それでもマイナス6度の世界。10分ほど乗って山頂へ。
    まさにこの10分で気温や気象ががらっと変わってしまう。
    山頂はふぶき模様。マイナス12度。強風でじっと立っているのもしんどいくらい。そこを滑るスキーヤーもちらほら。根性に負ける。

  • そそくさとしたへ降りて、バスに避難。カーブミラーが隠れるほどの雪道が続く。ざっと見た感じでは5mほどか。<br />立山も雪道が名物だが、あそこは4月にはいってからの開通。<br />ここは年中なのだ。恐るべし八甲田。明治の軍隊の「死の行軍」がふっと頭をよぎる。そして不遜ながらさもありなんと思ってしまう。

    そそくさとしたへ降りて、バスに避難。カーブミラーが隠れるほどの雪道が続く。ざっと見た感じでは5mほどか。
    立山も雪道が名物だが、あそこは4月にはいってからの開通。
    ここは年中なのだ。恐るべし八甲田。明治の軍隊の「死の行軍」がふっと頭をよぎる。そして不遜ながらさもありなんと思ってしまう。

  • こちらは山形から入った蔵王。やはり山頂は吹雪ということで、ロープウエイは途中駅までしか行かない。<br />これでは樹氷とはいえないが、まだこれだけの雪景色を見られただけでもよしとせねば。<br />恐るべし冬の東北。

    こちらは山形から入った蔵王。やはり山頂は吹雪ということで、ロープウエイは途中駅までしか行かない。
    これでは樹氷とはいえないが、まだこれだけの雪景色を見られただけでもよしとせねば。
    恐るべし冬の東北。

  • 同じく蔵王。<br />話はもどるが、仙台には雪がないかわり、まだがれきの山が残っていた。空き地もそこかしこにある。今回なぜか福島にバスは入らなかったが、福島はもっと違う意味できびしいだろう。<br />今からでもまだできることがあるはずだと思った旅だった。

    同じく蔵王。
    話はもどるが、仙台には雪がないかわり、まだがれきの山が残っていた。空き地もそこかしこにある。今回なぜか福島にバスは入らなかったが、福島はもっと違う意味できびしいだろう。
    今からでもまだできることがあるはずだと思った旅だった。

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