2012/09/11 - 2012/09/11
36位(同エリア82件中)
まみさん
2012/09/11火 キジルクム沙漠のカラ回りの後、21時発のウズベキスタン航空でタシケントへ
<車とガイドをチャーター>
・ウルゲンチ経由でアムダリア川を渡り、カラカルパクスタン共和国に入る
・遠目にクズィル・カラ(赤の都)跡を眺める
・旧都だったトプラク・カラ(土色の都)跡を見学
・アヤズ・カラのそばの遊牧民のテント(ユルタ)レストランでランチ
・ラクダに乗る
・アヤズ・カラ(風の都)跡見学
・アムダリア川の写真撮影
(直接空港に送ってもらったので、夕食スキップ)
ジンギスカンのモンゴル来襲以前に栄えていた古代ホラズム王国の、キジルクム沙漠に残る都城址(カラ)の遺跡めぐり──カラ回りエクスカーション1日の後編です。
1日で十分回れるヒヴァを2日間ゆっくりかけて回るよりは、別のところに行っていろんなものを見たい───そんな動機から、ヒヴァあるいはウルゲンチからのエクスカーションとしては定番のカラ回りを旅行代理店経由であらかじめ手配しましたが、正直、さほど期待していませんでした。
遺跡にどこまでロマンを感じられるか、自分に自信がなかったからです。
ところが、荒涼たる沙漠にぽこんと残る遺跡は、それだけでなんとロマンチックだったことか。
雄大な自然がワクワク感を高めてくれたので、すごく良かったです。
現地ガイドのフーサンの説明のおかげもあり、私なりにかつての宮殿や町の跡を忍びながら散策することができました。
最初にトプラク・カラ、そしてランチのあとにアヤズ・カラを回りました。
アヤズ・カラのそばにはユルタ(遊牧民のテント)・レストランがあってランチがとれるため、タイム・スケジュール的にその方が都合が良かったからでしょう。
規模はアヤズ・カラの方がトプラク・カラより大きいです。
崩れ具合で言えば、アヤズ・カラの方が進んでいました。
でも、周りの大地の雄大さはアヤズ・カラの方が上でした。
なんといってもアヤズ・カラの周辺は半沙漠ではなく、チュニジアのサハラ砂漠を思わせるような、ラクダの好物の植物がぽつぽつとしか生えないような完全な砂漠でした。場所によっては、全く植物が生えていない、イメージどおりの砂漠そのもののところもありました。
アヤズ・カラはそんな砂漠の地上600メートルの丘の上にあるので、見晴らしもとても良かったです。
でも、やっぱり、トプラク・カラもアヤズ・カラもどちらもすばらしかったです。
トプラク・カラは、すぐそばまで車でアクセスできましたが、アヤズ・カラの周りは見事に砂漠なので、車で近くまで行けません。
エクスカーション・プログラムにはラクダに乗ることも含まれていて、アヤズ・カラ見学の前に、先にラクダに乗ってそのへんを歩き回っていたので、往路はアヤズ・カラまでラクダに乗って行きしました。
といっても、帰りのんびり歩いて車のところに戻っても10分程度だったかな。
でも、ラクダに乗っていると、両手を使ってしっかりつかまっていないとならないので、自由に写真撮影ができません。帰りは歩いて車まで戻ったのはそのためでした。
ガイドのフーサンは、私が帰りは遠慮したのは、ラクダに乗るのは大変だから、と思ったようです。
いやいやいや。肉眼で眺め、この体で空間を体感して味わうのも大事ですが、良い写真を撮って帰るのも、私にとって重要な旅の命題ですから。
本当はアヤズ・カラを見学した後、近くの小さな湖まで行くことになっていました。
私としては、沙漠の水辺の景色の写真が撮りたかったのです。
でも、アヤズ・カラから戻って来たとき、砂嵐がたちこめてきました。
それがだんだんひどくなり、目も開けられないほどになってしまいました。
これではとてものんきに外を歩き回れやしません。
というわけで、残念ながらそこでエクスカーションを切り上げ、ウルゲンチへ向かうことになりました。
帰りのフライトにはまだ随分早く、空港で2時間以上待つことになりますが、私としては、その途中でアムダリア川の写真も撮りたかったので、それで良しとしました。
アムダリア川とシルダリア川こそ、中央アジアにとってのナイル川のような存在であり、その水路は古代から大きく変化しましたが、現代でも重要な中央アジアの2大河川です。
学生時代に地理や歴史で、単なる暗記項目に過ぎなかったその存在を目の前にするのは───特に、あの頃、将来、自分が実物をこの目で見に行くことができるなどと夢にも思わなかったがゆえになおさら、一種のなつかしさで胸がいっぱいになりました。
<2012年中央アジア3カ国旅行:簡易旅程>
9/09日 成田発~アシアナ航空でソウル仁川経由~タシケント到着
9/10月 ウズベキスタン航空でウルゲンチへ飛び、ヒヴァへ&ヒヴァ観光
9/11火 キジムクル沙漠のカラ回り★
9/12水 ウズベキスタン航空でキルギスの首都ビシュケクへ&ビシュケク市内観光
9/13木 途中でブラナの塔へ寄りながら、イシククル湖へ★
9/14金 野外岩絵博物館&チョン・アクスー渓谷トレッキング★
9/15土 イシククル湖からビシュケクへ戻る&ショッピング★
9/16日 ビシュケクからカザフスタンのアルマトイへ陸路国境越え★&アルマトイ市内観光
9/17月 チャリン・キャニオンへのエクスカーション★
9/18火 アルマトイ市内観光~夜23時10分アシアナ航空で出国
9/19水 ソウル仁川経由 朝11時10分成田着
★印は車とドライバーとガイドあるいは車とドライバーを旅行代理店経由でチャーターした日
「ウルゲンチの町を出て北東へ向かうと、車で15分ぐらいでアム川(=アムダリア川)の川辺に着く。川を越える橋は、船をつなげた浮橋(注:2011年に鉄橋が開通)。その向こうはもうカラ・カルパクスタン共和国だ。とはいえパスポートチェックもなく、道路標識などがカラカルパク語との併記に変わるぐらいだ。川の向こう側には、カラと呼ばれる古い城市の遺跡などが残っている。ちなみに、カラ(qala)とはアラブ語の起源の言葉で、現代のカラ・カルパック語やカザフ語では町や都市全体を指すのに対し、ウズベク語やタジク語、トルクメン語(ガラ-gala)では砦や城塞と、多少意味合いが異なる。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
砂漠の向こうのアヤズ・カラの全貌
これは、ランチをとったユルタ・レストランのそばで、ランチ前に撮った写真です。
往路はラクダに乗っていったので写真を撮るどころではありませんでした。
ランチをとったユルタ・レストランとランチの写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその5:朝食以外の食べ物とレストラン編<ウズベキスタンのキジルクム沙漠の遊牧民のテント(ユルタ)でのランチ>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10720229 -
砂漠の中のアヤズ・カラ
ラクダから下り、さあアヤズ・カラの見学開始です。
一部風化した日干しレンガの城壁が奇岩にしか見えません。
「アヤズ・カラ
トプラック・カラから北東へ20kmほど離れた、沙漠と耕地の境界に近い丘上にある遺跡。城壁に囲まれた6〜7世紀の小さな2つの都城跡が残っている。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
崩れた城壁
「アヤズ・カラ
クワット・カラの東にある6、7世紀からの都城の跡で、ふたつの都城跡の山が並んでいる。かつては山が橋でつながれていたという。」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
ぐるっと回りながら
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2階建てだった城壁の痕跡が残る
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城壁の構造が分かる
二重構造となっていました。 -
アヤズ・カラの城壁からユルタ・レストランまでの見晴らし
途中は、かつてチュニジア旅行(1997年秋)で見たサハラ砂漠のうち、オアシス近辺の様相にそっくりです。
ただ、彼方にうっすらと、アヤズ湖が見えています。
アヤズ・カラを見学した後、車であの近くまで行ってみる予定でしたが、それは叶わず。 -
ユルタ・レストランまでの見晴らし、後方に湖
かつてあの地平線のあたりにアムダリア川が流れていたけれど、水路が変わってしまったそうです。
「太陽の国・ホレズム
ヒヴァはホレズム州にある。ホレズムとは「太陽の国」の意。その名のとおり、年間300日は雲ひとつないという過酷な土地で、人々は昔からアムダリヤ川の流れに翻弄されていた。
流れが変わるたびにその川に沿って移動したといわれる、古代の栄枯盛衰を繰り返したホレズム王国があったことは知られていたが、その存在は、長い間考古学上の最大の謎のひとつだった。幻の王国の所在が明らかになったのは、1940年代である。砂漠のキジルクムに無数に点在する遺跡群が、ホレズム王国のものであることが突き止められた。
都城址は約百kmの範囲にわたって点在しており、その数は1000を超えるというから、気が遠くなるような規模である。
長年、人々はアムダリヤ川と闘い、運河を引き、砂に覆われた大地を豊かな耕地に変えてきた。確かに今、ホレズム地方では綿花畑が広がっている。人間が自然を克服したのであるが、ところがこんどはアラル海が干上がるという問題を引き起こしている。」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
見張り塔跡から
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二重となっていた城壁の間に立って
銃眼が残っているのが分かります。 -
隣の見張りの塔を横から眺めて
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さっき歩いてきた崩れた城壁
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分厚い壁とむき出しの日干しレンガ
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雨で陥没
このあたりはめったに雨が降りませんが、降ったらやはり遺跡は痛んでいきます。残念です。 -
向かいの城門側
トプラク・カラ同様、城壁に囲まれた町の跡などはもう何も残ってません。
何か土の上に人工物っぽいものも見かけたのですが、ガイドのフーサンいわく、地元の人はここでキャンプをすることもあるらしいので、そのせいだろうと。 -
向かいの城門を眺める
トプラク・カラのときと同様、ぐるっと一周することにしたので、あそこにも行きます。 -
城壁の二重構造が伺える
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青空に映える城壁跡
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城壁跡からキジルクム砂漠を眺めて
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崩れた城壁と見張りの塔2つ
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城壁と、今は何も残っていない城壁内部
城壁の二重構造がよく分かるように残っていたのは、あのあたりです。 -
広大な空とアヤズ・カラの城門跡・その1
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広大な空とアヤズ・カラの城門跡・その2
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兵の詰め所だった第二のアヤズ・カラ
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第一のアヤズ・カラの見張り塔跡と第二のアヤズ・カラ
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祈りの場だった第三のアヤズ・カラ
第二のアヤズ・カラのふもとにある遺跡がそうです。 -
城門を横から眺めたところ
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城門近くから眺めた第二のアヤズ・カラと広大な沙漠
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圧倒的だった城門跡
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巨人のような城門の壁
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今は建造物と自然の丘の区別がつくけれど……
いずれ跡形も分からなくなるくらいに崩れてしまうのでしょうか。 -
まだまだ横に続いている城門跡
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とんがり帽子みたいになってしまった城壁の一部
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ほれぼれする城門跡
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城門から中へ
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強化に使われた麦藁の跡が見える城壁
日干しレンガが崩れを防ぐため、外壁には粘土が塗られていました。
そうすると中の空気も冷めにくくなるし、暑くなりすぎず、気温調整にもなったそうです。 -
城門跡
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横から見た城壁と、彼方まで続く砂漠
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複雑な崩れ方をした壁
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さっき入って来たところ
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秘められた古代のエネルギーを感じる
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ねそべる巨人のようになった城壁
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アヤズ・カラを背景に、乗ってきたラクダとオーナーのおじいさん
カラ回りのエクスカーション・プログラムに含まれていたおかげで乗ったラクダくんの写真は、帰り道に何枚も撮りましたが、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその8:贅沢にも一人でチャーターした乗り物〜楽々エクスカーション>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10722267/ -
アヤズ・カラを振り返って
往路にラクダが通った道と違って、帰路にガイドさんとラクダとオーナーのおじいさんと一緒に歩いて帰った道は、砂漠の中でも一応ちゃんと道になっていたところでした。
足元が固かったので、ちゃんとふつうに歩けました。
でも、すぐ脇は……。 -
すぐに足がとられそうになる砂漠が広がる
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彼方のユルタ・レストラン
チャーターした車はあそこに駐車していて、ドライバーさんはランチをとったユルタで待っています。 -
砂漠の中の道
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夏を越してかぴかぴに乾いた砂漠の人参
春ならもっとみずみずしくて、のどをうるおすのにちょうどよいそうです。 -
人参ぽこぽこ
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ハブラシの木
このかぴかぴに乾いたものからではその気になれませんが、この木を使って小さな木片をつまようじのように使うのではないかと思いました。 -
砂漠に咲く花
よい香りが花だと言って、ガイドのフーサンが摘んだものを私にくれましたが、私には香りはよく分かりませんでした。
他にもこのときの撮った砂漠の花や砂漠の人参の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその9:植物編<ウズベキスタンの綿花畑や沙漠の秋の小さな花など>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10722454/ -
砂漠のウサギの足跡
ずいぶん小さかったので、あるいは砂漠のネズミの足跡かも。
ウサギやネズミは見かけませんでしたが、砂漠の真っ白なトカゲは見ることができました。
このときに見た沙漠のトカゲの写真は、こちらのハイライト旅行記にあります。
「2012年中央アジア旅行〜ウズベキスタン・キルギス・カザフスタン〜ハイライトその10:動物編<遊牧民の動物と沙漠の動物>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10724473/ -
歩きにくい、さらさらの砂漠
サハラ砂漠を歩いたときのように、足を踏み出すたびに砂の中に沈むほどではありませんでしたが、しかしやはり砂の上は歩きにくいです。
道らしきものがあって良かったです。 -
彼方に眺めるアヤズ・カラの全貌
こうしてみると、城壁にいくつも見張り塔がくっいているのがよく分かります。 -
砂嵐がやってきた!
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ああ、アヤズ・カラ
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砂塵で視界が真っ白
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風が砂を運ぶ
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たちこめる砂塵
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砂塵で視界が真っ白
これではアヤズ湖に行けそうにありません。
残念ながら、少し早いですが町へ戻ることになりました。
出発したヒヴァではなく、空港のあるウルゲンチです。
今晩9時発のフライトでタシケントに戻るため。
そこからさらに夜中の1時タシケント発のフライトで、キルギスの首都ビシュケクへ飛ぶのです。
でも真っ直ぐウルゲンチにに行くのではなく、アムダリヤ川でフォト・ストップしました。
往路で写真を撮ろうとしたのですが、渡った後のアムダリヤ川の河畔ではトラクターが土地を整備していて、まるで工事中みたいな写真しか撮れそうにありませんでした。
なので帰りに反対側の川岸からの写真を狙うことにしたのです。 -
アムダリア川と2011年の独立50周年の年に開通した鉄橋
この橋が開通するまでは、船で渡るしかなかった、とガイドのフーサンが半ばなつかしそうに話してくれました。
私は、頻繁に行き来する定期船のことを思い浮かべていたのですが、あとでガイドブックをひっくり返してみたら、船をつなげた浮橋だったとありました。
安全性に問題はありますが、それはそれで情緒がある景色だったでしょう。
車は大型船で通っていたか、迂回していたのかな。 -
砂丘のようなアムダリア川の川岸
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釣り人とアムダリア川
ちなみに、このときのドライバーさんはバハディールといって、彼はガイドとフーサンと同じくらい英語が話せました。ふだんは、ロシア語の先生をしているそうです。
なので、ドライブ中や食事のときに、バハディールとも話ができました。
バハディールは大柄で、どことなく陽気なおじさんでした。
アヤズ・カラのそばで、ユルタ・レストランでランチをとったとき、ユルタのそばにいたイタリア人の女の子と仲良くなっていました。
彼女は、ウルゲンチの町に戻りたいけれど、お金がないので、戻れない、とヒッチハイクさせてくれる人を待っていたらしく、バハディールは、もし良ければ彼女を同乗させてあげられないか、と私に相談してきました。
彼が運転する車は私がお金を出して私専用に雇ったものなので、私の許可がなければ、さすがに勝手に乗せられないから、と。
正直、そんな申し出をされるなんて思いもしなかったけれど、これもウズベキスタンの人のひとなっつこさの現れかもしれません。
そういうのにほっとしたこともあったので、旅は情け、後部座席は1つあいているので、別にいいや、とOKしました。
たぶん、バハディールは、私とその子も仲良くできると思ったんでしょう。
でも、存外、その子はそっけなくて、車に乗ったとき一度私に会釈してくれましたが、フーサンが「どこから来たの?」「なんて町?」とかいろいろ英語で尋ねても、単語1個の回答きり。
で、あとはほとんど車の外を眺めていたので、私はなんとなく拒絶の雰囲気を感じて少しムッとしてしまいました。
私自身、あまり社交的ではないので、こちらから話しかける気にもなれず、車内では互いにほとんど口をききませんでした。
ヒッチハイクをさせた経験はこれが初めてですが、乗せてあげる方って、ある程度は、乗せてあげた人とのおしゃべりなどで、楽しい旅路が少しでも過ごせることを期待するものではないでしょうか。
といっても、私自身、旅の最中は、ぼぉっと考え事をしながら車窓の外の景色を見るのが好きなので、あんまりおしゃべりしたい気分ではなかったのも確か。
でも、ウルゲンチにもうすぐ着くってときに、あらかじめアムダリア川の写真を撮りたい、とフーサンとバハディールにお願いしていたので、バハディールは約束通り寄り道してくれました。
そのときに初めて、どこに行くのかとびっくりした彼女が、私が写真を撮りたくてアムダリア川に寄ったと知り、ほっとしたらしく、心配した反動か、少し打ち解けて、互いに少しだけ話をすることができました。
まだ学生くらいの子かと思っていたら、なんと彼女は精神医学者で立派な社会人。転職するために次の職場につくまでの期間の旅行中とのことでした。
カラ回りエクスカーション編おわり。
キルギス編へとつづく。
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