2013年新春ジャワ中部～その２　ボロブドゥール

2012/12/31 - 2012/12/31

ボロブドゥールとプランバナン、二つの世界遺産。そしてアマンジオに5泊してゆったりとリゾートライフを楽しむ旅。
その２は、早朝のボロブドゥール観光です。

朝４時半にホテルを出発し、５時前に月明かりの遺跡に入りました。朝もやの中、日の出を待ちます。
１０００年以上も佇んできた仏像。聖なる山、ムラピ山。

やがて太陽が上ると、ブルーグレイの世界が褐色に色づき始めました。

上部３段の円壇、下部４段の方壇。一般の観光客が入る前にじっくり鑑賞。
特に方壇の第一回廊を飾る、ブッダの生涯が刻まれた１２０枚のレリーフの素晴らしさ！

最後に悪徳を表す基壇部分のレリーフを鑑賞し、８時前にホテル帰着でした。

エリア ボロブドゥール遺跡周辺(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 旅行の手配内容: 個別手配

４時５７分、ボロブドゥール遺跡の下へ。
月明かりの中、足元を懐中電灯で照らしながら上ります。

早朝ツアーは、ボロブドゥール遺跡内に建つマノハラホテルからの出発。雨季のこの時期、日の出が見られるかどうかは、運次第です。

５時１分。月と仏像。

円形テラスのストゥーパには仏像が納められています。

５時３分、立ち並ぶストゥーパの向こう、聖山ムラピが姿を表しました。

空もうっすらと赤くなって。

仏像の後ろ姿。

朝もやの中、遠くに見えるのはメノラーヒルズです。

５時２１分。随分明るくなって来ました。写真を撮っている人がたくさん！

聖なる山、ムラピ山。２年前にも大噴火を起こし、ボロブドゥールの一番上のテラスは２ヶ月前まで閉鎖されていたとのこと。

今もよく見ると、噴煙をあげています。

ブルーの諧調。

仏像のお顔。穏やかですね。

１０００年以上もここに佇んできたのでしょうか。

５時半、太陽が姿を見せました。

朝の光の中で、基壇からの階段も見え始めました。その向こう、東のムラピ山に向かって道が伸びています。

黒一色のように見えていたストゥーパや仏像も、うっすらと色づき始めました。

ストゥーパの中の仏像にも朝日が差しています。

ボロブドゥール遺跡。上３段は円形の回廊になっています。

下２段のストゥーパは、菱型の窓。不安定な俗界の人の心を表しています。
その上は正方形の窓。安定した賢者の心。
そして一番上は窓が一切ない仏塔。「無の世界」です。

その下は４段の正方形の回廊。

回廊のガーゴイル。

仏像とレリーフがならぶ回廊。

第三回廊のレリーフ。

ブッダの生涯が刻まれた第一回廊。

６時を過ぎて、一般観光客も入って来ました。それでもレリーフをじっくり鑑賞できますね。

ブッダの生涯を見て行きましょう。

パネル８。母の摩耶夫人と父王。

パネル１３。眠る摩耶夫人。

象に姿を変えたブッダが胎内に宿ります。

パネル２８。釈迦の誕生。

沙羅の木に掴まって立つ摩耶夫人の右脇腹から生まれた釈迦は、直ぐに７歩歩き、その足元からは蓮の花が咲き出します。

パネル５１。釈迦が妻のゴーパを他の女性達に紹介するところ。

パネル６５。釈迦の出立。

パネル６５の全景。神々に守られて馬に乗って出家する様子がいきいきと描かれています。

パネル６７。自ら髪を切る釈迦。

パネル８６。水浴する釈迦。

パネル９７。悟りを開いてブッダとなり、天女らに祝福される釈迦。

パネル１２０。ブッダの初説法でレリーフは終わっています。

第一回廊から上を見たところ。

基壇部分のレリーフ。ほとんどは倒壊を防ぐための補強工事で見えなくなっています。

善悪を表した彫刻。向かって右は正しい家庭。左は飲めや歌えやの悪徳を表しているようです。

この角の部分だけが、本来の基壇がみえるようになっています。

ボロブドゥール遺跡の全景。

ここでも修学旅行生に出会いました。

ホテルに戻って。遠く、ボロブドゥールを眺めながらの朝食です。
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