ベギン会修道院群　（ブルージュ）

2012/11/25 - 2012/11/25

「ベギン会修道院群」に行ってきました。
「世界遺産」に登録されています。
「女子のみの修道会」という珍しい存在です。
これといった見所はありませんが雰囲気を感じます。

エリア ブルージュ(ベルギー)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

「愛の湖」　です。

「愛の湖公園」　です。

「愛の湖」　の対岸に　「ベギン会修道院」　があります。

「１９９８年」　に　「世界遺産」　となっています。

「オランダやベルギー」　に残るベギン会修道院のうち、フランドル地方の　「１３件」　がまとめて登録されました。

「ベギン会修道院」　の入口です。

入口付近。

「中庭」　は　「無料」　です。

「撮影禁止」　と書かれています。


が、「ガイドさん」　が言うには撮影は　「ＯＫ」　とのこと。

「ベギン会修道院の家」　がありました。


「２ユーロ（約２１０円）」　です。

入口で聞くと　「撮影ＯＫ」　です。

主に　「１７世紀」　の家具調度類が置かれています。

ここの　「ベギン会修道会」　は１２４５年に　「フランドル伯爵夫人のマルガレーテ」　の意志のもと設立されたものです。

「女性」　のみの　「共同生活」　の場です。


当初は、十字軍遠征などで夫を亡くした妻が集まった共同生活だった模様。

「中世ヨーロッパ」　では女性は従属的な生き方を強いられて人生の選択肢が限られていた時代でした。


「ベギン会」　は、こうした女性たちの　「自立」　を支援する修道院として生まれました。

自身で生計を立て、自立的な生活を営む女性たちのための共同生活の場です。

彼女たちは朝に　「ミサ」　を終えると、それぞれの仕事をするために　「町（世俗）」　へと出て行きました。


「半聖半俗」　の共同生活でした。

どこの修道会に属さず、「教会の誓約」　にも縛られない　「寛容な修道院」　でした。

他の修道院と違い　「財産の所有」　も認められてます。

また、退会すれば　「結婚」　も認められていました。

ここは数ある　「ベギン会修道会」　の中でも最も美しいといわれます。

しかし、「２０世紀」　に入り、女性の社会進出とともにベギン会は衰退していきました。

現在の建物は　「１７世紀以降」　のものです

「当時の生活」　と同様に非常に　「質素」　です。

当時の都市計画や建築文化とも結びつきが深いことなどが評価され世界遺産に選ばれました。

現在は　「ベネディクト派」　の修道女たちの祈りと生活の場所です。


「ベネディクト派」　とは　カトリック教会最古の修道会です。

「ベギン会」　も　「ベネディクト派」　も　「カトリック」　です。


この地方での　「カトリック」　は　「宗教改革」　で多くの修道会が解散させられたそうです。

「祭壇」　です。


ベギン会の守護聖女は　「エリザベス」　だそうです。

毎朝　「ミサ」　を行っていると思われます。

「オードリー・ヘップバーン」　の　「尼僧物語」の撮影に使われたことでも有名。

現在　「ベギン会」　は存在しません。


「１５世紀」　から　「ベネディクト会」　の修道院として引き継がれています。