2012/10/11 - 2012/10/18
30位(同エリア165件中)
Licodさん
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久しぶりのインド。以前はニューデリーのみの短期滞在でしたが、今回は南インド東岸の2州 タミールナドゥ州とアンドラプラデーシュ州へ行ってきました。
出発にあたりインドのビザの取得がこんなに計算できないとは思いもしませんでした。何とか出発前日の夜に取得でき、翌朝無事に成田からシンガポール経由で南インド、タミール・ナドゥ州の州都チェンナイ(旧マドラス)へ。
写真は、時間借りしたオートリクシャーと鋭い目付きのドライバー。
*ビザは、webで申請し入力してから13日目に取得できました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シンガポール チャンギ空港でのチェンナイ行きのゲート
シンガポールでの乗継ぎ時間は、約3時間でした。
シンガポールからチェンナイまでの飛行時間は4時間で、機内は意外と混んでいて、満席に近かったです。 -
飛行機は、定刻の22時にチェンナイ国際空港に到着しました。日本を出てから14時間半後になります。デイフライトのなかでは、このSQ−SQの乗継が一番効率が良いのでは思います。
イミグレを抜けるとヒンドゥの女神がお出迎えです。こちらでは、タミール語が主に話されているためヒンズー語の「ナマステ」という言葉は、ほとんど耳にしませんでした。 -
チェンナイ国際空港
壁絵は、叙事詩『バガヴァット・ギーター』の一説、クル平原の戦いで、戦意を失いかけているアルジュナを励ますクリシュナ。英国からのインド独立運動の行動指針にもなったそうです。 -
空港出口のカウンター
両替所は、この並びに一軒のみ。ATMを探しましたが見当たりませんでした。仕方なくレートが悪いのを覚悟で両替 (¥10,000 →Rs 5,500 )
両替後、予約時に頼んでおいたホテルのピックアップサービスで、ホテルへ。
(空港からホテルへの送迎サービス料金 : Rs 1910) -
チェンナイ市内
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チェンナイ市内
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市内観光で最初に向かったのはエグモアにあるタミール・ナドゥ州立博物館。
ホテルからも歩いて行ける距離ですが、閉館時間が迫っていたため、オートリクシャーで移動。 -
州立博物館は、1851年に創設された多目的博物館で広大な敷地に6つのビルディング、46のギャラリーで構成されています。
入館料 Rs 250、カメラ持込み料 Rs 200で、6つのビルディング共通のチケットです。 -
博物館(メインビルディング)入口
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メインビルディングには、ヒンドゥー教や仏教の石像が展示されています。
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南インドは、イスラム教の影響を受けていないドラヴィラ文化が根強く残っている地域だけあってヒンドゥー教の神々の展示品が中心となっています。
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ヒンドゥー教よりも古い時代には、南インドでも仏教が信仰されていました。
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仏足を拝む信者のレリーフ
仏像が現れる前の信仰対象物として、かなり古い様式のものが南インドで出土されているとは興味深いものを見ることができました。 -
メインビルディングは、施設も古く、展示品の説明も不親切でした。
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次に見学したブロンズ館は、メインビルディングより施設も新しくきれいに展示されています。
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ブロンズ館には、ヒンドゥー教の神々や仏像、ジャイナ教の教祖の銅像が展示されています。
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踊るシバ神 ナタラージャ
館内には、何種類ものナタラージャが展示されていますが、ポーズは皆同じ。 -
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アンドラ・プラデーシュ州で出土した3−4世紀ごろの仏像。日本に仏教が伝来する以前のもの。
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こちらは10世紀頃の仏像です。
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ジャイナ教の開祖 マハーヴィーラ
一見、仏陀に見間違うほど似ていますが、ジャイナ教の5戒のひとつである『無所有』のため、衣服(袈裟)は身につけていないのが特徴です。 -
博物館のブックスタンド
ここで、本や絵葉書が購入できます。 -
アートギャラリーには、建国の父ガンジーの像も展示されていました。
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博物館からホテルへの帰路に使ったオートリクシャー
下車時、翌日の予定を聞かれ、是非自分が案内したいと言ってきたので、一応別れ際にドライバーの携帯電話番号と時間当たりの値段を聞いておきました。(1時間:100ルピー、2時間:200ルピー、4時間;300ルピーを提示)
結局、翌日もこのドライバーにお願いすることにし、電話を掛けると喜んでホテルまで迎えに来ました。 -
翌日訪れたのは、ドラヴィラ様式のヒンドゥー寺院、カーパーシュワラ寺院。
駐車場に着くや否や、自称26歳学生を名のるガイドが寄って来た。 -
イチオシ
約40mの高さがある立派なゴープラム
数十年毎に塗り替えるそうです。中央にシンボルの孔雀。 -
カーパーシュワラ寺院の内部
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信者の婦人達が何やら作業をしています。
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イチオシ
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貝殻で作った曼荼羅とヒンドゥー教の神々、そして聖なる山、カイラス山。
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ガイドの計らいで、この祠の中でバラモンと対面。
風貌は、『大慈恩寺三蔵法師伝』に登場する外道のイメージ通りでした。玄奘三蔵が旅した1400年前と変わらないものが脈々と続いているのでしょう。 -
写真見難いのですが、左奥にバラモンが写っています。
根強く残るカースト制度の頂点に君臨しているのが、ヒンドゥー教の祭事を司るバラモンで、今でもその制度で苦しんでいる人達のことを思うと複雑な思いです。 -
こちらにも孔雀が。
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寺院の裏手には大きな池があります。池の中央には祠が。
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マリーナ ビーチ
広大な砂浜 道路からは波打ち際は見えません。 -
マリーナ ビーチ
道路から少し歩いたところで、ようやく波打ち際に着きます。 -
泳いでいる人は誰もいませんでした。
波が荒く、直ぐに深くなっている感じのビーチでした。 -
砂浜から舟を出すのは難しいそうな作業でしたが、難なく沖へ漕ぎ出しました。
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マリーナ ビーチの直ぐ南側の路上で獲れたての魚を売っていました。
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海岸から直ぐの距離に建つ白亜のサン・トメ聖堂
イエスキリストの12使徒のひとりである聖トマスの墓の上に建てられたと伝えられる教会です。 -
聖堂内部
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聖トマスがこの地で殉教したときの様子
トマスがインドに来たのは西暦52年、そして殉教したのが72年である。 -
敷地内には、小さな博物館があります。
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殉教したときの穂先と遺骨
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他にもザビエルの遺骨も展示されていました。
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以前(1892年)の聖堂の形状は、今とはだいぶ違っていました。
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キリストの12使徒が眠る教会は、世界で3ヶ所。 このサン・トメ聖堂のほか、バチカンのサン・ピエトロ聖堂(聖ペテロ)、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ(聖ヤコブ)
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宿泊したラディソン ブル ホテル チェンナイ シティセンター
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ホテルの部屋
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バスルーム
シャワーのみでバスタブは、ありませんでした。 -
ホテルのレストラン
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チェンナイ市内のショッピングモール
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マサラ ドーサ
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空港に行く前に立ち寄ったラディソンホテルのレストラン
チェンナイ市内には、ラディソンホテルが2軒あります。宿泊したのが、市の中心にある方で、こちらは、少し市の中心から外れた空港の近くにあるホテルです。 -
最後にキングフィッシャーのドラフトをいただきました。評判通り美味しいビールでした。
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チェンナイ国際空港 出国ロビー
空港施設内の入口で軍人によるパスポート、航空券のチェックがあります。フライトを変更した人は、変更後のeチケットをプリントアウトしたものを持っていた方が無難です。列からは一旦はじかれ、軍人が持っている航空会社の乗員名簿のコピーに自分の名を探し、再度提示してから中に入れます。 -
チェンナイ国際空港 出発待合室
インドはやはり魅力的な国でした。VISAが切れる前にもう一度来ようと思っています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- arfaさん 2013/03/03 13:38:06
- Licodさん、私のところへのご来訪ありがとうございました。
- こんにちは、arfaと申します。インド大好き人間でもあります。
2006年に初めてインドに行って以来、訪印も5回を数えました。
1回目は初インドということもありデリーの発着でパトナーからガヤと仏教由来のエリアを回り、その後定番のバラナシー、アグラを観光しながらデリーへ戻るというルートを取りました。
この時はGWということで毎日45度の高温で熱射病状態で回り、くたくたのところによって来るインド人の鬱陶しさにうんざりしました。
数年経ち、ふと見たパンフレットのゴープラムを見てなんとなく南インドに、今度は2009年の9月に回りました。
マハーバリプラムの海岸寺院からチダンバラムの大ゴープラム、タンジャブールのブリハディーシュワラ寺院と素晴らしいインド建築に出会うことが出ました。その後は翌年にゴアから入りハンピ、バーダミーからハイデラバードで出国、昨年は3月にカニャークマリへ、12月にはサーンチーからスーリア、コルカタで出国というルートで回りました。
バングラはかねてより行きたい国であり、コースも既に決定していますがなかなか安いチケットがなくて行きそびれています。中国東方航空や南方航空で昨年は総額4万円くらいのチケットがありましたが(12月はこれでデリーイン・コルカタアウトで総額4万円弱、チケット本体18,000円でした。)ダッカとコロンボはなぜか表示はあるが休便中のようでした。
円高のうちに行かないと安くなると大変ですからね。
ではまた寄せていただきます。
- Licodさん からの返信 2013/03/04 00:26:32
- RE: Licodさん、私のところへのご来訪ありがとうございました。
- こんばんは、arfaさん。
こちらこそご訪問いただきましてありがとうございます。
今年の夏休みに再度インドへ行こうと計画しております。
それにしてもインドは奥が深く、まだどの辺へ行くかも決まっておりませんが、arfaさんのインドの旅行記たいへん参考になります。
また、ちょくちょく訪問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
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