2012/10/19 - 2012/10/20
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フルリーナさん
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出発ひと月前に、ミュスタイアのあとに一泊する予定になっていたホテルから、改装が伸びて宿泊ができなくなったと連絡が入りました。
ミュスタイアから、フネス谷マッダレーナに直接行くにはちょっと遠いので、その途中で泊まる場所を新たに探さねばなりません。荷物をもって移動してもそう大変でないところ、泊まるだけでのんびり絶景を楽しめるところ・・・グーグルアースと地図を片手にネット放浪を続けて、選んだ地は、ボルツァーノからバスで30分ほどの小さな村。さあ、ホテル改装で断られた一泊は吉と出るか、凶と出るか~。
※写真・文章の無断転用は禁止します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ミュスタイアからのバスは、マッレス・ヴェノスタに到着。
ここからメラーノへと向かいます。
マッレスの駅で、日程表を見せてイタリアに入ってからドイツに抜けるまでのチケットの相談をしたら、一番安い方法を見つけて、全部切符を揃えてくれました。
よかった〜。 -
なんと、ここからはSAD社の電車。
SADのバスにはドロミテで何度もお世話になってますが、電車は初めて。
イタリア国鉄の電車と違って、とってもきれいな電車でした。
マッレスからメラーノへの車窓はとってもすてきでした。
ドルフ・チロルも宿泊地の候補として考えたのだけれど、今回はパス。
ワイン祭りがメラーノであったので、お客さんがたくさん乗っていました。 -
メラーノからボルツァーノへ。
ボルツーァノに近づくと、ドロミテの山々が、遠くに見えてきて興奮です。
さて、久しぶりのボルツァーノに到着。
今日は、大きい荷物があるので、パニーニを買って駅の休憩所でバス待ちをしながらの昼食。
田舎ばかりを歩いてきたので、ボルツァーノが大都会に見えます。
バス乗り場もいっぱいで、どのバスに乗っていいのか、母たちを残して下調べ。これが思ったよりも大変で、あっち行ったりこっち行ったり。
やっぱり、都会はたいへん〜(><)。 -
苦労の末、やっとバス乗り場をみつけて無事にバスに乗り込みました。
そしたら・・ん?目の前に日本人の女性。
「もしかしてフルリーナさんですか?」
実は、イタリアに住む友人の友人がこの村に住んでいるということで、計画を立てるときにちょっとお問い合わせをしたんです。
私が行く日を知らせてあったので、お嬢さんのお迎えの帰り、一緒になれればなあ・・・と気にかけてくださっていた様子。
ガイドブックにもネットにも情報がなかったので、とても心強かったです。 -
イチオシ
その方は大阪からボルツァーノにお嫁さんに来て、数年前にこの村に引っ越してきたとのこと。
この村で、このローゼンガルテン全景が見えるのはほんの数十メートルの場所なのですがその絶景ポイントからはこの眺め!
ここからさらに奥に行く彼女の家からはローゼンガルテンの東部分から紫の塔までが眺められるそうです。すごいなあ♪。 -
ちょっと望遠でよってみます。
う〜ん。ローゼンガルテン独り占めって感じです。 -
それにしても、ほんとに晴れてよかった!!
母たちも喜びのVサイン♪ -
ローゼンガルテンの横には、シリアール山。
シリアールって、シウージの村から見上げると、王子様のように美しい姿なのに、南側から眺めると、怪獣チックなユーモラスな姿。 -
ホテルはこの絶景ポイントからほんの少し上がったところにあります。
ローゼンガルテン、シリアールはホテルからは見えないのだけど、イタリアアルプスの山々が美しいです。 -
そしての丘の上には、もの想う牛さん。
-
ホテルのベランダのすぐそばにも
食欲旺盛な牛さんたち。
牧場の中に泊まってるみたいです(笑)。 -
イチオシ
丘の下にも、牛・牛・牛・・。
わたしの大好きなドロミテのトレンティン・グラナチーズも、この辺の牛さんのミルクから作られるのかしら・・・。 -
小高い牧草地の上には絵本のような青空と雲。
-
ホテルの庭からはローゼンガルテンとシリアールは見えませんが、
ボルツァーノより北西の山々がこんなにすてきに見えます。
今日、マッレスから来るときに通ってきたあたりの山々も見えているのかなあ・・・。 -
ホテルの庭の木が、真っ赤に熟してました。
何の木かしら・・? -
そして、待ちに待った夕暮れです。
天気は快晴。
真っ赤に燃えるローゼンガルテンを見れるでしょうか♪ -
ホテルの庭からの山々も美しいし、ローゼンガルテンのアルペングリューエンもみたいし〜。
ホテルの庭と、ローゼンガルテンが見える道路とを、カメラとビデオ抱えていったきたり。 -
こちらの山々は雪を抱いてるので、雪と夕焼けのコントラストが、またまた美しいのであります♪
でも、やっぱりドロミテの名峰、ローゼンガルテンの真っ赤に燃える瞬間は見逃せません。 -
イチオシ
そして・・・
-
・・・・
-
・・・・・
-
・・・
-
・・・・
-
つかの間の夢のように
真っ赤に燃えたロ−ゼンガルテンは
紫色の残照の中で、静かに、元の姿に戻っていきます。 -
そして赤く燃えたローゼンガルテンも
闇の中に包まれていきます -
夜を見守る お月さま
-
そして・・・・朝
-
ローゼンガルテンの紫の塔の尖塔と周りのギザギザも
赤い光を浴びてお目覚めです。 -
こちら側の山々は
パステルピンクと紫のグラデーション -
イチオシ
お店もなにもないところですが、
もう、この眺めさえあれば、何もいらないって感じです。 -
泊まった宿は、とっても居心地がよくて、お夕食も朝食もおいしくて、なのにとってもお安くて、感激♪
予定してあった別の場所のホテルからのキャンセルで、思いがけなくここに宿泊することになったのですが、災い転じて大きな福となってくれました。 -
こちら側の山々は、ホテルのお部屋のベランダからも眺められます。
たった一泊でしたが、とっても静かな環境の中でローゼンガルテンを満喫できました。 -
さあ、ちょっと早いけど、バスを待ちながらローゼンガルテンに別れを告げましょう。
ホテルの親切なオーナーが、到着時も帰るときも、荷物をバス停から運んでくださいました。
と、バス停に降りていこうとしたらたくさんの牛さんの〇〇チ。
隣の農家の若いお父さんが、肥料にするのでしょうか、集めてリヤカーに積んでます、ちいさな坊やもお手伝い。
これが、またいい肥料になって、美味しい牧草を育て、健康な牛さんを作り、美味しいミルクができるんでしょうね。
自然のサイクルは、すごいです。 -
バス停は、ローゼンガルテンの絶景ポイントにあります。
ちょうどカーブのところなので、私が運転したら山に見とれて谷に落ちそう。 -
朝露を浴びた花がみずみずしいです。
-
こちらは涼やかなお姿
-
こちらのお花さんは、一見ぶさいくそうに見えますが、よ〜くみると、とっても可愛らしい。
みんな牧草なのかな?野の花なのかしら? -
さあ、そろそろバスがやってくる時間。
そうそう、最大の功労者テルテル君の記念撮影を忘れていました。
(ごめんごめん)
絶対晴れてほしかったソーリオから、ずっと頑張ってくれてるテルテル君が、ローゼンガルテンをバックに誇らしげです(笑)。
3年ぶりの大仕事、しっかり果たしてくれてます。 -
怪獣山のシリアールも、朝の柔らかな光につつまれて、なんだかホンワカして見えます。
-
シリアールのどアップ。
-
光線は午後のほうがずっと山がきれいに見えるのですが、
逆光もまた、山がホンワリやさしく見えてすてきです。 -
さあ、今日はブレッサノーネで、あとからやってくる従妹の娘と合流し、フネス・マッダレーナに向かいます。
天気予報は明後日までピッカン晴れ。
なんと幸せな私たち♪
次回はブレッサノーネをご紹介いたします。
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この旅行記へのコメント (9)
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- ムーオバサンさん 2016/04/23 14:00:16
- ローゼンガルテン大好きです
- フルリーナさんの旅行記、いつも楽しみに拝見しています。
お勧めのTiresのホテルも旅行記で知って、2年前燃えるローゼンガルテンに会うことができました。
とても感謝しています。
この夏、4回目のドロミテを計画しています。
ボルツァーナからバスで30分というこの地に、ぜひ行ってみたいと思っています。
私なりに色々調べたのですがわかりませんでした。
地名を教えていただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
-
- minakomachiさん 2014/05/24 11:58:17
- ローゼンガルテンいいですね
- フルリーナさん、すてきな旅行記を楽しく拝見しました。
この夏、ドロミテ行きを計画し、インターネットで検索していたら、
こちらにたどり着きました。本当に美しいドロミテの景色に感動です。
特に夕暮れのローゼンガルテンがすばらしいなと思い、Tiresのお薦めのホテルに当たりましたが、当方の希望する日程ではダメでした。
ところで、こちらの旅行記にあるTiresに匹敵するようなローゼンガルテンのよく見える村とはどこでしょうか。お泊まりになった宿なども教えていただけるとうれしく思います。
ドロミテは初めてで、フルリーナさんの旅行記をとても参考にしています。
よろしくお願いします。
minakomachi
- フルリーナさん からの返信 2014/05/24 20:29:59
- RE: ローゼンガルテンいいですね
- こんにちは
メールでお返事いたしますね
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- katorinaさん 2013/02/11 20:15:29
- たしかに絶景!
- フルリーナさん、旅行記楽しんでいます。
どれも私には衝撃の秋報告です。
フネスもローゼンガルテンも素敵です。
お母様たちの楽しそうな様子もいいですね。
今年は間に合わないけど、
来年は本気で秋ドロを考えます。
そのときはいろいろ教えてください。
katorina
- フルリーナさん からの返信 2013/02/11 21:48:39
- RE: たしかに絶景!
katorinaさん
ありがとうございます。
衝撃的でしょ(笑)。
ただ、秋はお天気が安定しないのが、不安材料なんです。
私が行ったときも前後ずっとお天気悪くて、たった7日間だけ晴れたところがラッキーにもソーリオからドロミテに当たりました。
8日目からは、どんより曇ったり小雨のお天気。
私が帰国した後はなんとドイツでは大雪が降って、ずっと天気が悪かったそうです。
この賭けに当たって晴れたらラッキー、はずれたら涙もの…という感じです・・。
紅葉はエンガディン、ドロとも10月20日ぐらいがねらい目といった感じのようです。これも年によって多少の葉や遅いはあると思うのですが。
でも、この時期はもっと茶色の枯れた草原と思っていたら、まだまだ緑が輝いていてびっくりでした。
-
- カヌ太郎さん 2013/02/09 22:49:12
- 薔薇庭
- フルさん
おひさです。
朱色にそまる薔薇庭…
じんわり心に浸みる色…
何も音がないなか赤みを深め
色あせていく、感動の瞬間…
8年前を思い出しました。
カヌ太郎
- フルリーナさん からの返信 2013/02/09 23:21:29
- RE: 薔薇庭
- カヌさん
ローゼンガルテンといえば、カヌさんの燃えるローゼンガルテン。
カヌさんの旅行記を思い浮かべながら、旅だったのですが
同じように燃えるローゼンガルテンを見れて、ほんとにラッキーでした。
カヌさん書いてたみたいに、音のない中にゴーって音が聞こえる感じでした。
ふもとに見える村はティレかなあ・・・。って思ってみてました。
チプリアン村は、陰に隠れちゃってるかなと思うのだけど。
いずれにせよ、初ドロでバスで通った谷と、ハイキングしたローゼンガルテンが眼下に見えて、大感激でした〜。
-
- Michyさん 2013/02/09 11:48:39
- ため息の風景
- フルリーナさん、こんにちは♪
どの風景を見ても全てが言葉に出来ない美しさですね。
ローゼンガルテン独り占めって、本当に羨ましい!
移りゆく空の色、牛がいるのどかな雰囲気、そして拝見していて深呼吸したくなるような空気の美しさを感じました。
まさにヨーロッパの田舎の旅の魅力が120%伝わってきました。
テルテル君の写真、可愛い(^。^)!
お天気に恵まれて良かったですね。
久しぶりに美しいヨーロッパの風景に触れました。
フルリーナさんに感謝です。
Michy
- フルリーナさん からの返信 2013/02/09 23:12:09
- RE: ため息の風景
- Michyさん
ありがとうございます。
ほんとに、周りにはだれもいなくて(牛さんだけ・(笑))
ひとりじめ〜!!って感じでした。
帰ってみれば、ソーリオからフネス谷の秋晴れの一週間をのぞいて、ヨーロッパ前後ずっとお天気が悪かったそうな。
絶景ポイントで晴れてくれたのはほんとにラッキーでした!!
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