2012/05/13 - 2012/05/16
2975位(同エリア4293件中)
naoさん
函館の西部地区は坂道めぐりの観光タクシーが走っているくらい坂道の多い街で、その坂道を縦糸に、異国情緒あふれる教会や函館の歴史を刻んできた洋館などが、あたかも縦糸に絡む横糸のように散りばめられています。
もう一つ、函館と言って忘れてならないのが函館山からの夜景です。
両側を海にはさまれた半島状の地形がもたらす、函館特有の夜景はことのほか素晴らしく、日本三大夜景或いは世界三大夜景と称されるほどです。
今回、これら坂道と教会や歴史ある洋館などが織りなす函館の街歩きを精いっぱい楽しみたいと思います。
果たして、坂道の連続に体力が続くかどうかいささか疑問が残りますが、早速出かけることにします。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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私自身、数ある坂道の中でも特に訪れたかったのが「八幡坂」です。
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ここは、かつて洗剤のコマーシャルで使われた坂で、老夫婦が手をつないでスキップするシーンが話題になりました。
この坂で必ずスキップするぞ〜と、心に決めていたのですが、実際の坂は想像していた以上に傾斜がきついので止めました。
(軟弱です・・・。) -
坂の上からは函館湾が望め、停泊している船を見ていると、「港町やな〜」とノスタルジックな気分になりました。
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「八幡坂」の上から「カトリック元町教会」が見えます。
桜が満開時期を迎えています。 -
「函館ハリストス正教会」です。
ロシア正教独特のネギ坊主のような塔が独特の雰囲気を醸し出しています。 -
夕方になって少し肌寒くなってきたので、身支度を整えに一旦ホテルに戻ります。
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元町公園から、「基坂」の向こうに港を見下ろします。
ここからライトアップされた函館の街歩きの再開です。 -
「基坂」の中腹に「函館市旧イギリス領事館 (開港記念館)」があります。
和瓦葺きの寄棟屋根と、青い洋風の縦長窓が特徴的です。 -
カフェやショップが併設されているので、歩き疲れたときの一休みにぴったりです。
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坂道に建っているのがよくわかります。
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「基坂」と市電通りの交差点の北西角に建つ「相馬株式会社」です。
旧函館区公会堂の建設資金の大半を寄付した相馬合名会社の事務所で、現在も不動産賃貸業を営む「相馬株式会社」の函館本社として使用されています。 -
木造2階建ての、3つの異なる建物が複雑に組みあわされています。
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「相馬株式会社」の海側の通りに沿って少し北西に進むと「喫茶JOE」があります。
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ここは元海産物商の事務所だった建物を改装したそうです。
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「喫茶JOE」を北西に進むと「函館臨海研究所」があります。
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「函館臨海研究所」の北西に「太刀川家住宅」があります。
明治34年に建てられた2階建土蔵造りの店舗で、外壁は度重なる大火に備え、煉瓦造りの壁を漆喰で塗り固めた不燃建築物となっています。 -
「太刀川家住宅」は函館市内の土蔵造りの中でも優れたもので、明治末期の商家の典型として国の重要文化財に指定されています。
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「太刀川家住宅」の北西に「大幸機動興業所社屋」があります。
現在は「佐藤商会」の看板がかかっています。 -
右側に隣接する日本家屋は「今井家所有住宅」です。
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「大幸機動興業所社屋」から「日和坂」まで引き返して、「北海道第一歩の地碑」を訪れました。
ここは、北海道開拓を志す内地の人々が第一歩をしるした旧桟橋(東浜桟橋)で、これら先人の足跡をしのび、開道100年を記念して熊にいかりを配した記念碑が建てられています。
ここから見える、函館湾に映るウォーターフロントの夜景がきれいなので、ある意味、函館夜景観賞の穴場になっています。 -
元町公園にある「函館市写真歴史館」を目指して「日和坂」を上って来ました。
ここは1階が観光案内所、2階が写真歴史資料館になっています。 -
この建物は明治42年に建てられた旧北海道庁函館支庁庁舎で、1985年に北海道有形文化財に指定されています。
平成3年に火災に見舞われましたが、復元して再び使用されています。 -
元町公園の上に、函館の洋館建築群を代表する「旧函館区公会堂」が覗いています。
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函館港を見下ろす高台にあるので、夜の闇を背景に、そびえたつような圧倒的な迫力で迫ってきます。
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外装の色鮮やかさが夜の闇の中ではより映えて見えます。
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ここから元町公園越しに見下ろす港の夜景もムード満点です。
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夜の「八幡坂」から見る港の夜景もきれいです。
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「函館ハリストス正教会」です。
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建物に凹凸があるので真っ白い外観にくっきりと陰影が表れ、昼の表情とはうって変わった印象を与えています。
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左手に、「函館聖ヨハネ教会」が見えています。
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「函館聖ヨハネ教会」は曲線で構成される屋根が十字架になっている珍しいプロポーションをしています。
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ライトアップ時は曲線の屋根がより強調されて幻想的です。
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「函館ハリストス正教会」の門の向こうに「カトリック元町教会」の塔が見えています。
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「カトリック元町教会」の鐘楼にスポットライトがあたって、風見鶏もよくわかります。
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「カトリック元町教会」を下った所にある「日本基督教団函館教会」です。
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この後「きくよ食堂ベイエリア店」で遅めの夕食をいただきました。
函館はイカが名物だけあって、さすがにイカソーメンは美味しかったです。
二日目の午前中は松前半島を周遊したのですが、これについては別の旅行記としてまとめたいと思います。 -
松前半島から戻って、塩ラーメンで人気の「麺厨房あじさい」さんで昼食をいただきました。
駐車場が空くのに少し待ちましたが、あっさりした塩味の美味しいラーメンを堪能することができました。
昼食後、函館の街歩きを続けます。
まず訪れたのは・・・ -
「立待岬」です。
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津軽海峡を隔てて下北半島が望めます。
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函館市内では「カトリック元町教会」からスタートです。
塔の風見鶏が外観上の特徴になっています。 -
内部は、規模は小さいながらも立派な祭壇や・・・
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水色の本格的なアーチ天井が素晴らしいです。
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塔があれば必ず見上げることにしています。
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次は「函館聖ヨハネ教会」です。
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十字架のプロポーションがよくわかります。
しかも、通常あるはずの尖塔もありません。 -
「函館ハリストス正教会」です。
内部のイコン画も素晴らしいものばかりで、厳粛な気持ちになります。 -
違う角度から見た「函館ハリストス正教会」です。
「函館ハリストス正教会」と「函館聖ヨハネ教会」はお隣同士です。 -
次は「旧函館区公会堂」です。
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鮮やかな色使いですが、周りの木々とよくマッチしています。
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少し「基坂」を下った所にある「函館市旧イギリス領事館」です。
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「基坂」を見上げると「旧函館区公会堂」と函館山の山頂が見えます。
今日は山頂から夜景を楽しむ予定です。 -
「基坂」を下りきった所にあるの「相馬株式会社」です。
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北海道開拓を志した人々が第一歩をしるした旧桟橋(東浜桟橋)です。
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こんなに小さな桟橋に着いたんですね。
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旧桟橋からみた赤レンガ倉庫群です。
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「八幡坂」と函館山です。
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「八幡坂」に市電が差しかかりました。
この後、ホテルに帰って今夜のための身支度を整えます。 -
夜景を見るため函館山の頂上に登ってきました。
函館山は半島のように突き出た函館の街の先端にあります。 -
だんだんと日が暮れてきて街に明かりが灯り始めました。
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そろそろ日の入りです。
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完全に日が暮れて、百万ドルの夜景が現れました。
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振り向けば、青森側の灯りもかすかに見えています。
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よく見ると、大勢の観光客が鈴なりの状態です。
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三日目、江差へ移動する前に「レイモンハウス元町店」でお土産にウィンナーを購入した後、「トラピスチヌ修道院」を訪れました。
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正式名称は「天使の聖母 トラピスチヌ修道院」と言い、日本初の女子観想修道院として1898年に創立されました。
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煉瓦色の建物に満開の桜が寄り添ってきれいです。
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一番手前の煙突のある棟が司祭館で、その奥の半円形に突き出た棟が聖堂です。
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聖堂の壁に取り付けられているのは「ジャンヌ・ダルク像」です。
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前庭の桜は散りかけています。
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修道院の階段から振り返って見ました。
右側にあるのが旅人の聖堂です。 -
では、真っ白な「悲しみの聖母マリア像」に別れを告げて函館を後にします。
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