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要行山・円心寺(えんしんじ、埼玉県本庄市本庄)は譜代大名で本庄城主の小笠原信之(おがさわら・のぶゆき、1570~1614)が亡き母の菩提を弔うために天正19年(1591)に建立した浄土宗の寺院と伝えられています。(伝承では天正9年建立とされるが信之の養父小笠原信嶺が本庄を領有したのは天正18年であることから天正19年の誤りと思われる)<br /><br />小笠原氏は徳川氏の譜代で、家康が関東へ転封後信濃国伊那郡松尾より信嶺が当地へ1万石をもって入部、信嶺の死去後は養嗣子の信之が家督を継承し、慶長8年(1603)帰依僧円心房(えんしんぼう)を三河国から招いて再興しています。<br /><br />山門は天明年間(1781~1789)の建立と言われその色から「赤門」と地元では呼ばれているそうです。特に2階部の赤みを帯びた彫刻の数々は実に見事で迫力があります。<br /><br /><br />藩主信之の出自と主たる業績は下記の通りです。<br /><br />もともとは徳川四天王の一人である酒井忠次の三男として元亀元年(1570)三河国にて生まれています。<br /><br />天正16年(1588)に家康の命により伊那国小笠原信嶺(おがさわら・のぶみね、1547~1598)の娘を娶って養嗣子となり、慶長3年(1598)養父の死亡により家督を継いで本庄藩初代藩主に就任しています。<br /><br />天正18年(1590)いわゆる小田原征伐には父忠次と共に参戦しています。<br /><br />慶長5年(1600)上杉景勝への討伐のため秀忠軍として従軍、関ヶ原合戦への途中で真田昌幸籠る上田城攻めにも参戦しています。<br /><br />慶長17年(1612)には加増して古河へ転封となり本庄藩は廃藩となリます。<br /><br />慶長19年(1614)に45歳で死去、家督は長男の政信(まさのぶ、1607~1640)が継いでいます。<br />

武蔵本庄 徳川四天王の一人酒井忠次三男として生まれ小笠原家養子となった本庄城主の信之が亡き母の菩提を弔うため建立したとされる『圓心寺』散歩

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2012/07/27 - 2012/07/27

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滝山氏照

滝山氏照さん

要行山・円心寺(えんしんじ、埼玉県本庄市本庄)は譜代大名で本庄城主の小笠原信之(おがさわら・のぶゆき、1570~1614)が亡き母の菩提を弔うために天正19年(1591)に建立した浄土宗の寺院と伝えられています。(伝承では天正9年建立とされるが信之の養父小笠原信嶺が本庄を領有したのは天正18年であることから天正19年の誤りと思われる)

小笠原氏は徳川氏の譜代で、家康が関東へ転封後信濃国伊那郡松尾より信嶺が当地へ1万石をもって入部、信嶺の死去後は養嗣子の信之が家督を継承し、慶長8年(1603)帰依僧円心房(えんしんぼう)を三河国から招いて再興しています。

山門は天明年間(1781~1789)の建立と言われその色から「赤門」と地元では呼ばれているそうです。特に2階部の赤みを帯びた彫刻の数々は実に見事で迫力があります。


藩主信之の出自と主たる業績は下記の通りです。

もともとは徳川四天王の一人である酒井忠次の三男として元亀元年(1570)三河国にて生まれています。

天正16年(1588)に家康の命により伊那国小笠原信嶺(おがさわら・のぶみね、1547~1598)の娘を娶って養嗣子となり、慶長3年(1598)養父の死亡により家督を継いで本庄藩初代藩主に就任しています。

天正18年(1590)いわゆる小田原征伐には父忠次と共に参戦しています。

慶長5年(1600)上杉景勝への討伐のため秀忠軍として従軍、関ヶ原合戦への途中で真田昌幸籠る上田城攻めにも参戦しています。

慶長17年(1612)には加増して古河へ転封となり本庄藩は廃藩となリます。

慶長19年(1614)に45歳で死去、家督は長男の政信(まさのぶ、1607~1640)が継いでいます。

交通手段
JRローカル 徒歩
  • 圓心寺・鐘楼山門(遠景)<br /><br />「浄土宗圓心寺」石柱の向こうには木造2層建築の立派な鐘楼山門(赤門)が大きくそびえています。

    圓心寺・鐘楼山門(遠景)

    「浄土宗圓心寺」石柱の向こうには木造2層建築の立派な鐘楼山門(赤門)が大きくそびえています。

  • 鐘楼山門(近景)<br /><br />2階部は見事な彫刻が施されています。扁額「要行山」と山号が刻されています。

    鐘楼山門(近景)

    2階部は見事な彫刻が施されています。扁額「要行山」と山号が刻されています。

  • 本堂<br /><br />四方には妨げるものは何一つ無く開放感にあふれた環境の中に位置しています。

    本堂

    四方には妨げるものは何一つ無く開放感にあふれた環境の中に位置しています。

  • 本堂扁額<br /><br />「要行山」の扁額が掲載されています。<br />

    本堂扁額

    「要行山」の扁額が掲載されています。

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