２０１３冬のバンシュ★ カーニバル

2013/02/12 - 2013/02/12

ユネスコ無形文化遺産のバンシュのカーニバルに行ってきました。

カーニバルは日曜から火曜日にパレードがありますが、今回は友人と最終日である火曜日のパレードを見に行きました。この日はMardi Gras（太った火曜日）と呼ばれていて、ジル達がパレード中にオレンジを投げ、そのオレンジを取ると幸せになるそうです。ジルはバンシュで生まれて街から出たことがない男性のみがなれるそう。

街中のお店はあんまり開いてないから、ランチは済ませた方がいいよとのアドバイスを受けて、ブリュッセルで食べてからセントラル駅を出発。

バンシュに着いてみると屋台のソーセージくらいはありましたが、レストランは競争率が高そうな感じです。ヴァン・ショーやカフェを飲むバーはたくさん開いてましたが、ほとんど立ち飲みです。

1時間に1本バンシュまでの直通が通っているので、それに乗ります。パレードにちょうどいい時間に乗ると座れないと聞いて、少し早目のブリュッセル・セントラル11:36発 - バンシュ12:51着に乗りました。けっこうぎりぎりで座ることができました。1時間以上乗っているので座れないとキツイです。

帰りは16:16発を目指しましたが、パレードが15:30スタートだったので全然間に合わず17:16に乗って帰りました。出発の20分前にホームへ行くともう電車が来ていて、またなんとか席を見つけました。この1本後の電車はホームからはみでるくらいの人でぎゅうぎゅうだったそう。

今年は2月中旬にカーニバルが開催されたため、かなりの寒さの中パレード開始を待ち凍えました。

インフォメーションで地図をもらった時に、短い距離を3時間かけてパレードが進むと聞いてスタート地点近くに場所を取りましたが、けっこう人がごった返していて写真は取りづらいところでした。14時半から一番前に並びましたが、案外16時過ぎに来てもだんだん前に行けるかなという感じ。

コースの真ん中で待っていた人に聞くと、なかなか進んでこないから寒さの中待つのはつらかったとか、グラン・プラスで待っていたおかげで何百人というジルが集まっているところを見られて圧巻だったとか、感想はいろいろでした。

オレンジ投げは、大人は手渡ししてくれたり弧を描いて投げてくれるからいいのですが、若者と子供は容赦なく一直線に投げるので危ないです。一番前で見る場合よそ見は禁物です。

駅にはトイレのマークがあったので帰りに駅員さんに聞いてみると、フランス語オンリーで何を言ってるのかわからなかったけれど、窓口で鍵を借りてこいとか？窓口に行ってみるとそっけなく無いと言われ、言葉の壁でそれ以上追及できず近所の1軒だけ開いているバーで借りてから帰りました。


写真はパレードの出発を待つジル。

エリア モンス(ベルギー)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

1時間以上電車に乗ってバンシュに到着。
ホームに降りるとクラッシックな造りですてき！

駅舎内も。

切符売り場のスペースを区切るバーもこんな感じ。

こんなに素敵な建物なのに近付くと窓が割れていたり、壁がはげていたり。

ふだんはどうかわかりませんが、中はロープで奥へ行けないように区切られて建物の一部だけが駅舎として使われているようでした。

少し離れたところから駅舎を撮影したら豪華に見えました。

駅から出てすぐ出会ったジル達。
こんなにすぐに会えるなんて感激と思っていたら、この後もどんどんたくさんいました。
この独特な太鼓の音がすごく響いて、わくわくするんです。

手作りの看板を発見。
「わたし達はカーニバルを誇りに思う」

ユネスコ・アジア文化センターの説明によると「バンシュのカーニバルは、その自発性と参加する人たちがかなりの費用を負担することで知られる本当の大衆的なお祭です。バンシュの町の人たちはこのお祭りを非常に誇りに思っており、カーニバルに使われる伝統的な衣装、アクセサリー、ダンス、音楽に関連した工芸技術と専門技能を保存しようと努めています。」

次々とジル達に出会います。

陽気なジルグループだったので一緒に撮影をお願いしました。パレード前の街の練り歩き時だとツーショットもしてくれました。

後姿はこんな感じになってます。

カーニバルに合わせて飾ったのか？？？

不気味なキャラが謎だけど気になる。

地図もなく道もわからないので、適当に人に付いて歩いていたら街はずれの駐車場へ。

おそろいの帽子をかぶった子供たち。学校の行事で来たのかな。

ジルが進んで行くのが見えたので、追っていくと建物の間からインフォメーションの建物が。

後からもらった地図を見るとこの道をまっすぐ行くとグラン・プラスに出ました。わたし達はジルの後について行ったので、ここは素通りして商店街の方へ。

中心地に近づくと続けて3グループもジル達が！

手に持っているのは柳の枝だそうです。

アルルカンの衣装を着た子供たち。

グラン・プラスに到着すると人が急にたくさんいてびっくり。

途中まではカーニバルとは思えないほど閑散としていました。

グラン・プラスにあったジルの壁。

かなりかわいく描かれたジルのポスターが街のあちこちにありました。
インフォメーションの建物には巨大なものが！

インフォメーションにはまあまあきれいなトイレがありました。
ここでパンフレットと地図をもらってパレードの説明を聞きました。

アルルカンの後ろ姿。

インフォメーションにあったジルの着付け人形。お腹に藁を詰めていました。

左から、パレードに登場するアルルカン・ピエロ・ジル・農夫の衣装。

ジル以外は子供達だけが扮していました。

青丸が駅。
赤丸がパレードのスタート地点。
赤四角のグランプラスに向かって3時間かけて進みます。

出発前に街の地図を探してもなかなか無かったので見にくいけれど載せておきます。

グラン・プラスは傾斜しているので、ここで見学する時は場所を吟味したほうがいいみたい。

博物館の前にあったジルの銅像。観光客が順番に記念撮影しているのでわたし達も。

博物館前でごっこ遊びをする子供たち。ポリスに扮してました。凝ってる！

朝のパレードではこのマスクをしたジル達に会えます。ケーキ屋さんのショーウィンドウで。

ポスターが描かれたケーキも！

パレードの始まる15時半の1時間前に、場所取りに向かいました。

この日はすごく寒くて長時間見学する自信がなく、スタート地点に近いところで場所取り。

同じように場所取りをしていた人達がおそろいのマスクで目立っていたので頼んで撮影。後でマスクを取った時に見たらヤンチャそうな人達であせりました。

急にアパートのドアが開いて中からジルが！

続いてダチョウの羽の帽子を持った人がジルにかぶせてあげました。

ジルの周りには数名のお付きの人がいて、衣装を調えていました。ジルも誇らしげな顔つき。お付きの人はオレンジ満載のリュックを背負ってます。

街を練り歩くために出発！

このあとまた戻ってきて、帽子をとって家に入って行きました。もちろんパレードが近くなったら、また同じようにして出かけて行きました。

なかなか始まらないと思ったらポリスの集団が。この後乗馬してパレードを先導する人達かな。

わたし達がいた場所はスタート地点の手前だったようです。
ジルが付き添いと打ち合わせたり、ブラスバンドが打ち合わせたりといった場所でした。

ガソリンスタンドより15メートルはグラン・プラス寄りがいいと思います。

農夫に扮した子供たちが集合しに行くところ。

本格的なパレード前に練り歩いてきたジル達。

天気が心配だったけど、ダチョウの羽の帽子をかぶってくれてよかった！高価なためちょっとでも雨が降りそうだとかぶらないと聞きました。

ちびっこも帽子をかぶってて重そう。

こちらの人達はまだ帽子をかぶっていません。

家族？が帽子を届けてその場で着付けてくれました。

帽子重そうです。

こちらの男性も手で帽子を支えてます。

お付きの人達がいなくなった瞬間。

なぜかブラスバンドのおじさんが出発前にオレンジをくれました。

ジル達はオレンジを片手に持ち、からだを小刻みにゆらして木靴をはいた足を踏みならし、眠っている動・植物に春を知らせているのだそうです。

パレードが始まってくるとこの辺りはカオス！一番前に並んでるとは思えないくらい主役以外の人が多くて写真は難しい。

どの時点からがパレードの始まりか、わたし達のいたところからはよくわからなかったけれど、4時を過ぎたところで寒さの限界に達して帰ることにしました。

パンフレットと戦利品のオレンジ。いくらでももらえそうだったけど、重いので7個でやめました。

このオレンジは1年間飾っておいてしなびさせ、また来年もらいに行くのだそうです。でもわたしは1個を残して食べてしまいました。甘くておいしかった。

博物館で買った指貫。高かった！その他にもお土産がちらほらとありました。