日吉幼稚園（川崎市幸区南加瀬3）

2013/02/02 - 2013/02/02

　川崎市幸区南加瀬3にある日吉幼稚園の送迎バスは機関車(SL)を模した形であり、目立つ。幼稚園で見たときには幼稚園の名前までは目がいかなかった。しかし、バスには大きく「ひよし幼稚園」と書かれている。
　「ひよし」から直ぐに「日吉」が思い付き、一瞬、横浜市港北区日吉にある幼稚園かと思ったが、ここは川崎市幸区南加瀬である、鶴見川の支流である矢上川を越えると横浜市港北区日吉である。南加瀬と日吉は矢上川を挟んでいる。こんな隣町同士にあるのも紛らわしい。しかし、日吉側には「日吉台光幼稚園」や「日吉さくら幼稚園」などと地名である「日吉」だけを冠した幼稚園はないようだ。ちょっと一安心。
（表紙写真は日吉幼稚園の送迎バス）

エリア 川崎(神奈川)

日吉幼稚園。

日吉幼稚園の送迎バス。

矢上川を挟んだ東西7村（矢上・駒林・駒ヶ橋・箕輪・小倉・南加瀬・鹿島田）は明治22年(1889年)に合併し日吉村となった。その後、大正14年（1925年）に北加瀬が日吉村に編入された。その後に設立された（であろう）日吉小（北加瀬1）と日吉中（北加瀬2）にその名を止めている。
さらに、昭和12年（1937年）に矢上川を境に西側は横浜市に、東側は川崎市へと分割合併された（http://www.city.kawasaki.jp/saiwai/page/0000024562.html）。
太田道灌の山吹伝説に基づき、山吹は平成24年（2012年）8月に川崎市幸区の花に制定され、平成24年（2012年）11月18日に夢見ヶ崎動物公園で「日吉まつり」が行われ、日吉商店街連合会から寄贈された「ヤマブキ」が植樹された。「日吉」の名を冠する日吉商店街連合会とは、北加瀬、南加瀬、小倉からなる日吉地区の6商店会、200余店が加盟しており、毎年11月に「日吉まつり」を主催している。
そういえば、学生時代に横浜市港北区日吉から通ってくるクラスメートの電話の市外局番が044であり、横浜市なのに川崎市の市外局番であったことを思い出したが、こうした経緯があってのことか。