2012/05/20 - 2012/05/20
7198位(同エリア12001件中)
熱帯魚さん
週末友人との待ち合わせまで時間があったので
浦東から船に乗り、外灘へ。
賑やかな外灘を軽くお散歩してから、
裏外灘の虎丘路にある外灘美術館に行きました。
この美術館、以前から気になっていた美術館で、
その歴史もさることながら外観がとても素敵。
内部を見たかったのもあり、アートな午後、
を過ごしてきました。
ちなみに5階にカフェがあり、入場券の半券を
提示すると、コーヒーか紅茶が無料で飲めます。
その5階は室内の席と屋外の席があり、
屋外の席からの眺めがこれまたいい感じ。
周囲の裏外灘の町並みを見下ろすことができます。
この日は午後〜夕方をここで過ごしましたが、
別の日の夜もここを訪れてひとりでまったりしました。
★★ 亜洲文会(虎丘路20号)について ★★
現:上海外灘美術館
亜洲文会は正式には「亜洲文会北中国支会(North China Branch of the Royal Asiatic Society)」という名前です。英国皇家亜洲文会(Royal Asiatic Society of Great Britain and Ireland)の支部で、英国人が上海に設立した東アジア文化研究機関でした。
1823年英国政府はアジア各地の自然や鉱産標本を収集し、皇家亜洲文会を設立、インド、バングラディッシュなど英国植民地に支部を設立しました。1842年英国は香港を取得、その後1947年に英国宣教師Alexander Wylieが香港に「中国支会(中国支部)」を創設しました。
1857年10月16日、上海に「上海文理学会」が創設され、翌年香港の皇家亜洲文会と連絡を取り、上海文理学会は皇家亜洲文会北中国支会と改名されました。会は、外国人の上海での自然、文化学術研究のための機関でした。
北中国支会は、標本を収集、展示し、学術研究や討論の場を設けるために、1868年2月博物院建設を提案しました。1871年、上海英租界当局は租界内の土地を文会に分け与え、英国領事と工部局の資金援助のもと、会所が建てられました。会所内には、博物館、蔵書館などがあり、東方学研究の中心となりました。
1871年に会所を建設してから1930年まで、60年がたち、建物の老朽化が顕著になってきたことから、もとの建物を解体し、その跡地に新しい建物が建設されました。建物は公和洋行の設計で、5階建ての鉄筋コンクリート建築。1932年竣工。上から見ると正方形の形をしています。入口の両脇には八卦窓があり、一対の獅子が設置されています。石の手すりや屋根など、中国伝統の装飾が施されています。
当時の亜洲文会は、1階が講演ホール、2階が図書館、3階以上が博物院の陳列室でした。中でも4階の生物標本展覧室には、1万種あまりの動物の標本がおさめられていました。5階は歴史文物陳列室で、漢代の石馬、魏晉の石刻、石像、石碑、陶器、銅器、貝殻、墓像などがおさめられていました。
新中国が成立すると、亜洲文会の所蔵品が分類され、各所におくられました。建物と蔵書は上海図書館のものに、鉱産、自然標本は上海自然博物館に、文物と文物資料は上海博物館に所蔵されました。文管部門は文会大楼に移管され、上海図書館書庫となりました。
2005年12月、ロックフェラー財団により外灘源プロジェクトの一部に選ばれ、現在の亜洲文会は上海外灘美術館として使われています。
開館時間:
火、水、日 10:00〜18:00(チケット販売は17:30まで)
木〜土 10:00〜21:00(チケット販売は20:30まで)
月曜日休館
入場料:15元
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
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家でだらだらしていたので、午後2時ごろ自宅を出発。
私の住んでいるマンションには池があり、夏ごろになると蓮の花が咲き始めます。 -
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世紀大道駅のそば(東方路)の96広場にあるWagasで遅めのランチ。
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バスで東昌路の船着場まで。
○ 東昌路輪渡 -
東昌路の船着場から船に乗って対岸(金陵東路)に行きます。
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東昌路の船着場がどんどん離れていきます。
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イチオシ
バイバイ、浦東のビルたち。
ちょうど環球ビルと金茂ビルが一緒に見えました。 -
環球ビルと金茂ビル。
手前のビルは今も建設中。 -
あのピンクのボールの串刺しみたいなのが東方明珠
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外灘が見えてきました。
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この船に乗ってきました。
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○ 信号台
週末の外灘は、観光客で大にぎわい。 -
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イチオシ
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コラコラ、ここで横断歩道でないところを渡るのは危ないですよ〜!!!
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川(黄浦江)の向こう側には、先ほどいた浦東の金融街が広がります。
川沿いのプロムナードは観光客でいっぱい。疲れてしまうので、美術館に移動です。 -
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イチオシ
この通りも好き。
ヨーロッパの町並みみたいです。 -
○ 上海外灘美術館
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このときの展示は「様板屋 Model Home」
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この八角窓がいい味だしてます。
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入場券とパンフレット
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2階だか3階からの眺め
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5階までやってきました。
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入場券の半券があると、5階のカフェでコーヒーか紅茶を無料でもらえます。
紅茶を選びました。めちゃくちゃシンプルですけど、15元で芸術作品も見られて、紅茶飲みながらゆっくりできるとは、いい場所だ!なーんて思います。wifiもあるのでネットもできますよ。 -
5階にはベランダがあり、周囲の景色を眺めることができます。
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ちょっと距離がありますけど、上海大厦、白渡橋、ロシア領事館などが見えます。
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遠くに東方明珠が見えました!
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道をはさんで、裏外灘の町並みと新しく生まれ変わる建設地。こういうのがいっぺんに見られるから、上海は面白いなぁと思います。
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イチオシ
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イチオシ
以前、裏外灘をぶらぶらしていた時に、たまたまビルの上に見つけた楼閣。下からは上手に撮れなかったけれど、ここからならばっちり撮れました…ビルの上にこれがくっついているんですよ〜不思議じゃないですか?
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日も暮れてきたし、友達との待ち合わせの時間も近づいてきたので、地下鉄の駅まで歩いて行きます。
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外灘美術館は気に入ったので、また展示が変わったら行こうと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
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- おぎゃんさん 2013/01/10 15:18:18
- 穴場(・・)ですね。
- 熱帯魚さん、こんにちは。
先日寒い上海から戻って参りました。
昼はずっと天気がよかったので大丈夫でしたが、ライトダウンでは夜ちょっとばかりきつかったです。(苦笑)
2日目の午前中は美術館を2軒だけ回ったのですが、外灘のこんな場所にもあったんですね(トホホ 夕方に近くまで来ておりました)。
今回の上海行ですっかりリピート気分になりましたので、次回は訪れてみたいです。
ほんと、いつもローカル情報が詳しくてためにさせていただいています。
では。
- 熱帯魚さん からの返信 2013/01/11 00:28:17
- RE: 穴場(・・)ですね。
- おぎゃんさん
こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
上海寒いですよねー
今年は特に寒い気がします!
沖縄からいらっしゃったらなおさら寒いでしょうね…
年が明けてからは天候がすぐれずどんよりしています。
雪が舞ったり霙交じりの雨が降ったり…
なのでおぎゃんさんラッキーでしたね。お天気がよくて。
美術館2軒まわられたのですか。
外灘にもありますよね、SWATCHのビルの中に。
そこにいかれたのかな?
久しぶりの上海楽しまれたようですね!
次回は暖かくなってからいらっしゃってください。
今は私は外に出かけるのも億劫です…汗
それでは〜
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