2012/12/16 - 2012/12/17
202位(同エリア2109件中)
molmさん
その1の続きです。
http://4travel.jp/traveler/molm/album/10733577/
その1では大隅半島を巡り、その2では桜島から(フェリー経由で)
鹿児島市内中心部での滞在を中心にご案内します。
色んな方にサービスしてもらった旅でした。
以下はその1と同様です。
かつて鹿児島県には奄美大島を含め4回旅しています。
とはいえ、2年ほど前から行きたいなと感じていた頃、こちらの
『続・ぼくの鹿児島案内』を発見して鹿児島熱が上がりました。
今回のテーマは食は勿論として、①大隅半島の先にある佐多岬を
訪れる、②鹿児島在住のトラベラーmogu miyauchiさんを訪ねる
ことを主眼に置いています。
細かくは計画していませんが、事前に決めたことは以下の通り。
12/15(土)
09:20 鹿児島空港到着 レンタカー確保
昼食 垂水市漁協でカンパチ頭の煮付け
午後 大隅半島の佐多岬を目指す
夕方 鹿屋市内のホテルしらさぎで宿泊
夕食 鹿屋市内の繁華街で
12/16(日)
朝 鹿屋市内の「やねだん」を目指す
昼食 鹿屋市の「生うどん つちや」
午後 桜島フェリー経由で鹿児島市内を散策
夕方 ドーミーイン鹿児島(天文館近く)に宿泊
夕食 「吾愛人」か「あぢもり」か「牡丹」が候補
12/17(月)
06:00頃 鹿児島中央卸売魚類市場で暫くセリを見学
mogu miyauchiさんと会う
昼過ぎまでは鹿児島市内を徘徊
昼過ぎ 鹿児島市内の akko cafe
17:30 レンタカーを返す
18:45 鹿児島空港を発つ
飛行機はANAの特典航空券で、レンタカー・ホテルは事前に
押さえ、更にmogu miyauchiさんとakko cafeも事前アポ。
鹿児島の方は閉鎖的という声を聞きましたが、決してそんな
風ではなく、親切でおもてなしの心を感じました。
では、ご覧になってやってください。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
その2のスタートは、その1の続き。
写真は垂水市の車内から桜島を。
桜島って鹿児島市なんですね。
知らなかった。
桜島は元々単独の島でしたが、大正3年の
噴火により大隅半島と陸続きに。
とにかく桜島フェリー乗り場に向かいます。桜島フェリー(鹿児島市船舶局) 乗り物
-
桜島フェリーに乗る前に温泉へ。
その1で登場したAraheam(アラヘアム)の
エジエジ兄弟(の一人)からフェリー乗り場
前の温泉がお勧めと聞いたので入浴。
名前を忘れましたが、恐らく国民宿舎内の
ことと思い桜島マグマ温泉へ。
国民宿舎 レインボー桜島
鹿児島市桜島横山町1722-16
日帰り温泉入浴 10:00〜22:00
水曜のみ 13:00〜22:00
料金 大人300円 小人120円
http://www.rainbow-sakurajima.com/onsen/index.html
いいお湯が300円とは良心的。
写真は国民宿舎前から撮影した桜島です。 -
入浴後はフェリー乗り場へ。
http://sakurajima-ferry.jp/
大人1人150円で運行時間は15分。
車1台(+大人1人)でも1,070円は良心的。
自動車の積載台数の関係で待つのかなと
思いきや、1台分も待たずに車で乗船。 -
いよいよ乗船です。
フェリーの運航は24時間体制で、夜中(22〜4時)でも
1時間に1本あります。
http://sakurajima-ferry.jp/?page_id=9 -
乗船したフェリーが桜島港から離れました。
最も奥に見える山が桜島です。 -
暫くしていると対抗船が通り過ぎました。
最大で1時間に4本ですから、計算上
6艇が運航しているわけですね。
運航15分、乗り降りに30分程度要します。
鹿児島港に到着しました。
予定時間よりは早いものの、チェックイン
時間を過ぎているので、ホテルへ直行。
事前に楽天トラベルで予約。 -
ホテル周辺をグルグル回りましたが
(右折しにくい道を走ったもんで)、
何とかホテルドーミーイン鹿児島に到着。
2012年5月にオープンしたばかり。
天然温泉 霧桜の湯 ドーミーイン鹿児島
鹿児島市西千石町17−30
099-216-5489
http://www.hotespa.net/hotels/kagoshima/
部屋にはシャワーのみでバスタブがないものの
最上階に大浴場(天然温泉を運んでいる)が
15:00〜翌10:00まで(1:00〜5:00サウナ停止)
利用できます。
トイレ・シャワールームは別々で手洗い場も
写真右側にあり別です。 -
夕食は迷いましたが、電話で問い合わせた
牡丹という店に席があったため決定。
牡丹
鹿児島市山之口町10-18
0120-394-818
18:00〜翌2:00 無休
後からわかりましたが、満席になることが
多いようです。(常連客談) -
カウンターに座り、とりあえず
一番搾りフローズン生(小450円)と先付。
もちろん鹿児島といえば芋焼酎ですが、
申し訳ないものの焼酎は飲めないんです。
だからサブタイトルに
「焼酎が飲めなくても楽しめます」
にしています。 -
黒豚ベーコンとホウレン草サラダ(630円)。
量的に2〜3人が丁度いいかも。
生のホウレン草に焼いたベーコン。
なるべく鹿児島産を使用し、スローフードの
推進をされています。 -
星カツオの刺身。
胸鰭の周辺に星形の斑点があることが由来。
ボードに書かれていたメニューで思わず注文。
スマorスマガツオとも言います。
旬は秋〜冬で、鰹の中でも脂が乗っている品種。
中日本〜西日本で広く獲れるものの、水揚げは
少なく、スーパーには並ぶことは皆無です。
味は鰹ですが、脂が乗っており、マグロの赤身の
ような味わいも。 -
さつま揚げ。
鹿児島に来たからには定番も頂かねば。
揚げたてでかなり柔らかい食感。 -
カウンターと厨房の間に串焼きの
スペースがあります。
串焼きだけは店長さんらしき人が
単独で調理。
1本でもガッツリ頂けました。 -
安納芋(あんのういも)の天ぷら。
主に種子島で栽培される品種で、糖度が高い
割にはカロリーが低く、食物繊維も豊富。
通常のサツマイモよりもねっとりした食感。
鹿児島県農業開発センター熊毛支場にて
研究・品種改良され誕生。
詳しくは安納いもブランド推進本部HP
http://annouimo-brand.com/ -
黒毛和牛さがり小(945円!)。
1本でこの値段だから、注文には躊躇しました。
「さがり」とはハラミ(横隔膜)からぶら下がって
いる部分からと言われています。
1頭から5kg程度しか取れないため高価格に。
ロースに比べサシが少なく、肉質は柔らかいです。
後から考えたら貴重な部位なので、注文して
良かったです。 -
黒豚たっぷりコロッケ。
衣の中に黒豚とジャガイモがギッシリ。
終盤で3個を一人で食べるのは大変でした。
隣の人が注文したのを見て思わず追加。 -
反対側の隣の方に焼酎お湯割りをご馳走に。
村尾酒造(薩摩川内市)の村尾を。
魔王・森伊蔵とともに3Mと言われる芋焼酎で、
鹿児島の代表格と言えます。
3Mは何れも入手困難で、家族経営にて醸造
されているためか、生産量が限られます。
しかも、蔵元では販売していないとのこと。
水割りだと悪酔いしそうなので、お湯割りに。
焼酎3・お湯7の配合にしてもらいましたが、
予想通り咽てしまいました。
かなり酒が弱いんだなと突っ込まれる始末。
還暦前後の紳士にご馳走になりました。 -
〆は焼きおにぎりを。
ご飯ものに焼き専門コーナーがあるもんで。
かなり人気がある店で、当日予約だと断られる
こともあるそうです。
大半が地元客で、活気がありました。
色々注文したため、トータル7,000円余り。 -
トラベラー mogu miyauchi さんから推奨された
吾愛人(わかな)本店・分家無邪気です。
両方とも雰囲気のある外観でした。
次回以降の参考にさせて頂きました。吾愛人 中央駅西口店 グルメ・レストラン
-
2軒目も行こうとしましたが、お腹一杯で
ホテルに戻りました。
ドーミーインは夜泣きそばも名物ですが、
こちらも断念。
暫く翌日の準備とPCでの処理を行って
就寝しました。
シングル部屋なのにベッドがダブルに近い
大きさで快適に眠れました。 -
3日目は5時過ぎに起き、6時過ぎには
鹿児島市中央卸売魚類市場へ移動。
海岸沿いから海を挟んで市場を遠目に。
鹿児島市の卸売市場は青果市場と魚類市場が
別々にあり、場所も離れています。 -
魚類市場の入り口にはこんな立て看板が。
集合時間までまだ早いので、市場内を見学。
鹿児島市中央卸売市場魚類市場
鹿児島市城南町37-2
http://www.city.kagoshima.lg.jp/_1010/shimin/6keizai/6-7itiba/6-7-2a/6-7-2-2/0003173.html -
セリの様子です。
セリは品種ごとに行われ、館内放送で案内。
買いのサインは指orミニ黒板で表示します。
(セリの品種によって分かれる)
鹿児島市の場合はスーパーや百貨店のバイヤーが
セリ免状を所有し、直接セリに参加されています。
(地域によっては小売店が直接セリに参加しない) -
セリ落とされた魚です。(種類忘れた)
セリは大きさにより1匹ごと・箱単位など
様々です。
一人が掛け声、一人が記録を取ったりと、
物凄いスピードでセリが進みます。
セリ落とした店は小売専門・レストラン専門、
中でも寿司屋専門の業者があったりします。 -
約束の時間となり、mogu miyauchi さんと合流。
12月なんて忙しい時期なのに恐縮です。
市場内を案内してもらえました。
低温卸売場(冷蔵庫ほど温度が低くない)にも
様々な魚介類が置かれています。 -
金目鯛です。
鹿児島近海でも獲ることができ、旬は
11〜2月です。
箱の中にある1310という数字は
kg単位1,310円でセリ落とした価格です。 -
クロダイです。セリは1匹ごと。
旬は冬で、マダイの旬はは春です。 -
首折れサバ(ゴマサバ)です。
マサバと比べてアッサリしており、主に
屋久島界隈で獲れます。
血を抜く・鮮度を保つことを目的として
首を折り、通称にもなっています。
光の当たり具合で黒っぽいものの、実際は
首折れの部分が赤くなっています。 -
市場見学をした後、mogu miyauchiさんと
暫くお話をさせて頂きました。
ランチのお勧めの店、鹿児島の魚の相場、
Uターンの方や若い方が鹿児島の情報を
発信されているなど貴重なお話を次々と。
朝食を食べていないと申したら、市場食堂に
連れて行って頂きました。
市場食堂
鹿児島市城南町37
(鹿児島市中央卸売市場魚類市場内)
099-224-9864
5:00〜15:00(一般の方は10:00から)
日曜祝日・年末年始定休、月1回水曜不定休
http://kagoshima-sakana.com/restaurant/ichibashokudo.html市場食堂 天文館店 グルメ・レストラン
-
首折れサバ刺身定食に、味噌汁を貝汁に。
アッサリしながらも、噛めばサバの味わいが
あり、何といっても鮮度がいい。
mogu miyauchiさん、ご馳走様でした。 -
mogu miyauchiさんと別れた時には
すっかり明るくなっていました。
12月の水産関係は言うまでもなく忙しい
時期なのに、お時間を頂き感謝です。
お昼までは時間もありますし、港近辺を
ウロウロしてみます。 -
鹿児島市に来たら寄りたい所がありました。
屋久島と奄美大島の間にあるトカラ列島の
役場が鹿児島市内にあります。
十島村役場
鹿児島市泉町14−15
http://www.tokara.jp/
十島村役場はかつて中之島にあったそうですが、
現在は鹿児島市内にあります。
後に紹介する三島村役場と分村する前は、併せて
十島村でした。(当時が中之島に庁舎)
分村された背景には、終戦後に上三島(現三島村)は
日本の統治下、トカラ列島はアメリカの施政権下に
あった歴史があります。
昭和27年にトカラも日本復帰したものの、分村は
継続されています。 -
ここでトカラ列島について触れます。
トカラ列島は何れの島も鹿児島郡十島村に属し
有人島は以下の通り。
口之島・中之島・平島・諏訪之瀬島・悪石島・
小宝島・宝島 の7島
臥蛇島・小臥蛇島・小島・上ノ根島・横当島は
無人島で、臥蛇島だけ1970年まで有人島でした。
定期便はフェリーとしまの村営船1艇のみで、
鹿児島港〜トカラ各有人島〜鹿児島港を3日間で
運航しています。
2便に1便は奄美大島の名瀬港まで移動。
http://www.tokara.jp/access/ferry.html
但し時化など天候の影響で運航しないことは頻繁で
1週間以上も船が出ない場合もあります。
人口は7島合わせても650名(平成16年)程度で、
最も少ない小宝島は40名前後です。
http://www.tokara.jp/profile/pdf/jinkou.pdf
トカラ列島は火山島や温泉が出る島がある一方で
稲作や畑作が向かない土壌でもあります。
(酪農を行っている島はあります)
そのため食料の大半は村営船の運搬に依存し、
特に米は九州本土から仕入れざるを得ません。
この(有人島の中で)「日本最後の秘境」と言われる
トカラには決して安易な気持ちで行くことは
できないと思え、もし旅する時には事前に時間・
島民への配慮など事前準備が大切になります。
トラベラーのkodeyanさんが素晴らしい旅行記を
作成されているので、そちらをご参照ください。
特にプロローグで概要がわかります。
プロローグ
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10499255/
フェリーとしま
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10500769/
平島編
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10501098/
口之島編1
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10502345/
口之島編2
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10503352/
宝島編
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10507363/
中之島編
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10508504/
悪石島編1
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10512308/
悪石島編2
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10530074/
悪石島編3
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10543179/
小宝島編
http://4travel.jp/traveler/kodeyan/album/10545187/
諏訪之瀬島だけ未到達のようです。 -
十島村役場の隣にはトカラのアンテナショップが
ございます。
十島村特産品販売所 トカラ結プラザ
鹿児島市泉町13-13-1F
TEL&FAX 099-223-0420
9:00〜17:00 日曜定休
http://www.tokara-yui.com/
本部は宝島になります。 -
購入したのは以下の3品。
上:宝島の島バナナコンフィチュール
http://tokara-takara.com/?mode=cate&cbid=1397978&csid=0
簡単に言うとバナナジャムで、シナモンを
香りづけした種類を購入。
三尺という品種のバナナはねっとり甘みが
あり、パンに塗って頂きました。
左:夜光貝の佃煮
http://tokara-takara.com/?pid=53007805
店内で試食させて貰い、旨くて即購入。
小宝島で獲れた夜光貝をトビウオの魚醤で
煮込んだものです。
右:宝香みかん酢
http://blog.tokara-takara.com/?eid=576933
トカラ固有種で、絞った皮はトカラの塩と
合わせてみかん塩にしています。
店内で嗅いだ感じでは柚子に近い感じでした。
かなり濃そうな風味です。
いずれも市販品より価格は高いですが、これは
少量生産と物流(村営船)の問題で、この辺りは
買い手も理解しなければなりませんね。 -
ご厚意で7島の地図を頂きました。
いつかは行きたいですが、そう軽々と
足を運べるわけでもないし、7島を全て
巡るには2週間〜1ヶ月くらいの時間が
必要と思われます。
そのため、仕事をリタイアしてからに
なるでしょうな。 -
十島村役場の近くに三島村役場もございます。
黒島・硫黄島・竹島と他の所でも聞いたことが
ある名前ですが、鹿児島から最も近い竹島へは
村営フェリーで約3時間です。
三島村役場
鹿児島市名山町12-18
http://www.mishimamura.jp/
十島村役場と同様に役場は鹿児島市内です。
十島村でも紹介したように、元々は上三島と
トカラが合わせて十島村でしたが、戦後に
分断された影響で、三島村が誕生。
十島村や沖縄県竹富町などは以前に村内・
町内に役場がありましたが、三島村の場合は
村誕生以来から管轄内に役場がない珍しい
ケースです。 -
お昼はmogu miyauchiさんの推奨店である店へ。
中央卸売市場から2km程しか離れておらず、
とにかくネタが良いのに手頃な値段です。
司すし
鹿児島市堀江町3-17
099-222-1539
11:30〜14:00 17:30〜22:30 火曜定休
http://www.kagoshima-tsukasasushi.com/
テイクアウト・出前もあります
※HPでランチ1,100円とありますが、
2012年12月現在は1,200円です。 -
司膳(1,200円)にしました。
量的にもそれなりにあっても、美味しく頂け
普段から常連さんで賑わいます。
訪問日は珍しく客が少なかったようで、大将と
お話しすることもできました。
地元出身ではありますが、暫くは大阪で修業を
され、昭和42年に独立。
特に驚いたのがサバ(寿司皿の真ん中)です。
市場食堂で頂いた首折れサバと異なり、脂が
非常に乗っていました。
甑島近辺で獲れたもののようです。
またアラ(寿司皿の右上)も脂が乗っており、
味わい深かったです。 -
大将が気を良くされたのか、追加でサービス。
左が鯛の皮で、右がサヨリ(?)。
大将・奥さんと楽しく会話もでき、奥さんから
何故か当方の連絡先まで尋ねられました。
(故にサービスしてくださったんです)
大将は職人タイプながらお客さんとの会話も
楽しまれるタイプで、常連客の中には同業者の
寿司職人や水産関係者も多いとか。 -
ランチの後は『続・ぼくの鹿児島案内』で
気になっていた醤油屋さんへ。
丁子屋
鹿児島市南林寺町5−12
099-226-8686
9:00〜19:00 日祝・第2土曜定休
http://chojiya.com/
丁子屋さんはガソリンスタンドも運営されて
いましたが、廃業に伴い醤油屋の本店へ。
島津氏の御用商人が1735年に創業し、当時は
海運業としてスタート。
途中から醤油や焼酎の製造も興し、南さつま市
(旧加世田市)の工場で醸造されています。 -
若奥さんらしき方が対応してくれました。
味見にと、左から調理酢(なごみ酢)・つゆ・
白だし(10倍希釈)を頂きました。
鹿児島の醤油は甘いと言われますが、これは
料理のバランスを整えやすいためだとか。
例えば煮物を作る際には砂糖や味醂で下味を
つけて後から醤油を入れるのが手順です。
実際、いなり寿司の油揚げなどは先に甘味を
つけてから火を止め30分ほど置いて最後に
醤油を入れ一煮立ちさせます。
鹿児島の醤油の場合は甘みととろみがあり、
調味料の使用量を控える意味合いもあるとか。
少ない量で味を整えやすい点が魅力です。 -
3つを味わい、白だしが特に気に入りました。
元々鰹などダシ文化があり、深みのある醤油と
合わせるのですから単純に美味しかったです。
上記の環境を比較しても、関西と共通する部分が
あり、味の嗜好も近いような気がします。
余談ですが、京都の家庭では料理に濃縮だしを
使う所が多く、このような白だしは抵抗が
小さいと思われます。 -
白だしを購入したら、醤油のミニボトルを
サービスしてくれました。
それでは申し訳ないので、京都から持参した
手土産が余っていたので渡すと、更に1本
ミニボトルが。
(写真上が薄口、下が濃口)
いや、そんなつもりじゃなかったんですが。
暫く鹿児島の話をさせてもらい、楽しい
時間を過ごせました。
1軒お勧めのカフェがあるので、そちらに
向かうことに。 -
こちらが国道3号と国道10号の分岐点で
奥には照国神社の鳥居が見えます。
照国神社HP
http://www.terukunijinja.jp/
時間の関係で参拝せず、鳥居から少し西
(写真左側)のMOKUを目指します。
YANO CAKE TEN MOKU (ヤノケーキテン)
鹿児島市照国町10-19
099-224-7045
11:00〜19:00 月・火定休
本店はいちき串木野市にあります
残念ながら月曜だったので定休。照国神社 寺・神社・教会
-
計画時に行きたかったakko cafeを目指します。
akko cafe おうちカフェ
月・水・土営業 10:30〜16:30
http://akkocafe.exblog.jp/
こちらの店は鹿児島のカフェ本で見つけました。
本を通じて感じたのは、店主さんのおもてなし。
自宅の店も手作りでリフォームし、店の壁は
店主さんの好みの白に統一。
最初は看護師の仕事をしながら自宅(アパート)で
週1回オープンしていたようです。
現在は戸建ての家に引っ越し、2児の母親で
主婦をしながら週3日で切り盛りしています。
写真にあるように、ただのコーヒーフレッシュに
英字文を張り付けたり、角砂糖は手製でお捻りを
したりと、心配りが感じられる店です。 -
今日のおやつセット(700円)を注文し、
ホットコーヒーを選択。
卵サンドやチョコレートクッキーは勿論、
otukaresamaのランチョンマットも彼女の
お手製です。
また卵サンドに乗せている旗も然りで、
ちょっとした一手間が客の心を和ませ、
寛げる空間となっています。 -
店の代表的なオツカレサマクッキー。
店のブログを拝見して、注文しなきゃと
躍起になりました。
凄く有難い気分になります。
長く寛いでトークしてたら、帰りの時間が
近づきました。 -
事前の予約メールで「手土産を用意します」と
認めたためか、お土産まで頂くことに。
オツカサレマクッキーが入ってました。
写真右はシルクのミニ風呂敷?
バンダナにも使えそう。
ちゃんと端をミシンで縫ってあり、柄も
店主さんのお手製です。
因みに当方からは店のコンセプトに合うと
思われるモノを用意しました。
http://akkocafe.exblog.jp/18269994/ -
鹿児島市内から高速を使い、1時間程度で
到着しました。
給油も済ませ、無事レンタカーも返却。
離陸の1時間前に空港へ到着。 -
急いで土産を購入。
かつおせんべい
今回は枕崎に行ってないのに…。 -
司すしの奥さんから、桜島小みかんを
推奨されていました。
1年のうち3ヶ月程度が収穫時期で、
丁度旬でした。
みかんの上に10円玉を乗せてみましたが、
小さいですね。
甘みがあり、小さいが故に何個も続けて
食べてしまいます。 -
安納いものスイートポテト。
前日に安納いも天ぷらが美味しかったので
思わず購入。(9個入りを3箱) -
急いで荷物整理と土産撮影をしていると
搭乗時間に。
最終便のため遅れるわけにはいかず、
何とか滑り込み。
ありがとう鹿児島、また来るよ! -
mogu miyauchiさんから頂いたMAPです。
こちらは鹿児島の普及を目的とし、とある
ホテルの後継者の方がほぼ一人で取材し、
作成されました。
次回訪問時には、こちらを携えて市街地を
巡ってみたいです。
今回の旅は色々な方に温かいおもてなしを
してもらいました。
鹿児島の方は閉鎖的という声もありましたが
決してそうは感じられず、こちらから声を
掛けると胸襟を開き親切にしてもらえます。
かつて九州に赴任していた友人も鹿児島の
人は優しいと言っていたのが理解できます。
だから今回のタイトルを
「鹿児島の優しい風に触れながら」
という川柳風にしました。
今回訪れた店は再訪問したい所ばかりで、
伺うことで少しでも借りを返そうと思う旅に
なりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
そして良き本に巡り合えたことも感謝です。
ご覧頂き、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- rinnmamaさん 2013/01/19 14:38:18
- はじめまして
- molm様
こんにちは 訪問・投票有難うございました。
私もトカラ列島行ってみたいです。鹿児島いいですね。
日本も結構回っていますが、鹿児島・宮崎・離島は未上陸ですので
狙っています。ただ、その前に、四国の高知・愛媛に行く予定です。
京都在京でしたら、旅ではなくて散歩感覚ですものね。
私は、夢が多すぎて獏のようだなっていわれています。
京都は1カ月単位で住みたい。
以前は定宿の民宿があったんですが、もう閉鎖してしまい残念なんです。
な〜にもしないで、へらへらしていたいのが京都。
日本って行けばいくほどハマりますので、今は目をつぶっています。
お名前のビーズの写真はワンちゃんですか?
可愛くみえるのですが。
今年も、日本全国の旅・お気をつけて楽しんでください。rinnmama
- molmさん からの返信 2013/01/19 17:45:57
- RE: こちらこそ
- rinnmamaさん、ヨロシクです。
トカラ列島はいつか行きたい場所ですが、仕事をリタイアしてからに
なるでしょうね。
(今の職場は年間通じて4連休以上が取れないもんで)
お時間があるのなら、リンクしたkodeyanさんの旅行記をご参照に。
今回の鹿児島は良かったですよ〜。
色々と親切にしてもらい、それでいて味わいの旅になりましたから。
都道府県単位では全て伺っていますが、いかんせん未開の地域も
けっこう残っていますね。
2013年の11or12月に高知県へ旅する予定です。
地元京都の旅行記はご覧になる方への参考資料になればと思い
作成しています。
近日中にも観光客があまり行かない地域を旅行記としてアップする予定。
京都へ長期滞在or何度も足を運べる環境にあるのなら、1日の行動の
エリアを絞りじっくり回ることをお勧めしますね。
正面からだとわかりづらいのですが、ビーズの虎です。
私の母親が作成したので、それをプロフ写真にしました。
実は親子で2体あるんですよ。
京都で何かありましたら、ご遠慮なく質問どうぞ。
リタイアまで多分30年近くあるmolm
-
- ガブリエラさん 2013/01/08 13:47:30
- 今年も、よろしくです〜ヽ(^o^)丿
- molmさん☆
あけまして、おめでとうございますヽ(^o^)丿
今年も、どうぞよろしくお願いいたします♪
鹿児島でも、素敵なお店を発掘されてますね!!!
フローズンビールの御写真を見て、以前長谷寺で、molmさんが着てらっしゃった「すごいビール」Tシャツを、思いだしました(^o^)/
今年も、オフ会で、またお会いできることを、楽しみにしています♪
ガブ(^_^)v
- molmさん からの返信 2013/01/08 22:12:40
- RE: こちらこそ〜 (^o^)丿
- ガブちゃん、今年も宜しくです。
今回の鹿児島は、良き本、良き人達に恵まれました。
殆どの店は再訪問したいところ。
それに、『ぼくの鹿児島案内』シリーズや出会った方達のお勧めも
まだありますから。
「すごいビール」Tシャツは初日に着用していました。
ただ見せる機会は無し。
確かにこういう展開なら2日目に着るべきでした。
しかも気温が高い日だっただけに。
オフ会にはなるべく顔を出すつもりですよ。
ANAマイルとANA株主優待券があり次の旅を思案中のmolm
-
- 大目付さん 2013/01/07 17:47:07
- で、味の方は?
- 美味しかったのかな?甘口?辛口?それが知りたいですね。
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2013/01/07 22:11:32
- RE: で、味の方は?
- 大目付さん、味は普通の一番搾りです。(笑)
ただ、フローズンの泡なので温くなりにくい利点があります。
大阪心斎橋にアサヒビールの直営店にて同様のスタイルで頂けますよ。
molm
-
- 大目付さん 2013/01/07 17:43:25
- ビールソフト?
- 生ビールをこんな風についでくれるんですか?それとも自分でしたのかな?
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2013/01/07 22:08:56
- RE: ビールソフト?
- 大目付さん、フローズンビールといっても、グラスの中は
普通のビールです。
店の人に注いでもらい、上部のソフトはフローズンにて注ぐ
ことで温くなりにくい利点があります。
molm
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