2012/07/21 - 2012/07/21
274位(同エリア524件中)
ロク69さん
第4回(最終回)は、これまで取り上げてこなかった山々とエラン谷の王者、ダン・ブランシュを最後の名峰とする。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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第4回のトップはオーバーロートホルン(OberRothorn、3414m)とする。左の褐色の反り返ったような山だ。コルの右にあるウンターロートホルン(UnterRothorn、3103m)まではロープウェイがきているので、そこからは一旦コルまで降って約400mを登れば頂上へいける。右後ろにはモンテローザが聳える。
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ワイスホルンヒュッテ上部からのオーバーロートホルン(中央)、後ろに並ぶ高峰群は残念ながら雲の中だ。
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谷(マッタータール)の反対側の斜面にあるテーシュヒュッテからみたオーバーロートホルン、上のワイスホルンヒュッテとは谷を隔てた位置にあるので山を反対から眺めている。谷間の川はメリッヒ川(Mellichbach)だろう。
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次はエランの谷、エヴォレーヌからの南方の眺め、ペロック山群を北から見ることになる。手前は、プティ・ダン・ド・ヴェージヴィ(Petite Dent de Vesivi、3183m)、左奥がグラン・ダン・ド・ヴェージヴィ(Grande Dent de Vesivi、3418m)、右奥はダン・ド・ペロック(Dent de Perocc、3675m)とほとんど重なって見える。
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朝の様子の拡大、前夜の雪がうっすらと山肌を覆っているのが分かる。
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これは夕焼けの眺め、普段は早寝のため夕焼けは見ることができないがこの日は夜更かし(21時ごろ)したので見ることができた。以上3枚はいずれもアパートのベランダからの眺望。
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同じ山群をエヴォレーヌから南下し(レ・ゾデール村)さらにバスで西へ移動したラ・フォルクラから少し登った地点からの眺め。西よりから眺めているので山の重なりは解消されて、大小のヴェージヴィが離れて見える。左奥にはダン・デランが小さく見えている。
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さらに登って、ツァテのコル手前からの眺め。大小のヴェージヴィとそれを結ぶ緩やかな稜線が見える。鞍部はツァルマンのコル(Col de Tsarmine、3051m)だろう。
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ツァテのコルからの大展望、左にこのヴェージヴィとペロック山群、アローラ方面の名峰も見える。さらに中央奥は巨峰グラン・コンバン、左端にはド・ラ・ツァの針峰も見ることができる本当に贅沢な眺めだ。
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これはアローラの南、ピエース氷河付近からの眺め。左にヴェージヴィ山群、ペロック、ジェネヴォア、ラ・ツァ、ドゥーヴ・ブランシュと続くパノラマだ。
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エヴォレーヌより登ったアルベ(Arbey、1774m))から山腹の道を南に進んだところの集落、ラ・ジィエット(La Giette、1770m)からヴェージヴィ山群の眺望。北からの眺めだがエヴォレーヌより南西よりなので、大小のヴェージヴィがかなり重なっている。下方の村は、バスの分岐点レ・ゾデールだ。左奥には谷の盟主であるダン・ブランシュが見える。
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上と同じルートから見た景観、谷の向こうにはサスネール(Sasseneire、3254m)の重厚な山容が素晴らしい。右へ降った鞍部がトランのコル(Col de Torrent、2916m)だ。このコルを越えればダムで出来たモアリ湖(Lac de Moiry)へ降っていける。さらに花の村グリメンツ、ヴィソワへと続いている。
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谷の東方向には、鋭いピークをもつ山々が、右端のグラン・コルニエ(Grand Cornier、3962m)から徐々に高度を下げながら連なっている。
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コースの南方には、アローラの奥のプティ・モンコロン(中央右奥)が見えている。左のモンコロンは手前の三角ピークの後ろに両肩だけ見せている。
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次はアローラからベルトール小屋へ向かうルートのプラン・ベルトール(Plans de Bertol、2664m)からの眺望。中央の大きな三角はポアント・ド・ベルトール(Pointe de Bertol、3499m)、小屋は右の小さな三角ピークの右肩に引っ掛るようにある。左はドゥーヴ・ブランシュ連峰(Douves Blanches、3664m)が高く聳えている。
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小屋付近の拡大。右端はベルトールのコル(Col de Beretol、3268m)、ここを目指して右下の氷河を登る。
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ベルトール小屋(Cab. de Bertol CAS、3311m)からコルを隔てて、大きく見ええるのはクレート・ドゥ・プラン(Crete du Plan、3387m)、高さは他の山々より低いが小屋から近いのでその迫力はとても大きい。遠く右にはプティ・モンコロンが見えている。
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小屋の南東方向には、ダン・ド・ベルトール(Dents de Bertol)の南北のピーク(3547m、3524m)とその間にブクタン連峰の北端(Bouqetins、3779m)が競い合うように並ぶ。
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雪原に青い影が神秘的に伸びてくる。中央はマッターホルン、右にダン・デラン、右端はダン・ド・ベルトールと配置する。
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同じ山々の夕焼けの様子、手前から山の影が伸びてやがてその日の光は終わりを告げる。
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次の日の夜明け、昨夜と打って変ってガスが飛来する荒天。時々、風がガスを吹き飛ばし真っ青な大空を見せるときがあった。ブクタンとダン・ド・ベルトールの南ピークが突如現れた。
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参考:アローラの西方向、シェーヴル峠(Pas de Chevres、2855m)から東方向の大展望。左からペロック山群、ダン・ブランシュの頭、ド・ラ・ツァ、ドゥーヴ・ブランシュ、ベルトール小屋、ダン・ド・ベルトール、ブクタン、モンコロンと素晴らしい眺望が広がる。手前左の尖がったピークは、プティ・モンルージュ(Petit Mont Rouge、2928m)だ。2011年の写真。
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参考:同じくシェーヴル峠からの眺め。ダン・ド・ベルトールの後ろに雲に見え隠れするかなりの高峰がある。山の色も形もまったく違うので別の山が重なっていると思われる。地図を引っ張り出して、峠→ダン・ド・ベルトールと直線を引くとその延長線上には→マッターホルンがあることが分かった。ベルトール小屋からは、左にマッターホルン、右にド・ベルトールとかなり離れていたのが、ここからの2山は重なって真後ろにあることが分かった。
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場所が変わって、アローラの谷の西側のピエース氷河から見た東方向。中央のドゥーヴ・ブランシュ連峰の下降する稜線の向こうに、ベルトール小屋付近が見ええる。右端はダン・ド・ベルトール、左端はド・ラ・ツァ峰が見える。
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同じ地点から右側は、ブクタン連峰の全貌が見渡せる。荒々しい胸壁の様子が素晴らしい。山の向こうはイタリアだ。
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同じ場所から北方向の眺望。左から台形状ピークのラ・マーヤ(La Maya、2916m)、中央の双耳峰ベック・ド・ボソン(Becs de Bosson、3149m)、右のたおやかなサスネールと続く。下部はエヴォレーヌなどの村々があるエランの谷だ(Val d’Herans)。
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「うらおもて」の最後はなんといってもダン・ブランシュ(Dent Blanche、4357m)だ。これはベルトール小屋からの眺め、数多くの名峰群が見えるこの小屋の主役だ。厚みのある岩壁、強い意志を感じさせる山塊のエネルギーが見るものを圧倒する。
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夕焼けの様子、左のグラン・コルニエとはアニヴィエ谷のジナールからはほとんど重なっているがここからは大きく離れて位置取りされている。
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参考:ジナール村からのダン・ブランシュとコルニエ。コルニエの左稜線に沿うようにブランシュがうすく見える。谷奥へずっと進むと両山は徐々に開いてくるがジナールからはこのように重なっている。左奥はポアント・ド・ジナール(Pointe de Zinal、3789m)だ。2010年の写真。
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夕焼けが美しかった翌朝の様子、空は青空だが濃いガスが山を取巻いている。ダン・ブランシュはこのうような黒いシルエットでしか見えない。
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エランの谷、ラ・フォルクラから見たダン・ブランシュ。左右に均整の取れた三角形の端正な姿に惹かれる。堂々とした落ち着きと威厳はこの谷の盟主である。
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エヴォレーヌから登ったアルベ湖の湖面に写るダン・ブランシュ。美しくのどかで柔らかい光の中に見える山にあこがれる。
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同じアルベからの眺望の拡大。十字架と山の対比が印象的だ、朝もやがすこし掛かって柔らかい表情となっている。
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場所が変わって、これはマッタータールのテーシュヒュッテの上部のワインガルテンゼーからの眺め。左にかたまった山塊のひとつがダン・ブランシュだ。雲が多く山のピークを覆っているが、ダン・ブランシュあたりは雲が切れている。
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3つの山の重なった様子、左の鋭いピークがオーバーガーベルホルン、中央のピークが白いのがヴェーレンクッペ、右奥の丸い山がダン・ブランシュだ。ここへ到達するまでダン・ブランシュが見えるとは思っていなかったので、認識できたときは大きな感動を受けた。
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右のチナールロートホルンも雲が取れて形が現れてきた。同じ谷からでもツェルマットからの眺望と大きく違うのに驚いた。
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参考:ツェルマットからヘルンリ小屋へ登るルートから見たダン・ブランシュ、オーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペ、チナールロートホルンの眺望。この景色に惹かれてあの山々の向こう側へ行ってみたいと思った。そこはフランス語圏のアニヴィエ谷(ジナール)やエラン谷(エヴォレーヌ、アローラ)であった。2010年の写真。
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またエランの谷に戻って、レ・ゾデール付近からのダン・ブランシュ。このときは流れる雲が次々と山を覆い、幻想的な雰囲気を作っていた。山の厳しさはヴェールに包まれ、まるで絹のショールを掛けたような貴婦人を見るようだ。
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最後のうらおもての写真は、ダン・ブランシュとマッターホルンのツーショットにしよう。ベルトール小屋からの両者の距離は大きく相違するが、人々がもつ山への憧れ、愛着、親しみなどは変わらないと思う。大雪原に浮かぶ山に思いを馳せながら「名峰うらおもて」を終わりにしよう。
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